【市況一覧】
日経平均株価
40,369.44 +201.37 03/29
TOPIX
2,768.62 +17.81 03/29
マザーズ
746.45 +11.66 03/29
日経JASDAQ
39,807.37 +47.29 03/29
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
16,379.46 -20.06 03/29


04月02日 マーケットコメント

04月03日 マーケットコメント

04月04日 マーケットコメント

04月05日 マーケットコメント


    [概況]

    6日海外時間の外国為替市場は、米ドルが買われる展開となっている。米ドル円はじりじりと上昇する展開となり一時107.475円まで本営業の高値を更新する一方で、ユーロ米ドルは一時1.2218米ドルまで下落するなど、米ドルが買われる展開となっている。
     
    早朝にトランプ米大統領から1000億米ドル規模の追加関税について米国通商代表部に検討を指示したと報じられたことから一時的に米ドルが売られる場面があったものの、その後は徐々に切り返しの動きとなっており、市場は米中貿易戦争についてある程度織り込みに入っているようだとの声も聞かれている。
     
    この後の時間については、21:30に3月米雇用統計の発表を控えており注目されている。3月米失業率(予想:4.0% 前回:4.1%)、3月米非農業部門雇用者数(予想:18.5万人 前回:31.3万人)、3月米平均時給【前月比】(予想:+0.3% 前回:+0.1%)などが発表されるが、米労働市場の雇用状態は飽和しているとの見方から、突拍子もない数値は出にくいとの指摘もある。
    このほか、米非農業部門雇用者数については14万人から17万人が中央値として予想されることが常となりつつあることから、3月米平均時給など他の指標に注目が集まっているとの声もある。
    ちなみに、3月平均時給では前月よりも伸びると予想されており、その場合には米FRBによる利上げペースの引き上げ観測から米ドルに買いが集まりそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    6日の日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比77円安の2万1567円だった。
    前日の米国株が大きく上げたことを受けて続伸すると思われたが、寄付き直前にトランプ政権が1000億ドルの対中追加関税を検討と伝わると、為替市場では円高に振れ、グローベックスのNYダウ先物が大幅に下落するなか、日経平均は小幅に反落して始まった。
     
    後場半ばには上昇する場面もみられたが、大引けにかけて利益確定の流れが強まったが、日経平均については前日の価格レンジ内での推移であり、一先ず5日線、25日線、200日線は上回って引けている。
     
     
    今週は堅調となった。週前半は米中の貿易摩擦を警戒した売りに押されて上値が重かったが、好材料のあった銘柄を中心に小売など内需株に強い動きが見られ、相場を下支えした。その後、米国でフェイスブックやテスラなど、売り込まれていた銘柄に買いが入ったことから、指数は戻りを試す展開に。為替が円安に振れたことも追い風となり、日経平均は2万1500円を上回った。
    日経平均は、週間では約113円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
     
    さて、来週はもみ合い展開か。
    引き続き米国株の動向やトランプ大統領の言動に一喜一憂の展開が想定される。
    日経平均は、25日線などの節目を上回ったが、短期的には戻り一服感も出やすい局面だろう。ここから上げ加速となる腰の入った買いが入るのは、恐らく今期の見通しを確認してからになるだろう。
    地合いの改善を受けて、好決算銘柄には素直に買いが入り、下値は固いと考える。ただ、内需に注目が集まりやすくなる分、外需は一段と敬遠される可能性があり、全体としては、やや方向感に欠ける展開が続くと予想する。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
     
    22238.42  均衡表基準線(週足)
    22153.63  新値三本足陽転値
    22102.38  13週移動平均線
    22018.39  ボリンジャー:+2σ(25日)
    21705.09  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21657.59  均衡表転換線(週足)
     
    21567.52  ★日経平均株価6日終値
     
    21444.61  6日移動平均線
    21415.49  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21391.78  25日移動平均線
    21367.64  200日移動平均線
    21259.83  均衡表転換線(日足)
    21159.33  均衡表基準線(日足)
    21078.48  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21061.76  ボリンジャー:-1σ(13週)
    20765.17  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20535.37  ボリンジャー:-2σ(26週)
    20451.86  ボリンジャー:-3σ(25日)
    20021.14  ボリンジャー:-2σ(13週)
     

    【大引け概況】
    6日の日経平均株価は3日ぶりに反落した。終値は前日比77円90銭安の2万1567円52銭だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:12 容量:10.37M

    過去のマーケット動画はこちら
    朝方は売りが先行した。5日の米国株式は3連騰したものの、その後の時間外取引での米株価指数先物の急落を受け、いったん弱含んだ。
     
    トランプ大統領は日本時間の6日朝方、中国に対して1000億ドル(約10兆7000億円)規模の追加の制裁関税を検討すると発表。午後に入ると、中国商務省の報道官が米国の方針に対して「最後まで付き合う」との声明を公表した。5日には両国が関税案の詳細を発表し、事態はいったん収束に向かうと思われていたため、日本株には通商摩擦リスクを警戒した売りが広がった。
     
    その後、1ドル=107円台を維持したこともあり、上げに転じたが、株価指数先物売りを交えて再び軟化し、前場中ごろには一時2万1550円42銭(前日比95円00銭安)まで下押した。
    一巡後は、対ドルでの円弱含みを支えに持ち直し、後場前半には2万1742円84銭(同97円42銭高)まで上昇する場面があった。
    ユニファミマやセブン&アイといった小売株が上昇した。また資生堂など、米中の貿易摩擦の影響が比較的軽いと予想される内需の好業績銘柄が買われて相場を支えた。
     
    JPX日経インデックス400も3日ぶりに反落した。終値は前日比54.74ポイント安の1万5214.06だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶり反落。5.31ポイント安の1719.30で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆6577億円。売買高は14億6938万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1354と、全体の65%を占めた。値上がりは661、変わらずは66銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、空運業、パルプ・紙、海運業の下落が目立った。上昇は石油・石炭製品、鉱業、小売業など。
     
    個別では、アイルランドの製薬大手の全株式取得を視野に入れていると伝わった武田が安い。信越化やSUMCOなど半導体関連株の下げも目立った。
    安川電機、日本電産も冴えない。トーセが急落となったほか、不二越も値を下げた。日本トムソン、ラウンドワン、アルテックなどの下げも目立った。ヴィンクスも利益確定売りに押された。
     
    一方、仮想通貨交換業大手のコインチェック買収を発表したマネックスGは制限値幅の上限で終えた。コインチェック株の売却益を計上すると発表したセレスも買われた
    レノバもストップ高に買われたほか、イー・ガーディアンも値を飛ばした。セブン&アイ・ホールディングスが上昇、ユニー・ファミリーマートホールディングスも買いが優勢だった。メンバーズが大幅高、北の達人コーポレーションも連騰が続いている。クリーク・アンド・リバー社なども大きく水準を切り上げた。

     
    東証2部株価指数は前日比53.99ポイント安の7085.75ポイントと反落した。
    値上がり銘柄数は162、値下がり銘柄数は288となった。
     
    個別では、旭松食品、プロスペクト、アートスパークホールディングス、日本化学産業、アサヒペンなど21銘柄が年初来安値を更新。ファステップス、パシフィックネット、三光合成、ソマール、セーラー万年筆が売られた。
     
    一方、カワニシホールディングス、セイヒョー、サイオス、東亜石油、三精テクノロジーズなど9銘柄が年初来高値を更新。瑞光、共和コーポレーション、フュートレック、ロブテックス、田辺工業が買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比13円53銭安い3983円39銭となった。
    朝方の買い先行後はすぐに値を消し、マイナス圏での値動きに終始した。とはいえ、特に悪材料はなく、個別に買われる銘柄も目立った。
    米中貿易摩擦などへの警戒感から投資家がひとまず運用リスクを避ける姿勢を強めた。
     
    前日の米株式市場で主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落したことを受け、新興市場でもハーモニックやフェローテクといった半導体製造装置の関連銘柄が売られた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で663億円、売買高は8700万株だった。3月の米雇用統計などの発表を前に積極的な売買を手控える動きもあり、売買代金と売買高はともに今年最低となった。
    値上がり銘柄数は228、値下がり銘柄数は433となった。
     
    個別では、ヒビノ、エフティグループ、ナフコ、シンデン・ハイテックス、レッド・プラネット・ジャパンなど17銘柄が年初来安値を更新。山陽百貨店、イメージ ワン、平山ホールディングス、エスプール、ニチダイが売られた。
     
    一方、APAMANがストップ高。ぱどは一時ストップ高と値を飛ばした。ヒューマンホールディングス、銚子丸、イデアインターナショナル、買取王国、東和フードサービスなど22銘柄は年初来高値を更新。放電精密加工研究所、ABホテル、フライングガーデン、サカイホールディングス、アール・エス・シーが買われた。
     

    東証マザーズ指数は前日比12.06ポイント安の1178.82ポイントと反落。
    IPO(新規株式公開)銘柄の人気は衰えないものの、週末で手じまいの動きが優勢となった。
    市場関係者からは、「好決算銘柄や、新規上場したばかりで需給にしこりのない銘柄が選好されたようだ」との見方が出ていた。
    4日上場のビープラッツや3月27日上場のRPAなど朝高後に利益確定売りに押され、大幅下落に転じる動きも目立った。
    値上がり銘柄数は59、値下がり銘柄数は182となった。
     
    個別では、夢展望、アセンテック、JIG−SAW、ウォンテッドリー、サマンサタバサジャパンリミテッドなど6銘柄が年初来安値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、JMC、アクセルマーク、ファイバーゲート、RPAホールディングスが売られた。
     
    一方、ブティックスがストップ高。FRONTEO、ユナイテッド、ティーケーピー、アークン、ビープラッツなど11銘柄は年初来高値を更新。パルマ、エリアリンク、日本リビング保証、メディアシーク、ホープが買われた。


     

    「早耳の早耳だおれ」という格言がある。
    「情報を早く得た者が相場で成功するとは限らない」という意味の格言だ。
    「情報をいち早く得て争いに参加して、その情報をもとに投資を行っても損をすることが多い」という意味でもある。
    現在は、インターネットの発達でだれもが素晴らしい情報環境を手に入れることができつつある。
    しかしその行く先は「一分一秒を争う戦い」。
    「情報の早さの争いに参加するよりも、その情報が大局上昇相場もしくは下落相場へつながるものなのか。
    これを見極める力は必要」というい声がある。
    換言すれば「スピードを競わずに、質を競え」になる。
    体力を鍛えずに脳トレを繰り返すのが本筋でもあろうか。
    ギリシャ神話に「王様の耳はロバの耳」という話もある。
    本当の事を言うことの大切さと人に対する寛容さを説いた寓話だ。
    しかし相場に置き換えるとどうなるだろう。
    耳でも目でも口でも自分で見ることは絶対にできない。
    日銀短観の中身だって、雇用統計の個別像だって自分では絶対に見ることは不可能。
    それでも市場は、これらの自分では絶対に確かめることの出来ない指標を用いてアレコレ詮索する。
    しかもロバの耳と違って、どこが正しくどこが間違っているのかを確かめることは出来ない。
    それで相場を生き抜くことはかなり難しいような気がする。
     「カミソリと鉈」として考えることも重要かも知れない。
    カミソリはスパッと切れる。
    ナタはザクッと切れる。
    見た目はカミソリの方がナタよりも鋭く切れる。
    しかしカミソリの方が切れ味が良いかというと、そうとは限らない。
    「長もちし大成しようと思うなら、目先を追って小回りを利かすよりも、肚をすえてどっしり構える」。
    「分かったような気になったり、分かったふりをするのは、間違いのもと」というのは身に染みる言葉だ。
     
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    6日(金):景気動向指数、米雇用統計、消費者信用残高
    週末:京都府知事選
    9日(月):国際収支、消費動向調査、景気ウォッチャー調査
    10日(火):米生産者物価
    11日(水):機械受注、企業物価指数、米消費者物価、財政収支、FOMC議事録、中国生産者・消費者物価、北朝鮮最高人民会議
    12日(木):マネーストック、都心オフィス空室率、日銀さくらレポート、米輸出入物価
    13日(金):オプションSQ、米ミシガン大学消費者信頼感、中国貿易収支



    (櫻井)。

    【後場寄り付き概況】

    6日後場寄り付きの日経平均株価は前日比27円32銭高の2万1672円74銭で寄り付いた。日経平均株価は前日比10円高前後と前場終値と比較して若干弱含む展開。
    東証株価指数(TOPIX)は、2.81ポイント高の1727.42で始まった。
     
    外国為替市場では、1ドル=107円30銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
    個別では、ユニファミマ、第一三共、7&I-HD、資生堂が買われている。半面、信越化、武田、京セラ、アドバンテストが売られている
     
    日経平均は前日終値を挟んでのこう着が続いているが、5日線、25日線、200日線を上回って推移しており、底堅さが意識されている。
    米雇用統計を見極めたいとの模様眺めムードは強いだろうが、良好な結果が見込まれており、下は売り込みづらいと考えられ、引けにかけてはややショートカバーが優勢になる可能性がありそうだ。
    強いトレンドをみせている中小型株での値幅取りに向かわせそうだ。テーマ株としては。4月20日に人工知能(AI)を活用したインターネットサービスを手掛けるHEROZ<4382>の上場を控えており、AI関連への物色が強まっている。
     
    ランチバスケットは21件、479億円、20億売り越し。

     

    6日の日経平均株価は続伸し、前日比27円52銭高の2万1672円94銭で午前の取引を終えた。5日の欧米株が総じて上昇し、投資家心理が改善した。
     
    ただ、前場の東京株式市場は上値の重い展開だった。朝方は売り買い交錯でプラス圏に浮上したものの買いが続かず、下値を探る展開に。
    時間外取引での米株価指数先物の急落を受け、いったん弱含んだ。その後、1ドル=107円台を維持したこともあり、押し目買いが入り前引けは再び小幅プラス圏に切り返している。
     
    トランプ米大統領が、中国製品に対する新たな追加制裁関税を検討する方針を表明。米中貿易問題を見極めようとの機運が高まり、積極的な売買は見送られた。
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も3日続伸した。
     
    値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の数は拮抗。また、前場の売買代金は1兆円を上回っているが盛り上がりに欠ける展開だった。
    東証1部の出来高は7億913万株、売買代金は1兆1757億円。騰落銘柄数は値上がり951銘柄、値下がり1025銘柄、変わらず104銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、石油・石炭製品、小売業の上昇が目立ち、下落は、海運業、空運業、パルプ・紙など。

    個別では、セブン&アイが大きく上昇。前日の取引終了後に発表した2019年2月の連結純利益が過去最高を更新する見通しであることが好感された。19年2月期の連結事業利益が増益になるようだと報じられたユニファミマなど小売株が買われたのも、日経平均を押し上げた。
    マネックスグループが大幅高、レノバが急騰、イー・ガーディアンの上げ足の強さも目立つ。メンバーズ、オプトホールディングなども大幅高となった。
     
    一方、SUMCOなど半導体関連が大きく下落。特別損失の計上を発表した不二越は大きく下げた。任天堂が軟調、武田薬品工業も安い。シンニッタンが利食われ、ラウンドワン、ソディックも下落した。
     
    東証2部株価指数は前日比5.55ポイント安の7134.19ポイントと反落した。
    値上がり銘柄数は170、値下がり銘柄数は235となった。
     
    個別では、アートスパークホールディングス、日本化学産業、エンビプロ・ホールディングス、ヒラノテクシード、アピックヤマダなど12銘柄が年初来安値を更新。
    ファステップス、パシフィックネット、三光合成、アイスタディ、セーラー万年筆が売られた。
     
    一方、カワニシホールディングス、セイヒョー、東亜石油、三精テクノロジーズ、大同信号など8銘柄が年初来高値を更新。瑞光、ロブテックス、ビート・ホールディングス・リミテッド、イワキ、田辺工業が買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比7円12銭安い3989円80銭だった。ジャスダック平均は昨年末比でなお上昇を保っているため、国際情勢や世界経済の不透明さが増すなかで、いったん利益を確定するための売りが幅広い銘柄に出た。
     
    市場では「週末が近いこともあり、米中貿易摩擦への懸念などから日経平均株価が不安定な中では利益確定売りが出やすい」との声が聞かれた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で372億円、売買高は5105万株。
    値上がり銘柄数は223、値下がり銘柄数は386となった。
     
    個別では、フェローテクやハーモニックといった半導体製造装置関連の銘柄のほか、ニチダイ、イメージ ワン、やまみ、クレオなどが売られた。な
    ナフコ、シンデン・ハイテックス、レッド・プラネット・ジャパン、細谷火工、城南進学研究社など13銘柄が年初来安値を更新した。
     
    一方、前日に今期の大幅増益見通しを出した放電精密に加え、ぱどが一時ストップ高と値を飛ばした。ヒューマンホールディングス、銚子丸、イデアインターナショナル、買取王国、東和フードサービスなど19銘柄は年初来高値を更新。放電精密加工研究所、フライングガーデン、ABホテル、APAMAN、ジャストプランニングが買われた。


     


    東証マザーズ指数も反落した。前引けは前日比3.22ポイント安の1187.66だった
    5日の欧米株が総じて上昇し、投資家心理が改善した。たた、時間外取引での米株価指数先物の急落を受け、いったん弱含んだ。トランプ米大統領が現地5日(日本時間6日早朝)、中国に対し追加の制裁関税の方針を表明し、重しとなった。
    マザーズ市場でも積極的な売買は見送られた。
    ビープラッツや神戸天然物化といった直近に新規株式公開(IPO)した銘柄への資金流入は顕著だった。
    値上がり銘柄数は81、値下がり銘柄数は154となった。
     
    個別では、夢展望、アセンテック、JIG-SAW、和心が年初来安値を更新。JMC、ソネット・メディア・ネットワークス、ファイバーゲート、シルバーライフ、MRTは値下がり率上位に売られた。
     
    一方、ブティックスがストップ高。ユナイテッド、ティーケーピー、アークン、ビープラッツ、HANATOUR JAPANなど9銘柄は年初来高値を更新。FRONTEO、エリアリンク、神戸天然物化学、SOU、メディアシークが買われた。
     
     


    [株価材料]

    アンジェス−注目 高血圧DNA ワクチンに関する特許を欧州において取得

     アンジェス<4563>は5日に、高血圧DNAワクチンに関する特許を欧州において取得したと発表した。
     
     この特許は、血圧を上昇させる作用をもつアンジオテンシン2に対する抗体を体内で作り出し、アンジオテンシン2の働きを抑えることで高血圧を治療することを目的としたDNAワクチンに関する物質特許という。この内容の特許はすでに2016年に米国、2017 年に日本でそれぞれ取得しており、高血圧DNAワクチンに関する主要な特許を日米欧で取得したことになるとしている。
     

    NY株式市場は3日続伸。
    VIX(恐怖)指数は18.94まで低下した。
    「当局者が交渉に向け意欲を示したことから米中貿易摩擦を巡る懸念が後退した」との解釈。
    ボーイングなどが反発。
    フェイスブックのザッカーバーグCEOのコメント。
    「情報流出が発覚して以降、利用状況や広告収入に大きな影響はみられない」。
    同社株も反発した。
    トランプ攻撃を受けて下落していたアマゾンも反発。
    ハイテク関連も上昇した。
    「今後発表される企業決算への注目度も高まっている」との見方だ。
    10年国債利回りは2.83%まで上昇(価格は下落)。
    それでも株高だから金利上昇嫌気というよりも「債券から株式へ」への資金の流れと見た方がよかろう。
    先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比2.4万件増の24.2万件。
    市場予想の22.5万件を上回って着地。
    失業保険受給者総数は1973年以来の低水準となった。
    もっとも今回の失業保険申請件数は雇用統計と調査期間が重なっておらず関連性はない。
    米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長。
    「米国と中国がいずれ貿易問題で打開し、両国の貿易障壁は削減される公算が大きい」とのコメント。
    ドルにも追い風となりドル円は一時107.49円まで下落した。
    「中国が措置の完全実施に踏み切る公算は小さい。
    ゲーム理論上の確率が妥協の方向へと傾くよう練られている」という見方だ。
     
     
    木曜の日経平均は222円高でのスタート。
    一時418円高まであって325円高。
    5日線(21420円)や25日線(21398円)をクリア。
    しかも5日線が25日線を上回りゴールデンクロス。
    200日線(21359円)、節目の21500円、3月メジャーSQ値21575円もクリアした。
    「三角持ち合いの頂点からの上放れパターン」と言う声が聞こえる。
    「3月23日の974円安(20617円)が当面の底だった」というのは後付け講釈。
    だが2週間で風景は変わった。
    3月第4週の投資部門別売買動向で海外投資家が12週ぶりに買い越しに転じてことも明るさを増した。
    新高値は115銘柄(前日98)と3ケタ。
    新安値は32銘柄(前日50)。
    騰落レシオは93.95%。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.119%。
    買い方▲9.000%。
    空売り比率は38.3%に低下。
    40%超は12日連続で止まった。
    売り方の抵抗は消えた可能性が高いと読みたい。
    日経平均採用銘柄のEPSは1699円でPERは12.74倍。
    これも結果論ながら12.22倍が底だったと言えよう。
    シカゴ225先物終値は大証日中比220円高の21870円。
    高値は21915円まであった。
    ドル円も107円台前半と復調。
    右から下がりの角度が少なくなってきた25日線がサポートしてくれよう。
    ボリンジャーのプラス1σは21716円だからプラス2σは22034円。
    3月12日高値21971円をクリアすれば22000円台が視野に入ってくる。
    「今夜は雇用統計という声には惑わされたくない」という声も聞こえる。
    「清明節」だけに清々しさに期待だ。
    もっとも・・・。
    余計だったのはトランプ米大統領の昨日の清明ならぬ声明。
    「中国の不当な報復を踏まえて」1000億ドルの対中追加関税の検討を通商代表部(USTR)に指示。
    USTRは中国が「米国の知的財産を不当に取得する行為を再三にわたり実行してきた」と判断したという。
    少し市場が落ち着くとすぐにご乱心。
    ゲーム理論などと言っている場合でもないだろう。
     
    米国の2月の貿易収支。
    赤字額は前月比1.6%増の575億9100万ドル。
    金額ベースで2008年10月以来、9年4カ月ぶりの高水準だった。
    市場予想は約568億ドル。
    ただ、対中赤字は大きく縮小。
    2月はモノの赤字が08年7月以来の高水準となった。
    サービスの黒字額は12年12月以来の低水準。
    赤字額は6カ月連続増加。
    対中のモノの貿易赤字は18.6%減の292.62億ドル。
    輸出が横ばいで輸入が14.7%減少した。
    一方、メキシコとの貿易赤字は46.6%と急増。
    「経済が底堅く成長すれば輸入増につながる。
    トランプ政権が打ち出す1.5兆ドル規模の減税で貿易赤字が拡大する」。
    ある意味パラドックスでもある。
    因みに対米黒字のトップは中国、2位がドイツ、3位がメキシコ。
    日本は4位だ。
    27日のトランプ大統領とメルケル首相の会談は注目されようか。
     
    興味深かったのは昨日のロイターのコメント。
    「日米金利差が3%を超えれば、ドル高/円安に振れるのか」。
    3月29日の参院財政金融委員会で、麻生財務相は「少なくとも米国金利がいま2%台で、こっちはゼロ。
    限りなく3%に近いところまで来ている。
    これまでの長い、数十年間の歴史をみると、日米の金利差が3%ならドル高/円安に振れる」と答弁。
    この読みが正しいのかどうかは別だが、過去の事例は面白い。
    日米10年国債の名目金利差は80年台前半には6%以上に開いいていた。
    4%半ばまで開いた90年代半ばから98年ごろにかけてはドル/円は円安トレンド。
    伝統的に日本と米国は平均して2%程度のインフレ格差がある。
    2%以上金利差が開けば実質金利でも米国の方が優位となるからドル高傾向だ。
    しかし99年夏ごろから2000年にかけては、日米金利差は4%後半まで拡大。
    ドル/円は120円台から101円台まで下落した。
    当時はITバブルの真っ最中。
    「株買いの円買い」がお題目だった。
    結局金利が株式に与える影響は一方向ではないし為替も同様。
    その都度、都合の良い解釈で移り変わる。
    つまり核心ではないと言えるのかも知れない。
    それよりはマーケットシナリオや市場心理、あるいは資金動向や需給を見るほうが良いとも言えよう。
     
    アンジェス(4563)が欧州で高血圧DNAワクチンに関する特許を取得。
    3月14日には動脈硬化症を対象としたDNAワクチンに関する米国内における特許を取得。
    日夜頑張っている印象だ。
     
    NYダウは240ドル高の24505ドルと3日続伸。
    NASDAQは34ポイント高の7076ポイント。
    S&P500は18ポイント高の2662ポイント。
    ダウ輸送株指数6ポイント安の10388ポイント。
    3市場の売買高は64億株。
    CME円建ては大証比220円高の21870円。
    ドル建ては大証比255ポイント高の21905ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比190円高の21530円。
    ドル円は107.39円。
    10年国債利回りは2.833%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    ネオジャパン(3921)・・・動兆。
     
    ネオジャパンに注目する。
    同社は企業や官公庁向けパッケージ販売とクラウドサービスが中核。
    販売累計ユーザーは370万。
    クラウドサービスが拡大基調。
    教育プラットフォームにも期待感。
    「働き方改革」も追い風。
    業績は好調で前1月期まで6期連続増収増益。
    今期も増収増益見通しだ。

    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

     
    6日の日経平均株価は前日比11円69銭安の2万1633円73銭で寄り付いた。
    東証株価指数(TOPIX)は、1.02ポイント安の1723.59で始まった。
     
    戻り売りと押し目買いが交錯し、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに、安寄り後は底堅い値動きとなっている。
    前日の米国株市場でNYダウ240ドル高と3日続伸、これを受けて東京市場でもリスクオンの流れが期待されるところだが、米中貿易摩擦の問題はくすぶり上値が重い。

    米株市場ではハイテク株への買い戻しが目立っており、東京市場でも電機セクターなどの買いに反映される可能性はある。外国為替市場で1ドル=107円台へと円安に振れていることもプラス材料。
    5日の米国株式市場の取引終了後に、「トランプ米大統領が新たに1000億ドルの中国製品に対する追加制裁関税を指示した」と伝わり、米中貿易問題の行方を見守ろうとの雰囲気が強い
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く値上がり上位に鉱業、石油、小売りなど。値下がりで目立つのはその他製品、空運、電力ガスなど。
     
    個別では、ソフトバンクG、NTTが値を上げ、7&iHDは上伸し、安寄りしたファーストリテが切り返した。ソニー、ファナックが締まり、トヨタ、ホンダ、三菱UFJ、三井住友が値を上げ、野村は強含みとなっている。
    半面、任天堂が下落し、武田は軟調。東エレク、SUMCO、キヤノンはさえない。


    225先物は、パリバ・野村・SBI・GS・ドイツ・メリルが買い越し。
    モルスタ・アムロ・ソジェン・バークレイズ・UBS・カブコムが売り越し。
    TOPIX先物はクレディ・ソジェン・バークレイズ・野村が買い越し。
    メリル・JP・シティ・パリバが売り越し。
     
    外資系等は、オリンパ(7733)、セブンアイ(3382)、グンゼ(3002)、あみやき(2753)に注目。
     
    テクニカル的には、関電工(1942)、JACR(2124)、CDS(2169)、エムスリー(2413)、不二油(2607)、ペッパー(3053)、力の源(3561)、ティーガイア(3738)、積水樹(4212)、PI(4290)、一工薬(4461)、テルモ(4543)、大塚(4578)、日東精(5957)、東京網(5981)、鎌倉新書(6184)、シンニッタン(6319)、オーイズミ(6428)、シスメックス(6869)、FCC(7296)、第一興商(7458)、コーナン(7516)、ドンキ(7532)、ノーリツ鋼(7744)、河合楽(7952)、菱鉛筆(7976)、タカラスタ(7981)、極東貿(8093)、東邦(8129)、サンゲツ(8130)、トーセイ(8923)、MTI(9438)、トラコス(9715)、応用地質(9755)、バロー(9956)、ファーストリテ(9984)が動兆。


     

    [概況]

     

    NY市場で発表された2月貿易収支と新規失業保険申請件数は共に予想を下回ったが、米中貿易摩擦に対する懸念が後退した事を受けてNY株式市場は大幅続伸で始まった。
     
    株価の上昇にドルも買われ、NY市場序盤にドルは当日高値107.500円まで上昇し、其の後株価が上げ幅を削った事などにドルも上値を抑えられたが、終盤に株価が再び上昇に転じた事でドルも買われ、引け間際に再度高値に面合わせする上昇となった。
     
    最後も前日比+57.5銭高の107.370円と107円台に乗せて引け、ドル高に連れて他の主要通貨もトルコリラや南アランド以外は上昇した。
     
    米中貿易摩擦は終わったとは言わないまでも影響は長く続かないとの見方にNY株式市場は続伸し、ドルも107円台を回復する上昇となったが、このまま上昇を続ける事が出来るかどうかは不明だ。本日はトランプ大統領も期待する米雇用統計の発表があり、それまでは様子見姿勢の小動きか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    6日の東京株式市場は続伸後、堅調な展開となりそう。
    米中の貿易摩擦激化への懸念が後退し、米雇用統計前に米国株式は3日続伸と強い動きが続いており、欧州株式も上昇している、日本株も買い先行のスタートとなりそう。
    日経平均株価の予想レンジ:2万1600円-2万1900円を想定する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(5日終値107円05-07銭)と円安に振れている。引き続き、輸出関連銘柄へ見直しの動きが進みそう。ただ、現地6日には3月雇用統計の発表を控えることから、海外投資家の積極的な売買は見込みづらいなか、週末要因もあり取引時間の後半には上げ幅を縮小することも想定される。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比220円高の2万1870円だった。
     
    【好材料銘柄】
    ■OSJBホールディングス <5912>
    前期経常を一転5%増益に上方修正。
     
    ■レノバ <9519>
    4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。12-2月期(3Q)経常は黒字浮上。
     
    ■瑞光 <6279>
    今期経常は2.6倍増益、10円増配へ。
     
    ■放電精密加工研究所 <6469>
    今期経常は2.1倍増で6期ぶり最高益、7円増配へ。中期経営計画を策定。21年2月期に経常利益14.1億円(18年2月期実績は4.6億円)を目指す。
     
    ■アンジェス <4563>
    高血圧DNAワクチンに関する特許を欧州で取得。米国、日本に続く特許成立となる。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    6(金)
    2月毎月勤労統計調査(9:00)
    2月景気動向指数(14:00)
    《決算発表》
    壱番屋、サカタのタネ、パソナ、Fブラザース、創通、大有機、マルゼン、技研製、マニー、オンワードHD、ワキタ、UCS
     
    【海外】
    米3月雇用統計(21:30)
    米2月消費者信用残高(4/7 4:00)
    パウエルFRB議長が講演
    休場:タイ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    [株価材料]
     
    ■ケア21<2373>
    不動産や車の仲介事業に参入へ
     
    ■住友電<5802>
    20億円投じ焼結合金部生産を増強
     
    ■リクルート<6098>
    RPA導入を1.5倍に拡大へ
     
    ■TDK<6762 >
    世界共通の選抜■教育制度導入
     
    ■ティアック<6803>
    航空機で映画など配信できるサーバー開発
     
    ■カシオ<6952>
    GPS搭載腕時計シリーズの新モデル発売
     
    ■京セラ<6971>
    ZEH向けに太陽光発電と相性よい蓄電池開発へ
     
    ■住友商<8053>
    タイで物流施設新設へ


     


    5日のNYダウ工業株30種平均は前日比240ドル92セント高の2万4505ドル22セントと3日続伸で終えた。ダウ平均が3日続伸するのは2月下旬以来、およそ1カ月ぶり。
     
    中国の報復関税措置を受けて、米政府高官が交渉の可能性を示唆したことで米中貿易摩擦への警戒感が後退し買いが先行した。
    1-3月期決算発表シーズンを来週に控えて、業績期待から買い戻しが広がったほか、長期金利の上昇も好感され、終日堅調推移となった。
     
    前日に国家経済会議(NEC)のクドロー委員長などが中国との交渉に前向きな姿勢を強調したことから、米中の関税の応酬で貿易戦争に発展し、世界経済に悪影響を与えるとの過度の懸念が和らいだ。中国への収益依存度が相対的に大きい航空機のボーイングや建機のキャタピラーが上昇しダウ平均を押し上げた。
     
    フェイスブックやアマゾン・ドット・コムなど主要ハイテク株に買い戻しが目立ったのも市場心理の改善につながった。長期金利の上昇を受けて利ざやが拡大するとの見方から金融株も上げた。ダウ平均は357ドル高まで上げ幅を広げる場面があった。
     
    ただ米中の交渉が進展するかには不透明感が残る。6日発表の3月の米雇用統計の内容を見極めたいとの様子見ムードもあり、相場は伸び悩む場面があった。
     
    ナスダック総合株価指数は同34.445ポイント高の7076.552で終えた。
     
    セクター別では、素材やエネルギーが上昇する一方で半導体・半導体製造装置や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
     
    個別では、フェイスブックが上昇。個人情報の不正流用問題で前日にザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が電話会見し、今後の経営などに対する過度の不透明感が和らいだ。アナリストが投資判断を「買い」とした半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も高い。
    光通信機器メーカーのフィニサー(FNSR)は、モルガン・スタンレーによる投資判断引き上げを受け上昇。種子メーカーのモンサント(MON)は、独バイエルとの合併成立に自信を示し買われた。
     
    一方で、アナリストが投資判断を「売り」とした半導体のマイクロン・テクノロジーが大幅安。四半期決算が市場予想を下回った中古車販売のカーマックスも安い。
    スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UA)は、一部アナリストが通期見通しに慎重な見方を示し、軟調推移となった。
     
    VIX指数は18.94と下落(前営業日20.06)。米中貿易戦争が通商協議で回避されるとの見方から、米主要株式3指数は続伸した。VIX指数は一時18.57まで下落した。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,505.22+240.92
    S&P500種
    2,662.84+18.15
    ナスダック
    7,076.552+34.445
     
    米10年債利回り(%)
    2.8338 +0.044
    米2年債利回り(%)
    2.3066 +0.017
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,328.50−11.70
    NY原油(ドル/バレル)
    63.75+0.21
    円・ドル
    107.42 - 107.43+0.37
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は続伸した。6月物は前日比320円高の2万1870円で取引を終え、大阪取引所の終値を220円上回った。
    米中貿易摩擦への警戒感が後退し米株式とともに買われた。
    国家経済会議(NEC)のクドロー委員長など米政権幹部の発言を受け、交渉により米中の貿易戦争は回避できるとの期待が広がった。市場関係者は6日発表の米雇用統計に注目している。
    この日の6月物の高値は2万1915円、安値は2万1450円。

     
    シカゴ日経225先物 (円建て)
    21870 ( +220 )
    シカゴ日経225先物 (ドル建て)
    21905 ( +255 )
    ( )は大阪取引所終値比


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7199.50(+165.49)
    FTSE100種総合株価指数は大幅続伸した。引けにかけて買いが膨らみ、前日4日の終値に比べ165.49ポイント高の7199.50となり、今日の最高値で引けた。終値では3月12日以来の高値となった。
    構成銘柄の9割が上昇する中、多国籍企業の大型株に買いが集まり、株価上昇に貢献した。銀行株も高かった。
     
    為替相場でポンド安・ドル高が進み、ポンド安の恩恵を受けやすい多国籍企業の石油株、鉱業株、医薬品株、たばこ株に買いが入りやすかった。なかでもロシアの鉄鋼大手エブラズ、資源商社のグレンコアの上げが目立った。
    欧州の長期国債の利回り上昇を受けて、利ざやを見込んだ買いなどで銀行株も高くなった。
    午後にかけてソフトウエア開発のマイクロフォーカスに買いが膨らみ、8%超高と急反発した。
     
    半面、保険のダイレクトライン・インシュアランス・グループが6%安と大幅下落したほか、同業のアヴィヴァとセント・ジェームズ・プレイス、教育事業のピアソンも下げた。いずれも配当の権利落ちとなったことが響いた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12305.19(+347.29)
    ドイツ株式指数(DAX)は大幅反発。終値は前日4日と比べて347.29ポイント高の12305.19だった。全銘柄が上昇した。
    投資家のリスク選好意欲が高まり、欧州株は大幅な全面高となった。午後に米株が上昇して始まったことに連れて、上げ幅を広げた。
    工業用ガスのリンデ、医療機器のフレゼニウス、ドイツ銀行、鉄鋼のティッセン・クルップがいずれも4%超上げた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5276.67(+134.87)
    フランスの株価指数CAC40は2%以上、上昇した。

     

04月07日 マーケットコメント

04月09日 マーケットコメント



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