【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
日経JASDAQ
38,460.92 -42.77 04/25
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,712.75 +16.11 04/25


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    日経平均は小幅続伸。
    米国のシリア攻撃は材料視されず、為替も107円台で推移していることから、日経平均株価は、買い先行で始まり、アジア株の下げと国内政治混乱への懸念で一時、下落する場面もあったが、ほぼ高く推移した。買い材料が乏しく様子見気分が強く、小幅高で終わった。
     
    週明けの欧米市場の動向を見極めたいほか、日米首脳会談を控えていることも手掛けづらくさせており、狭いレンジ取引が続いた。
     
     
    様子見ムードか。
     
    明日17日の東京株式市場は、様子見姿勢の強い地合いが想定される。
    注目の日米首脳会談(米東部時間17-18日)を控え、積極的な売買は期待しにくい。
    トランプ大統領は環太平洋経済連携協定(TPP)への復帰を検討するよう通商代表部(USTR)に指示したが、日本に不利な条件で2国間自由貿易協定(FTA)に向けた交渉を迫られるとの懸念は根強い。
    また、日本の為替・金融政策に対する批判的な発言も警戒される。ドル安・円高につながりかねないだけに首脳会談を見極めたいとの空気に傾く可能性がある。
     
    中国株も大きく下げており、気になる動きである。
    マザーズ指数も大きく崩れた。マザーズの下げに関しては、楽観的に見れば、中小型株から大型株への資金シフトの本格化と捉えることもできる。
    また、今週末の20日にマザーズに上場するHEROZへの期待が高く、これへの初値買いに備えた換金売りが大きくなった可能性もある。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(16日現在)
     
    22261.59  75日移動平均線
    22238.42  均衡表基準線(週足)
    22159.45  ボリンジャー:+2σ(25日)
    22153.63  新値三本足陽転値
    21967.34  均衡表雲下限(日足)
     
    21835.53  ★日経平均株価16日終値
     
    21829.67  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21806.41  13週移動平均線
    21739.04  6日移動平均線
    21586.09  均衡表転換線(日足)
    21499.89  25日移動平均線
    21488.84  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21424.77  均衡表転換線(週足)
    21418.20  200日移動平均線
    21170.11  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21159.33  均衡表基準線(日足)
    21031.89  ボリンジャー:-1σ(13週)
     
     
     

    [概況]

    16日午後の東京外国為替市場は、それぞれ方向感に乏しい展開となっている。米ドル円は107.540円にて開始となり、その後は若干値を下げ107円前半付近にて小動きの展開、他方、クロス円通貨ペアでは豪ドル円が83.540円付近にて開始となったものの、米ドル円と同様の値動きとなり83.300円付近を推移している。
     
    この値動きについて一部の市場関係者からは、週末に米英仏がシリア攻撃を実施、105発のミサイルを化学兵器関連施設に向けて発射した。これについてトランプ米大統領は、任務は完了したと述べており、ひとまず今後の攻撃については保留される格好となったとの報道がなされたものの、市場に対しての影響は軽微だったようだ。
     
    しかし、このあとのロンドン欧州時間では特段注目されるイベントが少ないため、シリア攻撃をめぐるロシアなど西欧諸国から声明などが発表されることとなれば、動意づく可能性もありそうだと言った声が聞かれている。
     
    また別の関係者からは、攻撃後の材料出尽くし感からリスク動向が改善に向かうのかに注目したいとの指摘もあった。この後の時間については、21:30に3月米小売売上高(予想:0.4% 前回:-0.1%)などの発表が控えており注目したい。


    [提供:カネツFX証券株式会社]


     

    【大引け概況】
    16日の日経平均株価は前週末比56円79銭高の2万1835円53銭と続伸した。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:54 容量:7.72M



    過去のマーケット動画はこちら
    前週末に米英仏3カ国によるシリアへのミサイル攻撃が実施されたが、朝方は、時間外取引での米株価指数先物高を支えに買い優勢で始まった。
    上げ幅を広げ、一時2万1879円69銭(前週末比100円95銭高)まで上昇したが、一巡後は上値が重く前引けにかけて2万1800円台前半で推移した。
     
    後場は、売りが先行した。円相場が対ドルで強含んだこともあり、一時2万1775円61銭(前週末比3円13銭安)まで弱含む場面があった。その後は株価指数先物買いを交えて持ち直したが、戻りは限定された。日中値幅は104円08銭と今年最小。
     
    米国などのシリア攻撃による株価急落は回避されたが、「上値を追うプラス材料がなかった」ため、個人投資家も機関投資家も模様眺めを決め込んだとみられる。
     
    JPX日経インデックス400も小幅に続伸した。終値は前週末比62.54ポイント高の1万5362.42だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸。6.86ポイント高の1736.22で終えた。
     
    東証1部の出来高は13億1043万株、売買代金は2兆388億円。騰落銘柄数は値上がり1192銘柄、値下がり805銘柄、変わらず85銘柄。
     
    業種別株価指数(全33業種)は輸送用機器、小売業、情報・通信業が上昇し、その他製品、銀行業、金属製品は下落した。

     
    個別では、先週末に発表した第1四半期決算が好感された、ステーキチェーン事業を展開するブロンコBが大幅に反発し、ストップ高水準で引けた。日ハムや味の素など食料品が高い。マネックスGが大量の買いで上昇した。良品計画が大幅高となり、ニトリHDは堅調。トヨタはしっかり。NTT、KDDIが買われた。
     
    一方、任天堂が売りに押され、ファナックが午後に入り、一段安となった。
    フトバンクGも値下がりした。三菱UFJ、三井住友などメガバンクが安く、SUMCO、信越化、楽天が売られた。
     
    東証2部株価指数は前週末比41.90ポイント安の7005.43ポイントと反落した。
    出来高9402万株。値上がり銘柄数は134、値下がり銘柄数は307となった。
     
    個別では、黒谷が一時ストップ安と急落した。JESCOホールディングス、北陸電話工事、アイケイ、はごろもフーズ、オーミケンシなど23銘柄は年初来安値を更新。省電舎ホールディングス、パシフィックネット、JMACS、アドテック プラズマ テクノロジー、ファステップスが売られた。
     
    一方、ダイナック、セイヒョー、ケー・エフ・シー、クワザワが年初来高値を更新。倉庫精練、グローバルダイニング、ケミプロ化成、日本社宅サービス、アクロディアが買われた。

     

     
    日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前週末比40円73銭安い3910円99銭だった。
    日経平均は一先ずアク抜けといった動きでスタート。これを受けて、ジャスダック平均も買い先行で取引を開始。しかし、買いの勢いは続かず前場半ば頃にはマイナス転換。その後も終日じりじりと下げ幅を広げる展開となった。
    国内政治の混迷による悪影響などへの懸念がくすぶり、運用リスクを可能な限り減らそうとする雰囲気が強かった。東証1部銘柄と比べて収益の振れ幅が大きい傾向がある中小型株を敬遠する動きにつながった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で654億円、売買高は1億3309万株だった。値上がり銘柄数は194、値下がり銘柄数は462となった。
     
    個別では、アズ企画設計がストップ安。19年2月期は前期比8.9%の営業増益見通しと示すも市場予想に届かなかったようだ。
    麻生フオームクリート、三東工業社、nms ホールディングス、クロスキャット、極楽湯ホールディングスなど31銘柄は年初来安値を更新。
    買取王国、イナリサーチ、アルファクス・フード・システム、ポエック、レイが売られた。
     
    一方、ネクスグループがストップ高。18年11月期第1四半期決算は、営業損益が12.85億円(前年同期は0.78億円の赤字)と黒字に転じた。通期計画を大幅に超過しており、業績期待が高まる展開となったようだ。
    決算評価の流れの日本色材工業研究所は一時ストップ高と値を飛ばした。
    ドーン、プラップジャパン、トシン・グループ、佐藤食品工業、プロパストなど15銘柄は年初来高値を更新。三相電機、大村紙業、シンポ、コスモスイニシア、シイエム・シイが買われた。


     


    東証マザーズ指数は前週末比34.00ポイント安の1122.39ポイントと反落した。
    値上がり銘柄数は40、値下がり銘柄数は203となった。
    東証マザーズ指数は前週末比34.00ポイント安の1122.39ポイントと反落した。
    売買代金は概算で877.09億円。値上がり銘柄数は40、値下がり銘柄数は203となった。
     
    マザーズ市場では、決算銘柄を中心に売り込まれるものが多かった。
    大きく値を崩す銘柄が多かった。
    このところの値動きの悪さに加え、シリア情勢を巡る地政学リスクや国内政治リスクの高まりなどを嫌気した売りが広がったようだ。新興市場の主力級銘柄から資金が流出している。
     
    個別では、ソフトウエアの品質保証を手がけるSHIFTやフィル・カンパニー、ロコンド、サインポストがストップ安。
    夢展望、イントランス、ソケッツ、ディジタルメディアプロフェッショナルなど28銘柄は年初来安値を更新。
    ブティックス、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、テラスカイ、アジャイルメディア・ネットワーク、ロゼッタが売られた。
     
    一方、19年2月期増益見通しや株主優待導入を好感されたユナイテッド&コレクティブ、「タイムチケット」事業の世界展開に期待のグローバルウェイがストップ高。中古品販売のSOUは一時ストップ高と値を飛ばした。
    AMBITION、クラウドワークスは年初来高値を更新。グランディーズ、レアジョブ、キャリア、ホープが買われた。

     
    個別では、ソフトウエアの品質保証を手がけるSHIFTやフィル・カンパニー、ロコンド、サインポストがストップ安。
    夢展望、イントランス、ソケッツ、ディジタルメディアプロフェッショナルなど28銘柄は年初来安値を更新。
    ブティックス、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、テラスカイ、アジャイルメディア・ネットワーク、ロゼッタが売られた。
     
    一方、19年2月期増益見通しや株主優待導入を好感されたユナイテッド&コレクティブ、「タイムチケット」事業の世界展開に期待のグローバルウェイがストップ高。中古品販売のSOUは一時ストップ高と値を飛ばした。
    AMBITION、クラウドワークスは年初来高値を更新。グランディーズ、レアジョブ、キャリア、ホープが買われた。


     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比8円58銭高の2万1787円32銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、0.43ポイント高の1729.79で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに伸び悩んでいる。新たな買い材料がなく、利益確定売りなどに押され気味だ。
     
    外国為替市場では、1ドル=107円20銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、総じて軟調。
     
    個別では、三井住友、三菱UFJの大手銀行株や、野村、東京海上、菱地所が軟調。ソフトバンクGが値を下げ、ファーストリテ、JFEが売られ、JXTG、ヤマダ電機、任天堂は安い。SUMCO、ファナックも下落している。
    半面、ソニーが小高く、トヨタは強含み。ルネサスは続伸。マネックスGがにぎわい、NTT、資生堂、武田が買われ、JTも値を上げている。
     
    日経平均がこう着感の強い値動きをみせていることが神経質にさせているようである。
    日米首脳会談を控えていることも手掛けづらくさせており、後場も狭いレンジ取引が続きそうである。
    週明けの米国市場の上昇が期待されるが、欧米各国の反応を見極めたいところであろう。
     
    また、中小型株が思いのほか弱い値動きをみせている。
    模様眺めムードが強いなかであり、強い値動きをみせている銘柄へ、短期の値幅取り狙いの資金がより向かいやすいだろう。
     
    ランチバスケットは26件、148.51億円、10億売り越し。
     
     


     
    早朝のマーケット番組を見ていたら「寄り付きは急落」という市場関係者のコメント。
    既存の延長線上で考えれば当然「プラスからのスタート」なんて発想はできなかっただろう。
    しかし現実はプラススタートでの堅調展開。
    何かネガティブイベントがあると「急落」という発想をする習慣は余計な習慣なのかも知れない。
    マーケットは生き物。
    しばしば「出尽くし」ということが言われる。
    あるいは安川電機みたいに決算発表直後は決算が良くても売られてその後高値を取りに行く銘柄もある。
    必要とされるのは昔ながらの「株心」という代物だろう。
    言い換えれば市場は「天邪鬼(あまのじゃく)」。
    大半の市場関係者が思う方向には行かないことが多い。
    地方遠征が多いので飛行機に良く乗る。
    大体はイヤホンをして落語を聞いている。
    話が佳境になってきたときにしばしば途切れる。
    「本日は当機をご利用いただきありがとうございます。
    機長の〇〇です。
    ・・・・
    安全のためシートベルトはシッカリお締めください」。
    機長の名前も別に要らないし、シートベルトも締めている。
    落語の流れの邪魔をしないでといつも思う。
    これと同じことが相場でもしばしば起こる。
    気持ちよく相場に接していると登場して邪魔するアナウンス。
    機内放送が終われば相場はまた続く。
    そう思えばネガティブイベントも所詮機長のアナウンスと思うことも出来よう。
     
    しかも最近東京市場に求められているのは「自分で考えること」。
    もはやいつの間にか「NYの写真相場」なんてイージーな相場観では戦えなくなってきている。
    自分の脳で自分の考えで、東京市場の相場観が固まり、それが地球を時計回りしているのである。
    この時間差の変化に気づかないと、いつまでたっても「様子見」とか「見極めたい」なんて玉虫色の世界。
    フォークボールを投げると決めてカーブの握りをする投手はいない。
    市場では頻繁にそれが起こるからややこしい。
    全部直球勝負でいいのではなかろうか。
    ボールになっても構わないとも思えるが、ストライクでなくボールを投げて非難されるのを嫌がる市場関係者も多い。
    無誤謬の市場関係者なんていないと思うのだが・・・。

    (櫻井)。


     


    東証マザーズ指数は反落し、31.21ポイント安い1125.18で午前の取引を終えた。
    値上がり銘柄数は35、値下がり銘柄数は202となった。
    有事リスクの高まりが意識されたものの、全体相場は底堅さを発揮している。ただ、上値を追う材料は乏しかった。
     
    個別では、サインポストが一時ストップ安と急落した。夢展望、イントランス、ソケッツ、ディジタルメディアプロフェッショナル、じげんなど25銘柄は年初来安値を更新。SHIFT、日本リビング保証、テラスカイ、ロゼッタ、ユナイテッドが売られた。
     
    一方、AMBITION、クラウドワークスが年初来高値を更新。SOU、シンメンテホールディングス、グローバル・リンク・マネジメント、シルバーライフ、UUUMが買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。前引けは前週末比23円83銭安い3927円89銭。シリア情勢への警戒感が後退し、市場が警戒していた円高も一服。
    東証1部銘柄を中心とした輸出株に見直し買いが入るなか、内需株が多い中小型株への資金流入が細った。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で383億円、売買高は7244万株。
    値上がり銘柄数は206、値下がり銘柄数は410となった。
     
    個別では、アズ企画設計が一時ストップ安と急落した。麻生フオームクリート、三東工業社、極楽湯ホールディングス、ウェッジホールディングス、Shinwa Wise Holdingsなど25銘柄は年初来安値を更新。買取王国、ルーデン・ホールディングス、シー・エス・ランバー、ジェイテック、レイが売られた。
     
    一方、日本色材工業研究所が一時ストップ高と値を飛ばした。ドーン、プラップジャパン、トシン・グループ、佐藤食品工業、プロパストなど14銘柄は年初来高値を更新。オンキヨー、シンポ、三相電機、大村紙業、フィスコが買われた。
     
     

    【前引け概況】

    16日午前の日経平均株価は小幅続伸した。午前の終値は前週末比55円68銭高の2万1834円42銭だった。
    朝方は、時間外取引での米株価指数先物高を支えに買いが先行した。米英仏によるシリア攻撃は「一過性となる」との見方が市場で広がり、地政学的リスクがいったん後退している。円高の動きが一服したこともあり、朝方から海外勢を中心とした日本株の買いを誘い、指数を押し上げた。上げ幅が一時、100円を超える場面もあった。
    一巡後は、上値が重く前引けにかけて2万1800円台前半で推移した。
     
    市場からは「シリア空爆はとりあえずのアク抜けとなった。地政学リスクや貿易問題が大きく悪化しなければ、極度に警戒する必要はない。ただ、日米首脳会談(米東部時間17-18日)を控えており、見極めたいとして手控えられよう」との声が聞かれた。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆211億円、売買高は7億363万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は939と、値下がりは1042、変わらずは100だった。
     

    個別では、13日の取引終了後に2019年2月期の連結純利益が前期比13%増になりそうとの見通しを発表したキリン堂HDが高い。マネックスグループが大商いで高く、ソニーも堅調。資生堂も上昇した。アステラスや大日本住友など医薬株も上げている。ブロンコビリーが大幅高、コスモス薬品も値を飛ばした。
     
    一方、13日の米国株式市場でJPモルガン・チェースなど金融株の下げを受け、東京株式市場でも大手銀行株に売りが波及。三菱UFJやみずほFGなどメガバンクが安い。
    任天堂、ファーストリテイリングが軟調、ヤマダ電機も下落した。
     
    東証2部株価指数は前週末比38.57ポイント安の7008.76ポイントと反落した。
    出来高5291万株。値上がり銘柄数は127、値下がり銘柄数は283となった。
     
    個別では、北陸電話工事、アイケイ、はごろもフーズ、Oak キャピタル、関門海など12銘柄が年初来安値を更新。黒谷、JMACS、ファーマフーズ、パシフィックネット、アドテック プラズマ テクノロジーが売られた。
     
    一方、ダイナック、ケー・エフ・シー、クワザワが年初来高値を更新。倉庫精練、ケミプロ化成、グローバルダイニング、パス、アサヒ衛陶が買われた。
     

     


    「売買高低迷で反落」
     
    週末のNY株式市場は反落。
    大手銀行の決算でJPモルガンが低迷したことから金融株中心に売りが優勢の展開。
    金曜の取引時間中はシリア攻撃への懸念が台頭していた。
    米東部時間13日の金曜日の夜に英仏米はシリア攻撃を実施。
    市場はこれを織り込んでいない。
    3市場の売買高は57億株台に低下。
    「不透明要素があまりに多く、投資家はロング(買い持ち)で週末に入ることを望んでいない」という声もあった。
    もっともシリア攻撃は実施され不透明要素は通過。
    ミサイル105発で化学施設3拠点を攻撃した。
    ただトランプ大統領は「任務完了」とツイート。
    マティス米国防長官は「昨年4月のシリア攻撃に比べて2倍の兵器を利用した。
    アサド政権に化学兵器を再び使用させないための1度限りの攻撃だ」とコメントしている。
    債券市場では5年債と30年債の利回り格差が縮小し、約10年ぶりの低水準となった。
    米金利先高観から、短期債利回りが長期債を上回るペースで上昇していることが背景だ。
    10年国債利回りは2.823%。
    4月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は97.8と前月から3.6ポイント低下。
    2016年10月以来の大幅な下げとなった。
    市場予想の100.5も下回り、1月以来の低水準だったがほとんど材料視されなかった印象。
    ドル円は107円台。
     
     
    「英仏米のシリア攻撃の解釈開始」
     
    週末の日経平均は一応3ケタの上昇で3日ぶりの反発。
    ただザラバ高値は21917円。
    3月12日高値21971円が頭をまた抑えて伸び悩み。
    4月SQ値21853円92銭を終値ベースで上回れず1敗。
    値上がり銘柄数1368、値下がり638銘柄は妥当。
    しかし新高値は19銘柄。
    新安値44銘柄は奇異感だった。
    週間では211円の上昇で週足は3週連続の陽線。
    25日線(21485円)からは1.4%のプラスかい離。
    200日線(21409円)からは1.7%のプラスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.137%。
    買い方▲8.864%。
    空売り比率は38.6%まで低下した。
    日経VIも18.46と安定的。
    日経平均採用銘柄のEPSは1701.46円でPERは12.80倍だ。
    シカゴ225先物終値は大証日中比45円安の21765円。
    ただ現地13日の金曜夜に行われたのが米英仏のシリア攻撃。
    市場が初めて織り込むのは東京となる。
    米国単独ではなかったことや1回だけの限定的攻撃という解釈が多いことから影響薄と見る向きは多い。
    昨年4月にもトマホーク攻撃があったが市場インパクトは限定的だった。
    朝方のオセアニアでのドル円も107円台での推移だ。
    米先物市場での投機筋による主要通貨に対するドル売り持ち高は足元で約6年半ぶりの高水準。
    「一段のドル売りがしにくく、円高も進みにくい」との観測もある。
    3月26日(20347円)で底打ちした株価の右肩上がりトレンドは継続と見たいところ。
    勝手雲の17日の白いねじれは17〜18日の日米首脳会談に起因するのかも知れない。
    気学では「人気に逆行して動く日」。
    明日は「転換日、天底となる」となっている。
    「朝方は売り先行」という安易な見通しが崩れることに期待したい。
    ただ、NNNの世論調査での内閣支持率の30%割れは気にかかる。
     
    政治あるいは役割は「安全の継続」と「富の再分配」だろう。
    安全という意味では米国という傘を借りて風雨を凌いできたのが歴史。
    富の再分配という意味では毀誉褒貶はあろうが、インフラ整備をはじめとして着々という感じだ。
    不満の吐露と首狩りしか聞こえないが野党の役割も再分配の一部適正化にはつながってきたのかも知れない。
    日経朝刊では「賃上げ2.41%、20年ぶりの高さ」の見出し。
    3%には届かないが「給料が上がる」という状況は久々に到来している。
    大学生の就職も氷河期などなかったかのような売り手市場だ。
    文明の発展で、生活はますます便利になっていく状況。
    天災地変を除けば安全は保たれている。
    このうえ何を望むのかという質問の答えはどうなるのだろう。
    おそらく長寿社会で生き延びることが可能な高齢化対応の充実。
    あるいは少子化対策などになるのだろうか。
    日経平均株価の過去最高値更新などというのも該当するのだろう。
    欲望にはキリがない。
     
    米財務省の半期為替報告書。
    日本は引き続き「監視リスト」指定。
    日本のほか中国、韓国、ドイツ、スイス、インドの5カ国が通貨政策の監視リストの対象。
    ちなみにリストの判断基準は(1)対米貿易黒字、(2)経常黒字、(3)一方的な為替介入
    3条件全てで一定の数値上回れば「為替操作国」に指定。
    経済制裁の検討へ入ることになるという。
    非常に身勝手なものにしか見えないが・・・。
     
    NYダウは122ドル安の24360ドルと反落。
    NASDAQは33ポイント安の7106ポイント。
    S&P500は7ポイント安の2656ポイント。
    ダウ輸送株指数は9ポイント高の10369ポイント。
    3市場の売買高は57.8億株と減少。
    CME円建ては大証比45円安の21765円。
    ドル建ては大証比15ポイント安の21795ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比40円安の21770円。
    ドル円は107.34円。
    10年国債利回りは2.829%。
     
     
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    日本アクア(1429)・・・動兆。
     
    日本アクアに注目する。
    同社は硬質ウレタンフォームの住宅・建築物断熱材の施工販売が中核。
    断熱材は木造戸建て向け、ビルなど建築物向けとも好調。
    工務店、ビルダーへの透湿・防水シートなど関連資材販売に期待。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    16日の日経平均株価は前週末比64円81銭高の2万1843円55銭で寄り付いた。
    週末の米国によるシリア攻撃への反応が注目されたが、16日朝の為替相場が落ち着いた動きを見せたことで、買い戻しがやや優勢となっている。
     
    日経平均は前週末に3日ぶり反発に転じ、テクニカル的にも25日移動平均線を上回って推移するなど戻り歩調をみせている。外国人投資家の売り圧力も一巡したことで、下値ではリスクを取る動きが強い。
     
    前週末13日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに反落した。18年1-3月期の決算を発表した大手銀行株が、決算発表をきっかけに上昇したものの、買い一巡後は一転して利益確定売りに押された。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、21業種前後が高く、値上がり上位に精密機器、サービス、倉庫、医薬品、海運など。値下がりで目立つのは証券、その他金融、紙パルプなど
     
    個別では、安川電、キーエンス、ソニー、東エレク、武田、アステラス薬、小野薬が買われ、7&iHD、イオンも堅調となっている。
    半面、任天堂の売りが厚く、ソフトバンクG、楽天、トヨタ、SUBARUが売られ、信越化もさえない
     
    225先物は、ナティクス・ドイツ・アムロ・モルスタ・パリバ・クレディが買い越し。
    ソジェン・メリル・JP・三菱・UBS・みずほが売り越し。
    TOPIX先物はGS・JP・ドイツ・野村が買い越し。
    みずほ・大和・UBS・パリバ・ソジェンが売り越し。
     
    外資系等は、安川(6506)、TATERU(1435)、イオンファン(4343)、アスクル(2678)、日ハム(2282)に注目。
     
    テクニカル的にはク、オール(3034)、コメダ(3543)、ブレインP(3655)、テクノス(3666)、大阪曹達(4046)、太陽日酸(4091)、KHネオ(4189)、電通(4324)、日郵政(6178)、オイレス(6282)、横河電(6841)、岩電(6924)、エクセディ(7278)、コーナン(7516)、日証金(8511)に注目。


     

    [概況]

    先週末13日(金)は米国がシリア攻撃を実施しないとの見方に為替市場はリスク回避の動きが後退して、ドルは2月21日以来、約50日ぶりの高値107.790円まで上昇した。
     
    其の後14日(土)に米国はシリア攻撃を実施したが、1回だけとされた事で国際情勢の悪化が拡大するとの見方が後退し、週明け16日の外国為替市場はやや円売り優勢で始まった。
     
    今週の米国は16日(月)3月小売売上高、4月NY連銀製造業景気指数、2月対米証券投資、17日(火)3月住宅着工・建設許可件数、3月鉱工業生産・設備稼働率、18日(水)MBA住宅ローン申請件数、ベージュブック、19日(木)新規失業保険申請件数、4月フィラデルフィア連銀景況指数、3月景気先行指数、などが発表予定となっており、株式市場やドルは好調を続ける米国経済を受けた買いと貿易摩擦や国際情勢緊張による売りとのせめぎ合いが継続すると予想している。
    シリア情勢や貿易摩擦を考慮しつつも、ドルは押し目買いで良いのではないかと考えている。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    16日の東京株式市場は、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1500円-2万2000円。
    米英仏の3カ国は、シリアが反体制組織との戦闘で化学兵器を使用したとことで、同兵器の関連施設へ攻撃を実施した。トランプ米大統領は、すべての標的への攻撃に成功したと発表した。先行き不透明感は完全に払しょくできないものの、米国の時間外取引で株価指数先物は上昇していることを背景に、しっかりした展開となりそうだ。
     
    今週は、日米首脳会談が注目されるが、会談が穏健に終了した場合、日経平均は戻りを試す展開となるだろう。シリア情勢の行方が重しになろうが、海外投資家が13週ぶりに買い越しに転じるなど、需給変化に注目。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(前週末13日終値107円64-65銭)とやや円高方向にある。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比45円安の2万1765円だった。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21765 ( -45 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21795 ( -15 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
    【好材料銘柄】

    ■ファーマライズホールディングス <2796>
    6-2月期(3Q累計)経常が4.9倍増益で着地・12-2月期も6.1倍増益。
     
    ■バロックジャパンリミテッド <3548>
    200株以上保有株主への株主優待制度を拡充。
    現行は100株以上保有株主に対し、一律で自社クーポン券4000円相当を贈呈している。
    新制度では200株以上保有でクーポン券6000円相当、500株以上保有で同8000円相当に増額する。
     
    ■eBASE <3835>
    前期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■ヤマシタヘルスケアホールディングス <9265>
    株主優待制度を新設。毎年5月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と継続保有期間に応じて500円〜4500円相当のクオカードを贈呈する。
     
    ■倉庫精練 <3578>
    石川県金沢市に保有する土地(賃貸駐車場)の売却に伴い、19年3月期第1四半期に売却益13.5億円を特別利益に計上する。
     
    ■IGポート <3791>
    6-2月期(3Q累計)経常が3倍増益で着地・12-2月期は黒字浮上。
     
    ■ネクスグループ <6634>
    12-2月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
     
    ■ユナイテッド&コレクティブ <3557>
    今期経常は42%増で2期ぶり最高益更新へ。株主優待制度を新設。毎年2月時点で100株以上を1年超継続保有する株主を対象に、保有株数300株未満で1万円分の食事優待券、300株以上保有で3万円分の食事優待券を贈呈する。
     
    ■グローバルウェイ <3936>
    スイスに子会社を設立。自分の空き時間をチケットにして販売できるサービス「TimeTicket」事業の世界展開を目指す。
    同子会社はICO(仮想通貨による資金調達)実施に向けてスイス当局へ申請を行う。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    16(月)
    日中ハイレベル経済対話
    3月首都圏新規マンション発売(13:00)
    《決算発表》
    鉄人化、ライフフーズ、TKP、サイバーS、アクロディア、マネフォワ−ド、市進HD、メタップス、ニューテック、古野電、テイツー、グラファイトD、東天紅、近鉄百
     
    【海外】
    米3月小売売上高(21:30)
    米4月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
    米2月企業在庫(23:00)
    米4月NAHB住宅市場指数(23:00)
    《米決算発表》
    M&Tバンク、バンク・オブ・アメリカ

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    [株価材料]
     
    ■バロック<3548>
    ICタグ活用売れ残り商品分析開始
     
    ■京セラ<6971>
    通信機器と液晶の研究を本部傘下に再編
     
    ■三菱重<7011>
    系列が排ガス浄化装置やLNG燃料供給装置販売
     
    ■トプコン<7732>
    アンテナ一体型GNSS受信機を発売
     
    ■東電力HD<9501>
    潜水ロボで地下電線点検する技術開発

     



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