【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
日経JASDAQ
37,775.38 +22.07 04/19
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,601.50 -81.87 04/19


02月01日 マーケットコメント

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02月14日 マーケットコメント


    今日の日経平均は米国株高に好反応を見せ、310円高と大幅高となった。
    ようやく米株高に反応を見せて日経平均が反発した。
    ただ、出来高減少下の戻りなので実需は少ない。
    「円高」「米金利高」「米株乱調」という三悪に見舞われ2月相場は調整色を深めているが、特に円高の動きは構造的なものとなっており、今後の戻りを抑える主因となりかねない。
     
    市場関係者からは「今日は、1ドル=106円台前半へと円高が進行したにも関わらず、日経平均の値動きに落ち着きが戻った。日経平均が14日終値で200日移動平均(2万1030円=14日)を割り込まずに踏みとどまったことも反発への下支え要因として意識されたようだ」との見方が出ていた。
     
    明日(16日)の東京株式市場は、円高進行懸念や、週末に伴う持ち高調整などマイナス要因が想定されるものの、円高・ドル安進行にも関わらず比較的落ち着いた値動きで高値圏を維持して引けたきょうの堅調地合いを引き継ぐ展開が予想される。
     
    ただ、週末で積極的な買いは入りづらいと考えるが、その中で、5日線や節目の2万1500円を上回って週を終えられるかが注目される。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
     
    23190.22  均衡表雲上限(日足)
    23020.34  25日移動平均線
    22871.72  13週移動平均線
    22783.56  均衡表雲下限(日足)
    22780.23  75日移動平均線
    22539.75  均衡表基準線(日足)
    22539.75  均衡表転換線(週足)
    22159.06  均衡表転換線(日足)
    22119.37  ボリンジャー:-1σ(13週)
    22013.33  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21893.95  26週移動平均線
    21684.43  均衡表基準線(週足)
    21610.24  新値三本足陽転値
     
    21464.98  ★日経平均株価15日終値
     
    21463.78  6日移動平均線
    21427.46      5日線
    21367.02  ボリンジャー:-2σ(13週)
    21045.08  200日移動平均線
    21006.31  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20736.12  52週線
    20614.67  ボリンジャー:-3σ(13週)
    20510.00  ボリンジャー:-1σ(26週)
    19999.30  ボリンジャー:-3σ(25日)
     
    日経平均は5日線を挟んでの攻防となったが、自律反発の域は脱していないため、シグナル好転には見極めが必要であろう。
    ボリンジャーバンドではバンドが拡大傾向にあるなかで、上値を抑えられていた-2σは上回ってきている。そのため2万2000円辺りに位置する-1σ処を試す可能性が出てきたとみられる。
    週足では26週線レベルになるため、2万2000円処が転換レベルといったところであろう。もっとも、明確なボトム形成の確認には同水準を超えてくる必要があるため、200日線をボトムと決めるのは時期尚早であり、52週線レベルまでの調整は覚悟しておく必要もある。

    【大引け概況】
    日経平均株価は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比310円81銭高の2万1464円98銭と1週間ぶりの高値だった。
    本日のマーケット動画
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    日経平均株価は取引開始直前まで急進した円高懸念をはね返し、終日堅調に推移した。
    欧米に加え春節で休場した中国、韓国などを除いたアジア各国の株式市場の上昇も、市場参加者のリスク選好姿勢の復活に寄与した。
    午後の取引開始直前には株式先物相場にまとまった売りが出たが、その後は一部国内機関投資家からとみられる買いも強まり、日経平均は一時420円まで上げ幅を拡大した。
     
    14日の米市場で主要株価指数が続伸。日本時間15日昼のGLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が堅調に推移したことも米国株の戻りが継続するとの期待を誘い、日本株への買いを後押しした。
     
    日経平均が14日の終値で200日移動平均を割り込まずに終えたことも下値不安の後退につながった。「一段の下落への警戒感がやや弱まり、個別銘柄に打診買いが入った」という。日経平均の上昇幅は一時424円に広がった。
     
    外国為替市場で円相場が一時1ドル=106円台前半とおよそ1年3カ月ぶりの高値を付けた。トヨタなど輸出関連株の一角はやや上値が重くなったが、市場全体としては買いの勢いが勝った。
     
    JPX日経インデックス400も反発し、前日比138.45ポイント高の1万5242.44だった。
     
    東証株価指数(TOPIX)は16.55ポイント高の1719.27で終えた。
    東証1部の売買代金は概算で2兆9682億円と約半月ぶりに3兆円を下回った。売買高は15億7111万株だった。
    東証1部の値上がり銘柄数は1393、値下がりは606、変わらずは66だった。
     
    個別では、任天堂が東証1部上場銘柄中で断トツの売買代金をこなして上昇、東エレク、SUMCOなどの半導体関連株が大きく買われた。決算発表銘柄では第一生命HD、リクルートHDが上昇した。
    コマツ、昭和電工のほか、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも買いが優勢だった。キトー、ブロードリーフ、DITが値を飛ばし、日機装、関東電化工業なども物色人気となった。NISSHA、ペッパーフードサービスなども上値を追った。
     
    半面、すかいらーくが大きく売られ、エーザイも下落した。仏ダノンによる保有株の一部売却を発表したヤクルトが売られた。米長期金利の上昇で相対的な投資妙味が低下したとの受け止めから、配当利回りの高い電力株や鉄道株に売りが出た。
    シンシアがストップ安比例配分となり、サカタインクス、ソースネクストは一時ストップ安に売り込まれた。東洋ゴム工業、アカツキが値を下げた。アウトソーシングも大きく水準を切り下げた。
     
    東証2部株価指数は前日比40.37ポイント高の7182.57ポイントと反発した。
    値上がり銘柄数は331、値下がり銘柄数は132となった。
     
    個別では、キョウデンが一時ストップ高と値を飛ばした。日本リーテック、キタムラ、イワキは昨年来高値を更新。倉庫精練、杉村倉庫、大興電子通信、日本精蝋が買われた。
     
    一方、ダイヤモンド電機がストップ安。アスモ、オーベクス、スーパーバッグ、昭和ホールディングス、ジオスターなど10銘柄は昨年来安値を更新。クリヤマホールディングス、ラオックス、RVH、ピクセラ、大和自動車交通は値下がり率上位に売られた。
     

    日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比48円33銭高の3880円04銭だった。
    フェローテクやシノケンGなど14日に好決算を発表した企業の株価上昇が目立った。マクドナルドや精密減速機メーカーのハーモニック、セリアなど時価総額ランキングの上位銘柄も買われた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で1197億円、売買高は1億3226万株だった。
    値上がり銘柄数は499、値下がり銘柄数は183となった。
     
    個別では、セルシード、平山ホールディングス、マルマン、サカイホールディングスがストップ高。IGポート、システム ディ、菊水電子工業は一時ストップ高と値を飛ばした。トシン・グループ、イハラサイエンス、ニチダイ、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング、横浜丸魚など7銘柄は昨年来高値を更新。豊商事、ヒューマンホールディングス、シノケングループ、アサカ理研、ハイパーは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、ウルトラファブリックス・ホールディングスがストップ安。シライ電子工業は一時ストップ安と急落した。ウェッジホールディングス、カネ美食品、倉元製作所、ディーエムソリューションズ、OSGコーポレーションなど8銘柄は昨年来安値を更新。ニチリョク、アエリア、ありがとうサービスが売られた。

    東証マザーズ指数も4営業日ぶりに反発した。終値は前日比17.27ポイント高の1154.98だった。値上がり銘柄数は193、値下がり銘柄数は48となった。
    朝方はマイナス圏に沈む場面もあったが、午後になると上昇基調が強まった。「午後に入って値崩れしなかったことから買い安心感が広がった」とみられる。
    ある市場関係者からは、「為替の円高で大型株に向かいづらい資金が流入したようだ」との見方も出ていた。

    マザーズ時価総額トップのミクシィは急落し、指数の重しとなったが、好業績株や期待の高いバイオ株を中心に大きく値を飛ばした。

    個別では、Abalance、ナノキャリア、メドピアがストップ高。アトラエ、プラッツは昨年来高値を更新。トレンダーズ、アドベンチャー、ALBERT、ダブルスタンダード、Orchestra Holdingsは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、アプリックスが一時ストップ安と急落した。ミクシィ、イオレ、富士山マガジンサービス、G-FACTORY、オークファンなど14銘柄は昨年来安値を更新。リファインバース、カヤック、地盤ネットホールディングス、テックポイント・インク、AMBITIONは値下がり率上位に売られた。


    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比252円55銭高の2万1406円72銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、16.03ポイント高の1718.75で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに伸び悩んでいる。米株高が下支えになり反発しているが、外国為替市場での円相場の上昇が上値を圧迫している。
    外国為替市場では、1ドル=106円60銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、総じて高い。
     
    個別では、任天堂が高く、東エレク、ソニー、SUMCO、ファナック、三菱UFJ、三井住友が値を上げ、東京海上、野村は底堅い。ファーストリテが、昭和電工は上伸している。
    ソフトバンクG、トヨタ、日産自といった自動車株も総じて上値の重さが目立つ。
    半面、すかいらーくが急落し、東海力、信越化が安い。
     
    5日線が上値抵抗として意識されており、その後は同線を挟んだこう着となっている。また、円相場が1ドル106円30銭台と円高に振れて推移していることが手掛けづらくさせている。
     
    ランチバスケットは13件、369.37億円。差し引き10億円の売り越しとの観測。

    日経ジャスダック平均株価は反発した。午前終値は前日比38円33銭高の3870円04銭だった。フェローテクやシノケンGなど14日に好決算を発表した企業の株価上昇が目立った。精密減速機メーカーのハーモニックなど機械株も買われた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で694億円、売買高は8340万株だった。値上がり銘柄数は472、値下がり銘柄数は166となった。
     
    個別では、セルシード、平山ホールディングスがストップ高。菊水電子工業、サカイホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。トシン・グループ、横浜丸魚など3銘柄は昨年来高値を更新。ヒューマンホールディングス、IGポート、シノケングループ、ピクセルカンパニーズが買われた。
     
    一方、シライ電子工業が一時ストップ安と急落した。ウェッジホールディングス、カネ美食品、倉元製作所、ディーエムソリューションズなど8銘柄は昨年来安値を更新。ニチリョク、アエリア、妙徳、スパンクリートコーポレーションが売られた。

    東証マザーズ指数は前日比15.73ポイント高の1153.44ポイントと4日ぶり反発。
    ジーエヌアイやそーせい、サンバイオなどのバイオ関連株が買われた。
    値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は49となった。
     
    個別では、ナノキャリア、メドピアがストップ高。プラッツは昨年来高値を更新。トレンダーズ、アドベンチャー、Orchestra Holdings、ALBERT、ダブルスタンダードが買われた。
     
    一方、アプリックスが一時ストップ安と急落した。ミクシィ、イオレ、富士山マガジンサービス、G−FACTORY、オークファンなど14銘柄は昨年来安値を更新。
    リファインバース、地盤ネットホールディングス、AMBITION、カヤック、テックポイント・インクが売られた。
     

    15日の日経平均株価は反発した。午前の終値は前日比280円46銭高の2万1434円63銭だった。
    欧米株高を好感したほか、前日までの下落を受けて自律反発狙いの買いが入った。上げ幅は一時350円を超える場面があった。
     
    内閣府が発表した機械受注統計で、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の2018年1~3月期の受注額(季節調整済み)見通しは、前年同期比0.6%増だった。設備投資需要の強さは変わらないとの見方が広がり、ファナックやダイフクなど関連銘柄が買われた。
     
    市場関係者は「シカゴ・オプション取引所の(投資家の不安心理を示す)恐怖心指数(VIX)が警戒水準の20から大きく低下したことが大きい」と指摘した。
    もっとも「106円台前半まで突っ込んだ円高は懸念材料」で、相場の大きな重しだが、前場は投資家心理の好転を背景とした値ごろ感からの買いが、戻り待ちの売りより優勢だった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3844億円、売買高は7億5348万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1645、値下がりは370、変わらずは49だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、サービス業、保険業、銀行業などが上昇する一方、電気・ガス業、陸運業は下落している。

     個別銘柄では、任天堂が大幅高、三菱UFJ、三井住友などメガバンクが高く、東京海上、第一生命が買われ、ソフトバンクG、ファーストリテ、ファナックの値がさ株が高く、米半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズの好決算を受け、東エレク、SUMCOの半導体関連株が買われた。
    ソニー、トヨタは堅調。日本郵船、キリンHD、昭和電工も物色人気となった。キトーが値を飛ばし、ブロードリーフ、市光工業も急伸。NISSHAも高い。
     
    半面、仏ダノンが保有株の一部を売却するヤクルトは大幅安。すかいらーくが売られ、東海カは軟調。信越化が値を消しエーザイも軟調。サカタインクス、ソースネクストが急落したほか、アウトソーシングも大きく値を下げた。
     
    東証2部株価指数は前日比35.92ポイント高の7178.12ポイントと反発した。
    値上がり銘柄数は327、値下がり銘柄数は122となった。
     
    個別では、日本リーテック、キタムラが昨年来高値を更新。杉村倉庫、倉庫精練、キョウデン、CKサンエツが買われた。
     
    一方、アスモ、オーベクス、スーパーバッグ、昭和ホールディングス、ジオスターなど8銘柄が昨年来安値を更新。ダイヤモンド電機、クリヤマホールディングス、ラオックス、ピクセラが売られた。
     

    NY株式市場は4日続伸。
    にわかにクローズアップされた1月のCPIは前月比0.5%上昇。
    市場予想の0.3%上昇を上回って着地。
    変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比0.3%上昇。
    2017年1月以来、1年ぶりの大幅な伸び(市場予想は0.2%上昇)。
    本来ならFRBの利上げスピードが加速するとの見方が台頭するはず。
    しかし株式市場の解釈は「見えないフリ」と「足元好感」。
    しかも今回の株価下落の端緒となったのは金利上昇。
    10年国債利回りは2.916%と、前日終盤の2.84%から上昇。
    一時は2.919%と、4年ぶりの高水準を付けた。
    しかしネガな反応はせず株高。
    「需給と罫線で株価や為替が決定され、材料は後付け」の典型のような動きとなった。
    「小売売上高が増加予想に反して前月比0.3%減。
    昨年2月以来の大幅な落ち込みでインフレ懸念の拡大は抑えられた」。
    そんな都合の良い解釈も聞こえる。
    個別ではフェイスブック、アマゾン、アップルが上昇をけん引した。
    円ドルは一時106.70円と1年3カ月ぶり高値をつけたが107円台を回復。
    VIX(恐怖〉指数は19.26。
    2月5日以来初めて20を割り込んだ。
    VXV(3ヶ月先の変動率)も19.34まで低下。 
     
    日々失速の日経平均株価。
    後場に一時21000円を割り込んで200日線(21030円)を下回る場面もあった。
    「連日で3ケタ上昇する場面がありながら下げに転じる動き。
    センチメントは非常に悪い」という声が聞こえる。
    終値で200日線を割り込むとすれば、昨年9月以来。
    「9月9日まで3日間、水面下に沈んだあとの浮上が11月の連騰記録へとつながった」。
    そんな明るい指摘もある。
    前回はじり安、今回は3週間で2500円の急落。
    その差はある。
    騰落レシオは反発圏とされる70%にほぼ接近し71.81%。
    空売り比率は46.5%と47%まであと一歩の水準。
    14日連続40%超と記録を更新している。
    日経VIは30.02と高止まり。
    日経平均採用銘柄のEPSは1651.38円と増加しPERは12.81倍まで低下した。
    2月9日時点の信用買い残は206億円減少し3兆4097億円と高水準。
    ただ信用売り残は1644億円減少し7719億円。
    先週の売り方の買い戻しはだいぶ多かった。
    相場観的には3月期日を控えて格好の買い戻しモードだったことになる。
    シカゴ225先物終値は大証日中比315円高の21495円。
    高値は22510円だった。
    割れこんだSQ値21190円は復活。
    5日移動平均(21463円)は上回っている。
    陰線4本、1本陽線でまた陰線3本。
    株価の反発よりも「日足の陽線」が重要視される日だ。
    ボリンジャーのマイナス2σが21182円で一応サポート。
    しかしマイナス2σが22147円。
    σ一つで1000円幅はキツイ。
    気学では「前日来高きは吹き値売り方針」。
    前日来高くないから解釈は難しい。
    明日は「人気に逆行して動く日」。
     
    夕暮れ時のデパチカ。
    「50円引き」、「100円引き」、あるいは「半額」という赤い札。
    生鮮食品売り場でよく見かける風景だ。
    例えば5000円の毛蟹が「半値」になるとあっという間になくなる。
    この消費者心理はおそらく古今東西共通のものだろう。
    「消費者は安くなると品物を買うもの」。
    自分の心理と照らし合わせても間違ってはいない。
    ところが株式投資家という消費者心理あるいは投資家心理というのはこれと全く異なる。
    「明日からは値段が上がるよ」。
    「売り切れになるともう入荷はありません」。
    この言葉がかなり好きだ。
    上がらなければ買う気にかならないという不思議な心理はこの世界特有だろう。
    もっとも消費者心理は「下がっても買うし、上がっても買う」というたくましさ。
    フツーの消費者心理で相場を考えれば簡単だと思うのだが・・・。
     
     
    報道はVIX(恐怖)指数の不正操作。
    不正な市場操作が続いていると匿名の金融関係者が米証券取引委員会などに告発。
    金融取引業規制機構がVIX先物価格捜査の有無について調査に乗り出すという。
    VIXの不正操作については2017年からの指摘。
    話題になれば乗り出す規制機関というのも古今東西一緒。
    というか、ロンドン銀行間金利でさえやり玉にあがったのだから「むべかるかな」の感。
     
     
    4〜12月期決算集計状況(全体の99.9%が通過)。
    第3四半期売上高9.0%増、同経常利益19.5%増、同純利益35.0%増。
    通期売上高6.9%増、同経常利益12.7%増、同純利益30.0%増。
     
    NYダウは253ドル高の24893ドルと4日続伸。
    NASDAQは130ポイント高の7143ポイント。
    S&P500は35ポイント高の2698ポイント。
    ダウ輸送株指数は101ポイント高の10482ポイント。
    3市場の売買高は78億株。
    CME円建ては大証比315円高の21495円。
    ドル建ては大証比345ポイント高の21525ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比280円高の21460円。
    ドル円は106.99円。
    10年国債利回りは2.913%。
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    ネットマーケティング(6175)・・・動兆。
     
    ネットマーケティングに注目する。
    同社は成果報酬型の広告代理事業で創業。
    現在はメディア事業の恋愛マッチングサービス「Omiai」が成長分野。 
    美容関連が拡大基調。
    大株主であるファンドから同社株を全株売却したとの報告を受けたと発表。
    需給関係の良化を期待する格好だ。
    リバウンド期待。


    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    15日午前の日経平均株価は、前営業日比229円93銭高の2万1384円10銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、17.11ポイント高の1719.83で始まった。
     
    前日の米国株市場ではNYダウが250ドル以上の値上がりで4日続伸、ハイテク株比率の高いナスダック指数も130ポイント強の上昇をみせるなど戻り足を強めており、これを受けて東京市場でも主力株をはじめ幅広く買い戻しが先行している。
    ただ、外国為替市場では1ドル=107円を割り込むなど一段と円高警戒感が強く、輸出セクターを中心に逆風も意識されている。買い一巡後は戻り売り圧力が表面化する可能性もある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で値上がり上位に鉱業、海運、証券、銀行、ゴム製品など。
     
    個別では、ソフトバンクG、ファーストリテの値がさ株が買われ、東エレク、ソニー、ファナックは大幅高。電通、任天堂、ニトリHD、しまむら、トヨタ、ホンダ、日産自、三菱UFJ、三井住友が値を上げ、東海カは続伸している。
    半面、すかいら−くが値を下げ、MS&AD、エーザイ、伊藤忠はさえない。楽天、クボタ、ヤクルトは弱含みとなっている。
     
    外資系等は、朝日イン(7747)、THK(6481)、海上(8766)、セイノー(9076)、ガイシ(5333)、システナ(2317)、ラウンドワン(4680)、ワークマン(7564)、保土谷(4112)、アークランドサ(3085)、H2O(8242)に注目。
     
    225先物はGS・JP・メリル・HSBC・SBIが買い越し。
    バークレイズ・大和・ソジェン・モルスタ・野村・クレディ・アムロが売り越し。
    TOPIX先物はメリル・UBS・ドイツ・アムロが買い越し。
    バークレイズ・モルスタ・JP・みずほが売り越し。
     
    テクニカル的には、浅沼組(1852)、アスクル(2678)、LIXILビ(3564)、ティーガイヤ(3738)、アグロカネ(4955)、東京綱(5981)、リブセンス(6054)、日電子(6951)、大同メタ(7245)、岩田に(8088)、ニトリ(9843)が動兆。

    [概況]

    NY市場で発表された1月小売売上高は予想を下回ったが1月消費者物価指数は予想を上回り、インフレ進行が裏付けられたとして、発表後ドルは欧米市場高値107.570円まで上昇する一方、対ドルでの下げからユーロ/円は当日安値131.625円まで下落した。
     
    しかしドル高は続かず直ぐに売られ、インフレ警戒からNY株式市場が売られて始まると序盤にドルは当日安値で2016年11月11日以来となる106.710円まで下落した。其の後株価が上昇に転じた事もあってドルは107円台を回復し、107円を挟んで揉み合いのあと最後は前日比-78.5銭の107.035円で引け、ドル以外の主要通貨は小幅高で引けた。
     
    ドルは107円を割り込むなど下げが急過ぎる感じもあるが下値を探る動きが続いており、流れに逆らうのは危険で様子見の方が無難と思われる。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [株価材料]
     
    ■ユニチカ<3103>
    食品包装フィルムの海外生産能力を増強へ
     
    ■DNC<4246>
    系列がオイルストレーナーの量産開始
     
    ■NEC<6701>
    ブロックチェーンで毎秒10万件の処理技術開発
     
    ■丸紅<8002>
    価格1/5の金属3Dプリンター販売へ
     
    ■SBI<8473>
    ICOで国内最大級となる500億円調達
     
    ■NTT<9432>
    電力使わず平面シートで凹凸錯覚させる技術開発
     
    ■因幡電産<9934>
    4割小型化した映像記録機器を発売へ

    15日の東京株式市場は、米国株式が4日続伸した動きを受け、買いが先行するとみられる。
    日経平均株価の5日線(14日現在で2万1463円)が意識されそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1200円-2万1600円を想定する。
    米国株は、VIX(恐怖指数)の低下で過度な警戒感が和らぎ、株式に資金が向かった。米国株高を好感した買いが入ると予想する。
     
    戻りが加速するかは、場中のドル円次第とはなりそうだ。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(14日終値107円40-41銭)と円高に振れている。対ドルでの円高方向への動きから業績への影響が警戒され、上値を抑える格好となる可能性もある。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比315円高の2万1495円だった。
     
    【好材料銘柄】
    ■ペッパーフードサービス <3053>
    今期経常は74%増で5期連続最高益更新へ。
     
    ■ブロードリーフ <3673>
    3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。今期税引き前は9%増益へ。
     
    ■昭和電工 <4004>
    今期経常は66%増で2期連続最高益、前期配当を20円増額・今期は20円増配へ。
     
    ■出光興産 <5019>
    今期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■シンニッタン <6319>
    3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。今期最終を21%上方修正、未定だった配当は3円増配。
     
    ■キタムラ <2719>
    4-12月期(3Q累計)経常は4.6倍増益・通期計画を超過。
     
    ■木村化工機 <6378>
    4-12月期(3Q累計)経常が4.6倍増益で着地・10-12月期も23%増益。
     
    ■本州化学工業 <4115>
    今期経常を21%上方修正、配当も2円増額。
     
    ■キョウデン <6881>
    今期経常を43%上方修正、配当を7円に修正。
     
    ■ラオックス <8202>
    今期経常は21倍増益へ。
     
    ■シーシーエス <6669>
    親会社のオプテックスグループ <6914> が株式交換で完全子会社化する。同社株1株に対し、オプテクスG株1.4株(株式分割後)を割り当てる。

    ■ダイイチ <7643>
    3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■セルシード <7776>
    今期最終は黒字浮上へ。
     
    ■マルマン <7834>
    筆頭株主のマルマンコリアが1株295円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。買付期間は2月15日から3月29日まで。TOB成立後も同社の上場は維持する方針。
     
    ■エスユーエス <6554>
    3月6日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
     
    ■ウェルビー <6556>
    3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    15(木)
    12月機械受注(8:50)
    《決算発表》
    洋ゴム、ジーエヌアイ、サッポロHD、アサヒ、サントリーBF、トレンド、富士ソフト、ホットランド、HANATOUR
     
    【海外】
    米1月生産者物価指数(22:30)
    米1月鉱工業生産(23:15)
    米1月設備稼働率(23:15)
    米2月ニューヨーク連銀景気指数(22:30)
    米2月フィラデルフィア連銀景況感指数(22:30)
    米2月NAHB住宅市場指数(2/16 0:00)
    米30年インフレ連動国債入札
    中国春節休み(〜2/21)
    《米決算発表》
    ウェイスト・マネジメント、ハンティントン・インガルス・インダストリーズ、フローサーブ、CBSコーポレーション
    休場:中国(〜2/21)、韓国(〜2/16)

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    14日のNYダウ工業株30種平均は前日比253ドル04セント高の2万4893ドル49セントと4日続で終えた。
    1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、利上げ加速への警戒感から売りが先行。その後は、原油相場の上昇や複数の主要企業決算が好感されたほか、米経済への楽観的な見方も広がり、堅調推移となった。ダウは250ドルを超す上昇となった。
    ハイテク株や金融株が大きく上げ、相場をけん引した。
    金融株は金利上昇で預貸利ざやが拡大するとの見方が支えになった。ゴールドマン・サックスは3%、JPモルガン・チェースは2%上昇した。原油先物相場の反発を受けてエネルギー株も総じて上昇した。ダウ平均は285ドル高まで上げ幅を広げる場面があった。
     
    ナスダック総合株価指数は同130.105ポイント(1.9%)高の7143.615で終えた。相場が戻りを試すなか、アップルやアルファベット(グーグル)、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムなど主要IT銘柄に押し目買いが入った。
     
    セクター別では、銀行や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で公益事業や電気通信サービスが下落した。
     
    個別では、アクセサリーのフォッシル(FOSL)は決算内容が予想外の増収となり、一部アナリストによる目標株価引き上げを受け、前日比で2倍弱に急騰した。
    21世紀フォックスから有名プロデューサーを引き抜いたと発表した動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)が高い。外食のチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)も大幅に上昇した。
    ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、同業ヤム・ブランズ(YUM)の「タコベル」部門の最高経営責任者(CEO)を新CEOに指名し、大幅上昇した。
    決算で1株利益が市場予想を上回ったビールのモルソン・クアーズ・ブリューイングやホテルのヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスも上げた。
     
    半面、金利上昇を受け、公益事業や不動産投資信託(REIT)など配当利回り狙いで買われる銘柄は安かった。日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や通信のベライゾン・コミュニケーションズなど、ディフェンシブとされる銘柄も下げが目立った。
     
    VIX指数は19.26と低下(前営業日24.97)。主要米株価指数は強い米消費者物価指数(CPI)を受けた下振れを先行させたものの下げ渋り、ダウ平均は前日比で一時200ドルを超える上昇となった。VIX指数は警戒水準とされる20を下回った。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,893.49+253.04
    S&P500種
    2,698.63+35.69
    ナスダック
    7,143.615+130.105
     
    米10年債利回り(%)
    2.9131 +0.073
    米2年債利回り(%)
    2.1718 +0.066
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,358.00+27.60
    NY原油(ドル/バレル)
    60.74+1.55
    円・ドル
    106.97 - 106.98   −0.43

     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は反発した。3月物は前日比290円高の2万1495円で引け、同日の大取終値を315円上回った。
    NY株とともに右肩上がりの相場展開になった。円高進行で売られる場面もあった。この日の3月物高値は2万1510円、安値は2万0915円
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    21495 ( +315 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    21525 ( +345 )
    ( )は大阪取引所終値比

    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7213.97(+45.96)
    FTSE100種総合株価指数は反発した。前日13日の終値に比べ45.96ポイント高の7213.97で引けた。金融株と鉱業株の上げが指数を押し上げ、構成銘柄の約7割が上昇した。
    午後に発表された1月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回ったことをきっかけに、米利上げペースが速まるとの警戒感から、欧州各国株式相場はそろって売り圧力を強めた。英国株も売りに転じる場面もあったが、その後買い戻された。
    欧州の一部銀行が良好な決算を発表して、金融株が買われた。
     
    個別では、銀行のHSBCホールディングスと保険のオールド・ミューチュアルの上げが目立った。ランドゴールド・リソーシズやロシアの鉄鋼大手エブラズなど鉱業株も上昇した。株価指数への影響が大きいたばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコと、インペリアル・ブランズも買われた。
    飲料のコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリングは5%近く上昇。通期決算で増収を発表したことが好感された。

    半面、旅行のTUIと資産運用のスタンダード・ライフ・アバディーン、医薬品のシャイアーは下落した。

     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12339.16(+142.66)
    ドイツ株式指数(DAX)は反発した。終値は前日13日に比べて142.66ポイント高の12339.16だった。午後の米経済指標の発表をきっかけに、欧州各国株式相場が急速に下がる場面もあったが、その後そろって買い戻された。
     
    個別では、コメルツ銀行と電力のRWE、放送大手のプロジーベンザット1メディアの上げが大きくなった。下落したのは、鉄鋼のティッセン・クルップだけだった。


    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5165.26(+56.02)



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