【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
日経JASDAQ
37,775.38 +22.07 04/19
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,601.50 -81.87 04/19


07月02日 マーケットコメント

07月03日 マーケットコメント

07月04日 マーケットコメント

07月05日 マーケットコメント

07月06日 マーケットコメント

07月07日 マーケットコメント


    週明けの市場は日経平均が大幅続伸。終値は前週末比264円高の2万2052円で、約1週間ぶりに2万2000円台を回復した。
     
    明日は、前週末と今日の日経平均株価が大幅続伸し、合わせて500円を超える上昇幅となったことから、利益確定売りも想定され、2万2000円を挟んで売り買いが拮抗する推移となりそうだ。
    目先は6月末の水準である2万2304円(6/29)を早期に回復できるかが注目点だろう。
    25日線もこの近辺(2万2394円、7/9、以下同じ)にあり、強い勢いのままこれらを上回ることができれば、サマーラリー突入にも期待が持てる。
    明日はその手前にある26週線(2万2195円)をブレークできるかに注目したい。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
     
    22751.86  ボリンジャー:+1σ(13週)
    22465.86  均衡表雲上限(日足)
    22432.44  13週移動平均線
    22395.00  25日移動平均線
    22381.89  均衡表雲上限(週足)
    22256.67  均衡表転換線(週足)
    22238.42  均衡表基準線(週足)
    22237.26  均衡表基準線(日足)
    22195.30  26週移動平均線
    22189.69  75日移動平均線
    22159.71  200日移動平均線
    22113.03  ボリンジャー:-1σ(13週)
     
    22052.18  ★日経平均株価9日終値
     
    21992.67  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21909.75  均衡表転換線(日足)
    21793.62  ボリンジャー:-2σ(13週)
    21783.64  6日移動平均線
    21698.94  均衡表雲下限(日足)
    21590.35  ボリンジャー:-2σ(25日)
    21546.99  新値三本足陰転値
    21474.20  ボリンジャー:-3σ(13週)
    21453.85  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21188.02  ボリンジャー:-3σ(25日)
    21154.55  均衡表雲下限(週足)
    20712.40  ボリンジャー:-2σ(26週)
     
    先週2-5日の4営業日合計の下げ幅757.52円のほぼ3分の2戻しとなり、全値戻しに相当する6月末終値の2万2304.52円が視野に入ってきた。株価は終日5日線の上方で推移し、短期的に反発局面にあることを示唆した。
     
    ボリンジャーバンドでは、3日の一時-3σ割れ以降の反転が続いた。本日は日々線が-1σを上回り、明日10日以降、中心線に向けた上昇が期待される。
    RSIは5日の3.05%をボトムとした反転が続き、本日は40.99%に上昇。特段の材料がなくても60%程度までは抵抗なく上昇が可能とみられる。
     

    [概況]

    9日の東京外国市場は、英ポンド円がデイビス英EU離脱担当相の辞任という報道を嫌気し下落するも、欧州時間に入ると一転買いが優勢となり本日の高値147.56円まで上昇している。
    上昇の背景のひとつに挙げられるのが、EUとの自由貿易を維持し、関税を賦課しないとするEU側に合わせたメイ英首相の離脱プログラムが、閣僚から同意を得ていたという報道だ。この報道によりメイ首相の指導力が評価されることとなり、英ポンド円は上記の値まで水準を切り上げた。
     
    この後の英ポインド円は、6/13高値148.15円が上値目標となりそうで、同水準を上抜けるようであれば次は大台である150.00円が視野に入りそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    【大引け概況】
    日経平均株価は前営業日比264円04銭高の2万2052円18銭、東証株価指数(TOPIX)は20.25ポイント高の1711.79と、ともに大幅に続伸した。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:04 容量:9.11M

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    6月29日以来、約1週間ぶりに2万2000円台を回復した。
     
    前週末発表の6月の米雇用統計では賃金が伸び悩み、米利上げが加速するとの観測が後退した。米株式相場の上昇を受けて日本株にも買い戻しが優勢になった。中国などアジアの株式相場も堅調に推移するなか、海外ヘッジファンドから株価指数先物に買いが入り、日経平均を押し上げた。
     
    村田製や太陽誘電などの電子部品株が好業績を期待した買いを集めた。このところ下げが目立っていた東エレクなど電機株も上昇した。
    「米中貿易摩擦への懸念がひとまず後退し、海外短期筋から現物株を買い戻す動きがあった」との声が聞かれた。「医薬品株や半導体関連株の一角には海外の長期投資家による打診買いがあった」との観測も出ていた。
     
    ただ、市場関係者の間では「先行きは楽観できない」との声が根強い。米中貿易摩擦問題の行方など政治的な不透明要因は払拭されたわけではないため、投資家の多くは及び腰だ。
     
    JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前週末比175.39ポイント高の1万5168.98だった。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆415億円。売買高は12億2088万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1649、値下がりは390、変わらずは60銘柄だった。

    業種別株価指数(33業種)では、金属製品、その他金融業、医薬品の上昇が目立った。下落は繊維製品、水産・農林業、陸運業。
     
    個別では、アルツハイマー型認知症治療薬の新薬候補が材料視されているエーザイが連日のストップ高となり、1銘柄で日経平均を55円押し上げた。ソフトバンクGやTDKとともに日経平均の値上がり寄与上位に顔を出した。エーザイは新薬候補の試験結果を受けたレーティング引き上げの動きが観測された。同じくレーティング引き上げ観測のスタートトゥは7%超高。値上げ観測が報じられた村田製は6%近く上昇し、太陽誘電も8%を超える上昇。その他では、任天堂、トヨタ自、三菱UFJ、ソフトバンクや住友鉱などが堅調だった。
     
    一方、9日に「排ガス測定に関する行為」で記者会見を行うと伝わった日産自は4%超安。中国での建機販売への懸念で日立建機やコマツが大幅安。東海カーボ軟調で、ファーストリテは小幅にマイナスとなった。また、決算がネガティブ視されたオンワードHDや吉野家HD、業績下方修正の鳥貴族などが東証1部下落率上位に顔を出した。
     
     
    東証2部指数は前週末比61.90ポイント高の7311.39ポイントと続伸した。出来高8499万株。値上がり銘柄数は346、値下がり銘柄数は119となった。
     
    個別では、ビート・ホールディングス・リミテッドがストップ高。セイヒョー、サトウ食品工業、アイ・アールジャパンホールディングス、日本モーゲージサービスは年初来高値を更新。RVH、ネットマーケティング、ベリテ、アサヒ衛陶、森組が買われた。
     
    一方、ブルボン、サイボー、新内外綿、オーベクス、本州化学工業など26銘柄が年初来安値を更新。マルマエ、平和紙業、ファステップス、東京ボード工業、リヒトラブが売られた。






     


    日経ジャスダック平均株価は大幅に続伸した。終値は前週末比59円44銭高の3786円09銭。米国と中国の貿易摩擦に対する警戒感がひとまず和らいだため、これまで売られた銘柄に買い戻しが入った。
    米国株やアジア株の上昇を背景に東証1部の主要銘柄で構成する日経平均株価が強含んだことも投資家心理を支えた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で516億円、売買高は1億535万株だった。
    値上がり銘柄数は468、値下がり銘柄数は166となった。
     
    個別では、麻生フオームクリート、ケアサービス、YKT、アスコット、前田製作所など7銘柄がストップ高。ラクオリア創薬、ニッパンレンタル、ヒーハイスト精工、愛光電気は一時ストップ高と値を飛ばした。ミサワホーム中国、システムズ・デザイン、キャピタル・アセット・プランニング、ロングライフホールディング、ムサシなど9銘柄は年初来高値を更新。栄電子、オービス、エヌエフ回路設計ブロック、アズ企画設計、ANAPが買われた。
     
    一方、岩塚製菓、ソフトフロントホールディングス、やまみ、ホリイフードサービス、ZOAなど30銘柄が年初来安値を更新。SAMURAI&J PARTNERS、ワンダーコーポレーション、やまねメディカル、ビジョナリーホールディングス、地域新聞社が売られた。


     


     
    東証マザーズ指数も続伸し、終値は前週末比23.39ポイント高の1048.63だった。サイバダインやそーせいなど最近まで軟調だった時価総額上位の銘柄が買われ、指数を押し上げた。
    年初来安値圏にあったため、市場全体が堅調さを見せる中で自律反発狙いの買いも入りやすかった。マザーズ市場では売買代金ランキング上位に直近上場銘柄が並んでおり、「新規銘柄のお祭り状態が続いている」という。
    値上がり銘柄数は208、値下がり銘柄数は48となった。
     
    個別では、データセクションがストップ高。サインポストは一時ストップ高と値を飛ばした。エムビーエス、アセンテック、ユーザベース、ロジザード、JMCなど10銘柄は年初来高値を更新。シリコンスタジオ、ダブルスタンダード、和心、アドベンチャー、WASHハウスが買われた。
     
    一方、FFRI、一家ダイニングプロジェクトが年初来安値を更新。AppBank、キャンディル、エーアイ、ライフネット生命保険、ログリーが売られた。
     

     


     今年の東日本大学女子ソフトボール選手権大会。
    知り合いの市場関係者の大学4年生のお嬢さんがキャプテンのチームが出場していた。
    明治に勝って順天堂に勝って東京国際に勝ってベスト4。
    今日準決勝で早稲田に負けてしまった。
    しかし本人は4試合で9打数2三塁打、1二塁打で打点3。
    頑張ったと思う。
    千金一刻の大学生最後の夏。
     
    4月上昇→8月下落、4月下落→8月上昇(4月と8月は逆相関)。
    7月上昇→12月上昇、7月下落→12月下落(7月と12月は正相関)。
    このアノマリーでいくと4月上昇→8月下落は条件を満たした。
    7月上昇→12月上昇に向かって欲しいところでもある。
     
    ちょっと思い出した一文。

    相場師という訳ではないかも知れませんが・・・。
    既に古希を越えられた元歩合外務員氏とのリーマンショック直後の会話。
    清水一行氏の「兜町物語」の主人公のような老人と森下のサクラ鍋をつつきながら静かに緊張しながらお話を伺った記憶が甦ります。
    本当に静かに、そして淡々とした語り口が過去の活躍を教えてくれるような光景でした。
    でも子供のような筆者に対しても敬語を使われて不思議な光景でした。
    「株価は不思議なもので、どんな悪材料が出ても下がらなくなるし、どんなに好材料満載でも上がらなくなります」。
    ただ「今はまだそういう局面ではないように見えます」。
    引用されたのは中国の「菜根譚」。
    「本当は違う意味ですが・・・」として、「実は金儲けの極意は、鷹の立つこと睡るがごとし、虎の行くこと病むに似たり、なんです」。
    「鷹でさえ睡るふりをして獲物を呼び寄せます。
    虎が牙を向いていたら獲物は逃げ出しますから、ヨタヨタとして安心感を与えるような姿で獲物を狙うんです」と。
    また「株価は上昇の前にしばらく居た場所にまた戻ってくる習性があります。
    山の頂上からベースキャンプに降りてくる安心感のようなものでしょうか。
    リーマンショックを経験した最近の日経平均で言えば、ベースキャンプは11000円の水準だと思われますが、今回はあっさりとこれを抜けてしまいました」と。
    元歩合外務員氏の経験則以上のものが起きている可能性は高いとも指摘。
    ただ、最後に「気持ちは『我、出陣に憂いなし。日経平均8000円を覚悟できるかどうかです』」とも。
    時間が立って反芻してみると結構タメになる話というのは多いものです。
    そして「陰極まれば陽」。
    このリズムこそ体感しておきたいところです。
     
     
    大和のレポ−トから。

    トランプ大統領の不規則発言に市場は右往左往。
    3月6日から予備選がスタート。
    翌週にはペンシルベニアで下院補選。
    翌々週にも予備選があった。
    直前である3月1日にトランプ大統領は鉄鋼アルミの輸入制限を打ち上げた。
    日経平均は3月の予備選終了翌週に底入れ、5月まで2500円以上も上昇した。
    5月8日に予備選が再開。
    6月26日までの予備選の前半戦が始まった。
    直前5月3〜4日に北京で会議。
    月8日にはイラン核合意からの離脱を表明。
    同14日にはアメリカ大使館をエルサレムに移転。
    6月15日には対中関税リストを公表。
    選挙向けと見られる言動が続いた。
    その間、貿易戦争に触れた新聞記事が増加すると共に、日経平均は下落し。
    7月6日には米・中間で関税引き上げの応酬となってしまった。
     
    ただし、次に控える米側による2000億ドルの追加関税の適用時期は8月中下旬との観測。
    米中関係は当面は交渉の期間に入り一旦アク抜け。
    このラウンドでも予備選が終わった翌週に株高が始まった可能性が出てきた。
     
    予備選の有無と、問題行動や株価は連動していたということになる。
    6月5日にはアイオワ州下院一区でミニ・トランプとも呼ばれる候補が勝利し本選に。
    6月12日にはサウスカロライナ州下院一区で反トランプを掲げる現職が敗北。
    バージニア州上院では反移民政策を掲げる候補が勝利。
    反トランプの共和党現職下院議員には予備選で勝ち目がないことから引退に追い込まれる例もあった。
     
    予備選は6月26日に前半戦が終了し7月は2州だけ。
    8月7日から後半戦が始まる。
    7月は4月の様に株高が期待できるだろう。
    その後、8月は再度トランプ大統領の不規則発言に注意が必要だ。
     
    予備選が集中している時期は株安で、予備選がなくなれば株高との規則性。
    これを応用すると今年の9月から2020年3月頃まで1年半程度は予備選がない。
    だから株高の可能性。
    米中間選挙の翌年のNYダウは戦後一度しかマイナスとなったことがない。
    7月は株高、8月は株安、9月以降は次に議会予備選が見込まれる2020年の1〜3月期頃までの株高。
     
    結論は明るい見通しだ。
     
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     
    《兜町ポエム》
     
    「夏の扉」
     
    下値切上げた銘柄に
    違う株みたいと
    株価は少し照れたよう
    上を歩いていく
    上がるんだよほんとは
    示して欲しかった
    相場はいつも「ためらい」の
    ヴェールの向こうね
     
    フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
    株の扉を開けて
    相場をどこか連れて行って
    フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
    夏は相場を上げて
    みんなの株を包んでくれる
     
    「青い珊瑚礁」
     
    ああ私の株は材料の風に
    乗って走るわ
    ああ売りの板
    取って戻れあの高値
     
    相場と逢うたびに
    すべてを忘れてしまうの
    はしゃいだ私はストックインベスター
    熱い欲聞こえるでしょう
    相場にキラキラ酸素電線
    二人っきりで流されてもいいの
    相場が好き
     
    「バブルの果実」
     
    涙があふれる悲しい市場で
    株価が戻った夢を見る
    売りたい気持ちは言葉に出来ない
    今日も冷たく薄商い
     
    こらえきれなくてため息ばかり
    今もこの株に夏は巡る
     
    四六時中も買いと言って
    騒ぎの中に連れて行って
    忘れられないバイ&ホールド
    寄り付きが待てない
     
    ボードに書いた銘柄消して
    板はどこへ帰るのか
    通り過ぎ行くバイ&セル
    株価をそのままに


    (櫻井)。

     


     日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比46円62銭高い3773円27銭だった。6日の米株式相場の上昇などを受けて投資家心理が改善。米中相互の追加関税発動を前に売りがかさんでいた新興株には9日も短期的な戻りを期待した買いが優勢となった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で286億円、売買高は5349万株。
    値上がり銘柄数は431、値下がり銘柄数は169となった。
     
    個別では、麻生フオームクリート、ケアサービス、YKT、オービス、愛光電気がストップ高。前田製作所は一時ストップ高と値を飛ばした。ミサワホーム中国、システムズ・デザイン、キャピタル・アセット・プランニング、ロングライフホールディング、ムサシなど9銘柄は年初来高値を更新。ラクオリア創薬、エヌエフ回路設計ブロック、AKIBAホールディングス、アサカ理研、アスコットが買われた。
     
    一方、岩塚製菓、ソフトフロントホールディングス、菊池製作所、ハビックス、東洋ドライルーブなど25銘柄が年初来安値を更新。SAMURAI&J PARTNERS、ワンダーコーポレーション、やまねメディカル、クラスターテクノロジーが売られた。


     


    東証マザーズ指数も続伸した。前引けは前週末比16.88ポイント高の1042.12だった。サイバダインやユーザベース、そーせいなど指数への寄与度が高い時価総額上位の銘柄が堅調だった。
    米中貿易摩擦の問題はくすぶるものの、海外ヘッジファンドなど空売りポジションを積んでいた投資家の買い戻しが全体相場を引き上げた。
    前週末発表の米雇用統計で非農業部門の雇用者数の伸びが市場予測を上回ったほか、取引時間中は、中国や香港市場などアジア株市場が総じて上値指向にあることも買い安心感を増幅させた。
     
    値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は67となった。
     
    個別では、エムビーエス、アセンテック、ロジザード、弁護士ドットコム、リンクバルなど8銘柄が年初来高値を更新。サインポスト、HANATOUR JAPAN、手間いらず、シリコンスタジオ、ティーケーピーが買われた。
     
    一方、FFRI、一家ダイニングプロジェクトが年初来安値を更新。AppBan、キャンディル、エーアイ、農業総合研究所、アイティメディアが売られた。


     


    9日の日経平均株価は続伸した。午前の終値は前営業日比275円60銭高の2万2063円74銭だった。取引時間中での2万2000円回復は2日(高値2万2312円25銭)以来1週間ぶり。
    東証株価指数(TOPIX)は17.72ポイント高の1709.26と、ともに上伸した。
     
    朝方は、堅調な米雇用情勢を背景に前週末の米国株式が上昇した流れを好感し、買い優勢で始まった。
    株価指数先物にまとまった買い物が断続的に入り、上げ幅を拡大し、前場終盤に一時2万2089円47銭(前週末比301円33銭高)を付けた。
    時間外取引の米株価指数先物や中国・上海総合指数の上昇も支えとなった。
     
    為替相場は円高に振れており、9日の東京株式市場の動きは「外部環境が明確に好転したわけではない中で、想定外に強い」との声が上がっている。
    米国は6日、中国の知的財産権侵害に対する追加関税を実施。中国も即座に対抗する姿勢を示したが、「アジア主要国や欧米の金融市場は、イベントが通過し、とりあえず目先的な悪材料が出尽くしたと受け止めた」という。
     
    また、追加関税発動後もトランプ米大統領から目立った発言がないため、過度な警戒感が後退。混乱を回避した海外金融市場の流れを引き継ぐ形で東京株式市場でも下値不安が一段と後退し、日経平均は上げ足を速めた。
     
    東証1部の出来高は6億461万株、売買代金は9974億円。騰落銘柄数は値上がり1464銘柄、値下がり549銘柄、変わらず86銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、医薬品、鉱業、電気・ガス業、金属製品の上昇が目立ち、下落は海運業のみ。
     

    個別では、エーザイが続騰し、武田はしっかり。SUMCOが上伸し、村田製は年初来高値を更新。石油資源が高く、ソニー、任天堂が買われ、トヨタは底堅い。ソフトバンクG、ファーストリテ、三菱UFJが値を上げた。東電力HDは堅調。ベステラがストップ高となり、FIG、Hamee、クスリアオキ、日コンクリなどの上げも目立った。
     
    半面、コマツが甘く、キーエンスは軟調で、川崎船、7&iHDが下落し、吉野家HDは大幅安。技研製、海洋掘削(整理)、オンワードHD、ミタチ産業、チヨダなどの下げが目立った。
     
    東証2部株価指数は前週末比27.35ポイント高の7276.84ポイントと続伸した。
    出来高4967万株。値上がり銘柄数は306、値下がり銘柄数は112となった。
     
    個別では、セイヒョー、サトウ食品工業、日本モーゲージサービスが年初来高値を更新。ピクセラ、ネットマーケティング、ヒラノテクシード、ビート・ホールディングス・リミテッド、ゼロが買われた。
     
    一方、ブルボン、サイボー、オーベクス、本州化学工業、マナックなど23銘柄が年初来安値を更新。マルマエ、リヒトラブ、ファステップス、東京ボード工業が売られた。



     



     
    週末のNY株式市場は続伸。
    「雇用統計で雇用者数の底堅い伸びが示されたことが相場の下支えとなった」との解釈。
    6月の雇用統計は就業者数が前月比21万3000人増と市場予想の19万5000人増を上回った。
    一方、時間当たり平均賃金の伸びは前月比0.2%と前月の0.3%からやや鈍化。
    市場予想の0.3%を下回った。
    「快適な利上げ環境が維持された」との声が聞こえる。
    米中は340億ドル相当の輸入品に対する関税を互いに発動したがこの部分は「織り込み済み」との見方だ。
    医薬品大手バイオジェンが19.6%上昇。
    エーザイと共同開発中のアルツハイマー病治療薬「BAN2401」について、
    中期臨床試験(第2相試験)の最終分析において最も服用量が多い患者群に効果が見られたことを好感。
    S&P500ヘルスケア株指数は1.5%高。
    NASDAQバイオテク株指数は3.7%急伸。
    アップルやマイクロソフト、フェイスブックなど大型ハイテク株が相場のけん引役となった。
    10年債利回りは一時2.807%と5月30日以来の低水準を付けた。
    ドルは下落。
    ドル円は110円台半ばで推移。
     
    週末の日経平均は予想よりも1日早く反発。
    米国の制裁関税発動前は警戒で売られ、発動日に大幅高というわかりやすい動きになったとの印象。
    値上がり銘柄数1684、値下がり362銘柄と逆転。
    新高値は10銘柄。
    新安値は204と改善していない。
    「次があるだろうから、とりあえずの買い戻しに過ぎない」との見方が支配的。
    「日経平均241円高はこの4日間の下げ幅に対して31%の戻り。
    一応5日移動平均線を回復した。
    一目均衡の雲の下限は(21698円)はクリア。
    ボリンジャーのマイナス2σ(21619円)もクリアした。
    「中国からの年間輸入金額5100億ドルに追加関税というプランもある。
    340億ドルなんて、入り口の入り口に過ぎなくなる」という声も聞こえる。
    週間では約516円の下落。
    週足は3週連続で陰線。
    25日線(22411円)からは2.71%のマイナスかい離。
    シカゴ225先物終値は大証日中比5円安の21795円。
    気学では「変化注意日。後場の足取りに注意せよ」。
    6月末の水準である22304円を回復できるかが注目ポイント。
    まずは月足陽線基準21811円奪還が急務だ。
    9日は「上げの特異日」。
     
    米中貿易摩擦懸念は制裁関税発動で出尽くし感。
    かつてはアレだけ騒いでいた米雇用統計は静かに通過。
    流行がされば見向きもされなくなるのが経済指標だ。
    GPIFが10兆円の運用益を出したと言っても冷めた風。
    これが週末だったという印象。
    一番印象に残ったのは「サムスン業績減速懸念」の記事。
    足踏みは一時的という見方がある一方で設備投資減額という見方もある。
    毀誉褒貶はあるのだろうが成長に陰りが出てきたという見方は否定できない。
    一方で興味深いのはラクオリア製薬の週末のストップ高。
    「韓国のCJヘルスケアに導出した胃食道逆流症治療薬テゴプラザン。
    韓国食品医薬品安全処から、製造販売承認を取得した」と発表し好感された。
    このCJグループはもともとはサムスングループ企業として設立。
    今は独立したが、エンタメ分野なども手がけた後にバイオ分野を拡大。
    「2020年韓国最高のグローバル製薬企業」を目指している。
    ITよりもバイオという流れの先取りなのかも知れない。
     
    こんな見方もあった。

    「上がるかもしれないけど、下がるかもしれないという意見を聞いて何の役にも立たないでしょ」。
    ストックボイス10周年座談会で櫻井様。。
    まさにその通りです。
    投資家が聞きたいのは、経験豊かな市場関係者様がどのように今後の相場を考えてらっしゃるかです。
    「8月、9月で日経平均27000円。間違ったら、その時もう一回考える。」
    櫻井様も拝聴している自分も真顔。しかし会場からはドッと笑いが。
    笑うべきところではない。
    もしかして、なんて無責任なんだと思われたのかもしれません。
    しかし・・・。
    自分で描いた旗印を掲げ戦い検証し何かを得て戦況に応じて柔軟に策を変えるのが投資家のあるべき姿。
    旗印を掲げないで戦えと言う指揮官(市場関係者)、投資家のほうがよっぽど無責任。
    そんな戦い方では見えて来るものも見えて来ません。
    失礼ですが、笑っているうちはまだまだレベルが低いです。
    「勉強はいらない。
    株式市場では勉強が邪魔になっている。
    それよりも感性を磨く。
    情緒に流されずに数字を追いかけることが大事」。
     
     
    NYダウは99ドル高の24456ドルと続伸。
    NASDAQは101ポイント高の7688ポイント。
    S&P500は23ポイント高の2759ポイント。
    ダウ輸送株指数は47ポイント高の10473イント。
    3市場の売買高は53億株と薄商い。
    CME円建ては大証比5円安の21795円。
    ドル建ては大証比30ポイント高の21830ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比200円高の21690円。
    ドル円は110.45円。
    10年国債利回りは2.823%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    内外テック(3374)・・・動兆。
     
    内外テックに注目する。
    同社は半導体製造装置の部品の仕入れ販売と受託製造事業が中核。
    東京エレクトロンへの依存度が高い。 
    業績は好調で営業増益。連続最高益の見通し。
     


    (兜町カタリスト櫻井)


     

    【寄り付き概況】

     
    週明け9日の寄り付きの日経平均株価は、前営業日比50円39銭高の2万1838円53銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、5.52ポイント高の1697.06で始まった
     
    前週末の米国株式市場は、米6月雇用統計で非農業分野の雇用者数が市場予想を上回ったことを好感しNYダウなど主要株価指数が上昇、米国株式の堅調な動きを受け、買いが先行した。
    ただ、米中貿易摩擦問題が激化するなか、中国経済減速への懸念も浮上しており、東京市場では上値を積極的に買う動きは見込みにくい環境にある。先行き不透明感を背景に様子見ムードが漂うなか、取引時間中の為替の動向やアジア株市場の動向にも神経質な展開となることが想定される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、27業種が高く、値上がり上位に鉱業、金属製品、非鉄、石油、ガラス土石など。
     
    個別では、ソフトバンクGが値を上げ、任天堂は堅調。トヨタ、SUBARUが高く、村田製は年初来高値を更新し、ソニー、TDKも買い優勢、ファーストリテが締まり、エーザイは前週末に引き続き、大量の買い注文を集めている。三菱UFJ、三井住友は強含みの展開。
    半面、キーエンス、ファナックが甘く、コマツは売り物がちで東海カはさえない。マツダが小幅安。資生堂が下落し、武田、久光薬は下落している。吉野家HD、鳥貴族は売り気配となっている。
     
    225先物は、野村・JP・みずほ・クレディ・パリバ・GS・ドイツ・アムロが買い越し。
    三菱・ソジェン・モルスタ・SBI・バークレイズが売り越し。
    TOPIX先物はモルスタ・日興・ドイツ・GSが買い越し。
    大和・みずほ・野村・バークレイズが買い越し。
     
    外資系等は、エーザイ(4523)、オリンパ(7733)、マンダム(4917)、クスリアオキ(3549)、アドバンテスト(6857)、Hamee(3134)、三井住友建(1821)、フィールズ(2767)、ココカラ(3098)、大阪ソーダ(4046)、黒崎播磨(5352)、アドベンチャー(6030)、インソース(6200)、オプトラン(6235)、日トムソン(6480)、イマジカロボ(6879)、エクセディ(7278)、キューソ(9369)、リニカル(2183)、スタートト(3092)に注目。
     
    テクニカル的には、JINS(3046)、スタートト(3092)、アイビーシー(3920)、エーザイ(4523)、ファンケル(4921)、三機S(6044)、土木管理(6171)、日光電(6849)、東電(9501)、関電(9503)、中国電(9504)、Jパワー(9513)、アイネット(9600)が動兆。



     


    [概況]

    先週末6日に発表された米6月雇用統計は失業率と平均時給が予想より悪化し、非農業部門雇用者数が予想を上回るなどマチマチな結果でドルは売られたが、NY株式市場は米中貿易摩擦による売りを好調な米経済による買いが上回って、株価は3市場とも続伸した。
     
    米中貿易摩擦は未だ解決が長引きそうで、上値を圧迫する要因となりそうだが、6日未明に発表されたFOMC議事録では「漸進的な利上げが必要」「経済は非常に力強い」とされるなど米経済は好調が続いており、株式・為替の両市場とも下げたところは買われ易いと見ている。
     
    今週の米国は9日、10日ナシ、11日(水)MBA住宅ローン申請件数、6月生産者物価指数、12日(木)6月消費者物価指数、新規失業保険申請件数、6月財政収支、13日(金)6月輸入物価指数、7月ミシガン大学消費者信頼感指数などが発表予定となっているが、ドルはまだ揉み合い継続ではないか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    今週の株式相場も、米国の通商政策をにらんだ、神経質な展開が想定される。日経平均株価は、下振れ懸念を抱えた不安定な値動きが続きそうだ。
     
    今週は米国の通商政策や、それに対する各国・地域の反応からは目が離せないだろう。
    米中両国が報復関税の応酬となり、「経済成長を大きく阻害する規模の貿易戦争に発展した場合は金融市場の混乱も不可避」との指摘が多い。
    また、欧州連合(EU)や日本の自動車に対する追加関税の行方も不透明で、投資意欲は積極化しにくいと考える。
     
    9日の東京株式市場は、続伸後、もみ合いか。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1700円−2万1900円。
    前週末の堅調な米国株式の動きを受け、しっかりした動きが期待される。
    対中制裁関税発動や米雇用統計などのイベントを通過したことによるアク抜け的な動きから週初は買い戻しが先行するだろう。
     
    ただ、米中間でさらに関税を追加する可能性もあり、先行きが読みづらいことから、手控えムードが広がることもありそう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(前週末6日終値110円57−58銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の後半(同129円39−43銭)とやや円安に振れている。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所終値比5円安の2万1795円だった。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    21795 ( -5 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    21830 ( +30 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
     
     
    【好材料銘柄】
    ■ベステラ <1433>
    日立プラントコンストラクションと原子力発電設備解体事業で業務提携。
     
    ■ファーストブラザーズ <3454>
    上期経常が71%増益で着地・3-5月期も57%増益。
     
    ■和田興産 <8931>
    3-5月期(1Q)経常は93%増益・上期計画を超過。
     
    ■ライフネット生命保険 <7157>
    6月新契約件数は前年同月比79.7%増の4573件。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    9(月)
    5月経常収支(8:50)
    6月景気ウォッチャー調査
    黒田日銀総裁が挨拶(支店長会議)
    さくらレポート
    《決算発表》
    ネクステージ、エムビーエス、ファーストコポ、クリエイトSDH、エスクローAJ、コジマ、シグマ光機、トランザクショ、ヨンドシーHD、フジ
     
    【海外】
    米5月消費者信用残高(7/10 4:00)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。



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