【市況一覧】
日経平均株価
37,552.16 +113.55 04/23
TOPIX
2,666.23 +3.77 04/23
マザーズ
650.64 -0.61 04/23
日経JASDAQ
38,239.98 +253.58 04/23
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,451.31 +169.30 04/23


02月01日 マーケットコメント

02月02日 マーケットコメント

02月03日 マーケットコメント

02月05日 マーケットコメント

02月06日 マーケットコメント

02月07日 マーケットコメント

02月08日 マーケットコメント

02月09日 マーケットコメント

02月10日 マーケットコメント

02月12日 マーケットコメント

02月13日 マーケットコメント

02月14日 マーケットコメント

02月15日 マーケットコメント

02月16日 マーケットコメント

02月17日 マーケットコメント

02月19日 マーケットコメント

02月20日 マーケットコメント


    [概況]

    21日、東京外国為替市場の米ドル円は一時107.920円まで上昇した。米長期金利の上昇などを背景に米ドル円は堅調となっている。現在、欧州時間に入り米ドル円は107.700円付近で推移している。

    このあとは1月米中古住宅販売件数(予想:前月比0.9% 前回:前月比-3.6%)など米経済指標の発表に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表が予定されており注目か。

    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(106.825円)付近では下値のサポートとなりそうか。一方、上値付近では20日移動平均線(108.393円)などが控えている。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    21日の日経平均株価は前日比45円71銭高の2万1970円81銭と反発した。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:21 容量:11.59M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    外国為替市場での円高一服や20日の米国市場でのハイテク株高で、東京市場でも半導体関連株や自動車株といった輸出関連銘柄に買いが優勢になった。
     
    手掛かり材料に乏しい中、日経平均株価はやや荒い値動きとなり、高値と安値の差は一時300円近くまで拡大した。堅調に推移した午前の現物取引終了後に株式先物市場で仕掛け的な売買が見られ、午後の取引開始直後に急落する場面があった。
    売買が一巡したその後は円安が進んだことから押し目を拾う買いも見られ、その後は持ち直し、大引けにかけて小高い水準で推移した。
     
    市場からは「相場はまだ不安定だ。3月のメジャーSQ(特別清算指数)や、年度末を意識したポジション整理売りが終わるまで需給はすっきりしない。突っ込む場面では買いだろうが、戻り売りへの警戒もあり、基本は値固めを待つところだ」との声が聞かれた。
    東証1部の出来高は13億8202万株、売買代金は2兆6862億円。騰落銘柄数は値上がり1087銘柄、値下がり897銘柄、変わらず82銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、ガラス・土石製品、電気機器、その他製品などが上昇する一方、保険業、証券・商品先物取引業、銀行業などは下落した。
     
    JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比22.72ポイント安の1万5558.41だった。TOPIX(東証株価指数)も続落し、0.84ポイント安の1761.61で終えた。
     
    個別では、任天堂や東エレク、キーエンスが上昇した。ソニーとホンダ、ブイ・テクノロジーも高かった。ショーワ、ヤマシンフィルタが値を飛ばしたほか、日本カーボンも大幅高。フィックスターズも物色人気となった。
    一方、ソフトバンクグループが冴えず、第一生命HDやSOMPO、T&Dなど保険株が軟調だった。大東建と三菱商も下げが目立った。大日本住友製薬が大幅安、フィールズ、西尾レントオールなどの下げも目立つ。ベクトル、enishが値を下げ、新生銀行も安い。
     
    東証2部株価指数は前日比4.32ポイント高の7352.74ポイントと5日続伸した。値上がり銘柄数は268、値下がり銘柄数は188となった。
     
    個別では、ファーマフーズがストップ高。サイオスは一時ストップ高と値を飛ばした。ブルボン、福留ハム、パシフィックネット、キーウェアソリューションズ、イトーヨーギョーなど10銘柄は昨年来高値を更新。児玉化学工業、石井表記、技研ホールディングス、サイバーステップが買われた。
     
    一方、ピクセラ、リミックスポイント、E・Jホールディングス、ロブテックス、黒谷が売られた。
     

    東証マザーズ指数も5日続伸し、終値は前日比3.63ポイント高の1219.70だった。
     
    朝方の売り先行後にプラス圏に浮上した。午後になると日経平均株価の急速な下げを横目に売りがかさんだものの、底堅く推移した。ジャスダックが大商いになるなど、市場関係者からは、「海外勢による売りの影響は小さく、終日堅調という印象だった」との声が聞かれた。
    時価総額上位のミクシィやジーエヌアイ、フィルCなどの下落が指数の重荷となり、上げ幅は限定的だった。
    値上がり銘柄数は141、値下がり銘柄数は94となった。
     
    個別では、ジェイリースがストップ高。フィル・カンパニー、ダブルスタンダード、ソーシャルワイヤー、マネーフォワード、メディアシークなど11銘柄は昨年来高値を更新。じげん、MRT、オウチーノ、AMBITION、クックビズが買われた。
     
    一方、アトラエ、ベガコーポレーション、テラプローブ、ソケッツ、みらいワークスが売られた。
     

    日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。終値は前日比22円79銭高い4067円85銭と5日以来およそ2週ぶりの高値だった。
    東証1部の主力株で構成する日経平均株価が反発し、新興市場でも買い安心感が広がった。午後に日経平均が一時下げに転じると日経ジャスダック平均も上げ幅を縮小したが、好材料の出た銘柄への個別物色の動きが根強く、相場を支えた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で1392億円、売買高は1億3616万株だった。
    値上がり銘柄数は405、値下がり銘柄数は256となった。
    名古屋大学での産学協同研究センター設置を発表したラクオリアは大幅高となり、売買代金も市場全体の3分の1近くに膨らんだ。
     
    個別では、共同ピーアール、セキュアヴェイル、ワンダーコーポレーション、免疫生物研究所、平山ホールディングスがストップ高。アスラポート・ダイニング、白鳩は一時ストップ高と値を飛ばした。高橋カーテンウォール工業、UTグループ、イメージ ワン、エフティグループ、システム ディなど23銘柄は昨年来高値を更新。細谷火工、ナガオカ、レカム、ラクオリア創薬、日本創発グループが買われた。
     
    一方、博展、アミタホールディングス、ルーデン・ホールディングス、ULSグループ<3798>、ETSホールディングスは値下がり率上位に売られた。

     

    昨日の日経朝刊で登場していたのが自動車のフェラーリ。
    見出しは「変革に媚びず」だった。
    群を抜く株価パフォーマンス。
    年間9000台以下の小規模メーカーに世界の投資家が熱狂しているという。
    「今後も比類なく存在として君臨」というのが会社側のコメントだから恐れ入る。
    昨年の輸入台数は775台と過去最高を更新した。
    新型スポーツカー「ポルトフィーノ」は一番安くて2530万円。
    1億超の限定車もあるという。
    売上は4500億円。
    車1台の営業利益は1200万円。
    トヨタが21万円だからすごい。
    自動運転とは無縁。
    電気自動車も無縁。
    大衆車とは違ったフィールドが勝利の方程式なのだろう。
    新興国で富裕層が増えるのは完全に追い風だ。
    「本当の電気スーパーカーを作れるのはフェラーリだけ」という声もあるという。
    「ケタ違い」とか「バケモン」という言葉が時間を伴うようなモード。
    でもこの「こだわり」こそが、おそらく企業の牽引役だ。
    そういえば・・・。
    株式市場もAI化とか最適価格売買とかHFTなど「新しい物好き」への方向。
    ただ、それで儲かった業者というのは寡聞にして聞かない。
    ヒョッとすると・・・。
    株式市場あるいは証券市場でこそ「変革に媚びないこだわり」が求められているのかも知れない。
    金融ビッグバンは今のところ、多くを不幸にしたと言っては言い過ぎだろうか。
     
     
    ゴールドマンのストラテジストのコメント。
    「景気後退がなく、弱気相場入りもしない調整相場は3日月後には上昇に転じる」。
    当たり前といえば当たり前の分析に過ぎないが・・・。
     

    (櫻井)。

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日終値比27円24銭高い4072円30銭だった。
    好材料が出た銘柄や業績期待の高い銘柄への個別物色が支えとなった。名古屋大学での産学協同研究センター設置が決まったと発表したラクオリアが商いを伴い大幅高となった。
    日経ジャスダック平均は取引開始直後に一時下げに転じたが「主力株の堅調さが確認され、買い安心感が広がった」ことで、その後はじりじりと上げ幅を拡大した。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で769億円、売買高は7650万株。値上がり銘柄数は428、値下がり銘柄数は206となった。
     
    個別では、免疫生物研究所がストップ高。セキュアヴェイルは一時ストップ高と値を飛ばした。高橋カーテンウォール工業、共同ピーアール、イメージ ワン、アスラポート・ダイニングなど17銘柄は昨年来高値を更新。
    細谷火工、レカム、サンオータス、日本創発グループが買われた。
     
    一方、博展、アミタホールディングス、メディカル一光、ETSホールディングス、山陽百貨店が売られた。

    東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前日比7.55ポイント高の1223.62だった。
    値上がり銘柄数は160、値下がり銘柄数は70となった。
    前日までのゲーム関連銘柄への物色が一服し、時価総額首位のミクシィが下落したことが指数の重荷となっている。
     
    個別では、フィル・カンパニー、ダブルスタンダード、ソーシャルワイヤー、マネーフォワードなど10銘柄が昨年来高値を更新。じげん、MRT、クックビズ、エスユーエスが買われた。
     
    一方、アトラエ、ベガコーポレーション、みらいワークス、メドレックス、ミクシィが売られた。

    21日前場の日経平均株価は前日比139円45銭高の2万2064円55銭と反発して引けた。東証株価指数(TOPIX)は5.48ポイント高の1767.93と、ともに反発した。
     
    前日の海外株式市場は、欧州がまちまちだったが、連休明けのNYダウは7日ぶりの反落をはじめ主要指数がそろって下落した。米長期債利回りやシカゴ・オプション取引所の恐怖心指数(VIX)が上昇したほか、前週末までダウ平均が6日続伸した反動による利食い売りもあったようだ。
    つれ安が予想された日経平均は上昇で始まったが、序盤は一時値を消す場面も見られた。ただ、米長期金利上昇がドル買いを主導したことから円高が一服、輸出関連株の上昇とともに戻り歩調に転じた。
     
    外国為替市場で円相場が1ドル=107円台半ばと、前日夕時点よりも円安・ドル高に振れた。輸出企業の採算が悪化するとの懸念が和らぎ、打診買いの勢いが増した。業種別では機械や電機の値上がりが目立った。
     
    市場関係者からは、「円安がサポート要因になった。再び不安心理が高まる場面もあろうが、上下動を繰り返しながらゆっくりと落ち着き所に向かうことになろう。円高による(上場企業の)来期業績への影響懸念は一応、後退した」として、午後も波乱含みながらしっかりの展開を予想する声が多いようだ。
     
    東証1部の出来高は5億9710万株、売買代金は1兆1146億円。騰落銘柄数は値上がり1361銘柄、値下がり612銘柄、変わらず92銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、ガラス・土石製品、電気機器、機械などが上昇する一方、証券・商品先物取引業、保険業、銀行業などは下落している。
     

    個別銘柄では、ソニー、東エレク、キーエンスのハイテク関連株が買われ、ファーストリテ、ファナック、任天堂の値がさ株は上伸し、東海カは大幅高。Vテクが高く、トヨタ、ホンダ、SMC、ヤクルトが堅調となっている。
    半面、三菱UFJ、三井住友、ソフトバンクG、JT、SUMCO、野村、第一生命、三菱商が売られている。
     
    東証2部株価指数は前日比15.74ポイント高の7364.16ポイントと5日続伸した。
    値上がり銘柄数は273、値下がり銘柄数は141となった。
     
    個別では、サイオスが一時ストップ高と値を飛ばした。ブルボン、ファーマフーズ、パシフィックネット、キーウェアソリューションズ、イトーヨーギョーなど8銘柄は昨年来高値を更新。石井表記、児玉化学工業、技研ホールディングス、日本和装ホールディングス、SECカーボンが買われた。
     
    一方、ピクセラ、ニッキ、アライドテレシスホールディングス、黒谷、セブン工業が売られた。

     

    [概況]

    東京時間から上昇していたドルは欧州市場に入り、米国債利回りが上昇すると更に買われて14日以来となる107円台に乗せた。

    其の後も上値を伸ばし、NY市場序盤に当日高値107.385円まで上昇したが、特段の買い材料も無かった事からドル買いは続かず、其の後はNY株式市場の下げなどに上値を抑えられて107円前半で揉み合いとなった。

    そして最後は前日比+74銭高の107.340円と107円台を回復し、ドル高に連れて他の主要通貨も概ね上昇して引けた。

    またソフト・ブレグジットに対する期待からポンドは買われ、+1.00円高の150.20円と150円台に乗せる上昇で引けた。

    ドルは107円台を回復したが、これまでの続落に対する反発という側面が強いと見られ、底を打ったかどうかは不明で目先は108円台に戻せるかどうかに注目したい。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    3連休明けのNYダウが7日ぶりの反落。
    ウォルマートの大幅安が重石との解釈だ。
    「経済情勢や企業業績の基本的な枠組みは変わっていない。
    しかしウォルマートは明らかに市場に恐怖感をもたらした」と言う声が聞こえる。
    もっともアマゾンや半導体株の上昇が支えとなりNASDAQは横ばい。
    NYダウが6日続伸し1週間で4.25%(16年11月以来、NASDAQは11年11月以来)の上昇。
    その反動の3連休明けと考えたほうが良いかも知れない。
    債券利回りは上昇。
    10年国債利回りは2.88%レベル。
    先週の2.944%は4年ぶりの高水準だった。
    因みに2年債が2.223%。
    5年債が2.689%と2010年4月以来の高水準となった。
    債券利回りの上昇を背景にドルは上昇。
    ドル円は107円台での推移。
    「今夜のFOMC議事要旨公表がポイント。
    そして24日のバークシャー・ハサウェイの決算発表も注目」という声がある。
     
    「3日続伸までのリズム」だった日経平均株価。
    月曜の引け間際の上昇など忘れた格好で「前日までの3連騰で1000円近く上げた反動」という解釈ばかりだった。
    下落幅は一時318円まで拡大した。
    ただ東証1部の騰落銘柄数は値上がり1027銘柄。
    値下がり949銘柄と印象は「買い優勢」。
    新高値銘柄数は64(前日60)。
    新安値銘柄数は4(前日1)だった。
    新興指数も後場にプラス転換。
    「ジャスダック平均は25日線(4109ポイント)が射程圏内に入ってきた」との声も聞こえる。
    「押し目買いには動くが戻ったところは買いたくないという買い方心理。
    新興市場はプラスなのだから、攻撃的な資金は健在」という解釈だ。
    25日線(22808円)からの乖離はマイナス3.9%。
    200日線(21067円)からはプラス4.0%。
    ただ25日線と75日線は今日デットクロスする予定。
    昨年8月21日以来だ(10月3日にゴールデンクロスした)。
    26週線(21988円)がなんとか奪還できそうな水準で週足はまだ陽線。
    騰落レシオは87.04と低下。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.729%(前日▲16.906%)。
    買い方▲6.418%(前日▲6.246%)と意外と買い方は劣勢ではない。
    裁定買い残の1兆7398億円(前週比4619億円減)が効いているような気がする。
    2月16日現在の信用買い残は前週比542億円減の3兆3255億円。
    信用売り残は427億円増の8147億円。
    9月安値期日を控えた割には売り残は増加している。
    空売り比率は44.4%と18日連続の40%超え。
    日経VIは23.84。
    日経平均のEPSは1677.51円(前日1680.52円)でPERは13.07倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比75円安の21855円。
    NY株式は下落したが債券利回りの上昇によるドル円の107円台が支えてくれた格好だ。
    勝手雲の下限は22238円。
    明日は22077円と近づいてくる。
    ボリンジャーのマイナス1σ21788円がサポートになろうか。
    3月メジャーSQに向けた戦いと想定すれば2月SQ値21190円は下限。
    12月メジャーSQ値22590円というのが買い方の目標だろう。
     
    銘柄をタテに追うのかヨコに追うのかという課題は今回も問われた気がする。
    多くの投資家さんはヨコに追うのが好きだ。
    デイトレなどと言われ、蝶のように華麗に銘柄の間を舞う。
    しかし、それで残るものは意外と少ないような気がする。
    一方で、暴落急落時に追いかけていた銘柄を拾う作業も結構お気に入りのようだ。
    これがタテに追うのだが、その後に持ち続けることで、飽きることも多い。
    焦れて飽きて売った後にあるのが果実があるというのも経験則。
    それでも、動いていないと面白くないので、タテ投資家突然ヨコ投資家になる。
    青い鳥を持っているのに青い鳥に気が付かないというのは、グリムが指摘してきたこと。
    「青い鳥はどこにいるの、青い鳥さえつかまえられたら幸福になれるのに」
    しかしこんなチルチルミチルになってはいけない。
    青い鳥の教訓。
    チルチルが前から飼っていた鳥は青くもなんともない一羽の鳩。
    でもふしぎなことに、その鳩をよく見ると青い鳥探しの旅に出る前よりずっと青くなっている。      
    チルチルはずいぶん遠くまで青い鳥を探しに旅をした。
    しかし、それはごく身近にいた。
    チルチルとミチルの教訓。
    「幸福とは気がつかないだけでごく身の回りに潜んでいるもの」。
    保有銘柄をそういう目で見ることも必要。
    そして、一度売却した銘柄をそういう目で見ることも必要だ。
     
    NYダウは254ドル安の24964ドルと7日ぶりの反落。
    NASDAQは5ポイント安の7234ポイントと続落。
    S&P500は15ポイント安の2716ポイントと7日ぶりの反落。
    ダウ輸送株指数は161ポイント安の10340ポイント。
    3市場の売買高は84.8億株。
    CME円建ては大証比75円安の21855円。
    ドル建ては大証比60ポイント安の21870ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比100円安の21830円。
    ドル円は107.27円。
    10年国債利回りは2.893%。
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    ツナグ(6551)・・・動兆。
     
    ツナグ・ソリューションズに注目する。
    同社はアルバイト・パートに特化した採用活動代行サービスが中核。
    人手不足から飲食・小売り大手向けに採用支援が続伸。
    セブイレブンン店舗への派遣サービス支援開始に期待。
    業績は好調で2月14日に通期見通しを上方修正済。
    背景は東北主要都市部でのマーケットに強みを持つスタープランニングの子会社化。
    採用市場において当たり前のように利用される欠くことのできない存在「 インフラ」だ。
    過重労働問題からのアウトソーシングニーズの高まりは追い風。

    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    21日の日経平均株価は前日比17円32銭高の2万1942円42銭で寄り付いた。
    前日の米国株市場では、高止まりする米長期金利の上昇が重荷となり、NYダウが250ドル超の反落をみせた。これを受けて東京市場でも前日に続いて主力株中心に利益確定の売りが出やすいが、下値では企業の好業績を背景とした押し目買いの動きが見込まれる。
    2万2000円台は戻り売り圧力が強いこともあり、ここで積極的に買い向かう動きも限られそうだ。外国為替市場では1ドル=107円台前半の推移とひところのドル売り・円買いの動きは一服しており、この点はポジティブ材料となる。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、15業種前後が高く、値上がり上位に石油、鉄鋼、ゴム製品、輸送用機器、化学など。値下がりで目立つのは医薬品、水産、サービスなど。
     
    個別では、ソフトバンクG、ファーストリテの値がさ株が売られ、三菱UFJは軟調。任天堂、JT、UBARU、三菱自が安く、SUMCOは続落。KDDI、NTT、パナソニックは軟調となっている。
    半面、東エレク、キーエンス、ソニーの半導体関連株が買われ、トヨタ、ホンダは上伸。新日鉄住、キヤノン、東海カが買われている。
     
     
    225先物はGS・SBI・ナティクス・日興・アムロが買い越し。
    クレディ・ドイツ・モルスタ・IB・三菱・野村が売り越し。
    TOPIX先物はみずほ・UBS・GS・野村が買い越し。
    メリル・モルスタ・ドイツ・JP・アムロが売り越し。
     
    外資系等は、ラクス(3923)、JXTG(5020)、三菱ガス(4182)、中部電(9502)、CKD(6407)、マキタ(6586)、ニチアス(5393)、中外薬(4519)、コムチュア(3844)、東急建(1720)、三洋化成(4471)、∨テク(7717)、ニホンフラッシュ(7820)、ヤクルト(2267)、ニューフレア(6256)、ショーワ(7274)、東京製鉄(5423)、ツムラ(4540)、ホンダ(7267)、三菱自(7211)、セオン(4205)に注目。
     
    テクニカル的には、新日建81879)、メンバーズ(2130)、シミック(2309)、Bガレ(3180)、ウィンパ(3183)、スター・マイカ(3230)、三交(3232)、オープンH(3288)、ビーロット(3452)、ビーロット(3452)、ポール(3657)、レンゴー(3941)、あすか(4514)、大塚(4578)、アーレスティ(5852)、シグマク(6088)、ASB機械(6284)、ツバキナカ(6464)、NEC(6701)、ヨコオ(6800)、OKAYA(6926)、アドヴァン(7463)、エスケイ(7608)、エイベクス(7860)、宝印刷(7921)、島忠(8184)、TKC(9746)が動兆。
     

    [株価材料]
     
    ■キョーリンHD<4569>
    風邪の原因特定する装置発売
     
    ■エイチワン<5989>
    3DQ技術加工の車体骨格の適用範囲拡大
     
    ■三菱電<6503>
    100m後方の車認識する電子ミラー技術開発
     
    ■愛知電<6623>
    小型トランス工場で生産ラインを再構築
     
    ■パナソニック<6752>
    CO2冷媒制御技術を他社に開放
     
    ■シチズン<7762>
    系列がレーザーの放熱部品を増産
     
    ■SOMPOHD<8630>
    病院向けサイバー攻撃被害保険発売
     
     

    21日の東京株式市場は、軟調な展開か。
    指数の上値は重いと考えるが、大きく崩れる展開にはならないと予想する
    日経平均株価の予想レンジ:2万1800円-2万2100円を想定する。
    20日の米国株式が下落を受け、売り先行のスタートとなりそう。
    引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きに対し、神経質な展開となることも考えられる。
    中小型株に関しては相対的に買い安心感が強まりそうで、全体としては、売り一巡後は底堅い地合いが続くと予想する。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(20日終値106円97-98銭)と円安に振れている。対ドルでの円高一服感から、輸出関連銘柄には下値拾いの動きが出る可能性もありそう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比75円安の2万1855円だった。
     
    【好材料銘柄】 
    ■石井表記 <6336>
    中国の液晶パネルメーカーから配向膜塗布インクジェット装置の大口受注を獲得。受注金額は12.6億円。売上計上は19年1月期を予定。
     
    ■大和コンピューター <3816>
    トライアルカンパニーとパナソニックスマートファクトリーソリューションズが実施する「業界初のウォークスルー型RFID会計ソリューション実証実験」に参加。
     
    ■日本創発グループ <7814>
    発行済み株式数(自社株を除く)の8.68%にあたる120万株(金額で12億円)を上限に、21日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
     
    ■ジェイリース <7187>
    東証がジェイリースを3月13日付で東証1部に市場変更する。今期配当を1円増額修正。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    21(水)
    12月全産業活動指数(13:30)
    1月訪日外国人客数
    2月の月例経済報告
     
    【海外】
    米1月中古住宅販売件数(2/22 0:00)
    1/30〜31開催のFOMC議事録
    米5年国債入札
    《米決算発表》
    ガーミン、アドバンス・オート・パーツ、シノプシス、アンシス、テクニップFMC
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    20日のNYダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反落した。16日終値に比べ254ドル63セント安の2万4964ドル75セントと節目の2万5000ドルを3営業日ぶりに下回って終えた。
    小売大手のウォルマート(WMT)の決算内容が嫌気され、売りが先行、ダウ平均を押し下げた。1銘柄で73ドルあまり押し下げた。同社株は10%下落。ダウ平均をターゲットやコストコ・ホールセールなど同業にも売りが波及した。
     
    また、前週の株価上昇を受けて利益確定の動きが広がったほか、為替相場でのドル高進行、長期金利の上昇も嫌気され、軟調推移となった。
    ダウ平均は前週末まで6日続伸しており、幅広い銘柄に目先の利益を確定する目的の売りが広がった。午後に下げ幅を広げ、一時は335ドルまで下げ幅を広げた。
     
    ナスダック総合株価指数は小幅に続落し、同5.158ポイント安の7234.308で終えた。アマゾン・ドット・コムやアルファベット(グーグル)など主力株の一角や半導体株が買われて高く推移する場面が目立ったが、ダウ平均が下げ幅を広げると下げに転じた。
     
    セクター別では、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが上昇する一方で食品・生活必需品小売や運輸が下落した。
     
    個別では、アパレルのギャップ(GPS)は「Gap」ブランドのCEO交代を発表し、下落した。オランダの車載半導体大手のNXPセミコンダクター(NXPI)の買収価格を引き上げると発表した米半導体のクアルコムに売りが優勢になった。決算で売上高や1株利益が市場予想を上回ったホームセンターのホーム・デポは高く始まったが下げて終えた。
     
    一方、スーパーのアルバートソンズが買収を発表したドラッグストアのライト・エイドが上昇。前日夕に増収決算を発表した肥料のモザイクが高い。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け上昇した。
     
     
    VIX指数は20.60と上昇(前営業日19.46)。ダウ平均が24884.19ドルまで下落したことで、VIX指数は21.61まで上昇した。しかしながら、引けにかけて株価が下げ幅を縮小したことで、VIX指数は20台での引けとなった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,964.75−254.63
    S&P500種
    2,716.26−15.96
    ナスダック
    7,234.308−5.158
     
    米10年債利回り(%)
    2.8914 +0.014
    米2年債利回り(%)
    2.2229 +0.034
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,331.20−25.00
    NY原油(ドル/バレル)
    61.77+0.09
    円・ドル
    107.28 - 107.29   +0.31
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は小反落した。3月物は前週末比20円安の2万1855円で終え、大阪取引所の終値を75円下回った。
    前週に戻りが続いた米株式に利益確定の売りが強まり、日経平均先物を下押しした。
    市場は21日発表の1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨に注目している。この日の3月物の安値は2万1790円、高値は2万2145円。
     

    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    21855 ( -75 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    21870 ( -60 )
    ( )は大阪取引所終値比


    【欧州株式市場】
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7246.77(-0.89)
    FTSE100種総合株価指数は小幅続落。前日19日の終値に比べ0.89ポイント安の7246.77で引けた。構成銘柄の約8割が上昇したものの、株価指数に影響の大きい主力の鉱業株と銀行株が売られ指数の重荷になった。
    大型株の鉱業のBHPビリトンとHSBCホールディングスが大幅下落したことが響いた。
    ともに決算内容は悪くなかったものの、市場の期待に届かなかったことが売り材料視された。HSBCの売りが波及し、銀行株は全面安で引けた。
     
    インターコンチネンタル・ホテルズ・グループと、アナリストが投資判断を引き下げた広告のWPPグループの下げも目立った。日用品のレキット・ベンキーザーは続落した。
     
    半面、午後にかけてたばこ株と、午前は売りが先行していた保険株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。ロシアの鉄鋼大手エブラズが大幅続伸したほか、時価総額の大きい石油のBPの上昇も株価を下支えした。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12487.90(+102.30)
    ドイツ株式指数(DAX)は大幅反発。終値は前日19日と比べて102.30ポイント高の12487.90だった。7日以来、約2週間ぶりの高値水準となった。構成銘柄の約8割が上昇した。
    個別では、半導体のインフィニオンテクノロジーズや、1株当たり7ユーロの配当を株主総会で提案する方向と伝わった工業用ガスのリンデ、ドイツ銀行などが高かった。一方ドイツ取引所、自動車株が下落した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5289.86(+33.68)



株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

下記のブラウザでご利用いただけます。
Android
Chrome、ファミリーブラウザ for docomo、あんしんフィルター for docomo
iOS
Safari、あんしんフィルター for docomo
※ブラウザのバージョンによってご利用できない場合がございます。