【市況一覧】
日経平均株価
38,079.70 +117.90 04/18
TOPIX
2,677.45 +14.30 04/18
マザーズ
659.87 +9.75 04/18
日経JASDAQ
37,753.31 -45.66 04/18
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,683.37 -181.88 04/18


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    [概況]

    23日東京時間の外国為替市場は、軒並み方向感に欠ける値動きとなった。

    米ドル円は欧州時間入にかけて上昇し一時107.150円まで、本営業日の高値を更新したものの、その後はじりじりと水準を切り下げ106.800円付近で揉み合っている。

    他方、クロス円通貨ペアではユーロ円も同様の値動きとなり131.870円まで強含みとなったものの、その後131.350円まで下落する場面があった。
    現在は、131.600円付近を推移するなど、軒並み小動きとなっている。

    さて、この後の時間については、週末ということもあるほか米系指標などの発表が少なく、引き続き現状の推移が継続する可能性がありそうか。

    テクニカル分析を通して相場を見ていると、なかでもユーロ円は131.155円付近に200日間単純移動平均線が控えており、同価格帯での反発が発生するのか否かには注目しておきたい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    今週は、米国株や為替など外部環境に一喜一憂の展開だった。
    円高一服を好感し19日の日経平均は428円高と大幅上昇。しかし、値動きの荒い動きが続く米国株への警戒から買いは続かず、戻り売りに押された。
    今週は、中小型株を中心に個別株の物色は比較的活況であったことから、週を通しては底堅く、当面の底打ち感は強まった感じだった。
    日経平均は週間では約172円の上昇となったが、週足では小幅に陰線を形成した。
     
    さて来週は、強含みの展開か。
    2月28日のパウエルFRB議長の米下院での議会証言が注目イベントとなるだろう。
    議長就任後初の証言でもあり、発言内容がマーケットのさらなる混乱を招く可能性もないとは言えないが、米国株は連日で荒い動きが続いており、同イベントがいったん市場の動揺を沈静化させる可能性の方が高いと考える。
     
    為替は引き続き警戒材料だが、来週は米国で経済指標の発表が多く、日本株にとってネガティブとなる円高が一方的に続く展開は想定しづらい。
     
    日経平均のPERが13倍台の低めの評価でも2万2000~3000円が妥当レンジとなるので、いずれは悪くても2万2000円台に入ってくること考えられる。それには円高が105円を越えないこと、米国で悪い金利上昇と株安が起きないことが前提になるだろう。
    3月相場に突入することで月初高のアノマリーも期待できる。良好な地合いが続くと予想する。
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(23日現在)
     
    23541.92  均衡表雲上限(日足)
    23289.68  ボリンジャー:+1σ(26週)
    22962.25  均衡表雲下限(日足)
    22840.73  13週移動平均線
    22773.50  75日移動平均線
    22569.62  25日移動平均線
    22539.75  均衡表基準線(日足)
    22539.75  均衡表転換線(週足)
    22078.74  ボリンジャー:-1σ(13週)
    21997.62  26週移動平均線
    21899.10  6日移動平均線
     
    21892.78  ★日経平均株価23日終値
     
    21684.43  均衡表基準線(週足)
    21580.79  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21551.50  均衡表転換線(日足)
    21316.74  ボリンジャー:-2σ(13週)
    21154.17  新値三本足陰転値
    21127.04  200日移動平均線
    20705.56  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20591.96  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20554.75  ボリンジャー:-3σ(13週)

    【大引け概況】
    23日の日経平均株価は前日比156円34銭高の2万1892円78銭と反発した。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:13 容量:10.34M

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    東証株価指数(TOPIX)も14.36ポイント高の1760.53と4日ぶりに反発した。
     
    前日のNYダウ平均が3日ぶりに反発したことを受け、23日の東京株式市場は買いが先行して取引が始まった。
    為替が円高・ドル安に振れたため、午前中は上値が重かったが、午後は時間外取引で米株先物が上伸すると、株価指数先物にまとまった買いが入り、日経平均株価は上げ幅を拡大した。
    午前中は時価総額の大きい銘柄を中心に海外投資家とみられる売りが出て、上値が重かった。しかし、午後は売り物が少なくなり、投資家心理が上向いたようだ。
    商品市場でガソリンや原油の先物相場が上昇し、業種別では石油石炭製品や鉱業の上昇が目立った。
     
    市場では「米国株の急落に対する警戒感が薄れ、好業績銘柄を中心に資金が流入した、株価上昇を受けて、短期売買を得意とする個人投資家が積極的に買いを入れた」という。
    ただ、週末を控えて様子見ムードが広がりやすく、買い上がるほどの勢いはなかった。
     
    JPX日経インデックス400は4日ぶりに反発した。終値は前日比120.02ポイント高の1万5534.16。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆2514億円と今年2番目の低さ、売買高は11億9800万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1562と、全体の8割近くを占めた。値下がりは455、変わらずは50銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)はその他製品、情報・通信業、銀行業、輸送用機器などが上昇し、小売業と精密機器は下落した。
     
    個別では、任天堂が大量の買いで大幅反発し、日経平均への寄与度が大きい値がさのソフトバンクGも上げ、ファーストリテも堅調だった。三菱UFJ、三井住友が値上がりし、野村、オリックス、トヨタ、ホンダ、ソニー、日本電産、キーエンスも買われた。
     
    半面、7&iHD、イオンが安く、花王、資生堂は売りに押された。東エレク、村田製が値下がりし、リコーは軟調だった。
     
    東証2部指数は前日比14.40ポイント高の7338.64ポイントと反発。値上がり銘柄数は307、値下がり銘柄数は159となった。
     
    個別では、桧家ホールディングス、カンロ、ICDAホールディングス、伊勢化学工業、SECカーボンなど8銘柄が昨年来高値を更新。アライドテレシスホールディングス、クニミネ工業、アサヒ衛陶、ニチリンが買われた。
    一方、パシフィックネット、富士通コンポーネント、朝日インテック、丸尾カルシウム、ゼロが売られた。






     

    日経ジャスダック平均株価は7日続伸した。終値は前日比20円44銭高の4093円49銭だった。
    戻り待ちの売りや利益確定売りも目立ったが、次第に買いが優勢となった。ただ、売買代金は前日より減っており、新興企業市場は全体としては戻り一服という状況だった。
    今期業績予想の上方修正を発表したシダーや、米コインデスクとの提携を公表したMスターなど個別に材料のある銘柄に買いが入った。
    半面、昨年12月上場のCiメディカやABホテルには、今後の新規株式公開(IPO)銘柄への投資に資金を振り向けるための換金売りが増えた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算1006億円で今年最低だった。2017年12月25日以来の少なさとなる。売買高は9623万株だった。
    値上がり銘柄数は416、値下がり銘柄数は245となった。
     
    個別では、シダー、トレードワークス、ウチダエスコ、モーニングスターが一時ストップ高と値を飛ばした。オーテック、高橋カーテンウォール工業、UTグループ、共同ピーアールなど24銘柄は昨年来高値を更新。セキュアヴェイル、ワンダーコーポレーション、チエル、精養軒、クレオが買われた。
     
    一方、メディアリンクスが昨年来安値を更新。ケイブ、プラネット、やまみ、アミタホールディングス、カーディナルが売られた。

    東証マザーズ指数は反発した。終値は9.74ポイント高の1216.05だった。
    値上がり銘柄数は141、値下がり銘柄数は95となった。
    休日を前に手控えムードになりやすかったが、好材料が出た銘柄などを個別に買う動きが相場を下支えした。
    23日にマザーズに新規上場したMマートは買い注文が集まり、取引が成立しなかった。気配値はきょうの上限に達し、公募・売り出し価格である1240円の2.3倍にあたる2852円だった。
     
    個別では、ソケッツがストップ高。総医研ホールディングス、ゼネラル・オイスター、すららネットは一時ストップ高と値を飛ばした。デファクトスタンダード、SHIFT、ソーシャルワイヤー、ソネット・メディア・ネットワークス、ソウルドアウトなど10銘柄は昨年来高値を更新。リンクバル、テラプローブ、日本動物高度医療センター、エリアリンクが買われた。
     
    一方、モブキャスト、トレンダーズ、ラクス、ジーニー、イードが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比89円79銭高の2万1826円23銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、9.82ポイント高の1755.99で始まった。

    日経平均株価は小幅高の水準でもみ合う展開が続いている。
    外国為替市場では、1ドル=106円90銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。

    個別で、ソフトバンクG、ファーストリテの値がさ株が買われ、任天堂が商いを集め、日産自、トヨタ、SUBARUは強含み。三井住友は小高い。日本電産が上伸し、JTは堅調。キーエンスが高く、武田、三井物はしっかり。
    半面、ソニーが売られ、ビックカメラ、7&iHD、イオンは弱含み。NTTが下押し、東エレクは軟調。Vテクが反落し、東京海上は甘い。花王がさえない。

    22日の米国市場ではNYダウが3日ぶりに反発したほか、シカゴ先物が大阪比で上昇していた流れもあり、前日の大幅下落に対する反発をみせた。
    しかし、前日に割り込んだ5日線が心理的な抵抗として意識されるなか、2万1800円を挟んでの狭いレンジ取引が続いている。
    日経平均がこう着の中、個人主体の資金は業績好調の中小型株での値幅取りに向かっているとみられる。

    ランチバスケットは18件、489.25億円、差し引き40億円の買い越しとの観測。

    23日前引けの日経平均株価は前日比77円87銭高の2万1814円31銭と反発した。
    22日の米国市場で株式相場が上昇したほか、投資家が注目する長期金利が低下した。

    東京株式市場は、買い優勢の展開となり上げ幅が100円を超える場面もあった。その後、買いが止まる一方、売り物が急速に増え、相場全体として上値は重かった。
    為替が1ドル=106円台の円高・ドル安となったため、輸出関連株を中心に当面の利益を確保する売りが厚くなり、日経平均の上昇幅は限られた。
    買い気は根強く前引けにかけて底堅く推移した。なかで、NY原油先物高を受けた石油関連株などの上昇が目立ったほか、建設や不動産などの内需株が買われ全体相場を支えた。

    東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400は4日ぶりに反発した。

    午前の東証1部の売買代金は概算で1兆816億円、売買高は5億7293万株だった。
    東証1部の値上がり銘柄数は1393、値下がりは597、変わらずは80銘柄だった。

    個別では、大商いで任天堂が上昇した。日本電産、ソフトバンクが買われ、トヨタが上昇。有沢製作所、ジーンズメイトも値を飛ばした。
    一方、ソニー、東京エレクトロンが冴えない。花王やセブン&アイが下げた。スターティアが大幅安となり、ブレインパッドも安い。

    東証2部株価指数は前日比前日比2.18ポイント安の7322.06ポイントと続落した。
    値上がり銘柄数は279、値下がり銘柄数は175となった。

    個別では、カワセコンピュータ、森組、朝日インテク、サプライが売られた。
    半面、伊勢化学工業、桧家ホールディングス、カンロなど7銘柄が昨年来高値を更新した。
    ニチリン、カワタ、日本モーゲージサービスが買われた。

    日経ジャスダック平均株価は小幅続伸した。前引けは8円2銭高の4081円07銭となった。
    今期の業績予想を上方修正したシダーに買いが入るなど個別銘柄への選別投資が目立った。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で603億円、売買高は5496万株。
    値上がり銘柄数は353、値下がり銘柄数は266となった。

    個別では今期の業績予想を上方修正したシダー、ウチダエスコ、トレードワークス、モーニングスターが一時ストップ高と値を飛ばした。
    高橋カーテンウォール工業、共同ピーアール、エフティグループなど20銘柄は昨年来高値を更新した。RIZAPに買収されるワンダコーポも高い。

    半面、ケイブ、やまみ、プラネット、アミタホールディングスは売られた。

    東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比1.95ポイント高の1208.26ポイントだった。
    値上がり銘柄数は116、値下がり銘柄数は116となった。

    個別では、ゼネラル・オイスター、すららネットが一時ストップ高と値を飛ばした。
    ソーシャルワイヤー、SHIFT、総医研ホールディングスなど9銘柄は昨年来高値を更新した。ファンデリー、ソウルドアウトも買われた。

    半面、モブキャスト、トレンダーズ、ジーニーが売られた。
    本日上場した、インターネットサイト運営の Mマートは買い注文が集まり、取引が成立しなかった。
    午前の取引終了時点の気配値は2108円で、公募・売り出し価格の1240円を70%上回った。

    【寄り付き概況】

    23日、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比53円28銭高の2万1789円72銭で売り買い交錯のなかもやや買い優勢で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、3.58ポイント高の1749.75で始まった。
     
    前日の米国株市場では、米長期金利の低下や原油市況高などを背景にNYダウが160ドル強の上昇をみせたが、ナスダック指数は小幅マイナス圏で引けており、引き続き不安定感を伴っている。
     
    外国為替市場では1ドル=106円台後半の円高で推移しており、これを受けて東京市場でも引き続き気迷いムードが漂う。ただ上値は重い一方、ひと頃と比べVIX指数が低水準を維持していることは投資家心理の改善を示唆しており、下値に対する抵抗力も発揮されそうだ。
    午前8時30分に発表された1月全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比0.9%上昇と市場予想の0.8%上昇を上回ったが、直後の為替市場での反応は鈍かった。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、26業種が高く、値上がり上位に石油、水産、鉱業、建設、証券など。
     
    個別では、任天堂の買いが厚く、ソフトバンクG、トヨタ、ホンダが上げ、ファナック、キーエンス、日本電産は堅調。イオンモール、東宝がにぎわい、松竹は小幅高となっている。
    半面、ソニー、日産自が売られ、JT、NTTは軟調。7&iHD、高島屋、三菱UFJ、三井住友は値下がりしている
     

     225先物は,SBI・ソジェン・バークレイズ・GS・ドイツが買い越し。
    アムロ・野村・クレディ・日興・UBSが売り越し。
    TOPIX先物は大和・ドイツ・ソジェン・メリルが買い越し。
    JP・モルスタ・GSが売り越し。
     
    外資系等は、UT(2146)、フルキャスト(4848)、ソフトバンク(9984)、スズキ(7269)、板ガラス(5202)、ニチリン(5184)、エスペック(6859)、CKD(6407)、協和キリン(4151)、ファンケル(4921)、SMC(6273)、武蔵精密(7220)、アステラス(4503)、旭化成(3407)、任天堂(7974、クレディが7万円目標)に注目。
     
    テクニカル的には、ハウスドゥ(3457)、小松精練(3580)、JSR(4185)、ファンケル(4921)、東洋炭素(5310)、平和(6412)、フォスタ(6794)、東亜DKK(6848)、市光工(7244)、インタアクション(7725)、AOKI(8214)、Eギャランティ(8771)、セイノー(9076)が動兆。

     

    [概況]

    NY市場で発表された新規失業保険申請件数は予想より減少したが、為替市場は反応薄でドルは売られて107円を割り込み、ユーロはNY市場序盤に当日安値131.270円まで下落した。NY株式市場は大幅反発で始まり、続いて発表された1月景気先行指数も予想を上回るとドルも買い戻されて上昇に転じ、ダウの上げ幅拡大にドルは中盤に107円を回復するまで反発したが、大台は維持出来ず直ぐに値下がりした。
     
    そして引け近くに当日安値106.585円まで下落して、最後も前日比-97銭の106.780円と反落し、ドル安に連れて他の主要通貨も値下がりして引けた。
     
    ドルは21日に107円後半まで反発したが、翌22日は108円を付ける事が出来ず再び106円台に落ちてしまった。これを見るとドルは未だ底を打ったとは言えず、下値を探る動きは終わっていないのではないか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    NYダウとS&P500は3日ぶりの反発。
    NASDAQは3日続落。
    10年債利回りが前日の約4年ぶりの高水準から低下したことを好感した。
    ただ終盤にかけては金利上昇への警戒感が台頭。
    NYダウは350ドル超の上昇から164ドル高まで上昇幅を縮小した。
    「金利は高い水準で落ち着く見込み。そうなれば株にとって問題となる」という見方。
    「金利の上昇ペースが緩やかで、かつ経済指標が良好な状況が続けば
    株式市場は金利上昇の影響を吸収できる」という見方の交錯。
    原油在庫が予想に反して減少し原油価格が上昇したことからエネルギーセクターが上昇のけん引役だった。
    債券利回りは小幅に低下。
    7年債入札に対する需要は低調。
    総額290億ドルの7年債入札は応札倍率が2.49倍と、昨年11月以来の低水準。
    中国や日本などの直接入札者による落札比率が昨年9月以来の高水準になったという。
    米国内資金が手を引いてきた米国債を買うアジアマネーの構図は如何なものだろう。
    財務省は今週総額2580億ドルの国債入札を実施。
    2010年8月の約2590億ドルに次ぎ、過去2番目の高
    水準だ。背景は税制改革やインフラ投資。
    トランプ支援のアジアマネーというところか。
    円は対ドルで急伸し106円台後半。
    「ボラが上昇した結果の逃避先として投資妙味が増した」との珍妙な解釈だ。
    週末はウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイが株主向けに毎年恒例の手紙を送る日。
    「今年は長年表明してきた米国経済への楽観論が見直されるかも知れない」との声がある。
    昨年の手紙では「米国の経済的なダイナミズムと240年の歴史に残る奇跡を起こしたこと」を称賛。
    2016年は「新しく生まれてくる米国の子供たちを歴史上最も幸運。豊かな社会である」。
    「今年はわれわれが金融面で浮かれ気分に浸っている点に言及する度胸がバフェット氏にあるだろうか」。
    そんな声もある。
     
     
    木曜の日経平均は234円安。
    「下ヒゲが90円で一応は抵抗したが陰線」という声が聞こえる。
    6日ぶりに5日移動平均線〈21900円)を下回ったのもネガティブな動きだ。
    週末要因から見ると「前週は前半に下げたものの、後半に上昇し陽線。今週は週初に大幅高の後の失速」。
    先週末16日の終値21720円がやや意識されようか。
    25日線からの乖離はマイナス4.0%。
    騰落レシオは87.21%。
    サイコロは6勝6敗で50%。
    空売り比率は46.1%(前日44.4%)。
    20日連続の40%超え。
    日経VIは25.01まで上昇。
    日経平均採用銘柄のEPSは1683.69円でPERは再び13倍台を割れて12.91倍まで低下した。
    2月第2週の海外投資家は6週連続で売り越し。売越額は362億円。
    前週の6446億円の売り越しからは減少。
    個人は4週連続の買い越し。買越額は850億円。
    信託銀行は5週連続で買い越し。買越額は38億円。
    先物は海外投資家が4週連続で売り越し。売越額は5061億円(前週は9784億円の売り越し)。
    現物株とあわせた売越額は5423億円。
    証券会社の自己売買部門は4週連続で買い越し。買越額は3462億円。
    前週の7756億円から減少した。
    シカゴ225先物終値は大証日中比50円高の21710円。
    月曜終値22140円は遠い。
    勝手雲の下限22084円も遠い。
    106円台後半への円高がNY株高への素直な反応を邪魔した格好だ。
    陽線3本の後の陰線3本。
    リズムから言えば陽線が来る日だが。
    ボリンジャのマイナス1σの21639円が相変わらずサポートだろうか。
    「先週末の日経平均株価は21720.25円。
    今週19日の始値段21903.66円。
    同終値は22149.21円。
    最低でも本日終値が16円安でとどまり、週足陽線の168円高が欲しいところ。
    週足陽線となれば、日足の5日線も上回り形は少し良くなりそう」と市場関係者。
    2月権利配当付き最終日。
    そして忘却の彼方だが「プレミアムフライデー1周年」。
     
    昨日「シン投資知識研究所」に出演してもらったのはモバファク(3912)の宮嶌社長。
    「駅メモ」で位置情報ゲームの草訳。
    しかし、「ブロックチェーン関連サービス開発開始」というのが興味深かった。
    今、海外で爆発的に流行っているのはブロックチェーンを使ったゲーム。
    例えば仮想猫を育成し、ネットオークションに出すと意外な値段で売れることもあるという。
    最近では1100万円で売れたケースもあると聞いた。
    そしてこのデリバリがビッドコインで行われているという。
    週間で数十億円程度だから意外なマーケットだ。
    今主流のインテーネットはプラットフォームと呼ばれる企業が中央に存在。
    取引ルール、アプリケーションの市場管理運営、セキュリティ等を担っている。
    しかし、これからは中央集権的ではない「分散型アプリケーション」が主役だという。
    ブロックチェーン技術を利用し「中央」に依存しないサービスが実現可能となってきた。
    (ビットコインなどの仮想通貨はそのひとつ)。
    ゲームや生活便利ツールなども開発され始めてきたという。
    ソフトウェアの考え方や金融のしくみ、規制やルールの決まり方などが大きく変わる可能性がある。
    既存秩序では測れない経済圏が生まれようとしているのが現実。
    「インターネットの初期だった95年頃のワクワク感」と宮嶌社長。
    10年経ったら世界は明らかに変化してように思える。
     
    日露政府の協力プランを世耕経産大臣が発表した。
    一番が「日本式健康診断の導入」。
    2番が「渋滞緩和、下水道の補強」。
    そして「港湾・空港整備・木造住宅供給」。
    意外と簡単そうだがこれで満足するならそれで良しの感。
     
    NYダウは164ドル高の24962ドルと3日ぶりの反発。
    NASDAQは8ポイント安の7210ポイントと4日続落。
    S&P500は2ポイント高の2703ポイントと3日ぶりの反発。
    ダウ輸送株指数は56ポイント高の10428ポイント。
    3市場の売買高は68.1億株。
    CME円建ては大証比50円高の21710円。
    ドル建ては大証比55ポイント高の21715ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比30円高の21690円。
    ドル円は106.73円。
    10年国債利回りは2.917%。
     
    スケジュールを見てみると・・・
    23日(金):消費者物価指数、企業向けサービス価格指数
    週末:東京マラソン
    26日(月):シカゴ連銀全米活動指数、新築住宅販売、モバイル・ワールド・コングレス(バルセロナ)
    27日(火):米耐久財受注、ケース・シラー住宅価格指数、CB消費者信頼感
    28日(水):鉱工業生産、東京五輪マスコット発表、米GDP改定値、パウエルFRB議長議会証言(下院)、シカゴ購買部景気指数、中国製造業PMI
    1日(木):法人企業統計、消費動向調査、米ISM製造業景況指数、新車販売台数、個人所得・支出、パウエルFRB議長議会証言(上院)
    2日(金):失業率、マネタリーベース、インド休場
     
    【3月】
     
    1日(木)日本郵政が「ゆうパック」値上げ、法人企業統計、
    2日(金)満月、下げの特異日、変化日
    4日(日)イタリア総選挙
    6日(火)ジュネーブ国際自動車ショー
    7日(水)米ベージュブック、
    8日(木)GDP改定値、日銀金融政策決定会合(〜9日)、ECB理事会
    9日〈金)メジャーSQ、平昌パラリンピック(〜18日)、木星逆行開始
    11日(日)米サマータイム開始
    12日(月)変化日
    14日(水)春季労使交渉集中回答日
    16日(金)米メジャーSQ、変化日、FTSE定期見直しのリバランス実施
    17日(土)新月
    18日(日)ロシア大統領選
    20日(火)FOMC(〜21日)、上げの特異日、変化日
    21日(水)春分の日で休場
    22日(木)EU首脳会議、ECB理事会
    23日(金)水星逆行開始
    25日(日)自民党大会、欧州サマータイム開始、変化日
    27日(火〉JR九州のななつぼしが大幅ルート変更
    29日(木)東京ミッドタウン日比谷開業、英国のEU離脱まで1年
    30日(金)NY・ロンドン市場休場〈グッド・フライデー)中国全人代開催ス、ポーツ庁がスニーカー通勤を奨励
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    ショーケースTV(3909)・・・動兆。
     
    ショーケースTVに注目する。
    同社はWebサイト最適化技術により成約率高める「ナビキャスト」が主力。
    VC子会社が位置ゲーム企業へ出資。
    多言語に対応した音声ガイドアプリを「東京消防庁消防博物館」の公式アプリに提供。
    業績は好調で今12月期は大幅増益見通し。


    (兜町カタリスト櫻井)


    23日の東京株式市場は、積極的に上値は追いづらく、様子見姿勢の強い地合いが想定される。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1600円-2万1800円を想定する。
    円安一服はマイナス材料。こう着感の強い相場展開になりそうだ。
    22日のNYダウが3日ぶりに反発した一方、ナスダック総合指数は4日続落するなど、まちまちの動きだった。
    日経平均株価は、きのう22日に終値ベースで6日ぶりに5日線(22日時点で2万1900円)を割り込み、上値として意識されそう。引き続き手掛かり材料に乏しいなか、中小型株のほか、割安感のある低位株等の個別株物色が中心になるとみられる。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(22日終値107円46-48銭)と円高に振れている。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比50円高の2万1710円だった。
     
    【好材料銘柄】

    ■カワタ <6292>
    東証がカワタを3月1日付で市場1部に指定替えする。
     
    ■シダー <2435>
    今期経常を17%上方修正、未定だった配当は4期ぶり4円で復配。
     
    ■ノムラシステムコーポレーション <3940>
    東証はノムラシスを3月1日付で東証2部に市場変更する。
     
    ■トレードワークス <3997>
    3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
     
    ■リプロセル <4978>
    米国がん研究施設のFox Chase Cancer Centerと生体試料のバンキング事業を行う合弁会社を設立する。
     
    ■オイシックスドット大地 <3182>
    3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■デファクトスタンダード <3545>
    3月15日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    23(金)
    1月消費者物価指数(8:30)
    1月企業向けサービス価格指数(8:50)
    《決算発表》
    キタック
     
    【海外】
    《米決算発表》
    パブリック・サービス・エレクトリック・アンド・ガス
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
     
    ■富士機械<6134>
    電子部品実装ライン用自動倉庫に参入
     
    ■ササクラ<6303>
    後付け可能な放射空調システムを開発
     
    ■三菱電<6503>
    30%省エネビル用空調機を開発
     
    ■パナソニック<6752>
    屋根裏に設置できる車載アンテナ開発
     
    ■ソニー<6758>
    画像の歪み解消できるCMOS画像センサー開発
     
    ■TDK<6762>
    センサー事業で買収した欧米社との融合加速
     
    ■オリックス<8591>
    系列が法人向けドローン操縦養成講習開始へ
     


    22日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前日比164ドル70セント高の2万4962ドル48セントで終えた。
     
    週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、株価下落を受けた買い戻しが広がり買いが先行した、一時は前日比358ドルまで上げ幅を拡大した。
    1月景気先行指数が予想を上振れたほか、原油相場の上昇が好感され上げ幅を拡大した。
    エクソンモービルやシェブロンといった石油株が買われたのも指数を押し上げた。
     
    一方、米長期金利の低下を受けて、利ざや拡大への期待が後退した。
    長期金利の下落で金融セクターのゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどの金融株に売りが広がり、上値の重い展開となった。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比8.142ポイン安の7210.086で終えた。アルファベット(グーグル)など主力株の一角が売られたほか、一部のバイオ関連株への売りも指数を押し下げた。
     
    セクター別では、不動産やエネルギーが上昇する一方で銀行や保険が下落した。
     
    個別銘柄では、22日朝に発表した四半期決算で最終損益が黒字転換した天然ガス大手のチェサピーク・エナジー(CHK)が大幅高。複合企業のユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)は、事業分割の検討が報じられ堅調推移し、ダウ平均の構成銘柄で上昇率首位になった。
     
     一方、家具のネット通販を手掛けるウェイフェアは急落した。朝方発表の四半期決算で1株損失が市場予想以上に膨らんだ。ストリーミング端末のロク(ROKU)は、弱気な業績見通しが嫌気され大幅下落した。インターネットラジオのパンドラ・メディア(P)は調整後純損失が予想よりも大きく、軟調推移となった。
     
     
    VIX指数は18.72と低下(前営業日20.02)。ダウ平均が前日比で+358ドル超の25156.72ドルまで上昇したことで、VIX指数は18.07まで低下した。しかしながら、低調な7年債入札を受けて米10年債利回りが2.92%台まで上昇したため、ダウ平均は25000ドルを割り込んで引け、VIX指数はやや反発して引けた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,962.48+164.70
    S&P500種
    2,703.96+2.63
    ナスダック
    7,210.086−8.142
     
    米10年債利回り(%)
    2.9207 -0.02
    米2年債利回り(%)
    2.254 -0.016
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,332.70+0.60   
    NY原油(ドル/バレル)
    62.65+0.97
    円・ドル
    106.75 - 106.76−0.71
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は下げた。3月物は前日比145円安の2万1710円で終え、大阪取引所の終値を50円上回った。円相場の反発に加え、取引終了にかけて米株式相場が伸び悩み、売りが優勢になった。
    米株式相場が上幅を広げた場面で日経平均先物も買われ、3月物は一時2万1875円まで上げた。安値は2万1540円だった.

    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    21710 ( +50 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    21715 ( +55 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7252.39(-29.18)
    FTSE100種総合株価指数は反落した。前日21日の終値に比べ29.18ポイント安の7252.39で引けた。構成銘柄の約6割が下落した。
    時価総額の大きい銀行のHSBCホールディングスの下げが響いた。配当権利落ちの大型株の下げも指数を押し下げた。ただ、午後遅くに米国株が上がって始まると、英株価指数は下げ幅を縮小した。
     
    個別では、たばこ株も安くなった。ブリティッシュ・アメリカン・タバコは、通期売上高が市場予想を下回ったことが嫌気された。たばこのインペリアル・ブランズは配当権利落ちで売られた。医薬品のグラクソ・スミスクラインと、クルーズ運航のカーニバル、酒類のディアジオもそれぞれ、配当権利落ちで下がった。
     
    半面、ガス供給・販売のセントリカは7%超上昇した。コスト削減目標を引き上げたほか、2020年までに約4000人の人員を削減する計画を発表したことが好感された。
    保険のRSAインシュアランス・グループは、通期営業利益が市場予想を上回ったことを受けて上がった。
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12461.91(-8.58)
    ドイツ株式指数(DAX)は小幅続落した。終値は前日21日と比べて8.58ポイント安の12461.91だった。午後に米国株が上がって始まると、ドイツ株式指数の下げ幅は縮まった。
     
    個別では、四半期減益を発表したドイツテレコムの下げが目立った。ドイツ銀行とハイデルベルクセメントも安くなった。
    半面、四半期決算とデジタル部門の一部株式売却を発表した放送大手のプロジーベンザット1メディアは上昇した。四半期増益を発表した消費財のヘンケルも買われた。
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5309.23(+7.06)



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