【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
日経JASDAQ
38,085.80 -375.12 04/26
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,611.76 -100.99 04/26


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    [概況]

    25日、東京外国為替市場の米ドル円は一時109.280円まで上昇し再び堅調な展開となった。

    NY時間に米ドル円は一時108円台半ば付近まで下落したが、その後再び上昇。東京時間では米ドル円は109円台前半付近の水準まで値を戻した。

    米長期金利の上昇などを背景に米ドル買いが先行しているようだ。一方で、米長期金利の上昇などから景気への悪影響などを警戒し米主要株価は軟調となった。

    米株安などが米ドル円の重石となる可能性も考えられるため株価の動向にも注意が必要だろう。
    現在、欧州時間に入り米ドル円は109.090円付近で推移している。

    テクニカル的には米ドル円は上値付近に一目均衡表先行スパン2(雲の上限)109.213円などが控えており、上抜け切れるか注目したい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    25日の日経平均株価は前日比62円80銭安の2万2215円32銭と反落した。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:27 容量:12.53M

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    朝方は、米長期金利の上昇などを背景に24日の米国株式が大幅に下落した流れを受け、売りが先行した。
    機械や電機など世界の景気変動の影響を受けやすい銘柄が売られた。半面、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測のほか、保険や電気・ガスなどの内需関連株の上昇が下値を支えた。
     
    円相場が1ドル=109円前後に下げたのを受け、輸出採算の改善観測から自動車株などに買いが入り相場全体も下げ渋った。もっとも、香港や韓国などアジア株式相場が軒並み下落するなか、日経平均は前日比で上昇に転じることはなかった。
     
    JPX日経インデックス400は反落。終値は前日比24.31ポイント安の1万5619.67だった。東証株価指数(TOPIX)は小反落し、2.02ポイント安の1767.73で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆4679億円。売買高は14億2346万株だった。
    東証1部の値下がり銘柄数は894と、全体の43%にとどまった。値上がりは1077、変わらずは109だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、機械、鉱業、石油・石炭製品の下落が目立った。上昇は、電気・ガス業、ゴム製品、食料品など。
     
    個別では、日本電産、東京エレクトロン、アイルランドの製薬大手シャイアーの買収合意で最終調整に入ったと伝わった武田の下げが目立った。東海カーボン、安川電機、SMCやコマツ、ダイキンが売られた。東エレクや日電産、ファナックも下落した。
    モバイルファクトリー、TATERUが大幅安、KOA、カシオ計算機などの下げも目立った。
     
    一方、証券会社が目標株価を引き上げたエーザイが上昇。関西電やT&D、ヤマトHDが高い。トヨタ自動車など自動車株が堅調、JT、三菱商事もしっかり。新日本無線が値上がり率トップに買われたほか、わかもと製薬、大塚ホールディングスなども値を飛ばした。
    日立ハイテクノロジーズが上値を追い、スルガ銀行も上昇した。セガサミーホールディングスも買いを集めた。
     

    東証2部株価指数は前日比6.00ポイント高の7082.43ポイントと4日続伸した。値上がり銘柄数は235、値下がり銘柄数は209となった。
     
    個別では、正興電機製作所、大和自動車交通がストップ高。三光マーケティングフーズ、ジェイ・エス・ビー、フォーシーズホールディングス、セブンシーズホールディングス、東亜石油など7銘柄は年初来高値を更新。JFEシステムズ、ファステップス、アイケイ、KIホールディングス、FDKが買われた。
     
    一方、アゼアス、サンコーテクノ、サイバーステップ、朝日印刷、西菱電機など13銘柄が年初来安値を更新。ミロク、クリヤマホールディングス、SECカーボン、日本精蝋、ファーマフーズが売られた。


     

    日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。
    終値は前日比2円52銭高い3953円91銭だった。午前は反落となったものの、東証1部上場の大型株の上値が重くなるなか、相対的に値動きの軽い中小型株に個人投資家などの資金流入が続いた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で594億円、売買高は1億6107万株だった。
    値上がり銘柄数は306、値下がり銘柄数は339となった。
     
    個別では、サムシングホールディングス、麻生フオームクリート、ジャストプランニングがストップ高。医学生物学研究所は一時ストップ高と値を飛ばした。銚子丸、アーバネットコーポレーション、東武住販、シンポ、FCホールディングスなど16銘柄は年初来高値を更新。SEMITEC、イメージ ワン、オプトエレクトロニクス、プロルート丸光、日本創発グループは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、滝沢ハム、東洋ドライルーブ、元旦ビューティ工業、ハーモニック・ドライブ・システムズ、日本ユピカなど6銘柄が年初来安値を更新。小僧寿し、ベルグアース、クレオ、サンオータス、SAMURAI&J PARTNERSが売られた。

     


    東証マザーズ指数も小幅ながら4日続伸した。終値は前日比0.04ポイント高い1140.70だった。個人投資家とみられる小口の買いが多かった。東証1部で日経平均株価が軟調に推移したため、「短期投資家の資金が新興市場に流入した」という。
    値上がり銘柄数は115、値下がり銘柄数は118となった。
     
    東京マザーズ市場に25日上場したアイペットは、公募・売り出し(公開)価格である2850円の1.6倍となる4500円の初値をつけた。終値は初値比10.2%安い4040円だった。
     
    同じくきょう上場したベストワンは買い注文が集まり、取引が成立しなかった。気配値は公募価格(4330円)の2.3倍にあたる9960円と、東証が定める今日の上限まで切り上がった。
     
    個別では、パルマ、ディジタルメディアプロフェッショナル、AppBankがストップ高。バーチャレクス・ホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ベガコーポレーション、PR TIMES、Jストリーム、ベイカレント・コンサルティングなど5銘柄は年初来高値を更新。ドリコム、すららネット、エスユーエス、GameWith、神戸天然物化学が買われた。
     
    一方、HEROZがストップ安。ジーンテクノサイエンス、アライドアーキテクツ、アジャイルメディア・ネットワーク、コンヴァノ、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングスなど6銘柄は年初来安値を更新。アスカネット、クラウドワークス、アトラエ、アドバンスト・メディア、テモナが売られた。

     

    【後場寄り付き概況】

    25日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比137円61銭安の2万2140円51銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、7.25ポイント安の1762.50で始まった。
     
    前日の米国株安を受けて下落した前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調地合いが続いている。
    外国為替市場では、1ドル=108円90銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
     
    個別では、日本電産、キヤノン、東エレクが売られ、コマツ、ファナックが軟化。武田が急落し、三菱UFJ、三井住友が反落。ソフトバンクGは値を下げ、野村、第一生命がさえない。昭和電工、東海カは大幅安となっている。
    半面、JTが強含み、NTT、KDDIが買われた。三菱商が小幅高で、エーザイ、大塚HDが値を上げた。トヨタ、ホンダは小幅続伸し、日立ハイテクが大幅高となった。
     
    日経平均は75日線をキープできず、5日線を下回ってきており、手掛けづらくさせているだろう。日本電産<6594>の決算反応も厳しいほか、前日に記録的な初値を付けたHEROZ<4382>のストップ安についても、センチメントを悪化させているだろう。
    ただ、外勢の需給が買い越しに転換するなか、下げづらい相場展開が意識されてくるだろう。

    ランチバスケットは16件、402.56億円、10億売り越し。


     

    日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比4円76銭安い3946円63銭となった。米長期金利の上昇への警戒から米株式相場が大幅続落し、投資家の運用リスクを取る意欲が後退して新興株にも売りが膨らんだ。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で351億円、売買高は9937万株だった。値上がり銘柄数は260、値下がり銘柄数は357となった。
     
    個別では、東洋ドライルーブ、元旦ビューティ工業、日本ユピカ、マツモトが年初来安値を更新。小僧寿し、ベルグアース、クレオ、フェスタリアホールディングス、高見沢サイバネティックスが売られた。
     
    一方、サムシングホールディングス、ジャストプランニングがストップ高。医学生物学研究所は一時ストップ高と値を飛ばした。
    銚子丸、アーバネットコーポレーション、東武住販、シンポなど15銘柄は年初来高値を更新。ビジョナリーホールディングス、ルーデン・ホールディングス、オプトエレクトロニクス、プロルート丸光、日本創発グループが買われた。


     

    東証マザーズ指数も反落した。前引けは前日比0.33ポイント安い1140.33だった。
    米国株安が投資家心理を冷え込ませ、さえない相場展開だった。
    値上がり銘柄数は119、値下がり銘柄数は114となった。
     
    東京マザーズ市場に25日上場したアイペットの初値は4500円と、公募・売り出し(公開)価格である2850円の1.6倍となった。午前の終値は初値比9.7%安い4065円だった。
    同じくきょう上場したベストワンは買い注文が膨らみ、午前は取引が成立しなかった。前引け時点の気配値は公募価格(4330円)の1.7倍である7410円に切り上がった。
     
    個別では、ジーンテクノサイエンス、アライドアーキテクツ、コンヴァノ、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングスが年初来安値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、アトラエ、日本リビング保証、クラウドワークス、ブティックスは値下がり率上位に売られた。
     
    一方、AppBankがストップ高。バーチャレクス・ホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ベガコーポレーション、PR TIMES、Jストリームは年初来高値を更新。パルマ、ALBERT、大泉製作所、ロードスターキャピタル、ティーケーピーが買われた。

     

     
    25日の日経平均株価は反落し、前日比143円95銭安の2万2134円17銭で午前の取引を終えた。
    前日の米国株市場でNYダウが一時600ドル以上の下げをみせたこともあって、リスクオフの流れにさらされた。この流れを引き継ぎ、売り優勢で始まった。
    日経平均株価の下げ幅が、200円に迫る場面もあった。
     
    外国為替市場では1ドル=108円90銭近辺の推移と円安水準にあり、これが安値に買い向かう材料となり日経平均は寄り後に戻り足となったが、前場後半に売り直された。機械や電気セクターなど中心に主力株への売りが目立つ展開となった。
     
    香港のハンセン指数などアジア株式相場が軟調に始まったことも重荷となった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
     
    市場からは「米10年債利回り3%が警戒され、売り仕掛けに動いたようだ。ただ、売りが先行してきた外国人投資家の買い戻しや、日銀のETF買いが期待され、日経平均は2万2000円台での値固めになるとみている」との声が聞かれた。
     
    東証1部の出来高は7億473万株、売買代金は1兆2301億円。騰落銘柄数は値上がり861銘柄、値下がり1096銘柄、変わらず120銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、機械、電気機器、石油・石炭製品の下落が目立ち、上昇は、電気・ガス業、食料品、ゴム製品など。


    個別では、コマツが大きく下げたほか、午前に決算説明会を開いた日電産が売られた。武田の下げが目立った。ファナック、安川電機やSMCなども軟調。日立、三井不、いすゞも下落した。キヤノンマーケティングジャパンが急落、TATERUも大きく値を下げた。カシオ計算機も大幅安だった。
     
    半面、米国で腎疾患薬の販売承認を受けたと発表した大塚HDが上げた。NTTがしっかり、エーザイも高い。証券会社が投資判断を引き上げたセガサミーホールディングスが買われた。新日本無線が急騰、東光高岳も値を飛ばした。
     
     
     
    東証2部株価指数は前日比8.46ポイント安の7067.97ポイントと4日ぶり反落した。
    出来高4052万株。値上がり銘柄数は189、値下がり銘柄数は228となった。
     
    個別では、アゼアス、サンコーテクノ、サイバーステップ、朝日印刷、西菱電機など10銘柄が年初来安値を更新。ミロク、ファーマフーズ、ビューティ花壇、日本精蝋、サイオスが売られた。
     
    一方、正興電機製作所がストップ高。三光マーケティングフーズ、ジェイ・エス・ビー、セブンシーズホールディングス、東亜石油は年初来高値を更新。ファステップス、FDK、KIホールディングス、リミックスポイント、MCJが買われた。

     


    [概況]

    東京市場から揉み合いが続いていたドルはNY市場に入り発表された2月S&Pケースシラー住宅価格の予想を上回る結果に2月9日以来となる109円台に乗せた。
     
    続いて発表された3月新築住宅販売件数および4月コンファレンスボード消費者信頼感指数も予想を上回って米国債利回りは3%を付け、NY株式市場も反発して始まるとドルは序盤に当日高値109.205円まで上昇した。
     
    しかし其の後株価が下落に転じると共にドルも売られ、109円を割り込んだあと株価の下げ幅拡大に終盤には当日安値となる108.535円まで値下がりした。
     
    最後は前日比+15銭高の108.830円と109円は維持出来なかったが108円台後半で引ける小幅上昇となり、上値を目指す流れは続いているのではないか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    【寄り付き概況】

    25日午前の寄り付き日経平均株価は、前営業日比159円50銭安の2万2118円62銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、10.94ポイント安の1758.81で始まった。
     
    前日のNYダウが一時600ドルを超える急落をみせ、引けも400ドル以上の下落となったことから、東京市場でもリスク回避の売り先行を余儀なくされている。
    米キャタピラーの大幅安は市場心理を冷やしており、世界景気減速懸念が輸出株中心に重荷となりそうだ。米長期金利はついにフシ目の3%台に乗せ、これも米国株市場にネガティブに作用している。
    ただ、外国為替市場では1ドル=108円台後半の推移と円安が進んでおり、これが主力株の下値を支える材料となる可能性もある。一方、企業の決算発表が本格化してくることで、個別銘柄についても神経質な展開が想定される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、保険、倉庫、空運を除き安い。値下がりで目立つのは鉄鋼、海運、機械、不動産、鉱業など。
     
    個別では、武田が大幅安。コマツ、日立建機が売り気配から始まり、ファナック、キーエンス、SMCも軟調。任天堂が安く、ソニー、東エレク、キヤノンは値を下げ、日本電産もさえない。三菱UFJ、三井住友、野村。ソフトバンクG、ファーストリテが売られている。
     
    半面、第一生命、東京海上が上伸し、KDDIやJTは堅調。三菱商が小高く、石油資源はしっかり。エーザイ、大塚HDが買われている。
     
    225先物は、ソジェン・大和・三菱・アムロ・JPが買い越し。
    バークレイズ・ドイツ・日興・野村・シティ・メリルが売り越し。
    TOPIX先物はJP・メリル・三菱・ソジェンが買い越し。
    みずほ・大和・シティ・アムロ・バークレイズが売り越し。
     
    テクニカル的には、ヒノキヤ(1413)、Klab(3656)、ガンホー(3765)、GMOPG(3769)、ソースネク(4344)、ニッカトー(5367)、冶金工(5480)、アーレスティ(5852)、市光工(7244)、京銀(8369)、カチタス(8919)、ドコモ(9437)、建設技研(9621)、DTS(9682)が動兆。


    週明けのNYダウは小幅に4日続落。
    10年国債利回りが2.99%まで上昇し4年3カ月ぶりに節目の3%に迫る場面があったことを嫌気。
    「金利上昇が企業のコスト増や株式の割高感につながるとの警戒感が台頭」という見方だ。
    NYダウは一時134ドル安まで下げ幅を広げる場面があった。
    もっともS&P500は引け際にプラ転して小幅反発。
    NASADQは総合株価指数は3日続落。
    メルク、ナイキが上昇。
    アルミ価格の下落からアルコアが大幅安。
    ゴールドマンなど金融大手やP&Gが下落した。
    シカゴ連銀全米活動指数は予想を下回って着地。
    マークイット製造業PMI速報値、3月の中古住宅販売件数は予想を上回った。
    債券市場はインフレ圧力の高まりや米国債の需給悪化の観測を背景に売り優勢の展開。
    「米国の政治リスクの後退も債券売りにつながっていた」という観測もある。
    米長期金利の上昇を受けて円売り・ドル買いプラスリスクオンの動き。
    ドル円は一時108円75円となりで2月半ば以来の円安・ドル高水準だ。
    日銀の黒田総裁が米テレビのインタビュー「日銀は強力な金融緩和政策を当面続ける必要がある」とコメント。
    一方でFRB幹部らは利上げ継続を支持するコメント。
    「日米の金融政策の方向性の違いが意識された」という見方だ。
    引け後に決算を発表したアルファベット(グーグル)の売上高は市場予想を上回って着地。
    時間外では小幅反発している。
     
    「課題は75日線(22210円)」
     
    週明けの日経平均株価は続落。
    週末のNYダウが201ドル安。
    日経平均は4円安でスタート。
    北朝鮮が核実験と大陸間弾道ミサイルの放棄を表明し地政学リスクは後退。
    一時プラスに浮上した場面もあったが結局は小動きのマイナス展開。
    「決算発表本格化を前に、様子見姿勢の強い地合いが続いた」との解釈だ。
    「あと1週間すれば大型連休」というモードも否定できない。
    海外投資家が日本株を1兆円分買うと、日経平均を2.4%押し上げる効果があるという。
    海外勢は1〜3月までに現物・先物合計で日本株を約9兆円分売り越した。
    「そこから1兆円程度しか買い戻しておらず、買い余力は大きい」という見方もある。
    1月23日のザラバ高値(24129円)から3月26日の安値(20347円)までの下落幅の半値戻しはすでに達成。
    「上昇一服で決算待ちの状態」だ。
    課題は過去3日間ヒゲはタッチしているものの終値でクリアできない75日線(22210円)となる。
    25日線(21555円)からのかい離はプラス2.5%。
    騰落レシオは105.55%。
    空売り比率が42.5%と低下しない。
    週末16%を割れ込んだ日経VIは16.32%。
    日経平均採用銘柄のEPSは1700.38円(4月18日1712.38円)でPERは12.99倍。
    久々のPER13倍台はあと少しだ。
    シカゴ225先物終値は大証日中比90円高の22190円。
    GLOBEXは22210円で再開。
    シカゴ大阪ともに高値は22210円。しかも75日線水準。
    ココを抜ければ明るい動きとなろう。
    4月権利付き最終日。
    気学では「押し目を見せる日。吹き値売り方針良し」。
    「米金利上昇でドル高円安リスクオン」という訳のわからない解説に遭遇しそうな一日。
     
     
    ストボの岩本デスクのメルマガでは「4月24日は2000年に日経平均採用銘柄の大幅な入れ替えが行われた日。
    入れ替え対象となったのは30銘柄。
    新規に採用された銘柄の代表がファナック、京セラ、TDK、東京エレクトロン、アドバンテスト、
    太陽誘電、カシオ計算機など。
    現在でも値がさエレクトロニクス株として知られる銘柄やセブンイレブン、エーザイ、テルモ、花王、JR東、ドコモなど。
    当時、KDDIがまだDDIあるいはKDDだった、イオンの社名がジャスコだったなど懐かしいエピソードも数多くある。
    この時の銘柄入れ替えの特徴。
    (1)IT化による産業構造の変化を反映させるようにする。
    売買代金・価格変動率を重視。
    (2)一挙に30銘柄もの銘柄入れ替えを行った。
    それまでは1回あたり2〜3銘柄の入れ替えがせいぜいだった。
    30銘柄、それも時価総額が大きい銘柄をそろえて入れれば、株価指数としての性格も変化してしまった。
    入れ替えが発表されたのは4月14日金曜の大引け後。
    4月12日に日経平均が20833円の高値をつけた直後だった。
    入れ替え日は24日。
    まず、除外対象となる銘柄に売り物が殺到。
    フツーは入れ替え対象銘柄には買い物が流入するが、こちらの株価上昇は日経平均に反映されず。
    入れ替え前日まで除外候補の下落分だけが反映される悲惨な結果となった。
    入れ替え発表翌営業日の17日には日経平均が1426円(7%弱)の暴落。
    小戻しを交えつつ21日までに1800円ほどの下落。
    1か月後の5月末には16000円台をも割り込む惨状。
    指数入れ替えが株価下落の元凶だった、というのはあながち間違いではない」。
    もう18年も昔のことなのに、光景がマザマザと走馬灯のように脳裏に甦る。


    (兜町カタリスト櫻井)

    25日の東京株式市場は、米国株安を受け、売りが先行するとみられる。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1900円-2万2300円。
    シカゴ日経平均先物にさや寄せて安く始まるも、節目の22000円は下値のめどとして意識され、売り一巡後は下げ渋る展開を予想する。
    売り一巡後は、短期的な戻り期待から、押し目を拾う動きもありそう。
    18年3月期決算の発表が本格化するなか、内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がる可能性もある。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(24日終値108円88-90銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所終値比205円安の2万2075円だった。
     
     
    【好材料銘柄】 
    ■ミライト・ホールディングス <1417>
    前期経常を37%上方修正・3期ぶり最高益、配当も5円増額。
     
    ■正興電機製作所 <6653>
    1-3月期(1Q)経常は78%増益・上期計画を超過。
     
    ■光陽社 <7946>
    前期最終を4.2倍上方修正。
     
    ■ジャストプランニング <4287>
    子会社プットメニューとボクシーズが、レジに並ばずに注文できるアプリ「Putmenu」をケンタッキーフライドチキン2店舗に試験導入。
     
    ■医学生物学研究所 <4557>
    今期経常は15倍増益へ。
     
    ■テクノホライゾン・ホールディングス <6629>
    モバイルペイメント対応マルチ決済端末「FP-1」が中国の電子決済サービス「アリペイ」に対応。
     
    ■ジーエヌアイグループ <2160>
    米国で「F351」の第1相臨床試験を開始。
     
    ■アセンテック <3565>
    セコムトラストシステムが同社の低コスト仮想デスクトップソリューション「リモートPCアレイ」を7700台採用。
    セコムグループに大規模展開。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    25(水)
    2月全産業活動指数(13:30)
    《決算発表》
    エムスリー、LINE、JSR、OBC、小林製薬、アマノ、航空電、スタンレ電、キヤノン、東エレク、沖縄セルラー、北陸電、オービック
     
    【海外】
    ASEAN首脳会議(〜4/28)
    米5年国債入札
    《米決算発表》
    Facebook、コムキャスト、ノースロップ・グラマン、バイアコム、ヘス、ロックウェル・オートメーション、ジェネラル・ダイナミクス、グッドイヤー、eBay、アフラック、クアルコム、AT&T
    休場:豪、NZ、ベトナム
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    24日のNYダウ工業株30種平均は5日続落し、前日比424ドル56セント安の2万4024ドル13セントで終えた。
    朝方発表された米企業決算は、工業・事務用品大手スリーエム(3M)が業績見通しを下方修正する弱い内容となったものの、全体的にはまずまずの内容だった。さらに、3月の米新築住宅販売や4月の消費者信頼感指数が良好な内容で、この日のダウは小幅高で始まった。
     
    しかし、キャタピラーは決算説明会で最高財務責任者(CFO)が1~3月期の1株利益が今年のピークだったとの見方を示し、先行き収益鈍化が警戒され、失望売りが加速した。3Mやキャタピラー、航空機のボーイングなど資本財銘柄に売りが集中する形でダウは下げ幅を拡大し、ダウ平均の下げ幅は600ドルを超える場面があった。
     
    債券市場で米長期金利が14年1月以来およそ4年3カ月ぶりに節目の3%に上昇した。債券に比べた株式の相対的な割高感が意識され、企業業績への影響に警戒感が広がった。
     
    前日夕に発表した四半期決算で売上高営業利益率が低下したのが嫌気され、アルファベット(グーグル)株が5%安で引けた。アマゾン・ドット・コムやネットフリックスなどハイテク株全般に売りが広がり、投資家心理を冷やした面もあった。
    ナスダック総合株価指数は4日続落し、前日比121.249ポイント低い7007.352で終えた。
     
     
    セクター別では、電気通信サービスや公益事業が上昇する一方で資本財や素材が下落した。
     
    個別では、航空機・機械のユナイテッド・テクノロジーズ(UTC)は1〜3月期決算とともに業績見通しを引き上げたが、次第にキャタピラーに連れ安し、下げて終えた。
    長期金利上昇による業績懸念からソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、ネット小売のアマゾン(AMZN)など主要ハイテク株にも売りが広がった。
    保険のトラベラーズや飲料のコカ・コーラも決算を受けて売りが出た。
     
    一方で、冷蔵庫部品事業を日本電産に売却すると発表した家電大手ワールプールは上昇。決算で利益が予想ほど落ち込まなかった大型バイクのハーレー・ダビッドソンも買われた。
     
     
    VIX指数は18.02と上昇(前営業日16.34)。
    米株は昨日に続き、反発して寄り付いたもののマイナスへ転じる展開に。ダウ平均が前日比で一時500ドルを超える大幅な下落となるなど米株が売りを強めるなか、VIX指数は19.66と12日以来の高水準へ上振れる場面もあった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,024.13−424.56
    S&P500種
    2,634.56−35.73
    ナスダック
    7,007.352−121.249
     
    米10年債利回り(%)
    3.0014 +0.028
    米2年債利回り(%)
    2.4746 +0.001
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,333.00+9.00   
    NY原油(ドル/バレル)
    67.82+0.12
    円・ドル
    108.84 - 108.85−0.04
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は反落した。6月物は前日比115円安の2万2075円で引け、同日の大取終値を205円下回った。
    米企業決算を手がかりに原材料高が企業業績を下押すとの懸念が広がり、米株とともに売られた。米長期金利が4年3カ月ぶりに3%に上昇したことも売り材料になった。
    この日の6月物安値は2万1965円、高値は2万2350円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    22075 ( -205 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    22095 ( -185 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7425.40(+26.53)
    FTSE100種総合株価指数は6日続伸した。前日23日の終値に比べ26.53ポイント高の7425.40で引けた。ただ、構成銘柄の6割近くが下落した。
    日中を通して高値圏で推移した。原油相場が高値で推移するなか、時価総額の大きい石油株の上げが株価指数の上昇に大きく貢献した。医薬品株と鉱業株の上げも指数押し上げ要因となった。
     
    個別では、医薬品のシャイアーは売買高も膨らみ、3%超上がった。一時は6%高を付ける場面もあった。同社買収に向け交渉を続ける武田薬品工業は24日に新たな条件を提示。これを受け、シャイアーの取締役会は立場を検討していると発表した。同業のグラクソ・スミスクラインも高くなった。
    銅と金の価格上昇を背景に、鉱業株も上がった。四半期好決算を発表したロンドン証券取引所(LSE)グループも堅調だった。アナリストが投資判断を引き上げた航空・防衛のBAEシステムズも上昇した。
     
    半面、ブックメーカーのパディパワー・ベットフェアは5%近く下がった。英政府が近くスロットマシンなどへの賭け金の上限を引き下げると報じられ、業績悪化が懸念された。
    たばこ株と住宅建設株も下落した。
     
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12550.82(-21.57)
    ドイツ株式指数(DAX)は反落した。終値は前日23日と比べて21.57ポイント安の12550.82だった。
    個別では、アディダスは3%超下落した。医療機器のフレゼニウスも大幅安だった。アナリストによる株価目標の引き下げなどが響いた。
     
    一方で、ドイツ銀行は4%超買われた。同銀は26日の四半期決算の発表時に、投資銀行部門の戦略見直しを示す可能性があると伝わった。ITのSAPは3%超上昇。良好な四半期決算を発表したほか、売上高と利益の通期見通しをともに引き上げたことなどが好感された。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5444.16(+5.61)

    [株価材料]
     
    ■旭化成<3407>
    化学品の共同物流分野で提携推進へ
     
    ■特殊陶<5334>
    シニア社員活用で能力開発など推進
     
    ■フジクラ<5803>
    製品検査にAI導入
     
    ■住友重<6302>
    日独の射出成形機の生産ライン刷新
     
    ■椿本チ<6371>
    工程間の部品ゼロ体制構築へ
     
    ■TDK<6762>
    可変電源をEV用性能試験装置向けに拡販
     
    ■凸版印<7911>
    BPO事業でウエアラブル端末活用


     



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