【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
日経JASDAQ
38,460.92 -42.77 04/25
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,712.75 +16.11 04/25


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    日経平均は3営業日連続の3桁上昇。
    この3日間とも陽線を形成しており、目先の底打ちの可能性は高まっている。
    ただ、指数の大幅高の割に、今年最低の出来高で2兆3256億円と低水準だった。手詰まり感も強かった。
    中小型は値動きの良い一握りの銘柄に資金が集中しており、過熱感が強いものもある。
     
    明日の東京株式市場は、改めての材料には乏しい。
    現地19日の米株式相場が休場となることなどから、海外投資家の参加が限定的となり、市場エネルギー自体は盛り上がりに欠けるものとなりそうだ。
    また、今日まで3日連続の大幅高で、日経平均株価が合計995円上昇と1000円近い急ピッチな戻りをみせていることから、その反動で利益確定の売りも予想され、一服商状となると考える。

     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
     
    22880.55  25日移動平均線
    22860.46  13週移動平均線
    22800.48  均衡表雲下限(日足)
    22785.86  75日移動平均線
    22539.75  均衡表基準線(日足)
    22539.75  均衡表転換線(週足)
     
    22149.21  ★日経平均株価19日終値
     
    22120.25  ボリンジャー:-1σ(13週)
    22007.49  26週移動平均線
    21852.25  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21684.43  均衡表基準線(週足)
    21652.01  均衡表転換線(日足)
    21519.32  6日移動平均線
    21380.04  ボリンジャー:-2σ(13週)
    21154.17  新値三本足陰転値
    21074.65  200日移動平均線
     
    200日線を支持線としたリバウンドの流れが継続しており、一目均衡表では転換線を突破している。ボリンジャーバンドでは-1σをクリアし、週間形状では26週線を上回ってきている。
    これにより、自律反発として意識されていた2万2000円処に位置していた抵抗線を突破したことになる。いったんは達成感が意識されやすいため、これらを支持線に変えてくることができるかが注目される。
    今後は下値を固めつつ、2月6日の下落局面で空けたマド(2万2277-2万2659円処)を埋めに行く動きをみせてくるかを見極めたいところ。
     
     
    明日の【信用規制・解除】
    銘柄 (19日大引け後 発表分)
     
    ■ニチダイ <6467> [JQ]
    東証と日証金が20日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化する。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。

    [概況]

    19日、東京外国為替市場の米ドル円は一時106.655円まで上昇した。
     先週末の米国時間に発表された2月米ミシガン大学消費者【速報】(予想:95.5 結果:99.9)など、米経済指標の結果が市場予想値を上回ったことなどを受け本日、米ドル円は堅調となっている。
    また、米中などが祝日となっており一部、株式市場などは休場となっている。これらのことからも取引参加者は限定的となりそうだ。現在、欧州時間に入り米ドル円は106.540円付近で本日の高値圏を維持している。
     
    テクニカル的には米ドル円は上値付近に5日移動平均線(106.762円)などが控えており、上値の抵抗帯となる可能性も考えられそうだ。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    19日の日経平均株価は3日続伸した。終値は前週末比428円96銭高い2万2149円21銭と、5日以来2週ぶりの高値だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:48 容量:6.89M

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    朝方は、前週末16日のNYダウが6日続伸した動きを受け買い先行した。その後、戻り待ちの売りに押され、やや上げ幅を縮小する場面がみられた。
     
    後場に入り、株価指数先物にややまとまった買いが入ったことから上げ幅を拡大し、午後2時54分には同432円60銭高の2万2152円85銭の高値を付けた。
    ドル・円相場は、1ドル=106円40銭前後(前週末16日終値106円01-02銭)と朝方の水準からは円安方向で推移した。
     
    米国市場では長期金利が高止まりする中で株価指数の上昇が続いており、投資家心理は改善している。「リスク回避ムードが後退する中、個人投資家を中心に割安感から積極的な買いが入った」とみられる。
     
    JPX日経インデックス400は3日続伸し、前日比322.11ポイント高の1万5715.77。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、37.78ポイント高の1775.15だった。
     
    指数寄与度の高い銘柄を中心に幅広く買いが入った。とはいえ、米国が祝日、中華圏も春節で休場が続いているため海外投資家の存在感は薄い。東証1部の売買代金は低調で、「売り手が不在の中での全面高」といった状況だった。
     
    東証1部の売買代金は、2兆3256億円と今年最低で、昨年12月29日以来の低水準だった。売買高も12億9080万株と今年最低だった。
    東証1部の値上がり銘柄数は2002と全体の97%を占めた。値下がりは56、変わらずは7だった。
     
    個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが物色人気となり、トヨタのほかホンダが買われた。株主優待の権利取り狙いの買いでコメダが上昇した。任天堂、ファナック、ブイ・テクノロジー、キーエンスなど値がさ株が買われた。
    コシダカホールディングス、TOKYO BASEなどが値を飛ばし、オプトホールディングも急伸、カチタス、トリドールホールディングスなども大きく上昇した。
     
    一方、前期決算や今期の業績見通しが物足りないと受け止められたブリヂストンが安い。資生堂や電通が下落した
    アイスタイルが急落した。河合楽器製作所が安く、ジャパンディスプレイ、北の達人コーポレーションも値を下げた。アルバック、ジーンズメイトも下落した。
     
    東証2部株価指数は前週末比127.30ポイント高の7334.36ポイントと3日続伸した。値上がり銘柄数は424、値下がり銘柄数は62となった。
     
    個別では、リミックスポイントがストップ高。ニッキは一時ストップ高と値を飛ばした。ファーマフーズ、パシフィックネット、キーウェアソリューションズなど8銘柄は昨年来高値を更新。ピクセラ、ヒガシトゥエンティワン、三社電機製作所、エンビプロ・ホールディングスが買われた。
     
    一方、西菱電機が昨年来安値を更新。日本精蝋、ピーエイ、倉庫精練、カーチスホールディングス、アライドテレシスホールディングスがられた。

     

    日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前週末比88円52銭高い4022円67銭だった。
    同日の高値圏で終えた。東証1部銘柄が上昇したなかで運用リスクをとる動きが中小型株にも広がった。
    昨年12月に新規上場したヴィスコ・テクノロジーズや歯愛メディカルなどの上げが目立った。半面、マクドナルドやハーモニックなど時価総額の大きい銘柄の上昇は鈍く、前週末終値近くで推移した。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で1172億円、売買高は1億2970万株だった。値上がり銘柄数は605、値下がり銘柄数は86となった。
     
    個別では、アミタホールディングス、日本一ソフトウェア、ラクオリア創薬、ヴィスコ・テクノロジーズ、セルシードがストップ高。
    大和コンピューター、大村紙業、ニッパンレンタルは一時ストップ高と値を飛ばした。アクシーズ、大本組、高橋カーテンウォール工業、博展、共同ピーアールなど21銘柄は昨年来高値を更新。SAMURAI&J PARTNERS、ANAP、歯愛メディカル、セキュアヴェイルが買われた。
     
    一方、ニチリョクが昨年来安値を更新。メディカル一光、清和中央ホールディングス、NFKホールディングス、サカイホールディングス、エスケーエレクトロニクスは値下がり率上位に売られた。
     

    〜。

    東証マザーズ指数も3日続伸した。終値は前週末比37.18ポイント高い1209.24だった。
    買い安心感の広がりから東京市場全般が続伸基調となっており、新興市場も投資マインドの改善に恩恵を受けている。
    市場からは「個人投資家を中心に、内外市場の落ち着きが物色意欲を誘った」との指摘が聞かれた。
    値上がり銘柄数は225、値下がり銘柄数は18となった。
     
    個別では、みらいワークスがストップ高。フィル・カンパニー、ユーザベース、マネーフォワード、メディアシーク<、弁護士ドットコムなど10銘柄は昨年来高値を更新。ケアネット、サインポスト、ソネット・メディア・ネットワークス、リンクバル、ドリコムが買われた。
     
    一方、ナノキャリア、オイシックスドット大地、アマナ、Abalance、タイセイが売られた。

    19日後場マーケット情報

    ■日経平均株価 2万2149円21銭(+428円96銭)
    ■高値2万2152円85銭/安値2万1858円33銭
    ■TOPIX 1775.15(+37.78)
    ■値上がり2002/値下がり56/変わらず7
    ■新高値60/新安値1
    ■出来高 12億9080万株
    ■売買代金 2兆3256億円
    ■マザーズ指数 1209.24(+37.18)


    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は前週末比284円05銭高の2万2004円30銭で寄り付いた。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに高値圏でもみ合っている。米国株高を好感して上げた前場の流れを引き継ぎ、輸出関連株を中心に買いが続いている。
    外国為替市場では、1ドル=106円20銭台での推移。
     
    個別では、トヨタ、日本電産が前場高値を上回り、SUBARU、東エレクは値を保っている。任天堂の買いが厚く、ソフトバンクG、ファーストリテ、三菱UFJ、三井住友も上げ、野村、東京海上は堅調。東海カ、パーク24、日ライフラインなどが買われている。
    半面、ブリヂストンが売りに押され、京セラも甘く、資生堂は軟調となっている。
     
    週明けの米国市場は、プレジデンツデーの祝日で休場となるため海外勢のフローは限られている。2万2000円回復でいったんは達成感が意識されやすく、自律反発の範囲内であろう。ここからの一段の上昇には材料が欲しいところである。
     
    物色としては、足元の急落等でイレギュラー的に下げていた銘柄も多く、その中で業績を改めて評価する動きなどが意識されそうだ。
     
    ランチバスケットは14件、465.62億円。差し引き売り買い均衡との観測。

    若い男性からの真摯な質問。
    「株のために何が必要ですか?」。
    出されたメモには「経済あるいは経済学、チャート、業績、その他」とあった。
    経済学はいざしらず、必要なものはもちろんたくさんある。
    しかし罫線は騙しがあるし、業績だって変化は著しい。
    不変のモノを求めたらやはり「ヒト」だろう。
    相場の参加者もその対象の企業も「ヒト」が構成しているもの。
    市場参加者の心理をつかむことや経営者のマインドを推理することが結構重要に思える。
    罫線のような「具体的抽象さ」よりも人の心理のような「抽象的具体さ」を求めるべきだろう。
     
    先週末の栗田工業(6370)の福岡でのIR。
    登場してきたのは「SDGs」。
    「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
    読み方は、SDGs(エス・ディー・ジーズ)。
    SDGsは2015年9月の国連サミットで採択。
    国連加盟193か国が2016年〜2030年の15年間で達成するために掲げた目標だ。
    少し斜に構えて見ていたが、どうもESGよりも大切なような気がしてきた。
    何しろ「持続可能な」である。
    100年継続とか唱える企業が多い中で、当然必要なことに思えてきた。
    特に「循環型」というのはキーワードだろう。
    ESGやSDGsで株価が上がるとは思えないが、少なくとも下落の際の防波堤や砦にはなるような気がする。
    その大きな目標は17。
    (1)貧困をなくそう
    (2)飢餓をゼロに
    (3)すべての人に健康と福祉を
    (4)質の高い教育をみんなに
    (5)ジェンダー平等を実現する
    (6)安全な水とトイレを世界中に
    (7)エネルギーをみんなにそしてクリーンに
    (8)働きがいも経済成長も
    (9)産業と技術革新の基盤をつくろう
    (10)人や国の不平等をなくそう
    (11)住み続けられるまちづくり
    (12)つくる責任、つかう責任
    (13)気候変動に具体的な対策を
    (14)海の豊かさを守ろう
    (15)陸の豊かさも守ろう
    (16)平和と公正をすべての人に
    (17)パートナーシップで目標を達成しよう
     
    「相場は単純。
    難しくしているのは自分の欲、プライド、自説への執着」。
    含蓄深すぎる老練な市場関係者の言。
     


    《兜町ポエム》
     
    「サザンカ」
     
    上下に転んで暴落に泣いて
    いつの時も相場は立ち上がってきた
     
    僕は知ってるよ
    誰よりも相場が一番輝いている瞬間を
     
    夢を追う株へ
    思い出してくじけそうなら
    いつだって物語の主人公が立ち上がる限り
    株の相場は続くんだ
     
    高値を取ったのに涙が溢れるのは
    株価が歩んできた道のりを知っているから
     
    夢を追う株へ
    思い出してつまづいたなら
    いつだって物語の主人公は笑われる方だ
    株を笑う方じゃない
    相場ならきっと


    (櫻井)。

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比70円18銭高い4004円33銭となった。
    東証1部の主力株が上昇するなか、中小型株にも投資家の運用リスクをとる姿勢が戻った。昨年12月に新規上場したヴィスコやCiメディカといった銘柄の上昇が目立った。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で621億円、売買高は6729万株。値上がり銘柄数は549、値下がり銘柄数は103となった。
     
    個別では、アミタホールディングス、セルシードがストップ高。大村紙業、ニッパンレンタル、ヴィスコ・テクノロジーズは一時ストップ高と値を飛ばした。アクシーズ、大本組、高橋カーテンウォール工業、博展、共同ピーアールなど18銘柄は昨年来高値を更新。平山ホールディングス、ラクオリア創薬、GFA、歯愛メディカル、ケイブがわれた。
     
    一方、ニチリョクが昨年来安値を更新。清和中央ホールディングス、メディカル一光、サカイホールディングス、アビックス、エスケーエレクトロニクスが売られた。

    東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前週末比27.70ポイント高い1199.76だった。
    値上がり銘柄数は217、値下がり銘柄数は25となった。
     
    個別では、みらいワークスがストップ高。フィル・カンパニー、ユーザベース、マネーフォワード、メディアシーク、弁護士ドットコムなど9銘柄は昨年来高値を更新。サインポスト、一家ダイニングプロジェクト、ケアネット、ソケッツ、ロードスターキャピタルが買われた。
     
    一方、ナノキャリア、オイシックスドット大地、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、アマナ、メタップスが売られた。

    日経平均株価は、前営業日比288円76銭高の2万2009円01銭、東証株価指数(TOPIX)は27.40ポイント高の1764.77と、ともに上伸した。
     
    前週末の米国株が続伸した流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行した。日経平均株価は徐々に上げ幅を拡大し、一時319円高の2万2040円まで値を上げた。前週末に進んだ円高・ドル安の動きが一服したほか、取引開始前に発表された1月の貿易統計も輸出の伸びが好感された。
     
    外国為替市場で円相場は1ドル=106円台前半で推移している。105円台半ばまで上昇した前週末に比べると、円買いの勢いは一服している。

    市場では、米国市場が連休中ということもあり、「海外投資家の不在で売り手がいない中、真空地帯のリバウンド状態だ」との見方が出ていた。一方、ある市場関係者は、「東証1部売買代金の3兆円割れが続いていることから市場は落ち着きを取り戻していると考えられる」(大手証券)と指摘した。
     
    前場の東証1部の売買高概算は、6億2559万株、売買代金概算は1兆1064億4000万円。値上がり銘柄数は1966、対して値下がり銘柄数は79、変わらずは19銘柄だった。
    東証1部全体の95%の銘柄が上昇している。
     
    業種別株価指数(33業種)は、卸売業、その他金融業、水産・農林業の上昇が目立った一方、ゴム製品のみが下落した。
     
    個別では、断トツの売買代金をこなす任天堂が堅調、三菱UFJフィナンシャル・グループも買い優勢。ソフトバンクG、NTTが値を上げ、ブイ・テクノロジーが急伸、キーエンスも上昇した。クレセゾンがにぎわい、シグマクシスが大幅高、アドバンテッジリスクマネジメントも値を飛ばした。インプレスホールディングスも高い。
     
    半面、ブリヂストンが軟調、資生堂も冴えない。塩野義は弱含み。ブリヂストンが下押し、アイスタイルが大幅安、ソースネクストも売り優勢。北の達人コーポレーションも安い。
     
    東証2部株価指数は前週末比96.63ポイント高の7303.69ポイントと3日続伸した。値上がり銘柄数は381、値下がり銘柄数は74となった。
     
    個別では、リミックスポイントがストップ高。ニッキは一時ストップ高と値を飛ばした。パシフィックネット、キーウェアソリューションズ、アルメタックス、イワキ、大日本コンサルタントなど6銘柄は昨年来高値を更新。ピクセラ、ヒガシトゥエンティワン、三社電機製作所、エンビプロ・ホールディングスが買われた。
     
    一方、西菱電機が昨年来安値を更新。日本精蝋、アライドテレシスホールディングス、ピーエイ、フルテック、カーチスホールディングスが売られた。


     

    19日前場マーケット情報

    ■日経平均株価 2万2009円01銭(+288円76銭)
    ■高値2万2040円05銭/安値2万1858円33銭
    ■TOPIX 1764.77(+27.40)
    ■値上がり1966/値下がり79/変わらず19
    ■新高値45/新安値1
    ■出来高 6億2559万株
    ■売買代金 1兆1064億円
    ■マザーズ指数 1199.76(+27.70)

    【寄り付き概況】

    週明け19日の東京株式市場は買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比183円41銭高の2万1903円66銭で続伸始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、15.78ポイント高の1753.15で始まった。
     
    前週末の米国株市場ではNYダウは小幅続伸したもののナスダック指数は安く引けるなど全般は上昇一服ムード、トランプ政権のロシア疑惑の再燃も嫌気されている。
     
    ただ東京市場では、外国為替市場でドル安・円高に足もと歯止めがかかっていることはプラス材料。日経平均はPERや騰落レシオなど株価指標やテクニカル面からも引き続き買い戻しが入りやすい局面にあるが、前週後半の2日間で560円以上の上昇をみせており、買い一巡後は上値が重くなる可能性もある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がり上位にその他金融、金属製品、情報通信、建設、電力ガスなど。
     
     
    個別では、三菱UFJ、東京海上、オリックスが値を上げ、野村は続伸。任天堂が買われ、ファーストリテ、ソフトバンクG、NTT、SBIは高い。SUBARU、東海カが上伸し、トヨタは堅調。日本電産、東エレクが上昇している。
    半面、花王が反落し、資生堂はさえない。ミネベアミツミ、リコー、ソニー、安川電、東洋紡が売られブリヂストンは大幅安となっている。
     
    外資系等は、ホンダ(7267)、スクリン(7735)、任天堂(7974)、トレンド(4704)、富士ソフト(9749)、日産化(4021)、インベスターC(1434)、大阪有機(4187)、パーソル(2181)、ラウンドワン(4680)、住友鉱(5713)、CKD(6407)、安川電(6506)、トリドール(3397)、商事(8058)、千代建(6366)に注目。
     
    225先物はソジェン・大和・みずほ・三菱・GMO・SBIが買い越し。
    アムロ・JP・メリル・クレディ・バークレイズ・UBS・モルスタが売り越し。
    TOPIX先物はみずほ・メリル・パリバ・大和が買い越し。
    バークレイズ・ソジェン・みすほ・ドイツが売り越し。
     
    テクニカル的には、エムスリー(2413)、ワールド(2429)、WDB(2475)、永谷園(2899)、ブロドリーフ(3673)、ガンホー(3765)、クイック(4318)、生化学(4548)、東和薬品(4553)、ペプチド(4587)、フューチャー(4722)、スカラ(4845)、東海カ(5301)、日カーボン(5302)、帝国電機(6333)、キトー(6409)、Vテク(7717)、しまむら(8227)、ヤオコー(8279)、ARM(8769)、福山通運(9075)、広島ガス(9535)が動兆。
     
     
     

    週末のNYダウとS&P500は小幅上昇。
    NASDAQは6日ぶりの反落。
    週明け19日はプレジデンツデーの祝日で休場。
    方向感のない展開となった。
    大陪審がロシアの米大統領選干渉疑惑を巡りロシア人13人と3団体を起訴したとの報道。
    これが悪材料視された面もある。
    週足ではNYダウが4.25%上昇し2016年11月以来の上昇。
    NYダウは6日続伸。
    週間で1028ドル上昇。
    2〜8日の下落幅の約6割を回復した。
    S&Pが4.3%上昇し2013年1月以来の上昇。
    NASDAQは5.31%上昇し2011年12月以来の好成績
    住宅着工件数は前月比9.7%増加し、戸数ベースで1年3カ月ぶりの高水準
    。輸入物価指数も予想を上回る上昇で着地した。
    債券市場は小動き。
    「債券は売られ過ぎていた。こうした状況も終わりに近づきつつある」という指摘もある。
    一時105円台だったドル円は106円台前半。
    「次の焦点は28日と3月1日のFRBパウエル議長の議会証言」となっている。
     
     
    週末の日経平均は続伸。
    ドル円の105円台などお構いなくの上昇。
    「円高耐性」という声も聞こえる。
    前半軟調、後半堅調で週間では上昇。
    約337円の上昇となり、週足では6週ぶりに陽線となった。
    2月第1週海外投資家は5週連続で売り越し。
    売越額は6446億円で2016年3月第2週以来1年11カ月ぶりの高水準。
    個人は3週連続の買い越し。買越額は7458億円。
    1987年10月第3週(6504億円)を上回り、30年4カ月ぶりに過去最高を更新。
    信託銀行は4週連続で買い越し、買越額は917億円。
    先物では海外投資家が3週連続で売り越し。
    売越額は9784億円で2015年12月第2週以来の大きさ。
    現物と合計した売越額は1兆6230億円に膨らんだ。
    25日線からの乖離はマイナス5.3%。
    200日線からの乖離はプラス3.1%。
    やはり200日線で踏みとどまった格好。
    25日線と75日線はあと数日でデッドクロスの気配。
    騰落レシオは78.76%。
    空売り比率は42.6%と低下したものの40%台継続。
    日経VIは23.48まで低下した。
    日経平均採用銘柄のEPSは1679.83円と過去最高を更新。
    PERは12.93倍と依然13倍台割れ。
    日経平均が596円安した5日が1567円だったから、この2週間で100円以上も増加した。
    「2013年6月初め〜2017年8月末までの1043日の相場。
    PERが12倍台だったのはわずか10日」との指摘。
    その10日について100日後の株価。
    平均18.8%の上昇率を記録していたというのが歴史だった。
    「正味のPER評価が本番となる」という見方もある。
    シカゴ225先物終値は大証日中比135円高の21875円。
    高値が21910円だったからこれがまずは目標値。
    プレジデンツでーで休場のNY、春節で休場の上海。
    東京市場の独立心が問われる月曜だ。
    気学では「逆行性の日。足取り注意」とある。
     
    ブラック・マンデー越えは個人の日本株買い越し額。
    2月第1週の買い越しは7458億円。
    遡及可能がデータは1987年以降。
    これまでの最大は1987年10月第3週の6504億円だった。
    これを抜いたことになる。
    それまでの3週間での買い越しは1.2兆円。
    下落時の外国人売り、個人買いの動きは今回もあったことになる。
    今年の2月第1週の1891円という下落幅。
    リーマン・ショック後の2008年10月を抜いた。
    ただ3週間で約2500円だから下落率では約13.2%。
    日経平均が8000円の時に3週間で1000円下落したら「急落」と言っただろうか。
    時と場合によって肌感覚は異なるという好例であろう。
    ココからは昨年8月安値の信用売り方期日迎えに期待という声も聞こえる。
     
    因みに・・・。
    アルゴリズムを駆使した大手ヘッジファンド2社が2月の市場変動により大幅な損失。
    業界大手であるカンタブ・キャピタル・パートナーズのクオンティテイティブ・ファンド。
    年初から2月9日までで10.7%下落。
    システマティカ・インベストメンツのオルタナティブ・マーケッツ・ファンドは同期間で8.9%下落。
    見えない影に怯える必要はなかろう。
     
    NYダウは19ドル高の25219ドルと6日続伸。
    NASDAQは16ポイント安の7239ポイントと6日ぶりの反落。
    S&P500は1ポイント高の2732ポイントと6日続伸。
    ダウ輸送株指数は54ポイント安の10502ポイント。
    3市場の売買高は71億株。
    CME円建ては大証比135円高の21875円。
    ドル建ては大証比160ポイント高の21900ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比160円高の21900円。
    ドル円は106.31円。
    10年国債利回りは2.877%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    DIT(3916)・・・動兆。
     
    DITに注目する。
    同社は独立系情報サービスでソフトウエア開発が中核。
    金融、医薬・製薬、社会インフラ向けにシステム開発好調。
    車載関連やモバイル向け組み込み開発、働き方改革関連でのエクセル業務改善ソフト「ソブロス」に期待。
    業績は好調。
    第2四半期は、売上高が55.16億1600万円(前年同期比13.6%増)、
    営業利益が3.79億円(同24.9%増)と2ケタ増収増益で着地。
    3月末基準で1株を2株に分割。
    15日にストップ高している。


    (兜町カタリスト櫻井)

    [概況]

    先週末16日に発表された米経済指標は全て予想を上回る良好な結果で、NY株式市場はナスダック以外、6日連続の上昇となった。株価の上昇にドルも買い戻されて106円台を回復し、最後は小幅高(+16銭)で引けたが、ドル安の流れは収まっていない様だ。
     
    今週の米国は本日19日がプレジデントデーによる祭日で休場となり、経済指標は20日(火)ナシ、21日(水)MBA住宅ローン申請件数、1月中古住宅販売件数、FOMC議事録、22日(木)新規失業保険申請件数、1月景気先行指数、23日(金)ナシ、などと少なくなっている。今週は21日(水)のFOMC議事録公表に注目し、ここでこれまで年3回と見られて来た米利上げが4回に増える可能性が出て来る様ならドルは買われるかも知れない。
     
    しかし上値が伸びない様だと下値を探る動きが再開する可能性があり、注意が必要ではないか。NY株式市場と違い、ドルは未だ底を打ったと感じられない。


    [提供:カネツFX証券株式会社]


    [株価材料]
     
    ■伊藤園<2593>
    シニア層向け茶飲料の新ブランドを立ち上げ
     
    ■アルファ<3434>
    中国でドアハンドル部品生産体制を増強
     
    ■日立<6501>
    サイバー攻撃に対し迅速対応するシステム開発
     
    ■パナソニック<6752>
    防爆モデルに5年の機能保全を付与
     
    ■日タングス<6998>
    超硬合金で覆ったカッター向けローラー開発

     
    19日の東京株式市場はシカゴ日経平均先物にサヤ寄せする格好から買いが先行しよう。
    続伸後、もみ合い展開か。
    日経平均株価は前週の15-16日に560円強の上昇をみせていただけに、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値が重くなる可能性もありそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1700円-2万2000円を想定する。
    週足では26週線が2万1903円に位置している。2万2000円処が転換レベルといったところであろう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(前週末16日終値106円01−02銭)と円安に振れている。対ドルで前週末には一時105円台の半ばまで円高が進んでいただけに、輸出関連銘柄には見直しの動きが進む場面がみられそう。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比135円高の2万1875円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
    ■エイチーム <3662>
    上期経常を48%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■アグレ都市デザイン <3467>
    戸建住宅の累計引き渡し棟数1000棟の達成を記念して、記念株主優待を実施。18年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。
     
    ■ヒガシトゥエンティワン <9029>
    今期配当を3.5円増額修正。
     
    ■ニッパンレンタル <4669>
    今期経常は43%増益へ。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    19(月)
    1月貿易統計(8:50)
    《決算発表》
    浜ゴム、アップル、テラプロ
     
    【海外】
    《米決算発表》
    モザイク
    休場:米、カナダ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。



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