【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
日経JASDAQ
38,460.92 -42.77 04/25
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,712.75 +16.11 04/25


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    [概況]

    11日の東京外国為替市場は、トルコリア円がシリア情勢の悪化を受け、軟調に推移した。

    昨日、化学兵器を使用した疑いのあるシリアに対し、トランプ米大統領が軍事行動の実施を示唆。

    このことが、隣国であるトルコの地政学リスクを高め、トルコリラ円下落のきっかけとなった。

    トルコリラ円の値動きを見ていくと、東京時間中盤までは下げ渋る動きだったが、終盤に差し掛かると、それまで踏みとどまっていた26.00円を下抜けてしまう。

    そして、欧州時間に入ると売り圧力はさらに強まり、一時25.72円まで下落して昨日の安値を更新した。

    この後のトルコリラ円は、引き続きシリア情勢が焦眉の問題となりそうだ。

    仮に米軍による軍事行動が開始されるようであれば、トルコリラ円はさらに下げ幅を拡大させる可能性が高く、3/23の安値である25.25円までの下落も想定しておきたい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    日経ジャスダック平均株価は4日続落した。終値は前日比25円53銭安の3945円92銭。
    東証1部上場のマネックスG株とソフトバンクG株に個人投資家の関心が集中し、「新興企業市場から投資資金が吸い取られた」という。
    シリア情勢の緊迫化や国内政治の不透明感を嫌気し、投資家心理が悪化。個人投資家を中心に運用リスクを回避する目的で売りを出した。
    ラクオリアやセルシードなどバイオ関連に値下がりが目立った。事業基盤が比較的弱いバイオは将来期待を手掛かりとして買われるため、心理が悪化した局面で大きく下げる傾向があるという。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で688億円、売買高は1億2515万株だった。
    値上がり銘柄数は223、値下がり銘柄数は422となった。
     
    個別では、日本電技、きょくとう、ACKグループ、ハピネス・アンド・ディ、ハウスコムなど19銘柄が年初来安値を更新。ANAP、ワンダーコーポレーション、ジャストプランニング、イメージ情報開発、ランシステムが売られた。
     
    一方、サムシングホールディングス、太洋工業、ニューテックがストップ高。鉱研工業は一時ストップ高と値を飛ばした。夢テクノロジー、仙波糖化工業、大森屋、銚子丸、プロパストなど15銘柄は年初来高値を更新。東京日産コンピュータシステム、ジェイホールディングス、シグマ光機、和弘食品、内外テックが買われた。


     

    東証マザーズ指数は前日比22.71ポイント安の1154.11ポイントと続落。
    東証1部銘柄への乗り換えを目的にした換金売りが優勢だった。
    ただ、市場関係者は、新規上場銘柄の人気が継続するなど、投資意欲そのものが減退しているわけではない。このため、「東証1部銘柄の値動きが鈍れば、再び新興企業株が注目される」と、前向きな声も上がっていた。
    値上がり銘柄数は51、値下がり銘柄数は189となった。
     
    個別では、メドレックスが一時ストップ安と急落した。トライステージ、夢展望、ディジタルメディアプロフェッショナル、JIG−SAW、ビープラッツなど12銘柄は年初来安値を更新。ブティックス、旅工房、エヌ・ピー・シー、トレンダーズ、ファイバーゲートが売られた。
     
    一方、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングスがストップ高。ユナイテッド、AMBITION、パルマ、クラウドワークス、ラクスなど12銘柄は年初来高値を更新。トランザス、みらいワークス、ライフネット生命保険、リアルワールド、アクアラインが買われた。

    11日上場したコンヴァノはの初値は2189円と、公募・売り出し(公開)価格である930円の2.4倍となった。終値は2230円。上場2日目のヒューマンAも寄り付き、初値は3600円と公開価格(1170円)の3.1倍だった。
     

    【大引け概況】
    11日の日経平均株価は前日比107円22銭安の2万1687円10銭と3日ぶり反落して引けた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:02:00 容量:17.06M


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    シリア情勢の緊迫化を受け、このところ上げが目立った化粧品株や食料品株などに利益確定を目的とした売りが目立った。
     
    朝方発表の2月の機械受注統計が良好な内容だったため、機械関連株中心に買いが先行し、前場の日経平均は上昇する場面もあった。ただ、安倍晋三政権で相次ぐ公文書の改ざん・隠蔽問題を嫌気する空気も強く、大引けにかけては売りがかさんだ。
     
    市場では、米中貿易戦争に対する過度な懸念は和らいだが、シリア情勢や米政局への警戒感は残る。国内も自衛隊日報や学校法人「加計学園」などの問題をめぐり政府与党への追及が強まっており、「国内政治も不透明感があり、新規材料が出ない限り上値を追うのは難しい」との声が聞かれた。
     
    東証1部の出来高は15億3320万株、売買代金は2兆5586億円。騰落銘柄数は値上がり728銘柄、値下がり1278銘柄、変わらず76銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、精密機器、小売業、食料品の下落が目立った一方、石油・石炭製品、鉱業、海運業などが上昇した。
     
    個別では、任天堂、ファーストリテは軟調。資生堂、明治HDが下押し、コーセー、小野薬、花王は大幅安。ソニー、オリンパス、東エレク、SUMCOが売られた。
     
    半面、マネックスGが急騰し、ソフトバンクGは大幅高。野村、三菱UFJ、ファナック、安川電、コマツが値を上げ、トヨタは小高い。JXTGが急伸し、国際帝石、郵船はしっかりだった。
     
     
    東証2部株価指数は前日比36.67ポイント安の7054.74ポイントと続落した。値上がり銘柄数は183、値下がり銘柄数は255となった。
     
    個別では土屋ホールディングス、アイケイ、Oak キャピタル、広栄化学工業、北越メタルなど8銘柄が年初来安値を更新。アイスタディ、アルトナー、ジェイ・エス・ビー、アライドテレシスホールディングス、パシフィックネットは値下がり率上位に売られた。
     
    一方、魚喜、大同信号、プレミアグループが年初来高値を更新。日本パワーファスニング、ウェルス・マネジメント、指月電機製作所、黒谷、岡本工作機械製作所が買われた。

     

    【後場寄り付き概況】

    1日午後寄り付きので日経平均株価はじり安となっている。前日比70円程度安い2万1700円台前半で推移している。
    シリア情勢の緊迫化を警戒し、海外ヘッジファンドが利益確定売りを進めている。
    午前に続き、食料品や医薬品などディフェンシブ銘柄の下げが目立つ。
     
    日経平均は前引け値とほぼ変わらずで始まっている。2万1730-2万1770円あたりでのレンジ推移。TOPIXが下落して終えていることもあり、後場は日銀のETF買い入れへの思惑が売り込みづらくさせており、ややリバウンドをみせていた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もじり安となっている。
     
    前引け後の東証の立会外で「バスケット取引」は約1174億円成立した。
     
     12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆4690億円、売買高は9億2950万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1212、値上がりは795銘柄、変わらずは75銘柄だった。
     
     個別では、資生堂や花王が一段安。Jフロントが年初来安値を更新し、ファストリやテルモ、ヤマハも安い。
    一方、ファナックやソフトバンク、コマツは高い
     

    市場が気にする罫線という紙芝居。
    チャートなどというから見えにくいが、要はグラフだ。
    実際は四本値のローソク足になっている。
    これを折れ線グラフあるいはエンベロープのような曲線グラフにしてみれば見やすくなる。
    横罫が時間軸、縦系が価格(株価)に過ぎない。
    となると、接戦の傾きを求める作業(微分)が今日の値動き。
    全体の未来に渡る面積を求める作業(積分)が未来の限界線になりはしないだろうか。
    バックトゥーザフューチャーのドクのように研究してみれば、究極の株価方程式が求められる可能性はある。
    問題は変数の無限大さだろうか。
    そしてマイナス要素の不確定要因。
    ブラックショーズを始めとしてこの分野は結構研究されていることも事実だ。
    「株価過程を理解するには、株価の過程が時間とともに変化する様子を理解する」。
    確率微分方程式やブラウン運動などが用いられている。
    ココを克服してみたい誘惑にも駈られるが能力と時間が足りないようだ。
     
    電子端末での指摘は「裁定解消買い」。
    裁定売り残は3月末までの7週間で過去最高となる1兆962億円。
    SQ通過後はみずほ証券とソジェン証券で裁定売り報告が目立っていた。
    3月末までに裁定売り株数は両社合計で7000万株超。
    一方裁定買いは1000万株以下だった。
    4月に入ると裁定売りの報告が両社とも止まった。
    裁定買いの報告は4月の3日だけで、3月SQから月末までの合計を大幅に上回った。
    「裁定売り残の解消を進めている可能性が高い」との解釈だ。
    3月SQ後に30万枚程度だった6月物の建玉は月末に向け増加し34万枚に。
    この間、NT倍率は12.5倍台から12.3倍台に低下。
    日経先物への売り圧力が強かったことになる。
    日経先物がディスカウントだった状態。
    結果的に割安な先物を買って割高な現物を売る裁定売りのポジションが組みやすかった。
    4月に入りNT倍率は反転。
    足元では12.6倍が視野に入る。
    先物が相対的に割高になれば、先物売り・現物買いを入れやすくなる。
    裁定売りポジションが解消しやすくなる。
    日経先物6月物の建玉は4月に入り減少に転じ足元で32.2万枚。
    結局は「空売りの買い戻しが相場押し上げの原動力」との見方だ。



    (櫻井)。

    日経ジャスダック平均株価は4日続落した。
    前引けは前日比27円13銭安の3944円32銭。シリア情勢の緊迫化で投資家心理が冷え、個人を中心に運用リスクを回避する目的で売りを出した。
    時価総額の大きいマクドナルドやエンジャパンが下落。一方、精密減速機のハーモニックが受注好調を手掛かりに上げた。ニチダイなど機械株には値上がりする銘柄が目立った。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で445億円、売買高は8709万株。
    値上がり銘柄数は224、値下がり銘柄数は378となった。
     
    個別では、きょくとう、ハピネス・アンド・ディ、セプテーニ・ホールディングス、レイ、東洋ドライルーブなど11銘柄が年初来安値を更新。ANAP、ワンダーコーポレーション、クレオ、セレスポ、ポエックが売られた。
     
    一方、サムシングホールディングスがストップ高。鉱研工業は一時ストップ高と値を飛ばした。夢テクノロジー、仙波糖化工業、大森屋、銚子丸、プロパストなど11銘柄は年初来高値を更新。ジェイホールディングス、岡本硝子、山陽百貨店、APAMAN、和弘食品が買われた。

     

    東証マザーズ指数は続落し、20.19ポイント安の1156.63で午前の取引を終えた。
    東証1部は、株式需給面で週末のオプションSQに絡む思惑で全体指数は不安定な動きにあり、シリア情勢を懸念した売り圧力も上値を押さえる格好となった。新興市場も利益確定売りが優勢となった。
    値上がり銘柄数は47、値下がり銘柄数は193となった。
     
    11日上場したコンヴァノには買い注文が膨らみ、午前は取引が成立しなかった。気配値は公開価格(930円)を7割上回る1588円に切り上がった。ヒューマンAは上場2日目の11日に寄り付き、初値は公開価格の3.1倍の3600円だった。
     
    個別では、創薬のメドレックスが一時ストップ安と急落した。トライステージ、夢展望、ディジタルメディアプロフェッショナル、JIG−SAW、ビープラッツなど12銘柄は年初来安値を更新。トレンダーズ、エヌ・ピー・シー、和心、アクセルマークが売られた。
     
    一方、株式分割を発表したAMBITION、ユナイテッド、パルマ、クラウドワークス、ラクスなど11銘柄が年初来高値を更新。ライフネット生命保険、ALBERT、グローバルウェイ、ASJ、ソネット・メディア・ネットワークスがり買われた。



     

    11日の日経平均株価は小幅に反落した。午前の終値は前日比43円89銭安の2万1750円43銭だった。
    東証株価指数(TOPIX)は2.90ポイント安の1729.04と、ともに弱含み。
     
    朝方は前日の米国株が大幅高となったのを好感して買い先行で始まった。しかし、日経平均株価はすぐに伸び悩みマイナス圏に値を消した。シリア情勢の緊迫化を警戒した売りが先行した。
    市場からは「米国によるシリアへの軍事行動が警戒され、SQ(特別清算指数)算出の週でもあり、積極的に動けない状況だ。国内発の材料は見当たらず、目先的には米企業決算をにらみ、関連銘柄のフォロー材料になるかが注目される」との声が聞かれた。
     
    朝方発表された2月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が市場の予測に反して増加し、機械株に買いを誘った。
     
    スプリント買収協議の再開を材料に買いが集まったソフトバンクグループが急伸し、全体を支えている状況で、新規の材料が乏しく利益確定売りに押される中、午後も為替市場や米株先物の動向が意識され、もみ合いが続きそうだ。
     
    東証1部の出来高は8億1115万株、売買代金は1兆3045億円。騰落銘柄数は値上がり746銘柄、値下がり1239銘柄、変わらず97銘柄。
     
    個別では、10日の取引終了後に2019年2月期の連結営業利益が前期比で減益となるとの見通しを発表した久光薬が安い。ファストリやセコムも下落した。花王も大きく下げた。資生堂も安い。
    パイプドHDが急落、ヤマダ・エスバイエルホームも大きく値を下げた。ペッパーフードサービスも利食われた。
     
    一方、2018年8月期の業績予想を上方修正したビックカメラが大幅に反発した。三井金も高い。ソフトバンクは5%高となり、同銘柄だけで日経平均を40円あまり底上げした。
    マネックスグループが大幅高、ファナックも上昇した。キーエンス、安川電機も高い。デザインワン・ジャパン、エコスも値を飛ばした。
     
     
    東証2部株価指数は前日比29.32ポイント安の7062.09ポイントと続落した。
    値上がり銘柄数は173、値下がり銘柄数は235となった。
     
    個別では、土屋ホールディングス、アイケイ、広栄化学工業、ヤギ、ヨネックスが年初来安値を更新。青山財産ネットワークス、アイスタディ、アルトナー、アイ・アールジャパンホールディングス、ジェイ・エス・ビーが売られた。
     
    一方、魚喜、大同信号、プレミアグループが年初来高値を更新。日本パワーファスニング、プレミアムウォーターホールディングス、黒谷、アジア航測、浜井産業が買われた。

     


    【寄り付き概況】

    11日の日経平均株価は前日比24円77銭高の2万1819円09銭で寄り付いた。
    10日の米国株高やドル高・円安を支えに買いが先行し、シカゴ日経平均先物・円建て清算値2万1840円(大阪取引所終値比20円安)にサヤ寄せする動きとなっている。
     
    前日のNYダウが430ドル近い上昇をみせ、外国為替市場でも1ドル=107円台前半の推移とドル高・円安に振れており、主力株中心にリスクを取る動きが優勢となっている。
    ただ、シリアの化学兵器使用の疑いに対し、トランプ米大統領が軍事行動も辞さない構えをみせていることで地政学リスクが意識される可能性がある。寄り後は日経平均の上値も重くなるとの見方も強い。

    寄り付き時点で業種別では33業種中、21業種前後が高く値上がり上位に鉱業、石油、海運、非鉄、鉄鋼など。一方、値下がりで目立つのは精密機器、水産、食料品、空運、電力ガスなど。
     
    個別では、任天堂が締まり、ソフトバンクGは大幅高。三菱UFJ、マネックスGはしっかり。武田が強含み、日本郵政は6日続伸でコマツ、東エレク、ファナック、キーエンスは高い。JXTG、トヨタは堅調となっている。
     
    半面、明治HD、NTT、花王、資生堂が下押し、ファーストリテ、コーセーは小幅安。ソニーは弱含み。Jフロントは急落している。
     
    外資系等は、TOC(8841)、ビックカメラ(3048)、タカラバイオ(4974)、三益半導体(8155)、ダイセキ(9793)、ストライク(6196)、アニコム(8715)、コネクシオ(9422)、JXTG(5020)、武蔵精密(7220)に注目。
     
     
    225先物は、パリバ・GS・モルスタ・クレディ・大和が買い越し。
    ドイツ・野村・みずほ・メリル・ソジェンが売り越し。
    TOPIX先物はメリル・ソジェン・GS・アムロが買い越し。
    日興・大和・みずほ・JPが売り越し。
     
    テクニカル的には、キーコーヒー(2594)、ホギメ(3593)、大王紙(3880)、カネカ(4118)、大有機(4187)、第一三共(4568)、KeePer技(6036)、ナガイレ(7447)、スターゼン(8043)、平和不(8803)、トーセイ(8923)、日通(9062)、建設技研(9621)が動兆。
     

     

    NY株式市場は大幅高の展開。
    前日と違ってザラバ高値から終値まで堪えた格好となった。
    好感したのは中国の習近平国家主席が自動車を含む一部製品の輸入関税を年内に引き下げる方針を表明したこと。
     
    トランプ米大統領もツイッター応酬。
    「関税や自動車障壁のほか知的財産権や技術移転の認識を巡る丁重な発言に感謝する。
    ともに大きく進展させよう」。
    「友達に親切にされたジャイアンみたい」と揶揄する声も聞こえる。
    米中貿易摩擦を巡る懸念が後退したことは間違いなかろう。
    「リスクオンのシグナル」を受けたとの見方だ。
    ザッカーバーグCEOが議会の公聴会で証言したフェイスブックは大幅高。
    原油先物価格が上昇したことからエネルギーセクターも上昇。
    3月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.3%上昇で着地。
    市場予想の0.1%上昇を上回りインフレが強まっていることを示唆。
    「卸売物価に対する上昇圧力は間もなく消費者物価押し上げにつながる。
    FRBが年内あと3回の利上げを後押しする可能性がある」という見方となった。
    10年国債利回りは一時2.802%まで上昇した。
    ドルは対円で上昇し107円台前半。
    米国による対ロシア制裁措置が引き続き材料視され、ルーブルは続落。
     
    週明けNY株式の上昇幅縮小を受けて寄り付きはマイナス。
    一時100円超の下落となった日経平均。
    中国の習近平主席の「開放の門は閉じない」という講演で明確な材料が登場。
    10時45分からプラス転換した。
    上昇幅は連日の3ケタ。
    後場に上昇幅を縮小したのは買戻しの流れの終焉だったのかも知れない。
    ただ「楽観ムードが一段と強まる可能性もある」という声もある。
    「年初来安値を更新した銘柄は78(月曜は111銘柄)。
    そのうち大引けプラスとなったのが39銘柄。
    つまり半数は反発に転じた。
    単なる買い戻しだけでなくバーゲンハント的な動きが出始めているのではないか」という指摘がある。
    日経平均日足は陽線で鯨幕は消えた。
    5日移動平均線(21601円)も25日移動平均線(21441円)も上向きで底打ち感。
    課題は3月12日高値(21971円)となってきた。
    騰落レシオは109.65%。
    サイコロは8勝4敗で66.7%。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.900%。
    買い方▲8.898%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲20.46%(前日▲18.31%)。
    2017年6月22日の▲19.47%の記録を更新した。
    買い方▲12.28%。
    新興市場の売買低調の背景でもあろうか。
    新興2市場の売買代金の2000億円割れは16日連続。
    昨年11月8日までの20日連続以来だ。
    空売り比率は42.3%と3日連続40%超。
    4月6日時点の信用売り残は前週比255億円増の7604億円。
    同信用買残は前週比348億円増の3兆5918億円。
    日経平均採用銘柄のEPSは1700.02円でPERは12.82倍。
    13倍で22100円だ。
    一目均衡の厚く黒い雲の上限はしばらく22533円。
    「勝手雲」は既に5日に上抜け青空だし17日は白くねじれている。
    ボリンジャのプラス1σは21756円、プラス2σ22070円への挑戦となってきた。
    NY株は大幅続伸だったがシカゴ225先物終値は大証日中比20円安の21840円と寂しい戻り方。
    気学では「不時の高下をみせる日」。
    シカゴ225先物高値21960円をクリアして欲しいものだ。
    紙面の「個人は当面慎重姿勢を崩せない」の活字が逆指標となってくれるかも知れない。
    今年3勝10敗と大きく負け越しているSQ週の荒れる水曜日。
     
    日経朝刊で気になった記事は2つ。
    一つは「スクランブル」で指摘された大証のTOPIXオプションでプット建玉は9日に5.9万枚。
    リーマンショックの08年秋は1.5万枚だった。
    想定元本ベースでは約1兆円の規模は大きい。
    「この巨大なプットの山は過度に悲観に傾いていた投資家心理の現れだ」。
    確かにこの巻き戻しの圧力を仮定すると想像を絶する相場に違いない。
    もう一つは「南鳥島周辺に1600万トン超。
    レアアース数百年分」の見出し。
    レアアースはハイブイリッド車やEV、風力発電などの強力磁石、LEDなどの原料。
    中国への依存度が高かった。
    ハイブリッド車などに使うジスプロシウムは世界需要の730年分。
    レーザーなどに使うイットリウムは780年分。
    「日本の排他的経済水域に眠る資源で資源小国から脱却の可能性」。
    夢のある話だ。
    三井海洋開発(6269)、トヨタ(7203)などが設立した「レアアース泥開発推進コンソーシアム」。
    これが気にかかる。
     
    日経平均が高値をつけた1月第4週以降3月第4週までに個人は現物信用で2兆1000億円の買い越し。
    この平均買いコストは21871円。
    これが「上値の壁」になるという声がある。
    ということは、まずは21871円が第一関門だった。
    昨日ザラバでは21933円まであったということは、結構すんなり抜けるのかも知れない。
    一方でNY市場では「ボラ上昇歓迎」の話。
    動かない相場で収益が悪化したヘッジファンドなどにとってはボラの拡大は取引機会の増加につながる。
    指数に関係ないアクティブファンドの逆襲になれば日本株も面白くなる。
     
    NYダウは428ドル高の24408ドルと続伸。
    高値へ24511ドルまであった。
    NASDAQは143ポイント高の7094ポイント。
    S&P500は43ポイント高の2656ポイント。
    ダウ輸送株指数は109ポイント高の10228ポイント。
    3市場の売買高は71.4億株。
    CME円建ては大証比20円安の21840円。
    ドル建ては大証比5ポイント高の21865ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比20円安の21840円。
    ドル円は107.16円。
    10年国債利回りは2.797%。
     
     
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    テンポイノベーション(3484)・・・動兆。
     
    テンポイノベーションに注目する。
    同社は飲食店向け物件に特化した店舗賃貸事業を展開。
    19年3月期も居酒屋業態軸に保有物件1520件目指す。
    前3月は2ケタの増収増益見通し
     
     
    (兜町カタリスト櫻井)

    [概況]

    東京時間に中国の習金平主席が米中貿易摩擦に関し、対話が問題解決の方法と発言した事を捉えて為替市場はリスク回避後退の円売りが優勢となり、一気にドルは107円台、ユーロも132円台に乗せる上昇となった。
    更に欧州市場でオーストリア中銀総裁が「利上げについて語るのは時期尚早だが、最初の段階で預金金利を引き上げるのは問題ないだろう」と発言した事が伝わるとユーロは一段高となった。
     
    一方ドルは揉み合いが続き、NY市場で発表された3月生産者物価指数が予想を上回るとドルは小幅上昇し、NY株式市場が大幅続伸で始まると序盤過ぎにドル(107.410円)やユーロ(132.635円)は当日高値まで上昇した。
     
    其の後も高値圏で推移し、最後ドルは前日比+43.5銭高の107.205円と107円台に乗せて引け、ユーロ(+94.5銭)やポンド(+1.15円)、豪ドル(+1.005円)、カナダドル(+1.00円)、NZドル(+94銭)など、主要通貨は大幅高で引けた。
     
    軍事でも経済でも勝てないと見ると対話を求めるというのが、中国や北朝鮮の常套手段で時間稼ぎに過ぎないと見られるが、これで目先のドルがどこまで上値を伸ばす事が出来るかに注目したい。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [株価材料]
     
    ■DIC<4631>
    工業品向けに伝統色彩展開へ
     
    ■北川鉄<6317>
    100億円で工作機器の生産拠点再編
     
    ■JDI<6740>
    海老名事業所の研究開発部隊を再編
     
    ■レシップ<7213>
    トラック後部外装向けにLEDランプ開発
     
    ■シークス<7613>
    中国・美的集団と合弁で電子基板工場新設
     
    ■島津製<7701>
    患者情報保護高めたX線撮影装置を発売
     
    ■イトーキ<7972>
    社員の健康維持サービス販売へ
     
    ■ドコモ<9437>
    5G通信開始前に基地局をオープン化へ


     

    11日の東京株式市場は、堅調展開か。
    日経平均株価の予想レンジ:2万1600円-2万2000円を想定する。
    週初から堅調な動きを示すなか、米国株高も追い風に、フシ目の2万2000円を窺う場面もありそう。フェイスブックがCEOの議会証言を受けて大幅高となっていることも好材料。
    売り込まれていた銘柄には買い戻しが期待でき、総じてしっかりの展開が続くと予想する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(10日終値106円90-91銭)と円安に振れており、輸出関連銘柄に関心が向かいそう。
    ただ、シリア情勢を巡り米ロの対立が警戒されることから、リスク回避姿勢が強まることも想定され、注意したい。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比20円安の2万1840円だった。
     
    【好材料銘柄】
    ■コシダカホールディングス <2157>
    上期経常は18%増益で上振れ着地。5月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
     
    ■エコス <7520>
    今期経常は5%増で2期連続最高益、前期配当を5円増額・今期も30円継続へ。
     
    ■大森屋 <2917>
    今期最終を2.9倍上方修正・15期ぶり最高益更新へ。
     
    ■昭和システムエンジニアリング <4752>
    前期最終を5%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も12円増額。
     
    ■太洋工業 <6663>
    熱硬化性の弾性フィルム上に電子回路を形成した「低反発FPC(フレキシブルプリント配線板)」を開発。ウエアラブル電子機器への採用が期待される。
     
    ■ニューテック <6734>
    アドソル日進 <3837> と高信頼性大容量パソコン「セキュアサバコン」を共同開発。6月に発売、初年度販売目標は5000万円。
     
    ■シグマ光機 <7713>
    6-2月期(3Q累計)経常が61%増益で着地・12-2月期も77%増益。
     
    ■AMBITION <3300>
    4月25日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■SHIFT <3697>
    マネーフォワード <3994> [東証M]子会社のMF KESSAIと業務提携。IT業界の資金繰り課題解決へ向け、債権買取による早期入金サービス「SHIFT KESSAI」の提供を始める。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     11(水)
    2月機械受注(8:50)
    3月企業物価指数(8:50)
    《決算発表》
    イオン、ローソン、良品計画、ユニー・ファミマ、吉野家HD、ベル24HD、イズミ、コメダ、進和、柿安本店、イオン九州、MV東北、ジーフット、MV九州、U.S.M.H、スタジオアタオ、ジースリーHD、ファンタジー、三機S、MV北海道、イオン北海、サイゼリヤ、マックハウス、スター精、イワキ、チヨダ、ライフコーポ、MV東海、MV西日本、イオンモール、AIT、イオンディライ、モリト、天満屋ス、プレナス、ベルク
     
    【海外】
    中国3月消費者物価(10:30)
    中国3月生産者物価(10:30)
    米3月消費者物価指数(21:30)
    米3月財政収支(4/12 3:00)
    3/20〜21開催のFOMC議事録
    米10年国債入札
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    10日のNYダウ工業株30種平均は前日比428ドル90セント高の2万4408ドル00セントと続伸で終えた。
    中国の習近平国家主席が、自動車の関税引き下げなど市場参入の大幅緩和に言及し、米中貿易摩擦への懸念が後退するとアジア・欧州株がほぼ全面高、米国株にも買いが先行した。原油高に加えて、主要企業決算への期待から終日大幅上昇となった。
     
    自動車の関税引き下げや金融市場の開放、外資の過半出資を認める方針などを示した。航空機のボーイングと建機のキャタピラーへの買いが目立ち、2銘柄でダウ平均を120ドル近く押し上げた。中国での業績拡大への期待から自動車のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーター、テスラも買われた。
     
    原油先物相場が大幅に上昇し、エクソンモービルやシェブロンなど石油株にも買い膨らんだ。米長期金利が上昇し利ざやが改善するとの期待から金融株も買われた。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが2%近く上昇し、指数を押し上げた。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比143.957ポイント高の7094.301で終えた。アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、アルファベット(グーグル)など主力株が上昇した。利用者の個人情報の流用問題を巡り最高経営責任者(CEO)が10日に議会証言に臨んだフェイスブックは4%超の大幅高で終えた。
     
    セクター別では、半導体・半導体製造装置やエネルギーが上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
     
    個別では、アナリストが投資判断を引き上げた画像用半導体(GPU)のエヌビディアが買われた。決済管理システムのベリフォン・システムズ(PAY)は、プライベート・エクイティ(PE)に34億ドルで売却合意し、50%超の急騰。。通信大手のスプリント(S)とTモバイル(TMUS)は、合併交渉を再開したことが報じられ、ともに上昇した。
     
    一方、アナリストが投資判断を引き下げた菓子のハーシーには売りが優勢だった。
     
    VIX指数は20.47と低下(前営業日21.77)。
    懸念されていた米中貿易戦争は中国側の歩み寄りにより回避される可能性が高まり、米株式市場は買い優勢で主要3指数とも大幅に続伸した。リスク選好地合いに、VIX指数も20.24まで低下。しかし、一時500ドル高超まで強含んでいたダウ平均が伸び悩むと、VIX指数も20前半では下げ渋った。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,408.00+428.90
    S&P500種
    2,656.87+43.71
    ナスダック
    7,094.301+143.957
     
    米10年債利回り(%)
    2.8027 +0.017
    米2年債利回り(%)
    2.311 +0.025
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,345.90+5.80   
    NY原油(ドル/バレル)
    65.51±0.00
    円・ドル
    107.17 - 107.18   +0.27
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は続伸した。
    6月物は前日比245円高の2万1840円で終え、大阪取引所の終値を20円下回った。
    中国の習近平国家主席の10日の講演を手がかりに米中貿易摩擦への懸念が後退し、米株式とともに買われた。
    同主席は外資への国内市場の開放や車の関税を引き下げる方針を示し、投資家心理が改善した。
    この日の6月物の高値は2万1960円、安値は2万1530円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21840 ( -20 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21865 ( +5 )
    ( )は大阪取引所終値比比
     


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7266.75(+72.00)
    FTSE100種総合株価指数は続伸。前日9日の終値に比べ72.00ポイント高の7266.75で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。
     
    米中貿易摩擦の懸念が後退し、投資家心理が改善した。米株の上昇に伴い、午後に入り幅広い銘柄に買いが広がった。
    銅と原油相場の大幅な上昇を背景に鉱業株と石油株が高くなった。ともに全面高で引けた。なかでも鉱業のアングロ・アメリカンとアントファガスタが4〜5%上昇し、指数の上げを主導した。前日急落したロシアの鉄鋼大手エブラズも買い戻された。
     
    個別銘柄では教育事業のピアソン、郵便大手のロイヤル・メールなどの上げが目立った。
     
    半面、総合公益会社のユナイテッド・ユーティリティーズ、水道のセバーン・トレントなど公益事業株が軒並み安くなったほか、医薬品のシャイアーも下げた。時価総額の大きいたばこ株も売りに押された。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12397.32(+135.57)
    ドイツ株式指数(DAX)は大幅続伸。終値は前日9日と比べて135.57ポイント高の12397.32だった。医薬・農薬大手のバイエルが大幅高となったほか、自動車株が買われ、指数をけん引した。
     
    個別銘柄では、バイエルは米当局が米種子大手モンサントの買収を承認したとの一部報道をきっかけに買われた。
    フォルクスワーゲンを筆頭に自動車株は全面高。中国が自動車の輸入関税を引き下げる方針との報道が買い材料視された。
     
    一方、アナリストが目標株価を引き下げた消費財のヘンケルやドイツ銀行、電力株が下落。
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5307.56(+44.17)



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