【市況一覧】
日経平均株価
37,552.16 +113.55 04/23
TOPIX
2,666.23 +3.77 04/23
マザーズ
650.64 -0.61 04/23
日経JASDAQ
38,239.98 +253.58 04/23
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,451.31 +169.30 04/23


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    [概況]

    22日、東京外国為替市場の米ドル円は一時107.140円まで下落し上値が重い展開となった。

    前日、米国時間に公表された米FOMC議事録の内容を受け、米長期金利が上昇すると米主要株価が下落する展開となった。

    京時間では米国主要株価の下落などを受け、日経225は一時21,747円まで下落しており、リスク回避の動きなどから円買いが優勢となっているようだ。

    この後は、米新規失業保険申請件数(予想:23万件 前回:23万件)や、2月米カンザスシティ連銀製造業活動(予想:18 前回:16)などの米経済指標の発表を予定している。

    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(107.046円)が下値サポートとなるか注目したい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

     
    22日の東京株式市場は、前日の米国株が乱高下した後に安く引けたことで、リスクを回避する動きが優勢となった。日経平均は一時、前日比340円超の下げをみせる場面もあった。日経平均株価終値は、前日比234円37銭安の2万1736円44銭と反落した。
    国内機関投資家は3月末を意識して益出しの売りを強めているフシもうかがえ、今しばらくは日柄をかけて需給上の調整を行う局面が続きそうだ。
     
    明日の東京株式市場は、買い手掛かり材料難のなかでの週末とあって売り姿勢が優勢となりそうだ。
    明日は重要な局面。先週は前半に下げたものの、後半に上げており、週間では上昇し、陽線を形成した。
    今週は今のところ、週初に大幅高となったものの、その後失速しており、きょうの終値2万1736円は、先週末16日の終値21720円をやや上回る程度で、月曜19日の始値2万1903円は大きく下回っている。
     
    また今週は、節目の2万2000円や26週線を一時上回りながら跳ね返されており、このまま週を終えると、翌週以降、これらの水準が壁となりやすい。2万2000円近辺まで戻す展開がベストだが、最低でも2万1720円は上回り、週間上昇では終えたいところだろう。
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
     
    23326.62  均衡表雲上限(日足)
    23284.51  ボリンジャー:+1σ(26週)
    22901.07  均衡表雲下限(日足)
    22828.70  13週移動平均線
    22780.53  75日移動平均線
    22644.44  25日移動平均線
    22539.75  均衡表基準線(日足)
    22539.75  均衡表転換線(週足)
    22050.78  ボリンジャー:-1σ(13週)
    21991.61  26週移動平均線
    21900.36  5日線
    21827.80  6日移動平均線
     
    21736.44  ★日経平均株価22日終値
     
    21684.43  均衡表基準線(週足)
    21639.03  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21551.50  均衡表転換線(日足)
    21272.85  ボリンジャー:-2σ(13週)
    21154.17  新値三本足陰転値
    21114.13  200日移動平均線
    20698.71  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20633.61  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20494.92  ボリンジャー:-3σ(13週)
     
     
    支持線として意識されていた5日線を割り込んで始まり、センチメントは悪化したが、下向きではあるものの、ボリンジャーバンドの-1σのほか、一目均衡表の転換線が支持線として機能している。
    週間形状では26週線を割り込んでおり、底打ちが見極めづらくなってしまっている。まずは週末終値段階で26週線から大きく放れたくはないだろう。
    日足についてもボリンジャーバンドの-1σや転換線を下回ってしまうと、再びボトムを探る展開が意識されてくるため、踏ん張り処であろう。2万2000円が抵抗として意識されてしまっており、2月半ばのマド(2万2277-2万2659円処)を埋めは意識しづらくなっているため、まずは下値固めとなる。


    【大引け概況】
    日経平均株価は前日比234円37銭安の2万1736円44銭と反落した。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:15 容量:10.69M

    過去のマーケット動画はこちら
    米国での長期金利の上昇傾向を背景にした先行き警戒感が再燃し、幅広い銘柄が売られた。
     
    取引開始直後から値下がりし、下げ幅を一時前日比350円近くに広げた。その後は安値圏でもみ合ったが、反発力の弱さも目立った。
     
    市場では、米国債の金利上昇に伴い外債運用に含み損が出た金融機関による年度末に向けた益出し売りが株価を押し下げたとの見方があった。
    春節(旧正月)の休暇から再開した中国・上海株以外のアジア市場で株価が軟調なことも日本株の買い控えにつながった。
     
    米国で長期金利が上昇基調を強めているため、投資家が株式の保有比率を引き下げているとの見方があり、「株価の地盤沈下が続いている」格好、足元が盤石とは言えないことで、「日経平均が再び2万1000円程度まで下押す可能性は否定できない」と、市場関係者は弱気の顔をのぞかせていた。
     
    東証株価指数(TOPIX)は3日続落し、終値は前日比15.44安の1746.17だった。JPX日経インデックス400も3日続落し、終値は前日比144.27ポイント安の1万5414.14だった。
     
    東証1部の売買代金は、2兆5902億円。売買高は13億4948万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1455と、全体の7割ほどを占めた。値上がりは542、変わらずは69銘柄だった。
    業種別株価指数(33業種)は全業種が下落し、中でも鉄鋼、水産・農林業、電気・ガス業の下落率の大きさが目立った。
     
    個別銘柄では、減損処理を計上する可能性が伝わったリコーが大幅安となった。積ハウスと三菱ケミHD、新日鉄住が下落し、ANAHDやJFEの下げが大きかった。日水や関西電は軟調。任天堂が安く、トヨタ、日産自が軟化した。
    一方、大塚HDは大幅高だった。NTTや資生堂が高く、T&Dやコンコルディも上げた。
    Vテクが昨年来高値を更新し、7&iHDは堅調、日立が底堅く、昭和電工は強含んだ。
     
    東証2部株価指数は前日比28.50ポイント安の7324.24ポイントと6日ぶり反落した。
    値上がり銘柄数は157、値下がり銘柄数は293となった。
     
    個別では、アップルインターナショナル、石井表記、大興電子通信、ダイヤモンド電機、日本電通は値下がり率上位に売られた。
     
    一方、富士通コンポーネントがストップ高。ファステップスは一時ストップ高と値を飛ばした。桧家ホールディングス、ブルボン、ファーマフーズ、伊勢化学工業、イワキなど9銘柄は昨年来高値を更新。アサガミ、リミックスポイント、大和重工、大日本コンサルタントが買われた。






     

    日経ジャスダック平均株価は小幅に6日続伸した。終値は前日比5円20銭高い4073円05銭だった。
    米株安や米長期金利上昇を背景に東証1部の大型株が軟調に推移したことを受け、海外情勢に影響を受けにくい内需銘柄の多い新興企業株が物色された。
    ゲームの日本一ソフトやアニメ制作のIGポートなどが上昇、セリアやCiメディカといった時価総額が大きい銘柄も上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で1216億円、売買高は1億2157万株だった。
    値上がり銘柄数は246、値下がり銘柄数は412となった。
     
    個別では、共同ピーアール、ワンダーコーポレーション、ミズホメディーがストップ高。仙波糖化工業、歯愛メディカルは一時ストップ高と値を飛ばした。オーテック、常磐開発、高橋カーテンウォール工業など22銘柄は昨年来高値を更新。ニッパンレンタル、やまみ、タツモ、今村証券、エヌエフ回路設計ブロックが買われた。
     
    一方、OSGコーポレーションが昨年来安値を更新。大村紙業、サカイホールディングス、ベルパーク、デュアルタップ、ユニバーサルエンターテインメントが売られた。

    東証マザーズ指数は6営業日ぶりに反落した。終値は前日比13.39ポイント安い1206.31だった。値上がり銘柄数は68、値下がり銘柄数は171となった。
    米国株安につれられて東京市場全般が安く、マザーズ市場も反落した。
    そーせいグループやCYBERDYNE、サンバイオなど時価総額上位銘柄が軟調に推移した。バイオ関連株が下落し、訪日外国人(インバウンド)関連やゲーム関連が上昇した。
    好業績銘柄に買いが入る一方、前日まで値上がりしていた銘柄は当面の利益を確保する売りが厚かった。
     
    個別では、ソケッツ、バーチャレクス・ホールディングス、ピクスタ、リファインバースが売られた。
     
    一方、じげん、SHIFT、弁護士ドットコム、アドベンチャーなど8銘柄が昨年来高値を更新。ASJ、HANATOUR JAPAN、オウチーノ、レノバが買われた。

    【寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比233円06銭安の2万1737円75銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、14.88ポイント安の1746.73で始まった。
    東京株式市場では、日経平均株価は前日比220円安前後と前場終値と比較して若干下げ渋っている。
    外国為替市場では、1ドル=107円30銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
     
    個別で、トヨタ、日産自が安く、ソニー、東エレク、SUMCO、JFE、出光興産、商船三井が売られ、国際帝石、石油資源、三菱UFJ、三井住友、任天堂、ソフトバンクG、ファーストリテが値を下げ、JT、武田、関西電も下落している。
     
    半面、NTTが締まり、資生堂、花王が買われ、大塚HD、T&DHD、Vテク、キーエンスは値を上げている。
     
    日経平均は寄付き段階で5日線を下回る格好となり、センチメントが悪化している。
    26週線も割り込んでいるため、目先底が確認しづらく方向感が掴みづらい面もある。
    その他、グローベックスではNYダウ先物が100ドル超の下落で推移していることも、売り方優位の需給状況にさせているようだ。
     
    ただ、好業績銘柄への押し目買い意欲の強さは散見されている。
    全般軟調ではあるが、トレンドの強い中小型株への物色も続いており、冷静さがうかがえる。外部環境に左右され難い中小型株に資金が向かいやすいだろう。
     
    ランチバスケットは10件、48.22億円、差し引き50億円の買い越しとの観測。

    空蝉=セミの抜け殻あるいはこの世の中そのもの。
    どちらが良いのかは分からないが同じ言葉でも違う意味があるから日本語はややこしい。
    あるいはバックミラー。
    「先高観や先安観で市場が成立しているのではない。
    売り方も買い方もバックミラーを見ながら運転している投資家」。
    そんな使い方もあれば・・・。
    「バックミラーだけを見て運転するのはアブナイ。
    過去の傾向が続くと皆が信じることは怖い」。
    そういう使われ方もする。
    一番目にするのはトレンド追随型の市場観測。
    「上がれば強気、下がれば弱気」あるいは「昨日の弱気は今日強気なって明日弱気に戻る」。
    「過去に厚く未来に寡黙」というのもバックミラー的相場観測だろう。
    つまり市場のコメントの多くは「起きたことに対する原因の遡及」。
    もっと簡単に言えば「犯人探しゲーム」。
    残念ながら「主人公さがし」ではない。
    本来市場が求めているのは「明日はどうなる」。
    登場するのは「昨日はこうだった」。
    重要なのは今起きていることというのは間違いないだろう。
    ピヨンチャンで試合が行われているのにソルトレイクやソチの映像を見せられたらきっと怒る筈。
    これが市場では起きないから不思議だ。
    もっとも・・・。
    このアンバランスが微妙に絡まって市場が展開されるから面白い。
    「澪標」がなければ船も動けないし、株も動けないのかも知れない。
    荒れ果てた蓬生からようやく早蕨までやってきた株式市場。
    夢浮橋はまだ遠い。
    現実と夢の世界の区別がつかないことは「胡蝶の夢」。
    今日はそんな感じだろうか。
     
    「配当込みで見れば、TOPIXは今年89年高値奪還も」と大和のレポート。
    1月23日のTOPIX高値1911ポイントは89年末の高値比66.3%だった。
    ただ配当込みで見ると96.1%まで戻してきたことになる。
    (つまり31%が配当再投資寄与となる)。
    89年末から東証1部に在籍しているのは767社。
    このうち2月20日までに配当込み収益がプラスなのは307社。
    (株価は1989年末比プラスなのは194社。
    因みに配当込み上昇率上位は・・・。
    久光(4530)1486.0%。
    参天(4536)1230.1%。
    ユニチャーム(8113)1221.8%。
    HOYA(7741)1013.1%。
    シマノ(7309)944.1%。
    東エレ(8035)932.76%。
    村田(6981)873.3%。
    イズミ(8273)835.6%。
    信越(4063)757.9%。
    SMC(6273)732.7%。
     
    興味深かった話は古銭と骨董の収集家の心構えの差。
    骨董の世界では目の前に現れたものが贋物ではないかと疑ってかかるところから入っていく。
    一方古銭、古貨幣の収集家は目の前の物が本物であるという前提で話が進む。
    骨董も古銭も傍から見れば同じようなものだが決定的な違いがあるという。
    株の銘柄や材料に対する態度はどうだろう。
    材料を贋物と見るか、材料を本物の夢や悪夢と捉えるか。
    これは人様々だ。
    しかし疑いを持たないからといってポートフォリオが贋物ばかりとはならないだろう。
    ここは救いかも知れない。


    (櫻井)。

    22日前引けの日経平均株価は前日比258円61銭安の2万1712円20銭と反落した。
    取引開始直後から軟化し、円相場の上昇とともに下げ幅を広げ、一時前日比343円安まで値下がりした。
     
    21日の米国株式市場では、注目された1月下旬開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨発表直後に、NYダウ平均が300ドル超上昇した。
    しかし、議事内容は利上げに前向きなタカ派的な印象との受け止めが徐々に優勢になり、金利上昇に合わせて株価も急速に下落。NYダウ平均は結局166ドル安で取引を終えた。
    東京株式市場も、不安定な米国市場の流れを引き継ぎ、日経平均はじりじりと下値を切り下げる展開だった。依然として落ち着かない投資家心理を浮き彫りにした。
     
    オプション価格をもとに算出し相場の変動率を示すとされる日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、日経平均が午前の安値を付けた10時30分に25.40に上昇し、15日以来の高水準となった。
    業種別には全面安だが、薬品や情報通信、保険、小売など内需株が相対的に底堅さをみせた。
     
    東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400も下げた。
     
    午前の東証1部の売買代金は概算で1兆2975億円、売買高は6億8240万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1564と、全体の76%を占めた。値上がりは435、変わらずは66銘柄だった。

    個別では、減損損失を計上する可能性が報じられたリコーは大幅安だった。大商いの任天堂が軟調、鉄鋼株のJFEや新日鉄住金に売りが出た。三菱ケミHDや国際石開帝石の下落も目立つ。ソニー、トヨタ自動車も冴えない。日本エスコン、日新製鋼も売られた。豊和工業が安く、鹿島も値を下げた。
    一方、NTTが堅調、大塚HDやT&Dは上昇した。東洋炭素が大幅高に買われたほか、アダストリア、小松精練も大きく値を上げた。北沢産業、メンバーズなども高い。
     
    東証2部株価指数は前日比38.20ポイント安の7314.54ポイントと6日ぶり反落。
    値上がり銘柄数は125、値下がり銘柄数は308となった。
     
    個別では、イトーヨーギョー、省電舎ホールディングス、アップルインターナショナル、日本電通、ダイヤモンド電機が売られた。
     
    一方、ブルボン、ファーマフーズ、伊勢化学工業、イワキ、大日本コンサルタントが昨年来高値を更新。富士通コンポーネント、リミックスポイント、JESCOホールディングス、日本食品化工が買われた。

    日経ジャスダック平均株価は小反落した。前引けは前日比5円71銭安い4062円14銭。
    東証1部の主力銘柄に下げが目立ち、中小型株にも運用リスクを回避する目的の売りが出た。精密減速機メーカーのハーモニックや、半導体製造装置部品のフェローテクなどハイテク関連が売られた。半面、セリアやエンジャパンなど時価総額が大きい銘柄は上昇した。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で778億円、売買高は8457万株。。値上がり銘柄数は192、値下がり銘柄数は436となった。
     
    個別ではOSGコーポレーションが昨年来安値を更新。アミタホールディングス、デュアルタップ、レーサム、小倉クラッチが売られた。
     
    一方、仙波糖化工業、ミズホメディーがストップ高。高橋カーテンウォール工業、夢真ホールディングス、プラネット、共同ピーアール、エフティグループなど17銘柄は昨年来高値を更新。ニッパンレンタル、アール・エス・シー、細田工務店、タツモ、やまみが買われた。
     

    東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比13.35ポイント安い1206.35だった。
    値上がり銘柄数は52、値下がり銘柄数は187となった。
     
    個別では、そーせいやジーエヌアイといったバイオ関連が安かった。他では、バーチャレクス・ホールディングス、ソケッツ、ソーシャルワイヤー、ティーケーピー、ジェイリースが売られた。
     
    一方、じげん、SHIFT、弁護士ドットコム、アドベンチャー、エスユーエスなど6銘柄が昨年来高値を更新。オウチーノ、日本ファルコム、ドリコム、グランディーズが買われた。

    NYダウは小幅高でのスタート。
    その後300ドル以上の上昇で一時25200ドル台復活。
    引けにかけての30分程度で急落し結局166ドル安と続落。
    値幅で475ドルという乱高下となった。背景はFOMC議事要旨。
    「FOMCメンバーがインフレについてそれほど懸念していない」ことを市場は好材料視した。
    しかし「 堅調だった雇用統計やCPIがFOMC開催以降だったことに市場は気付いた」との解釈。
    NY市場はそんな愚かな場所とは思えないが、こんな稚拙な解釈がまかり通るから面白い。
    10年債利回り約4年ぶりの高水準となる2.957%を付けると株価は押し戻された。
    30年債利回りは一時3.233%。
    l2015年7月以来の高水準。
    2年債利回りも一時2.282%。
    約9年ぶりの高水準になった。
    「FOMC議事要旨は特に驚くべきことはなくFRBが緩やかな利上げを継続するとの内容。
    トップ交代は大きな変化をもたらしていない」という債券市場の方がマトモな声だろう。
    債券利回りの上昇を受けて為替はドル高トレンド継続。
     
     
    わずか45円とは言え今年2度目の水曜の日経平均の上昇。
    2月7日が35円だったから少し上げ幅を増やした。
    2月8日は高値から332円下押ししてかろうじてのプラス。
    昨日は高値から394円下押してからの戻したがそれでも160円は下押し。
    これが今年の水曜の傾向なのかも知れない。
    微妙に日足が陽線だったことは評価されよう。
    25日線と75日線のデッドクロスで悪材料出尽くしとも考えたいもの。
    した値上がり1087銘柄、値下がり897銘柄だから悪くはないがTOPIXは続落。
    場中に雰囲気がガラッと変わる不安定な相場だ。
    5日線(21846円)、26週線(21988円)水準を保てるかどうかが課題となった。
    「先週14日の安値(20950円)で底は打っているのだろうが・・・」という声が聞こえる。
    しかし他力本願の市場心理は常に影に怯える状況だ。
    象徴的だったのはジャスダック上場のラクオリア創薬(4579)の動き。
    売買代金は火曜の192億円から456億円に急増した。
    新興市場銘柄ではトップの商いとなりソニー(431億円)やトヨタ(399億円)を上回った。
    全市場で4位の商い。
    個別元気銘柄に付いて行くという流れだ。
    騰落レシオは87.74と依然低い状態。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.671%。
    買い方▲6.06%と買い方有利。
    Quick調査の2月16日時点の信用評価損率はマイナス9.90%(前週はマイナス10.1%)。
    3週ぶりに改善した。
    裁定買い残は1689億円減少(6週連続)し1兆5709億円。
    裁定売り残は70億円増の4988億円。
    買い残はもうそろそろ減らないだろう。
    空売り比率は42.7%で19日連続の40%超。
    日経平均採用銘柄のEPSは1686.17円と過去最高を更新。
    PERは13.03倍だ。
    乱高下したNY株式を背景にシカゴ225先物終値は大証日中比115円安の21855円。
    高値は22170円、安値は21800円だった。
    勝手雲の下限は22077円だからもう少しで手が届く。
    上限は2604円だ。
    ボリンジャーのマイナス1σ21714円がサポートになろう。
    「にゃん、にゃん、にゃん」の猫の日。
    気学では「逆転日」。
    何が逆転かは不明だが投資心理の逆転なら悪くはない。
    「日経平均の半値戻り22638円ぐらいは期待したい」という声。
    しかしバブル崩壊以降の半値戻し水準22985円はまだ遠い。
     
    昨年は春節が1月からだったので減少すると思われていた1月の訪日外国人客数。
    前年比9.0%増の250万1500人で着地した。
    1月としての過去最高。
    背景は航空路線の拡充やクルーズ船需要の増加。
    国・地域別では韓国が28.5%像の80万3800人と最多。
    単月での過去最高。
    次いで中国が0.3%像の63万2300人。
    春節休暇の2月にずれ込みは響いたが小幅に伸びた。
    台湾は0.1%減、香港は13.5%減だった。
    爆買いは越境ECへと移行してきたが、日本企業は「日本国内限定販売」というのを打ち出してきた。
    例えばピジョンの哺乳瓶などがそうだ。
    知恵の勝負というレベルではないかも知れないが結構進んだ印象。
    あるいはインバウンド外国人が大挙して押し寄せているのはドンキ。
    こちらはSNSなどでの口コミ拡散で迷路のような店作りや品揃えが評価されている。
    売れ筋はライオンの「休足時間」や資生堂の「パーフェクトホイップ」など。
    目薬や胃腸薬なども売れているという。
    そういえば、アメリカに行くと、歯磨きやシェービングクリームをチェックしていたことが甦る。
    古今東西、人の修正は一緒なのだろう。
    加えれば「ナイトレジャー体験」の位置づけにもなるという。
    昼は良くても夜は行く場所の少ないというのがこの国。
    ライブハウスやカジノがなくてもドンキで楽しむというたくましさには感服だ。
     
     
    NYダウは166ドル安の24797ドルと続落。
    NASDAQは16ポイント安の7218ポイントと3日続落。
    S&P500は14ポイント安の2701ポイントと続落。
    ダウ輸送株指数は31ポイント高の10372ポイント。
    3市場の売買高は69.6億株。
    CME円建ては大証比105円安の21865円。
    ドル建ては大証比115ポイント安の21855ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比変わらずの21970円。
    ドル円は107.70円。
    10年国債利回りは2.943%。
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    ワイヤレスゲート(9419)・・・動兆。
     
    サイヤレスゲートに注目する。
    同社は公衆無線LAN、WiMAXサービスを展開。
    産業用IoT向け検証キットが拡大基調。
    VAIOと安全なネット接続実現する技術に期待感。
    前期決算発表で売り込まれたが、今12月期は増収増益の見通し。
    過去の延長線上ではないところに未来があると考えたい局面。
    リバウンド期待。


    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    22日寄り付きの日経平均株価は、前営業日比180円93銭安の2万1789円88銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、11.76ポイント安の1749.85で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに下落して始まった。


    前日の米国株市場ではNYダウが乱高下、一時300ドル超の上昇をみせたものの大引けは166ドル安とマイナス圏に沈んでおり、これを受けて東京市場でも目先リスク回避ムードとなっている。

    米長期金利の上昇が引き続き米国市場の重荷となっており、FOMCの議事要旨発表後に10年債利回りがフシ目の3%近くまで上がったことが投資家の不安心理を高めた。

    半導体セクターなどが売られており、東京市場でも電機セクターには風向きが悪い。ドル・円相場は1ドル=107円台後半の推移でもみ合っている。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは鉱業、電力ガス、ガラス土石、水産、鉄鋼、陸運など。
     
    個別では、トヨタ、日産自、ホンダが安く、東エレク、SUMCO、ファナック、三菱UFJ、みずほFGが値を下げ、野村、東京海上は弱含み。JT、ソフトバンクGやファーストリテなどが売られている。
    半面、NTTが高く、資生堂、7&iHDは堅調。ソニー、キーエンス、任天堂、日立も底堅い。昭和電工は上伸し、Vテクが値を飛ばしている。

    225先物は野村・パリバ・ドイツ・GSが買い越し。
    クレディ・アムロ・メリル・UBS・ソジェン・SBIが売り越し。
    TOPIX先物はパリバ・ダイワ・HSBC・モルスタ・アムロが買い越し。
    バークレイズ・ドイツ・シティ・UBSが売り越し。
     
    外資系等は、マキタ(6586)、朝日イン(7747)、ピジョン(7956)、住友ベ(4203)、東洋炭素(5310)、大豊建(1822)、ソラスト(6197)、日トリム(9788)、リクルート(6098)、SBS(2384)、GMOペ(3769)、OLC(4661)、平和(6412)、TBS(9401)、セイノー(9076)、インベスターズC(1435)、ユーザベース(3966)、住友不(8830)、大塚(4548)、TSテック(7313)に注目。
     
    テクニカル的には、タマホーム(1419)、関電工(1942)、アウトソ(2427)、オエノン(2533)、DCM(3050)バイタル(3151)、シップ(3360)、RSTECH(3445)、トリケミ(4369)、東京個別(4745)、テクノプロ(6028)、三機S(6044)、FCC(7296)、カッパ(7421)、ダイトロン(7609)、マニー(7730)、任天堂(7974)東邦(8129)、SRS(8163)、日ガス(8174)、東祥(8920)、沖縄電(9511)が動兆。
     
     

    [概況]

    東京時間に当日高値(107.920円)まで上昇したドルは其の後売られて107円前半まで落ち、NY市場で発表された1月中古住宅販売件数も予想を下回ったが、NY株式市場が反発して始まった事などにドルも買い戻された。
     
    そしてNY市場後半に公表されたFOMC議事録で、「一部はドル安がインフレ目標達成を支援」とされた為にドルは売られ、当日安値107.270円まで急落した。
     
    しかし「漸進的な利上げが適切で合意」とこれまで通りの表現との見方にドルは買い戻されて、今度は当日高値と面合わせするまで反発した。
     
    其の後は揉み合いとなり、最後は前日比+41銭高の107.750円と107円後半に値を伸ばして引け、対ドルでの下げからユーロやポンド、豪ドルは反落して引けた。ドルは4日続伸して107円台後半まで値を伸ばしたが、108円の大台に乗せる事が出来るかに注目している。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    22日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
    シカゴ日経平均先物にサヤ寄せする格好から売りが先行しようが、売り一巡後は底堅さが意識されやすいだろう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1800円-2万2000円を想定する。
    21日のNY株式は値動きが粗いなか続落した。手掛かり材料に乏しいなか、引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きに対し、神経質な展開となることも予想される。
    先行きに対する不安心理が高まりやすいとみられ、株価指数先物への仕掛け的な売買に注意したい。
    戻り基調にはあるため、下値では買いが入るとは考えるが、米国市場の落ち着き待ちで、方向感に乏しい時間帯が続くと予想する
    為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の後半(21日終値107円77-79銭)と小動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所終値比115円安の2万1855円だった。
     
     
    【好材料銘柄】  
    ■エイチーム <3662>
    スマートフォン向けゲーム「ユニゾンリーグ」が全世界累計900万ダウンロードを突破。
     
    ■アズビル <6845>
    米ブラックロック・ジャパンが21日付で財務省に提出した大量保有報告書(5%ルール報告書)によると、ブラックロックと共同保有者の同社株保有比率は5.05%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
     
    ■日本電信電話 <9432>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.57%にあたる3100万株(金額で1500億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月22日から6月30日まで。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    22(木)
    20年国債入札
    《決算発表》
    プラネット
     
    【海外】
    独2月Ifo景況感指数(18:00)
    米1月景気先行指数(2/23 0:00)
    米7年国債入札
    《米決算発表》
    PPL、ヒューレット・パッカード、イントゥイット

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
    ■特種東海<3708>
    ラミネート加工で手術用使い捨て床シート開発
     
    ■コマツ<6301>
    出資の建機向けクラウド会社のサービス稼働へ
     
    ■椿本チ<6371>
    EV用パワートレーン向け動力伝達ユニット開発
     
    ■三菱電<6503>
    ロボ向けに試行錯誤で最適制御図るAI開発
     
    ■ユーシン<6985>
    ミリ波レーダー識別能力高める技術開発
     
    ■新明和<7224>
    ボンバルディア向け主翼関連部品の量産開始
     
    ■ヨロズ<7294>
    サスペンション部品の世界生産体制を強化
     


    21日のNYダウ工業株30種平均は続落した。
    前日比166ドル97セント安の2万4797ドル78セントで終えた。
    前日の株価下落を受けた買い戻しが先行した。注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、大半が経済成長に自信を示し、インフレ見通しにも楽観的な見方を強めたことが明らかとなった。
    発表後に相場は上げ幅を拡大したものの、10年債利回りが4年ぶりの水準に上昇するなど長期金利の上昇が嫌気され上げ幅を縮小した。
     
    1月30〜31日開催分のFOMC議事要旨の公表後は乱高下した。数人の委員が「経済活動や労働市場の拡大が相当な賃金や物価の上昇圧力につながるとの確実な証拠が乏しいと指摘した」と指摘していたことがわかった。利上げペースは緩やかとの見方から、ダウ平均は一時300ドル超上昇した。
     
    ただ、その後米長期金利の指標である10年物の米国債利回りが上昇し、一時は2.95%と節目の3%に接近した。金利上昇が続けば、株式の投資妙味が薄れるとの見方が広がった。企業の資金調達の重荷となるほか、個人消費にも悪影響が出て米景気改善の足かせになるとの見方も売りを誘った。
     
    ナスダック総合株価指数は3日続落し、前日比16.080ポイント安の7218.228で終えた。マイクロソフトやアップルなど時価総額の大きい銘柄が下げ、指数を押し下げた。
     
    セクター別では、運輸や消費者・サービスが上昇する一方で食品・生活必需品小売や不動産が下落した。
     
    個別では、エネルギー会社のデボン・エナジー(DVN)は決算内容が予想を下振れたほか、原油・ガス生産見通しを引き下げ、大幅下落した。
    半導体のクアルコムが下落。同社に敵対的買収を仕掛けている同業のブロードコムが買収価格を引き下げたのが嫌気された。買収の不透明感からブロードコムも下げた。インターネット金融サービス会社のレンディングクラブ(LC)や衛星テレビのディッシュ・ネットワーク(DISH)は決算内容が嫌気され、軟調推移した。
     
    一方、自動車部品販売のアドバンス・オート・パーツは四半期決算で販売が市場予想ほど落ちこまず、買いが膨らんだ。市販薬の独自商品を発売すると伝わったアマゾンは初めて心理的な節目である1500ドルを突破した。
     
    VIX指数は20.04と低下(前営業日20.60)。ダウ平均が25267.99ドルまで上昇したことで、VIX指数は21.04から16.97まで低下した。しかしながら、1月30-31日のFOMC議事録がややタカ派的な内容だったことで、ダウ平均は24792.99ドルまで反落し、VIX指数は20台へ上昇して引けた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,797.78−166.97
    S&P500種
    2,701.33−14.93
    ナスダック
    7,218.228−16.080
     
    米10年債利回り(%)
    2.9519 +0.059
    米2年債利回り(%)
    2.2701 +0.043
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,332.10+0.90
    NY原油(ドル/バレル)
    61.34−0.45
    円・ドル
    107.74 - 107.75   −0.03   


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は買い先行後に伸び悩んだ。
    3月物は前日比変わらずの2万1855円で終え、大阪取引所の終値を115円下回った。
    1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の公表直後は、米株式とともに一時買われた。買い一巡後は米長期金利の上昇を背景にNY株式相場が下げ、日経平均先物も売りに押された。一方で円が対ドルで売られたのが下値を支えた。
    この日の3月物の高値は2万2170円、安値は2万1800円。






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7281.57(+34.80)
    FTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。前日20日の終値に比べ34.80ポイント高の7281.57で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。
     
    個別では、資源商社のグレンコアは5%超高となり、指数の上げをけん引した。2017年の通期決算が大幅増益となったことが好感された。銀行のロイズ・バンキング・グループの通期利益は市場予想をやや下回ったものの、増益となり、業績回復に向かっているとの見方から買われた。アングロ・アメリカンの上げが目立った。同様に保険株も結局、全面高で引けた。銀行株にも買いが入った。
    時価総額の大きい石油のロイヤル・ダッチ・シェルも買いに転じた。
     
    半面、たばこ株が売られた。ただ下げ幅は縮小して引けた。シャイアーをはじめ医薬品株も売りに押された。広告のWPPグループが安かった。ロシアの鉄鋼大手エブラズは利益確定の売りで下落した。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12470.49(-17.41
    ドイツ株式指数(DAX)は小幅反落。終値は前日20日と比べて17.41ポイント安の12470.49だった。前日に大幅上昇した反動もあり、売りが先行した。
    個別では、電力のRWEが安かった。同業のエーオンも下げた。医薬・化学大手のメルク、アディダス、日用品のバイヤースドルフの下げが目立った。
    一方で、アナリストが目標株価を引き上げたドイツ取引所が高くなった。銀行株も上昇した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5302.17(+12.31



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