【市況一覧】
日経平均株価
40,168.07 -594.66 03/28
TOPIX
2,750.81 -48.47 03/28
マザーズ
734.79 -4.44 03/28
日経JASDAQ
39,760.08 +477.75 03/28
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
16,399.52 +83.82 03/28


02月01日 マーケットコメント

02月02日 マーケットコメント

02月03日 マーケットコメント

02月05日 マーケットコメント

02月06日 マーケットコメント

02月07日 マーケットコメント

02月08日 マーケットコメント

02月09日 マーケットコメント

02月10日 マーケットコメント

02月12日 マーケットコメント

02月13日 マーケットコメント

02月14日 マーケットコメント

02月15日 マーケットコメント

02月16日 マーケットコメント

02月17日 マーケットコメント

02月19日 マーケットコメント

02月20日 マーケットコメント

02月21日 マーケットコメント

02月22日 マーケットコメント

02月23日 マーケットコメント

02月24日 マーケットコメント


    [概況]

    26日の東京外国為替市場では、円買いが進行した。きっかけは黒田日銀総裁の発言が挙げられる。

    黒田総裁はこの日の国会答弁で「強力な金融緩和を継続する」、「金融緩和の方針を見直す計画はない」と緩和姿勢の維持を強調。

    しかし、市場では物価を押し挙げられていない現行の金融政策が何ら変更されていないことに失望感を募らせ、リスク回避姿勢を強めることとなった。

    米ドル円の動きを見てみると、序盤は買いが優勢で107.00円を上抜けてスタート。しかし、上記の発言が伝わると次第に売り圧力が強まり、106円台半ばまで下押しする。

    そして終盤にかけて再び売りが優勢となる場面が見られ、本日の安値106.370円を記録した。

    この後は1月米新築住宅販売件数が控えているが、明日にパウエルFRB新議長の議会証言が控えているため、結果を受けたとしても、積極的な動きにはつながらないかもしれない。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    26日の日経平均株価は前週末比260円85銭高の2万2153円63銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:10 容量:9.99M

    過去のマーケット動画はこちら
    2万2000円台で引けるのは、19日ぶり。
    米長期金利の低下をきっかけに23日の米国株が347ドル高と大幅続伸となり、日本株にも買いが波及した。海外投資家から株価指数先物の買い戻しも入り、相場を押し上げた。

    日経平均は朝方に333円高の2万2226円まで上昇したが、その後は高値圏で一進一退だった。
    円相場が1ドル=106円台半ばまで上昇し、日本企業の2019年3月期の業績見通しへの警戒感が日本株の上値を抑える場面もあった。
    しかし、後場に入ると為替が円高水準で推移しているにも関わらず再び買いに厚みが加わる展開。
    海外ヘッジファンドとみられる先物へのショートカバーが利いて現物株市場も上げ足を強める形となった。

    東証株価指数(TOPIX)も14.28ポイント高の1774.81と続伸した。
    JPX日経インデックス400も。終値は前日比139.28ポイント高の1万5673.44と続伸した。

    東証1部の売買代金は概算で2兆2469億円と20日に次ぐ今年2番目の少なさだった。売買高は12億4254万株だった。
    東証1部の値上がり銘柄数は1352、値下がりは621、変わらずは86だった。

    業種別株価指数(全33業種)は、31業種が上昇し、精密機器や医薬品、情報・通信業の上げが目立った。非鉄金属と保険業は下げた。
     
    個別では、トヨタが高く、ソフトバンクグループが堅調。ファナックもしっかりだった。久光製薬が大幅高となり、ヤマトHDやキリンHDが上昇した。メンバーズ、スターティアも買われている。
    一方、東海カーボン、日本電産が売られ、安川電機、T&D、田中商事、gumiが下げた。
     
    東証2部指数は前週末比58.54ポイント高の7397.18ポイントと続伸した。
    値上がり銘柄数は317、値下がり銘柄数は148となった。
     
    個別では、阪神内燃機工業が船舶用ガスエンジン完成を材料視され一時ストップ高。桧家ホールディングス、ゼニス羽田、マイスターエンジニアリングなど16銘柄が昨年来高値を更新した。
    半面、マックスバリュ東北、タビオ、ツヴァイ、天満屋ストアが売られた。

    日経ジャスダック平均株価は8日続伸した。終値は前週末比29円72銭高い4123円21銭となった。
    米株高を受け日経平均株価が上昇し、新興市場でも業績拡大が期待できる銘柄を中心に物色する動きが広がった。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で1040億円、売買高は1億2348万株だった。
    値上がり銘柄数は437、値下がり銘柄数は240となった。
     
    個別では、仮想通貨関連事業を手掛けるCCCTと資本・業務提携することを発表したシーズメン、日本ハムとの資本提携を発表したアクシーズ、ワイエスフード、アトミクスがストップ高となった。アスラポート・ダイニングは一時ストップ高となった。高橋カーテンウォール工業、UTグループ、サニーサイドアップなど32銘柄が昨年来高値を更新した。ABホテル、YKTが買われた。

    一方、カネ美食品、シベール、メディアリンクスが昨年来安値を更新した。ニチダイやセルシード、キタック、ラクオリアも下げた。

    東証マザーズ指数は続伸した。終値は前週末比21.66ポイント高の1237.71だった。
    値上がり銘柄数は164、値下がり銘柄数は72となった。

    米株高を受けて日経平均株価が上昇し、投資家のリスク許容度が上昇した。

    個別では、個人向けサービスとして資産管理・家計管理ツールを提供するマネーフォワードやタブレット端末などで利用できる「デジタル教科書」を正式な教科書と位置づける学校教育法改正案を閣議決定したことを材料にすららネットがストップ高となった。
    SHIFT、弁護士ドットコム、じげん、トレンダーズなど9銘柄は昨年来高値を更新した。メドピア、ゼネラル・オイスタが買われた。

    一方、ソケッツ、トライステージ、タイセイは売られた。

    23日に新規上場したMマートは、本日公開価格1240円の4.3倍となる5380円で初値を付けた。終値は初値比15.2%高い6200円だった。


    【後場寄り付き概況】

    26日後場寄付きの日経平均株価は前週末比224円66銭高の2万2117円44銭で寄り付いた。東証株価指数(TOPIX)は、13.95ポイント高の1774.48で始まった。
    前週末の米株価の大幅高が下支えとなり、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともにしっかりしている。
     
    外国為替市場では、1ドル=106円60銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、総じて堅調。
     
    目先は2万2000円固めを見極める必要がありそうだが、キープするようだと2月6日の下落局面で空けたマド(2万2277-2万2659円処)を埋めに行く動きをみせてくる可能性も出てくる。同時に26週線を支持線として意識させてくるかも注目されるところであろう。
    模様眺めムードが強まりやすい面もあるだろう。
    物色は、好業績の中小型株のほか、内需系に向かいやすいと考える。
     
    個別では、任天堂が高く、ソフトバンクG、NTTは堅調。ソニー、東エレク、ファナックが、トヨタ、ホンダ、菱UFJ、三井住友が値を上げている。ファーストリテが上伸し、塩野義、武田は大幅高。三菱商、ヤフー、楽天、宇部興が反発している。
     
    半面、日本電産、安川電、日立が安く、Vテクは軟調。JT、東海カ、東邦鉛、住友鉱が下落している。コマツもさえない。
     
    ランチバスケットは10件、111.31億円、差し引き売り買い均衡との観測。

    「循環」とは、ひとめぐりして、もとへ戻ることを繰り返すこと。
    「輪廻転生」とは、一度亡くなった霊魂、この世に何度も生まれ変わってくること。
    ニーチェが唱えた「永劫回帰」というのもある。
    超人的な意思によってある瞬間とまったく同じ瞬間を次々に、永劫的に繰り返すことを確立するという思想。
    言い換えれば「人の生は宇宙の円環運動と同じように永遠に繰り返す」とツァラトゥストラは語った。
    もっとも「永劫回帰」は、今まで自分の生きてきた生をそっくりそのまま、また繰り返すことが無限に続くこと。
    「宇宙は永遠に循環運動を繰り返すもの。
    だから人間は今の一瞬一瞬を大切に生きるべきである」。
    東洋の思想とはやや異なるが、まあ似たようなものだろう。
    株式市場ではこのリズムの体得が一番重要だ。
    囲碁の「劫」を考えると良いかも知れない。
    そう考えると「投資の哲学」なるものに一歩近くなったような気がする。
    宇宙が循環運動なら株価もおそらく循環運動。
    そして株式相場は欲望を介した壮大な宇宙と言うことも可能になってこようか。
     
    栃木県野木町。
    ほとんど何もない場所で周囲は田畑。
    しかし隣の茨城県古河市は足利幕府が古河公方をおいたほど由緒がある。
    今でも町の一角には料亭街が健在だ。
    そしてこれも隣の小山は徳川家康が関ヶ原に向かう前に評定を開いた所。
    あのあたりは茨城と埼玉と群馬に千葉が加わったかつての交通の要衝みたいな場所。
    もっとも今は静謐そのものだ。
    ところが・・・。
    先週金曜の明和證券の古河支店と小山支店の合同株式セミナー。
    定員200の会場が満杯。
    人が溢れるのを懸念し事前に受付を締め切ったという。
    結局「何でも鑑定団」の収録みたいに投資家さんが押し寄せてきて満席状態。
    日本全国あちこちにセミナーで行くが、あれほどの熱気に包まれつることは少ない。
    多分日本で一番相場に燃えている場所かも知れない。
    そして土曜日は東証アローズでの第3回東証REITファン。
    こちらも1000名あまりの投資家さんがお見えになった。
    たまたま土曜の日経朝刊に「REITにファンドの影」という記事が載っていたこともあり興味津々。
    特に女性投資家が目立ったのが印象的だった。
    平均分配金利回り4%台、NAV1倍割れ銘柄続出(株で言えばPBR1倍割れ)。
    「割安」というキーサードが際立った1日だった。
    加えて、更に利回りが高いインフラファンドへの人気の高まりを感じた1日だった。
    「REIT各社が割安に放置された状態に危機感を持つなら、市場が活気を取り戻すきっかけ」。
    日経朝刊の表現も応援団チックだった。
     
     
    「1月相場が上昇した年は、2月に下落しても切り返す動き」と大和のレポート。

    今年の2月は月間の騰落も下落で終わる可能性。
    (1月末の日経平均は23098.29円)。
    ただし、過去の相場のパターンからは、足もとの株価の軟化は長引かない傾向。
    1990年以降で日経平均が1月に上昇し、2月には下落した年はこれまで6回。
    うち5回は3月に株価が切り返した。
    残りの1回も4月には切り返した。
    そして、いずれのケースでも、5月までには月末値が1月末の水準を上回る場面が見られた。
    1月に株価が上昇した年は、特に年前半に勢い良く高値が切り上がる傾向が見られる。
     

    (櫻井)。

    日経平均株価は前営業日比179円29銭高の2万2072円07銭、東証株価指数(TOPIX)も11.06ポイント高の1771.59と、ともに続伸した。
     
    前週末の米国株上昇を引き継いで幅広くリスクを取る動きが広がり、日経平均は続伸で3営業日ぶりに2万2000円台を回復した。米長期金利の上昇一服やVIX指数の低下で投資家の不安心理が後退している。
    しかし、2万2000円台は戻り売り圧力が強いほか、取引時間中に円高が進んだこともあって買い一巡後は伸び悩んだ。一時330円強の上昇をみせていた日経平均は前引け段階では180円高程度まで上げ幅を縮小している。
     
    円相場が1ドル=106円台半ばに上昇し、日本株の上値を抑えた。株式市場では「日本企業が円高基調を考慮し2019年3月期は慎重な業績見通しを示すのではないか」との声もあった。
     
    市場からは「パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言(27日)を控えているが、すでに公表した議会報告書と違った話が出なければ、織り込み済みと受け止められるだろう。今週は手掛かり材料に乏しく、商いが膨らまなければ、もみ合い相場になるとみている」との声が聞かれた。
     
    東証1部の出来高は6億2947万株、売買代金は1兆1410億円。騰落銘柄数は値上がり1266銘柄、値下がり697銘柄、変わらず96銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、医薬品、陸運業、電気・ガス業などが上昇する一方、非鉄金属、ガラス・土石製品、石油・石炭製品は下落している。
     
    個別銘柄では、三菱UFJ、三井住友が買われ、ソフトバンクグループが高く、ソニーもしっかり。塩野義製薬、武田薬品工業など医薬品株への買いが目立った。トヨタ、日産自なども堅調。また、北沢産業が高水準の商いをこなし大幅高に買われ、北の達人コーポレーション、メンバーズ、モバイルファクトリーも値を飛ばした。
     
    半面、日本電産が軟調、ブイ・テクノロジーも値を下げた。田中商事、市光工業が急落、gumi、東海カーボンも大きく値を下げた。東邦鉛が売られ、日立は弱含み。JXTG、日立がさえない。 
     
     
    東証2部株価指数は前週末比52.50ポイント高の7391.14ポイントと続伸した。
    値上がり銘柄数は310、値下がり銘柄数は133となった。
     
    個別では、阪神内燃機工業が一時ストップ高と値を飛ばした。桧家ホールディングス、ICDAホールディングス、プロパティエージェント、マイスターエンジニアリング、ゼニス羽田ホールディングスなど14銘柄は昨年来高値を更新。石井表記、ファステップス、フジオーゼックス、日本抵抗器製作所が買われた。
     
    一方、ツヴァイ、マックスバリュ東北、タビオ、天満屋ストア、マックスバリュ西日本が売られた。
     
     

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比23円80銭高い4117円29銭だった。
    米株高を背景に日経平均株価が上昇し、投資家心理が上向いた。運用リスクを取る動きが強まり、新興企業銘柄にも資金流入が続いた。市場では「(東証1部の)主力株の戻りが続いており、個人投資家の投資余力が回復している」との声が聞かれた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で641億円、売買高は8323万株。値上がり銘柄数は439、値下がり銘柄数は192となった。
     
    個別では、アスラポート・ダイニングが一時ストップ高と値を飛ばした。三東工業社、UTグループ、サニーサイドアップ、シイエム・シイなど27銘柄は昨年来高値を更新。
    チエル、ワイエスフード、歯愛メディカル、多摩川ホールディングス、ABホテルはが買われた。
     
    一方、シベール、カネ美食品、メディアリンクスが昨年来安値を更新。キタック、共同ピーアール、北雄ラッキー、マックスバリュ北海道、セキュアヴェイルが売られた。

    東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前週末比15.93ポイント高の1231.98だった。
    値上がり銘柄数は158、値下がり銘柄数は80となった。
    バイオ関連株の一角が物色され、サンバイオやナノキャリアが買われた。
     
    個別では、総医研ホールディングス、じげん、SHIFT、マネーフォワード、すららネットなど9銘柄が昨年来高値を更新。メドピア、ゼネラル・オイスター、サンバイオ、ブライトパス・バイオ、ナノキャリアが買われた。
     
    一方、ソケッツ、ユナイテッド&コレクティブ、トライステージ、ALBERT、カナミックネットワークが売られた。

    【寄り付き概況】

    6日寄り付きの日経平均株価は、前営業日比241円86銭高の2万2134円64銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、14.23ポイント高の1774.76で始まった
     
    前週末の米株高を好感した買いに、日経平均株価は大幅続伸、東証株価指数(TOPIX)も続伸で始まった。日経平均は心理的な節目とされる2万2000円台を寄り付きから回復している。
    米長期金利の上昇一服とVIX指数の低下が投資家の不安心理を後退させており、東京株式市場でもこの流れを引き継ぐ格好となった。
     
    外国為替市場では1ドル=107円近辺の推移と円高が一服していることも輸出株中心に買い安心感につながっている。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で値上がり上位に、鉱業、証券、石油、紙パルプ、化学など。
     
    個別では、ソフトバンクG、ファナック、ファーストリテの値がさ株が買われ、三菱UFJ、三井住友は続伸。ソニー、キーエンス、東エレクが値を上げ、任天堂は大幅高となっている。宇部興、塩野義、アステラス薬、武田も堅調展開で、トヨタ、ホンダ、SUBARUなどの自動車株が強含みとなっている。
    半面、JTが売られ、日本電産は軟調。7&iHD、イオン、イオンモールが安く、東海カ、HOYAはさえない。
     

    〜225先物は、GS・野村・ドイツ・HSBC・三菱が買い越し。
    SBI・UBS・アムロ・メリル・ソジェンが売り越し。
    TOPIX先物はバークレイズ・JP・大和・GSが買い越し。
    メリル・ソジェン・SBI・三菱・野村が売り越し。
     
    外資系等は、ユニチャーム(8113)、LIXIL(5938)、昭和電(4004)、松田産(7456)、プレザンス(3254)、第一カッター(1716)、不二製油(2607)、資生堂(4911)、ポーラ(4927)、共立メンテ(9616)、キリン(2503)、日通(9062)、山九(9065)、センコー(9069)、カシオ(6952)に注目。
     
    テクニカル的には、ミライト(1417)、ぐるなび(2440)、メディアス(3154)、キリン堂(3194)、トーカロ(3433)、スシロー(3563)、日本ア(3751)、ヴィンクス(3784)、アステラス(4503)、ソフトブ(4779)、TYK(5363)、EG(6050)、ライドオン(6082)、ソラスト(6197)、月島機(6332)、キャリアデ(6538)、GSユアサ(6674)、イントラスト(7191)、日MDM(7600)、アコム(8572)、アイエスビー(9702)、学究社(9769)、北沢産(9930)が動兆。
     

    週末のNY株式市場はハイテクセクター中心に上昇。
    債券利回りが低下したことも追い風となった。
    週足ではNYダウIが0.37%、NASDAQが1.35%、S&P500が0.56%上昇。
    結局「力強い経済成長と緩慢な金利上昇」という適温がまだ続いているということになろうか。
    「短期的であっても、米債利回りの低下は株式相場への支え」という見方。
    そして「段階的な追加利上げが正当化される」の見方との同居だ。
    10年国債利回りは2.868%。
    21日に4年ぶりの高水準となった2.957%を下回った。
    先週、過去2番目の多さだった2580億ドルという新規供給を通過したことは好感された。
    焦点は27日と3月1日のパウエルFRB議長の議会証言。
    就任後に株安に襲われた修正が続くかどうかが課題だ。
    FRBは半期に一度の金融政策報告を議会に提出。
    「国内経済の底堅さを踏まえ段階的な追加利上げが正当化される」との見方だった。
    ドル円は106円台後半での推移。
    最近の為替の円高の背景は「国内勢の海外債券売りに伴う資金還流=円買い」という説もある。
    一方で・・・。
    財務省が2月上旬に実施した総額660億ドルの四半期定例入札。
    外国の投資家が全体の22%を落札した。
    「米政府が予想される財政赤字拡大に対応して資金調達の必要性に迫られている。
    その渦中に外国投資家が米国債投資を拡大した」という解釈。
    2月の3年債入札では外国投資家が52.68億ドルを落札。
    落札額は1月の33.16億万ドルから拡大。
    10年債入札では外国投資家が71.35億ドルを落札。
    前月の41.44億ドルから増加し2016年5月以降で最大となった。
    30年債入札では外国投資家が22.83億ドルと、過去3年間で最高額を落札。
    前月の落札額は12.91億ドルだった。
    注目されていた「バフェット氏の手紙」。
    「買収価格の高騰を受けて大型買収を避けている」がメインテーマ。
    その結果約300億ドル(3兆円)の現金が増えたという。
    しかしNY株式市場の水準についての言及はなく肩すかしみたいなものだった。
     
     
    「後場一段高」となった週末。
    週末とはいえ、売買代金は再び2兆2000億円台。
    「買い方ともに攻め倦んでいる状況を象徴する」という声が聞こえた。
    5日線や26週線までは届かなかった。
    日経平均は週間では約172円(0.79%高)の上昇。
    週足では小幅な陰線。
    TOPIXは1.33%高でともに2週連続上昇。
    東証マザーズ指数は3.75%高、4週ぶり上昇。
    日経ジャスダック平均は4.05%高、2週連続上昇。
    東証2部指数は1.83%高、2週連続上昇。
    「中小型中心で大型はサッパリ」という印象だ。
    騰落レシオは95.87%。
    サイコロは7勝5敗で58.3%と勝ち越しに転じた。
    空売り比率は41.3%と21日連続40%超だが徐々に低下。
    NY株式の上昇を受けてシカゴ225先物終値は大証日中比115円高の22025円と22000円台。
    「3月の第一営業日を含む週の株高アノマリー」の週。
    週間ベースで過去8年連続上昇。
    過去8年間では、その翌週以降の日経平均も連続して上昇したケースが多い。
    「米国で例年2月から本格化する個人への税還付の勢いとそれによる米国投資家の資金需給改善の後押し」。
    今年も強くなって欲しいもの。
    20カ月連続高の「月の初日」の週の株高期待。
    まずは12月SQ値22590円奪還が第一目標だ。
    受け渡しベースでは実質3月入り。
     
    日経朝刊「私の履歴書」の今月は良品計画の松井元会長。
    同社の沿革を興味深く読んでいたが、日曜朝にハッとした。
    「掛時計の製作者にどこを工夫してのですかと聞いたことがある。
    答えは『駅や公園の時計をイメージした。
    今、何時かがの視認性が一番大事だから』。
    白い文字盤に数字と針。
    無駄をそぎ落とすと本質が見えてくる」。
    株式市場でもこんなことがあるような気がする。
    修飾されているから見えにくくなることは多い。
    本質は単純明解でなければならないということだ。
    「デザイナーの名前は一切出さない。
    商品の価値だけでお客様にしてもらう」。
    価値と本質の神髄だろう。
    あるいは・・・。
    最近の臨床医は患者の表情や目を見ることなくデータだけを注視する傾向がある。
    患者は人間。
    でもデータだけで人間を判断する傾向というのは良いのか悪いのか。
    これでは「臨床」ではなく「臨数」あるいは「臨罫線」みたいなもの。
    見えないものが浮かぶ上がることもハッと気が付くこともないような気がする。
    日曜朝にTV。
    あるミュージシャンの言葉は「ロックはパスポート」。
    これは「株式市場はパスポート」に聞こえてきた。
    相場とふれあうパスポート。
    人とふれあうパスポート。
    そして生活していくパスポート。
    何を見ても何を聞いても株と結びつけてしまう傾向は治らない病気のようなものである。
     
    NYダウは347ドル高の25309ドルと続伸。
    NASDAQは127ポイント高の7337ポイントと5日ぶりの反発。
    S&P500は43ポイント高の2747ポイントと続伸。
    ダウ輸送株指数は150ポイント高の10578ポイント。
    3市場の売買高は60.5億株。
    CME円建ては大証比115円高の22025円。
    ドル建ては大証比125ポイント高の22035ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比80円高の21990円。
    ドル円は106.81円。
    10年国債利回りは2.871%。
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    アンジェス(4563)・・・動兆。
     
    アンジェスに注目する。
    同社は遺伝子治療薬中心の創薬ベンチャー。
    1月に製造販売承認申請を行った重症虚血肢の遺伝子治療薬に期待感。
    椎間板性腰痛症や高熱圧DNAワクチン、エボラ出血熱抗血清製剤などの研究開発を行っている。
    各開発プロジェクトの推進に全力をあげることで、「遺伝子医薬のグローバルリーダー」を目指している。
    業績は軟調で上場継続の疑義。
    しかし徐々に実用化の時代はやって来ていると見る。
    遺伝子情報のデータと診断情報の国際協力推進も追い風になろうか。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

    [概況]

    先週末23日のNY株式市場は3市場とも上昇して引け、為替市場でもドルは107円を付けたが一時的で、最後は上昇(+12.5銭高)で引けたが大台は維持出来なかった。
     
    NY株式市場はダウとS&P500が続伸するなど上昇トレンド再開への期待が持てる動きとなって来たが、ドルは先ず108円を越えないと底を打ったと言えないのではないかと考えている。
     
    但し円高が進むとも考えにくく、今週は米経済指標の結果やNY株式市場の動きによってドルは上値を伸ばす可能性があるのではないかと見ている。
     
    其の米国では26日(月)1月新築住宅販売件数、27日(火)1月耐久財受注、12月S&Pケースシラー住宅価格指数、12月住宅価格指数、2月消費者物価指数、28日(水)MBA住宅ローン申請件数、第4四半期GDP改定値、2月シカゴ購買部協会景気指数、3月1日(木)1月個人所得・支出、新規失業保険申請件数、2月ISM製造業景気指数、1月建設支出、2日(金)2月ミシガン大学消費者信頼感指数、などが発表予定となっている。



    [提供:カネツFX証券株式会社]

    今週は、パウエル新議長が27日に下院金融サービス委員会で証言する予定で、今後の金融政策運営についてどう話すかに関心が集まっている。
    内容によっては米国の長期金利や株価指数の乱高下を招き、日経平均や円相場にも影響を及ぼす恐れがある。
     
    また、平昌冬季五輪で延期された米韓合同軍事演習が4月に再開されるとの一部報道があり、地政学リスクが改めて意識される可能性もある。
    日経平均株価は2万1000〜2万2000円を中心としたレンジで推移するとみられる。
     
     
    26日の東京株式市場は、2万2000円を挟んだ動きとなりそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1900円-2万2100円を想定する。
    前週末23日の米国株高を受け、買い先行のスタートとなろう。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値が重くなることが考えられる。
    高寄り後の上値は限定的となりそうだが、為替も落ち着いており、2万2000円より下では買いが入るだろう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=107円前後(前週末23日終値107円02-03銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所終値比115円高の2万2025円だった。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    22025 ( +115 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    22035 ( +125 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
    【好材料】
    ■モバイルファクトリー <3912>
    発行済み株式数(自社株を除く)の4.2%にあたる40万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月26日から5月31日まで。
     
    ■JFEシステムズ <4832>
    今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
     
    ■三社電機製作所 <6882>
    未定だった今期配当は10円増配。
     
    ■シーズメン <3083>
    カイカ <2315> およびカイカ子会社で仮想通貨関連事業を手掛けるCCCTと資本業務提携。ECサイトのシステム開発や仮想通貨での決済、ブロックチェーンを活用した顧客管理などを検討する。また、CCCTなどを引受先とする102万5000株の第三者割当増資を実施する。発行価格は475円で、調達する約4.7億円は仕入れ代金の支払いなどに充てる。
     
    ■グリムス <3150>
    今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    26(月)
    《決算発表》
    ラクーン、ウチダエスコ
     
    【海外】
    世界最大級のモバイル展示会「モバイル・ワールド・コングレス2018」(バルセロナ、〜3/1)
    米1月シカゴ連銀全米活動指数(22:30)
    米1月新築住宅販売件数(2/27 0:00)
    《米決算発表》
    ONEOK


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
    ■クボタ<6326>
    米国中西部で小型建機の新工場建設
     
    ■ダイキン<6367>
    ベトナムでエアコン販売・保守体制整備へ
     
    ■サノヤスHD<7022>
    造船以外の部門統括する新会社設立へ
     
    ■新明和<7224>
    中小型浄化槽専用の新型水中ポンプ発売へ
     
    ■SBI<8473>
    系列仮想通貨取引所でビットコインなど4通貨取り扱いへ
     
    ■三井不<8801>
    系列が米不動産大手と提携しハワイ高級物件販売
     
    ■USEN<9418>
    系列が飲食店向け写真撮影サービスを開始
     




株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

下記のブラウザでご利用いただけます。
Android
Chrome、ファミリーブラウザ for docomo、あんしんフィルター for docomo
iOS
Safari、あんしんフィルター for docomo
※ブラウザのバージョンによってご利用できない場合がございます。