【市況一覧】
日経平均株価
38,408.51 +856.35 04/24
TOPIX
2,709.27 +43.04 04/24
マザーズ
656.67 +6.03 04/24
日経JASDAQ
38,503.69 +263.71 04/24
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,696.64 +245.34 04/24


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    [概況]

    16日東京時間の外国為替市場は、米ドル売りが優勢となった。米ドル円は一時105.540円まで、本営業日の安値を更新する一方で、ユーロ米ドルは一時1.2556米ドルまで本営業日の高値を更新するなど、米ドル売りが優勢となる相場展開となった。

    この値動きについて一部の市場参加者からは、106円を割り込むと急速に下値を広げているところを見ると、ストップオーダーを巻き込んだ可能性があり、相当量のポジションが調整されたのではないかといった声が聞かれた。

    現在は、戻りを試している状態となっており、米ドル円は106.000円を挟んで小動きとなっている。この後の時間については、22:30に2月ミシガン大学消費者信頼感(予想:95.5 前回:95.7)などの発表を控えており注目されている。

    最近は、90台で横ばい状態となっており消費者動向は良い状態を維持しているようだ。しかし、先日発表された米小売売上高は一転して弱い数字が発表されていることから、今回の消費者信頼感指数に影響していることも考えられ、予想外の下落に注意したほうが良さそうか。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    日経平均株価は続伸した。終値は前日比255円27銭高の2万1720円25銭だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:07 容量:9.55M

    過去のマーケット動画はこちら
    15日の米株式相場が連日で大幅に上昇するなど、世界的なリスク選好ムードの回復を背景に、幅広い銘柄に見直し買いが入った。
    後場は株価指数先物に売り方の買い戻しなどが膨らみ、上げ幅を400円超に広げる場面があった。

    円相場は1ドル=105円台まで上昇した。後場中ごろからは、輸出関連企業の業績への悪影響を懸念した売りが上値を抑えた。
    一方、円高で輸入コストの低下が期待できる内需関連株が物色され、業種別では電力やガスなどの上昇が目立った。
    VI指数は、23.48と前日から1.89ポイント低下し、相場変動率の落ち着きも買い安心感につながった。

    JPX日経インデックス400も続伸した。終値は前日比151.22ポイント高の1万5393.66だった。
    東証株価指数(TOPIX)も続伸し、終値は18.10ポイント高の1737.37だった。

    東証1部の売買代金は概算で2兆7149億円と1月29日以来の薄商い。売買高は14億2888万株。
    東証1部の値上がり銘柄数は1708と全体の83%を占めた。値下がりは298、変わらずは59だった。
    業種別株価指数は全33業種が値上がりとなった。
     
    個別では、トヨタやソニーが買われファーストリテイリングが堅調、京セラも買われた。
    ソースネクストは前日から大幅反発でストップ高まで買われた。
    ブレインパッド、トレンドマイクロも買われ、取引時間中に決算を発表したユニチャームも買い優勢だった。

    半面、前日に社長交代を発表した日本電産が値を下げた。キーエンス、ネクソン、ダブル・スコープも売られた。
    ホットランド、モリテックスチール、やまやも下げた。

    東証2部株価指数は前日比24.49ポイント高の7207.06ポイントと続伸した。
    値上がり銘柄数は359、値下がり銘柄数は107となった。

    個別では今期最高益予想を18%上乗せした森組がストップ高。タカトリは一時ストップ高と値を飛ばした。
    川崎化成工業、アルメタックス、イワキ、天満屋ストアは昨年来高値を更新した。フルテック、アイケイ、日本抵抗器製作所は買われた。
    一方、今期経常は44%減益となった日本精蝋がストップ安。日東化工、オーベクス、日建工学は昨年来安値を更新した。
    ヤマシナ、赤阪鐵工所、倉庫精練、杉村倉庫は売られた。

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比54.11円高の3934.15円だった。

    発表が一巡した2017年4〜12月期決算の内容を評価した投資家が好業績銘柄に買いを入れた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で1160億円、売買高は1億3416万株だった。値上がり銘柄数は503、値下がり銘柄数は159となった。

    個別では、インフルエンサー事業を主力とするVAZと資本・業務提携すると発表した共同ピーアール、大村紙業、明豊エンタープライズ、理研グリーンがストップ高となった。
    今期最終は黒字浮上となったセルシードは一時ストップ高となった。白鳩、日本プリメックス、テリロジーなど15銘柄は昨年来高値を更新した。アエリアやIGポート、明豊エンターが買われた

    半面、2月14日に決算発表し純利益が当初予定を大幅に下回ったウルトラファブリックス・ホールディングスは2日連続のストップ安となった。OSGコーポレーション、ニチリョクは昨年来安値を更新した。
    ラクオリア創薬やフェローテック、豊商事、セキチュー、ルーデン・ホールディングスが売られた。

    東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比17.08ポイント高の1172.06だった。
    値上がり銘柄数は194、値下がり銘柄数は44となった。

    週前半まで続いた株安基調が弱まり、個人投資家などによる換金売り圧力が弱まった。

    個別では、アトラエ、オイシックスドット大地、ユーザベース、マネーフォワードなど7銘柄が昨年来高値を更新した。
    時価総額の大きいミクシィが買われ、ナノキャリア、イトクロ、メタップスも上昇した。

    一方、フリークアウト・ホールディングスが昨年来安値を更新した。
    そーせい、サイバダイン、ジーエヌアイ、アライドアーキテクツ、タイセイは下落した。

    レーティング情報

    【目標株価引き上げ】
    7735 スクリン マッコーリー OP継続 12800→13050円
    8951 日本ビルF 野村 Neutral継続 574000→586000円
     
    【目標株価引き下げ】
    4704 トレンド 野村 Buy継続 7250→7000円

    下落相場に遭遇すると脳裏を掠める格言群。
    例えば・・・。
    「危機の時にはいつも、その部屋にいない誰かのせいにされる」。
    これは今回も起こった。
    金利の上昇、VIX指数の急騰。
    アメリカのインフレ進行やリスクマネーの撤退などが言われたが、結局は元の黙阿弥チックな展開。
    下落の原因をつくった戦犯や理由を市場関係者などが類推する。
    そして時間が立つとその推理がほとんど間違っていたことに気がつくものだ。
    「株価の暴落は実体価値以上に上げ過ぎていた相場が下げるべくして下げただけ。
    きっかけは何でもよかったというケースが少なくない」。
    すごく首肯できる。
    「金は儲けたり失うものではない。
    手品のように手から手へ渡るだけだ」。
    そう割り切れば、意外とわかりやすいのかも知れない。
    「他人の売り買いではなく自分で創れ」というのも重要だ。
    「普通のトレーダーは、ウォール街に来ると多くの人に相場観を聞きたがる。
    しかし、大半は尋ねている本人より知識がない」。
    これもある意味真実だ」。
    多くの市場関係者がとらわれる証明不可能な陰謀論。
    ウォール街には「市場は操りで動くというのは、もの知らぬ素人なり」という格言もある。
    「ぼうふらや、蚊になるまえの浮き沈み」(相場川柳)。
     
    そう言えば・・・。
    昨年11月にヤマシンフィルタ(6240)が発表したプレスは「横須賀メディアラボ」の開設。

    当社は、次世代の“ろ材”開発を主目的とした合成高分子系ナノファイバーの量産技術を確立いたしました。
    そして、この新素材の量産化のための開発拠点として横須賀メディアラボを下記の通り開設いたします。
    この新素材によるフィルタろ材はお客様に大きなメリットを享受いただけるものであります。
    またこの技術革新によりフィルタ市場はもとより新しい市場・分野に対するアプリケーションの提供が可能となり、
    当社の事業領域の拡大に資するものであります。
     
    因みに・・・。
    新しい素材はガラス繊維に比べ100〜200分の1程度まで細かくできるのが特徴。
    油圧フィルタ以外にも、住宅資材や自動車資材等いろいろな分野での活用が期待されているという。
    「みつけた!」。
     
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    16日(金):米住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感、北朝鮮金正日総書記生誕76周年
    19日(月):貿易統計、NY休場
    20日(火):コンビニ売上高、独ZEW景況感
    21日(水):全産業活動指数、米中古住宅販売、FOMC議事録
    22日(木):米CB景気先行指数、独IFO景況感
    23日(金):消費者物価指数、企業向けサービス価格指数
     
    【2月】
     
    15日(木):中国春節(〜21日)、米国債利払い日、変化日
    16日(金):旧正月、部分月食、新月、北朝鮮故金正日総書記生誕76年
    19日(月):NY市場休場(プレジデンツデー)
    20日(火):変化日
    21日(水):ECB理事会
    25日(日):東京マラソン
    26日(月):「モバイル・ワールド・コングレス」(バルセロナ〜3月1日)、変化日
    28日(水):MSCI定期見直し(四半期)リバランス実施、車両接近装置を新車に義務付け


    (櫻井)。

    【寄り付き概況】

    16日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比319円53銭高の2万1784円51銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、24.88ポイント高の1744.15で始まった。
    1ドル=105円台直前まで進んだ為替の円高・ドル安がやや一服し、買いの動きが強まっている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに一段高。

    連日の円高進行にもかかわらず前日の310円高に続く大幅高は、米国株の急速な戻りや変動率指数(VIX)の落ち着きが投資家心理を再び上向かせている面が大きい。市場は再び楽観シナリオを描き始めたようだ。
     
    個別では、ソニーが上伸し、東エレクは3営業日続伸した。トヨタが値を上げ、東海カ、THKは大幅高。三菱UFJ、野村、第一生命、NTTが買われ、ファーストリテは堅調。ソフトバンクG、KDDI、任天堂は強含み。明治HD、第一三共は高い。
    半面、日本電産、SUMCOは安い。ニコンは軟調。JR西日本が続落し、サッポロHDは大幅安となっている。
     
    日経平均は心理的な抵抗だった5日線を上回って始まっており、買戻しの流れが強まっているようである。円相場が1ドル106円05銭と105円台が視野に入るなかでは、相当強い値動きに映るだろう。日本株については自律反発の域は脱しておらず、引き続き見極めが必要である。
     
    ランチバスケットは16件、120.81億円。差し引き売り買い均衡との観測。


    日経平均株価の午前終値は、前日比234円73銭高の2万1699円71銭、東証株価指数(TOPIX)は19.45ポイント高の1738.72と、ともに続伸した。
     
    前日の米国で主要株価指数がそろって上昇するなど投資家心理の改善がうかがわれる中で、幅広い業種が値上がりした。シカゴ・オプション取引所のボラティリティ指数(VIX)も低下し、「米国の金利上昇を受けて悪化していた投資家心理は回復してきている」とみられ、東京市場は朝から買いが広がった。
    為替は、一段と円高・ドル安方向に振れたが、前場の日経平均株価は戻りを試すような動きをしており「投資家心理の改善が円高による売り圧力に勝った」ようだ。
     
    ただ、一時300円超上昇した日経平均の動きとは対照的に、東証1部の前場の出来高は1兆円台前半にとどまるなど、商いはさほど盛り上がっていない。日経平均2万1700円台では戻り売り圧力も意識されている。
     
    東証1部の出来高は6億8141万株、売買代金は1兆2752億円。騰落銘柄数は値上がり1847銘柄、値下がり188銘柄、変わらず30銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は電気・ガス業、水産・農林業、医薬品、ガラス・土石製品、石油・石炭製品が上昇率上位。下落は海運業のみ。

     個別では、トヨタ自動車が買い優勢となったほか、ソニーも上昇した。ソースネクスト、生化学工業が値を飛ばし、アウトソーシングも買われた。ファーストリテが切り返し、JR東日本、ANA、ブレインパッド、新川も高い。北の達人コーポレーションも買われた。
     
    半面、ソフトバンクGがさえず、日本電産が軟調、SUMCOも冴えない。セイコーホールディングスが大幅反落となり、任天堂、郵船は小反落。サッポロホールディングス、ダブル・スコープも値を下げた。日機装も安い。
     
    東証2部株価指数は前日比3.78ポイント高の7186.35ポイントと続伸した。
    値上がり銘柄数は363、値下がり銘柄数は87となった。
     
    個別では、キーウェアソリューションズ、川崎化成工業、アルメタックス、イワキが昨年来高値を更新。森組、大和自動車交通、アイスタディ、KIホールディングス、アイケイが買われた。
     
    一方、オーベクス、日建工学が昨年来安値を更新。マルマエ、ラオックス、東芝、ヤマシナ、杉村倉庫が売られた。

    東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前日比15.88ポイント高の1170.86だった。
    値上がり銘柄数は199、値下がり銘柄数は40となった。
    個別では、オイシックスドット大地、ユーザベース、マネーフォワード、アトラエ<、プラッツなど6銘柄が昨年来高値を更新。メタップス、Abalance、イトクロ、SHIFT、ソケッツが買われた。
     
    一方、フリークアウト・ホールディングスが昨年来安値を更新。アマナ、アクアライン、CYBERDYNE、アライドアーキテクツ、カナミックネットワークが売られた。

    16日前場マーケット情報
     
    ■日経平均株価 2万1699円71銭(+234円73銭)
    ■高値2万1788円14銭/安値2万1499円88銭
    ■TOPIX 1738.72(+19.45)
    ■値上がり1847/値下がり188/変わらず30
    ■新高値27/新安値10
    ■出来高 6億8141万株
    ■売買代金 1兆2752億円
    ■マザーズ指数 1170.86(+15.88)

    NY株式市場は5日続伸。
    バークシャー・ハザウェイが買い増したアップルやシスコシステムズなどハイテク株が上昇。
    主要株価指数を押し上げた。
    とうとう「株価急落を招いたインフレ懸念は、投資家の間で重視されなくなっている」との声まで聞こえ始め
     
    た。
    好調な企業決算と新たな減税効果での業績拡大に注目するという本来の姿勢が戻ってきたようだ。
    VIX(恐怖)指数は19.46。
    5日に付けた50.3を大幅に下回った。
    国債利回りは低下。
    ドルは全面安の動き。
    ドル/円は最大0.9%下落。
    2016年11月以来の安値となる106.03円に迫った。
    「財政赤字拡大見通しを巡る懸念がドルの圧迫要因」との解釈だ。
    新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比7000件増の23万件で市場予想と一致。
    1973年1月以来45年ぶりの低水準をキープしている。
    154週連続で30万件を下回った。
    IMFのラガルド専務理事のコメント。
    「税制改革により短期的に米経済成長は押し上げられる。
    しかし中期的には赤字や債務などの面でマイナスの影響が出る可能性がある。
    第1に赤字復活の結果として債務が増大。
    第2に税制改革により賃金が上昇すると予想されインフレが高進する」。
    「S&P500採用銘柄の2018年のEPSは18.9%増」とのアナリスト予想。
    足元を信じたいものだ。
     
    NYの4日続伸を受けてようやく4日ぶりの反発となった日経平均。
    「ようやく追随高の動き」となった。
    「3日下げて4日目に反発、よくあるパターン」という冷めた声もある。
    しかし4日ぶりの日足陽線は歓迎したい。
    「春一番が吹いた翌日の株高」というアノマリーまで聞こえてきた。
    VIX指数20ポイント割れに対し日経VIは25ポイント台。
    新安値84銘柄と依然として高水準。
    逆に新高値は23銘柄だけだった。
    もっともSQ値21190円に対しては3勝1敗と勝ち越し。
    25日線(23020円)からの乖離はマイナス6.8と低下。
    200日線(21045円)からはプラス2.0%まで回復。
    5日線〈21417円)も上回って来た。
    サイコロは4勝8敗で33.3%。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.383%(前日▲13.204%。1月23日▲18.371%)。
    買い方▲9.941%(前日▲11.375%、1月24日△0.46%)と好転。
    Quick調査の信用評価損率はマイナス10.10%と2週連続の悪化。
    昨年9月22日のマイナス10.00%以来の水準。
    ドルベースの日経平均は201.49と200ドル台回復。
    裁定買い残は4619億円減少し1兆7398億円と5週連続の減少。
    裁定売り残は340億円減少し4918億円。
    裁定残の減少が株安の主役だったことがまた焙り出された。
    空売り比率は44.7%と15日連続の40%台。
    日経平均採用銘柄のEPSは1675.64円(前日1651円)と増加しPERは12.81倍。
    全体的には中途半端ながら日経平均採用銘柄のEPSと裁定買い残の大幅な減少、
    空売り比率の15日連続40%台を鑑みればほぼ底打ちモードとなってきた。
    シカゴ225先物終値は大証日中比25円高の21475円。
    ドル円の106円台前半が邪魔した格好でNY株ほどの戻りにはなっていないが、高値は21610円だった。
     
    ボリンジャーのマイナス1σの22013円はまだ遠い。
    底打ちサインは「大陽線が連続陽線」ならば今日は日足陽線期待の日。
    市場では「後追いの市場解釈、罫線分析の好きな投資家の存在がしばしば間違いの原因。
    誤解と錯覚に基づいた陰謀論の間違いの訂正もあろうか」という声もある。
    理解しがたい売り材料は永続しないものだし、逆もある。
    6週ぶりの週足陽線(基準は13日終値21244円)はキープ可能と見たい。
    13日始値ベースだと21633円。
    基準が始値か終値かは議論があるところだが始値というのがもともとの兜町の流儀と聞く。
    (その昔はゲキタクもあったし、気配で寄らずの銘柄もあったからというのが理由。
    そもそも昔は寄り付きの日経平均というのは計算されず9時15分だった)。
     
    大体・・・。
    チャートなんて横文字にするから高級そうに見えるが元は罫線屋と呼んでいた。
    兜町の片隅でレース場の予想屋さんのように銘柄を書いた紙を売っていたという話も聞く。
    すべての事象を罫線にするのだからスゴイと思うこともある。
    株価という抽象体を罫線という目に見えるのだからそれはそれで立派だ。
    ただ「見える化」されているがさらに抽象化されていることも事実だ。
    「錯覚を生じさせうるわかりやすさ」と「煙に巻かれるようなわかりにくさ」の同居という印象。
    例えば鉄と東レが全く同じ値動きをしていても鉄と東レは同じ企業ではない。
    為替と日経平均も同様だ。
    この根源的な疑問の解はないものだろうか。
     
     
    日経1面では「黒田氏再任きょうにも提示」の見出し。
    情勢はまだ不透明ながら「黒田氏が固辞する可能性を操っての円高」というのが崩れるかどうかのところだ。
    副総裁は雨宮理事の昇格と若田部早大教授との案も記されている。
    ベストシナリオは本田スイス大使の副総裁だったが、サプライズはなさそうな気配。
    もっとも「若田部教授は悪くない」という声もある。
    安倍首相は昨夜本郷の「焼肉ジャンボはなれ」で7時9分から21時過ぎまで会食。
    兄弟に加えて、長瀬産業会長とイマジカロボットの会長が同席。
    何だったのだろうか。
     
    決算はほぼ通過した東京市場。
    第3四半期の純利益の合計額は23兆6364億円。
    年々同期比35%増となり5年連続で過去最高を更新した。
    牽引役は電機・自動車・化学などのセクター。
    因みに今年になってから上方修正した企業は293社。
    今期通期純利益は前期比30%増の28兆6801億円。
    2期連続過去最高益更新の見通しだ。
     
    話題にはなっていないが発表されていたのはMSCIの四半期見直し。
    買い需要はルネサス(6723)107億円、ミスミ(9962)2億円、
    ネクソン(3659)2億円、LINE(3938)1億円、プロロジス(3283)1億円など。
     
     
    NYダウは306ドル高の25200ドルと5日続伸。
    NASDAQは112ポイント高の7256ポイント。
    S&P500は32ポイント高の2731ポイント。
    ダウ輸送株指数は74ポイント高の10556ポイント。
    3市場の売買高は71.2億株。
    CME円建ては大証比25円高の21475円。
    ドル建ては大証比50ポイント高の21500ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比280円高の21460円。
    ドル円は106.06円。
    10年国債利回りは2.891%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    栗田工(6370)・・・動兆。
     
    栗田工業に注目する。
    同社は水処理大手。
    超純水が好調。
    海外工事が拡大基調。
    半導体の需要拡大は追い風。

    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    16日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比91円01銭高の2万1555円99銭で寄り付いた。
     
    前日の米国株市場ではNYダウが大幅続伸で2週間ぶりにフシ目の2万5000ドル台を回復、これを受けて国内外投資家のリスク許容度が回復し、東京市場でも主力株をはじめ買い戻しが入りやすい状況にある。ただ、一方で外国為替市場ではドル安・円高が進行、1ドル=106円台を巡る攻防となっており、輸出セクターには警戒感が広がる。前日に日経平均は300円強の上昇をみせていたこともあり、上値の重い展開も想定される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、30業種が高く、値上がり上位に電力ガス、水産、石油、金属製品、医薬品など。
     
    個別では、トヨタ、ホンダの自動車株や、ソニー、キーエンス、安川電が買われている。新日鉄住、JXTG、三井住友、JT、武田、中部電が反発している。
     
    半面、ファーストリテが小安く、サッポロは大幅安。ソフトバンクG、三井金、昭和シェルが値を下げ、郵船、商船三井は売られている。任天堂、SBI、コマツ、ファナックがさえず、日本電産は下落している。
     
    外資系等は、アドバンテスト(6857)、オープンH(3288)、あい(3076)、ポーラ(4927)、TOA(6809)、じげん(3679)、クイック(4318)、シスメックス(6869)、CTC(4739)、ホンダ(7267)、第一三共(4568)、三井ハイテク(6966)に注目。
     
    225先物は野村・シティ・GS・パリバ・三菱・大和が買い越し。
    ソジェン・バークレイズ・クレディ・メリル・アムロ・ナティクスが売り越し。
    TOPIX先物は野村・メリル・GS・パリバが買い越し。
    バークレイズ・ソジェン・みずほ・シティが売り越し。
     
    テクニカル的には、インベスターC(1435)、第一カッター(1716)、世紀東急(1898)、SBS(2384)、アイスタイル(3660)、協和キリン(4151)、ポーラ(4927)、堀場(6856)、広済堂(7868)、山陽商(8011)、ソーダニッカ(8158)、マネ(8698)、日コンセプト(9386)、建設技研(9621)が動兆。
     

    [概況]

    欧州株式市場も上昇で始まる中でドル安は続き、東京時間での安値を下抜いた。其の後一旦買い戻されて106円半ばを超えたが、NY市場で発表された米経済指標(1月生産者物価指数は予想通り、2月フィラデルフィア連銀景況指数は予想を上回り、2月NY連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数、1月鉱工業生産指数・設備稼働率はいずれも予想を下回る)の結果に再びドルは売りが優勢となった。
     
    そしてダウのマイナス圏落ちに下げ幅を拡げたが、中盤に雨宮・若田部両氏を日銀副総裁に起用を検討と報道されて、緩和期待からドルは欧米市場高値106.850円まで急反発した。
     
    しかし直ぐに売られて値下がり、引け近くにそれまでの安値を下抜いて2016年11月10日以来となる当日安値106.020円まで下落し、最後も前日比-90.5銭の106.130円と続落した。特段のドル売り材料が無い中でドル安が続き106円割れが目前に迫っているが、戻りは直ぐに売られるところを見ると、未だドルは下値を試す動きが続きそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    16日の東京株式市場は、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1100円-2万1500円を想定する。
    週末でもあり、上値は重いであろうが、米国株が一段高となる中では売りも手控えられると予想する。場中は、プラス圏とマイナス圏を行き来するような場面もあるかもしれないが、押し目では買いが入り、終盤にかけては底堅く推移すると予想する。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(15日終値106円36-37銭)と円高に振れている。対ドルでの円高進行による業績への影響が警戒され、輸出関連銘柄を中心に軟調な展開を強いられる可能性もありそう。
     
    政府は、きょうにも日本銀行の正副総裁の人事案を国会に提出する見込み。黒田東彦総裁の再任が有力視されるなか、市場の反応が注目される。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比25円高の2万1475円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
    ■シーボン <4926>
    今期経常を41%上方修正。
     
    ■共同ピーアール <2436>
    インフルエンサーマーケティング事業を主力とするVAZと資本業務提携。また、新東通信を引受先とする9万7532株の第三者割当増資を実施する。
     
    ■YKT <2693>
    今期経常は70%増益へ。
     
    ■白鳩 <3192>
    小田急電鉄 <9007> を引受先とする170万株の第三者割当増資を実施する。発行価格は748円で調達する約12.7億円は借入金返済など充てる。
     
    ■アエリア <3758>
    今期経常は45%増で11期ぶり最高益更新へ。
     
    ■トライアイズ <4840>
    今期経常は黒字浮上へ。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    16(金)
    《決算発表》
    ユニチャーム、佐渡汽、木徳神糧、ニッパンR、ピーエイ、ブリヂストン、ハマイ、清和中央、JHD
     
    【海外】
    米1月住宅着工件数(22:30)
    米1月建設許可件数(22:30)
    米1月輸出入物価指数(22:30)
    《米決算発表》
    ニューウェル・ラバーメイド、キャンベル・スープ・カンパニー、アイアン・マウンテン、コカ・コーラ、DTEエナジー、クラフト・ハインツ・カンパニー
    休場:香港(〜2/19)、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    [株価材料]
     
    ■MORESCO<5018>
    インドに潤滑油や接着剤の工場新設
     
    ■菱製鋼<5632>
    特殊鋼鋼材の生産量引き上げ
     
    ■椿本チ<6371>
    インドネシアでマテハン機器の生産品目拡充
     
    ■フジテック<6406>
    AI活用エレベーター遠隔検査システム開発
     
    ■リケン<6462>
    ピストンリングの月産能力引き上げへ
     
    ■OKI<6703>
    系列が工場向けAIで完全自動化を早期実現
     
    ■凸版印<7911>
    TIS<3626>情報セキュリティーで提携
     
    ■三井住友<8316>
    法人向けネットサービスで外部知見活用
     

    15日のNYダウ工業株30種平均は、前日比306ドル88セント高の2万5200ドル37セントと5日続伸した2日以来ほぼ2週間ぶりに終値で節目の2万5000ドルを回復した。
     
    アジア・欧州株がほぼ全面高となり、長期金利の急激な上昇で悪化していた投資家心理の改善が示され、買いが先行した。1月生産者物価指数(PPI)が前月より増加し、利上げ加速への警戒感から一時下落する場面もあったが、複数の主要企業決算が好感され堅調推移となった。
     
    変動率の落ち着きが投資家心理を改善させ、大型の優良株を中心に物色が広がった。ダウ平均は取引終了にかけて上げ幅を広げ、この日の高値近辺で終えた。
     
    アップルが3%超の大幅高。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが、2017年10〜12月期に保有株数を増やしたことが買い材料視された。業績期待が高い航空機のボーイングも買われ、2銘柄でダウ平均を約120ドル近く押し上げた。
    前日夕発表の決算が9四半期ぶりの増収となったIT機器のシスコシステムズが上げたほか、金利上昇でゴールドマン・サックスなど金融株も買われた。
     
    前週までの相場急落でS&P500種株価指数を1銘柄とみなした場合のPERなどに割安感が浮上した。米企業の四半期決算は終盤に入っても好調が続き、米株式に見直し買いが広がった。
    米長期金利は未明に一時2.94%と前日から水準をさらに切り上げた。ただ3%を超えて一気に上昇が急加速するとの見方は少なく、徐々に金利上昇への警戒感が薄れてきたとの声があった。
     
    ナスダック総合株価指数は、前日比112.815ポイント高い7256.430で終えた。アップルのほか、アルファベット(グーグル)やアマゾン・ドット・コムなど主力株が軒並み上昇。前日夕に決算を発表した半導体製造装置のアプライドマテリアルズなど、半導体関連株も総じて上昇した。
     
    セクター別では全面高となり、テクノロジー・ハード・機器や公益事業の上昇が目立った。
     
    個別では、化粧品大手のエイボン・プロダクツが急伸した。朝に発表した17年10〜12月期決算で特別項目を除く1株利益が市場予想を上回った。
    旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は決算内容が予想を上回り、堅調推移。
    イスラエルの製薬テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)、買い増しが報じられた携帯端末のアップル(AAPL)にそれぞれ買いが広がった。
    医薬品メーカーのアンタレス・ファーマとアマッグ・ファーマシューティカルズは、共同開発した治療器具が米食品医薬品局(FDA)の認可を得たと発表し、ともに大幅に上げた。
     
    一方、外部記憶装置(ストレージ)を手掛けるネットアップは大幅安となった。前日夕の四半期決算で明らかにした業績見通しが弱気と受け止められたという。半導体大手のクアルコムの下げも目立った。前日夕に同社の買収を目指すブロードコムのホック・タン最高経営責任者(CEO)らと面会したと発表した。
     
     
    VIX指数は19.13と低下(前営業日19.26)。米株は5日続伸で寄り付き、高値圏ながら伸び悩む場面もある不安定な上下だったが底堅かった。VIX指数は17.60まで低下を先行させ、上昇へ転じる場面を挟みつつも、前日の大引け水準より低下して引けた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,200.37+306.88
    S&P500種
    2,731.20+32.57
    ナスダック
    7,256.430+112.815
     
    米10年債利回り(%)
    2.9058 -0.007
    米2年債利回り(%)
    2.1885 +0.016
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,355.30−2.70
    NY原油(ドル/バレル)
    61.42+0.82
    円・ドル
    106.13 - 106.14−0.23


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は小幅に反落した。
    3月物は前日比20円安の2万1475円で引け、大阪取引所の終値を25円上回った。円相場の上昇が嫌気された。
    NY株の上昇につれて買いが入る場面があったが、上値は重かった。
    この日の3月物の安値は2万1285円、高値は2万1610円。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    21475 ( +25 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    21500 ( +50 )
    ( )は大阪取引所終値比





    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7234.81(+20.84)
    FTSE100種総合株価指数は続伸した。前日14日の終値に比べ20.84ポイント高の7234.81で引けた。鉱業株と金融株の上げが指数を押し上げ、構成銘柄の約8割が上昇した。
    アジアと欧州の株式相場上昇に連れ高となったが石油株の下落で上げ幅が縮小した。
     
    鉱業株は軒並み上昇し、フレスニージョとリオ・ティントの上げが大きくなった。金融株も買われ、銀行のバークレイズと保険のプルーデンシャルの上げも目立った。
    住宅建設株とスーパーマーケット株も上がった。鉱業・化学のジョンソン・マッセイと航空・防衛のBAEシステムズはともに3%超上昇した。
     
    半面、原油相場が下落に転じたことに伴い、時価総額の大きい石油のBPとロイヤル・ダッチ・シェルが売られ、株価指数の上値を抑えた。セバーン・トレントなど水道関連株も安くなった。銀行のロイズ・バンキング・グループなどが運用資産を引き揚げたことが響いた。医薬品のアストラゼネカと食品・日用品のユニリーバはともに、配当権利落ちで下がった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12346.17(+7.01)
    ドイツ株式指数(DAX)は小幅に続伸した。終値は前日14日と比べて7.01ポイント高の12346.17だった。アジアと欧米の各国株式相場の上昇に連れ高となったが、上げ幅は午後に縮小した。
    個別では、放送大手のプロジーベンザット1メディアとコメルツ銀行、消費財のヘンケルなどが上昇した。一方で、電力のRWEと工業用ガスのリンデ、航空のルフトハンザは売られた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5222.52(+57.26)



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