【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
日経JASDAQ
38,085.80 -375.12 04/26
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,611.76 -100.99 04/26


07月02日 マーケットコメント

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07月09日 マーケットコメント


    [概況]

    10日の東京外国為替市場は、英ポンドとトルコリラ相場が当該国の政局に対する不安を懸念し神経質な値動きとなった。

    まず、英ポンドはデービス英EU担当相とジェイソン英外相の辞任により、EU離脱へのプロセスが大きく停滞するのではとの不安が英ポンド売りを誘った。

    一方、トルコリラは再選の就任宣誓を実施したエルドアン大統領の新政権の閣僚内に、独裁色が濃い同大統領の緩衝役として期待されていたシムシュキ前副首相の名がなかったことを失望し、売り圧力を強めた。

    昨日のNY時間は、これらの材料を嫌気し英ポンドとトルコリラが対円で大きく水準を切り下げることに。

    しかし、東京時間では特に英ポンド円の買戻しが優勢となり、英ポンド円は本日の高値147.80円と、昨日の高値を更新する動きを見せた。

    また、トルコリラ円は東京時間において高値23.92円まで上昇するも、その後は戻り売りの展開で現在は23.50円台を推移している。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    日経平均のきょうの高値は22321円で、6月29日の終値22304円を上回り、先週の下げ分を埋めた。
    一方、きょうは終盤に失速して安値引けとなっており、一定の戻りを達成したところでは売りも出てきた。ETFの分配金支払いのための先物売りが背景にあるとの見方もあり、それであれば需給要因にすぎないが、引け味が悪かったことは事実。
     
    明日も底堅い展開は期待できるだろう。また、そういった動きが続けば、先週が底であったとの見方も強まるだろう。
    西日本を中心とした豪雨災害により、道路や鉄道網が寸断されていることによる業績へのダメージが想定される、陸運、倉庫、食品といった業種に安いものが目立った」との見方が出ていた。
    あす寄り前には5月機械受注が発表されることから、機械株の動向などを注視しておきたい。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
     
    22751.87  ボリンジャー:+1σ(13週)
    22443.58  13週移動平均線
    22389.60  均衡表雲上限(日足)
    22381.89  均衡表雲上限(週足)
    22381.29  25日移動平均線
    22256.67  均衡表転換線(週足)
    22238.42  均衡表基準線(週足)
    22237.26  均衡表基準線(日足)
    22200.86  26週移動平均線
    22197.76  75日移動平均線
     
    22196.89  ★日経平均株価10日終値
     
    22171.66  200日移動平均線
    22135.28  ボリンジャー:-1σ(13週)
    21978.29  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21897.89  均衡表転換線(日足)
    21847.80  6日移動平均線
    21826.99  ボリンジャー:-2σ(13週)
    21698.94  均衡表雲下限(日足)
    21575.28  ボリンジャー:-2σ(25日)
    21546.99  新値三本足陰転値
    21518.69  ボリンジャー:-3σ(13週)
    21459.96  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21172.28  ボリンジャー:-3σ(25日)
    21154.55  均衡表雲下限(週足)
    20719.07  ボリンジャー:-2σ(26週)
     
    テクニカル的にも、ここから上は25日線(2万2381円、7/10時点、以下同じ)や13週線(2万2443円)などの節目が控えており、いったん上値も抑えられやすい。


     

    【大引け概況】
    10日の日経平均株価は前日比144円71銭高の2万2196円89銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:29 容量:12.52M

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    6月29日以来7営業日ぶりに200日移動平均線を回復した。
    東証株価指数(TOPIX)は4.34ポイント高の1716.13と、ともに3営業日続伸だった。
     
    朝方は、9日の米国株高や円安・ドル高を受け、買い優勢で始まった。先物買いを交えて上げ幅を拡大し、いったん2万2300円台に乗せた。
    円相場が1ドル=111円台に下落し、円安・ドル高が進んだことが材料視された。
     
    その後、しばらく上値の重い動きが続いたが、後場後半は円安歩調を支えに持ち直し、一時269円高の2万2321円まで上昇する場面があった。一巡後は売りに押され、大引けにかけて伸び悩んだ。
     
    大引け間際には決算日を迎えた主なETFの運用会社が分配金支払いに必要な現金を捻出するため株価指数先物に売りを出し、現物株指数を下押しした。
    村田製が年初来高値の更新後に下げに転じるなど、上値の重い銘柄も目立ち「連日の相場上昇で年金基金など国内の機関投資家は戻り待ちの売りに動いた」との声も聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は3日続伸した。終値は前日比43.67ポイント高の1万5212.65だった。
     
    東証1部の出来高は15億2212万株、売買代金は2兆6087億円。騰落銘柄数は値上がり932銘柄、値下がり1094銘柄、変わらず73銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、非鉄金属、電気機器の上昇が目立った一方、電気・ガス業、陸運業、水産・農林業などが下落した。
     
    個別では、2019年4月の経営統合を発表した出光興産と昭和シェルがともに大幅高。安川電や日立建機が上昇した。通信子会社の上場予備申請を行ったソフトバンクGが2%高となり、三菱UFJ、ファーストリテ、東海カーボも堅調だった。
    ソニーやみずほは小じっかり。日産自は検査不正を発表したが、前日売られただけに急反発となった。米大株主の保有株について自社株買いを実施すると伝わったヤフーなどが東証1部上昇率上位に顔を出した。
     
    一方、連日で急伸していたエーザイが下落。アサヒやキッコマンなど業績が景気変動に左右されにくいディフェンシブ銘柄も売りが優勢だった。
    トヨタ自や村田製もさえない。任天堂は小安い。SUBARUは「新中期経営ビジョン」を発表し、後場売られる場面があった。また、レーティング引き下げ観測のカプコンなどが東証1部下落率上位に顔を出した。
     
    東証2部株価指数は前日比34.04ポイント高の7345.43ポイントと3日続伸した。
    出来高8412万株。値上がり銘柄数は303、値下がり銘柄数は146となった。
     
    個別では、大興電子通信がストップ高。セイヒョー、トーヨーアサノ、アイ・アールジャパンホールディングス、ウエスコホールディングス、日本ギア工業など6銘柄は年初来高値を更新。ファステップス、アサヒ衛陶、浜井産業、マルマエ、小島鉄工所が買われた。
     
    一方、安川情報システム、伊勢化学工業、北越メタル、瀧上工業、戸上電機製作所など8銘柄が年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、アイケイ、ウェルス・マネジメント、ジャパンミート、クロスキャットが売られた。


     


    日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比14円86銭高の3800円95銭だった。9日の米国株高で投資家心理が改善し買いが優勢になった。
    日経平均株価が続伸し東証1部の大型株への投資資金の移動も目立ったため、新興企業株の一角には換金売りも出て上値を抑えた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算527億円、売買高は1億520万株だった。
    値上がり銘柄数は401、値下がり銘柄数は246となった。
     
    個別では、システム ディ、メディシノバ・インク、栄電子がストップ高。愛光電気は一時ストップ高と値を飛ばした。ジェーソン、テリロジー、キャピタル・アセット・プランニング、ジャストプランニング、ロングライフホールディングなど11銘柄は年初来高値を更新。富士ソフトサービスビューロ、ソーバル、フォーサイド、シライ電子工業、SEMITECが買われた。
     
    一方、川崎地質、イワブチ、ズーム、星医療酸器、幸和製作所など6銘柄が年初来安値を更新。プロパスト、ANAP、ケアサービス、ドーン、SIGが売られた。
     


     

     
    東証マザーズ指数は6.51ポイント安の1042.12と3営業日ぶりに反落した。
    前日まで大幅続伸していた反動もあって利益確定売りが出て上値を抑えた。
    新規上場したMTGに投資家の関心が集まり、新興企業市場全体としては盛り上がりを欠く展開だった。6月中旬以降の株価下落で利益を失った投資家の多くが「立ち直り切れていない」ことで、新規上場銘柄人気が他の銘柄に波及する動きは限定的だった。
     
    値上がり銘柄数は104、値下がり銘柄数は149となった。
     
    個別では、シルバーライフ、和心がストップ安。串カツ田中ホールディングス、ネットイヤーグループ、FFRI、バリューゴルフ、アクトコールなど6銘柄は年初来安値を更新。ゼネラル・オイスター、ロジザード、エーアイ、アイ・ピー・エス、アルファポリスが売られた。
     
    一方、データセクションがストップ高。フルッタフルッタ、ディー・ディー・エスは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイグループホールディングス、タイセイ、アセンテック、ホットリンク、JMCなど10銘柄は年初来高値を更新。プラッツ、駅探、グランディーズ、ZUU、農業総合研究所が買われた。
     
    10日に上場した健康・美容機器のMTGは初値7050円を付けた。終値は7350円と初値を4.3%上回った。
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比215円81銭高の2万2267円99銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、15.60ポイント高の1727.39で始まった。
     
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに値を保っている。米国株高や円安・ドル高の進行を好感した前場の流れを引き継ぎ、輸出関連銘柄が堅調に推移している。
     
    市場関係者からは引き続き通商問題の影響を懸念する声が聞かれ、日経平均の戻りは25日移動平均線の位置する22380円辺りで一服となる可能性がある。
     
    外国為替市場では、1ドル=111円近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
    個別では、任天堂がにぎわい、ヤフーが急騰し、トヨタは小高く、東エレク、日本電産、ロームもしっかり。ソフトバンクG、ファーストリテ、資生堂、出光興産、昭和シェルも買われている。
    半面、エーザイが利益確定売りに押され、村田製は軟調。スタートトゥが緩み、NTTドコモは下落し、カプコンは値を崩している。
     
    ランチバスケットは22件、396.85億円、10億買い越し。

     


     
    日経ジャスダック平均株価は続伸した。午前終値は前日比19円20銭高の3805円29銭だった。9日の米国株高で投資家心理が改善し、セリアやハーモニックなど時価総額の大きな銘柄の上げが目立った。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で318億円、売買高は6036万株だった。
    値上がり銘柄数は425、値下がり銘柄数は191となった。
     
    個別では、システム ディ、栄電子がストップ高。愛光電気は一時ストップ高と値を飛ばした。ジェーソン、テリロジー、キャピタル・アセット・プランニング、ジャストプランニング、ロングライフホールディングなど10銘柄は年初来高値を更新。
    ソーバル、フォーサイド、シライ電子工業、アズ企画設計、イメージ情報開発が買われた。
     
    一方、川崎地質、ズーム、星医療酸器、幸和製作所、リーガルコーポレーションが年初来安値を更新。プロパスト、ドーン、ケアサービス、アイビー化粧品、ASIAN STARはが売られた。


     


    東証マザーズ指数は前日比1.22ポイント高の1049.85ポイントと3日続伸した。
    9日の米国株高や円安基調を背景に買いが先行。新興市場は中国などアジア株の上昇したことも買い戻しの動きを強めている。
    マザーズ指数は目先の底入れ感に加え、追証回避などを目的とした売りもひとまず一巡したとみられる。
    値上がり銘柄数は123、値下がり銘柄数は129となった。
     
    個別では、フルッタフルッタ、ディー・ディー・エスが一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイグループホールディングス、タイセイ、アセンテック、ホットリンク、JMCなど9銘柄は年初来高値を更新。駅探、みらいワークス、ティーケーピー、アドベンチャー、ロゼッタが買われた。
     
    一方、串カツ田中ホールディングス、FFRI、アクトコールが年初来安値を更新。和心、ロジザード、ゼネラル・オイスター、エーアイ、シルバーライフが売られた。
     
    10日に上場した健康・美容機器のMTGは9時43分に7050円の初値を付けた。午前終値は7160円と初値を上回った。


     

    10日午前の日経平均株価は続伸した。午前の終値は前日比226円33銭高の2万2278円51銭だった。東証株価指数(TOPIX)は16.41ポイント高の1728.20と、ともに大幅高。
     
    朝方から買いが先行し、日経平均株価は徐々に上げ幅を拡大した。前日の米国市場では米中間の貿易摩擦に対する警戒感の後退から買い戻しの動きが広がった。
     
    先物買いを交えて上げ幅を拡大し、一時2万2316円27銭(前日比264円09銭高)まで上昇する場面があった。その後いったん上値が重くなったが、下値は限定的で前引けにかけて高値圏で推移した。時間外取引の米株価指数先物が上昇し、中国・上海総合指数が強含んだことも支えとなった。
     
    企業の決算発表本格化を前に先高期待も強く、「リスクオンらしい物色動向が見られた」と言う。日本も同様に資源や銀行など景気敏感株が買われる一方、食品など内需関連株が売られるリスクオン相場となった。
     
    東証1部の出来高は7億4654万株、売買代金は1兆1648億円。騰落銘柄数は値上がり1544銘柄、値下がり471銘柄、変わらず84銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、非鉄金属、銀行業の上昇が目立った一方、食料品、電気・ガス業、水産・農林業が下落した。


    個別では、2019年4月に経営統合すると発表した出光興産と昭和シェルがともに大幅高。ヤフーが急騰し、楽天は大幅高。京セラや安川電の上げが目立った。任天堂は堅調。三菱UFJはしっかり、住友鉱、安川電、キーエンスは高い。ソニー、東エレク、日産自、トヨタが買われた。
    東京個別指導学院が値を飛ばし、コジマも大幅高、セントラル硝子も大きく上昇した。
     
    一方、連日で大幅高となっていたエーザイに利益確定売りが出た。大日本住友やアサヒといった、業績が景気変動に左右されにくいディフェンシブ株には売りが優勢だった。
    マルハニチロ、明治HDが売られ、関西電は弱含み、京王は反落、スクリンが緩み、村田製は軟調だった。
     
     
    東証2部株価指数は、前日比18.13ポイント高の7329.52ポイントと3日続伸した。
    出来高4489万株。値上がり銘柄数は295、値下がり銘柄数は117となった。
     
    個別では、大興電子通信がストップ高。セイヒョー、トーヨーアサノ、アイ・アールジャパンホールディングス、ウエスコホールディングス、日本ギア工業など6銘柄は年初来高値を更新。アサヒ衛陶、東亜石油、小島鉄工所、ファステップス、テクノマセマティカルが買われた。
     
    一方、安川情報システム、北越メタル、梅の花、ジュンテンドーが年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、アイケイ、京進、プレミアムウォーターホールディングス、あじかんはが売られた。



     


    【寄り付き概況】

     10日の東京株式市場は買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比163円16銭高の2万2215円34銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、12.05ポイント高の1723.84で始まった。
     
    ここ欧米株高の流れが続いており、中国などアジア株市場も前週末を境に流れが変わっている。現地9日の米国株式市場は、前週末に発表された好調な米6月雇用統計を評価する動きが継続、NYダウ、ナスダックともに3日続伸した。
    NYダウは320ドル高と急伸、好調な経済を受けた米長期金利上昇などを背景に金融株が買われ全体相場を牽引した。
     
    東京株式市場でもリスクを取る動きが継続している。米中両国の追加関税発動も目先悪材料出尽くしで、売り方が買い戻しを急ぐ展開にある。
    外国為替市場では1ドル=110円台後半の推移と円安方向に振れており、これも主力輸出株中心にポジティブに作用している。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、27業種が高く、値上がり上位にゴム製品、非鉄、鉄鋼、海運、銀行など。一方、値下がりは水産、紙パルプ、鉱業など。
     
    個別では、日産自、デンソーが上伸し、トヨタは強含み。ソニー、東エレク、キーエンス、ファナック、日立は高い。ソフトバンクG、楽天が値を上げ、ファーストリテは小幅高。資生堂、東京海上、野村が買われ、三菱UFJは大幅高となっている。
    半面、村田製、富士通、武田が安く、エーザイは大幅安。スタートトゥが売られ、ANA、明治HDはさえない。
     
     
    225先物は、野村・シティ・クレディ・大和・ドイツ・日興・メリルが買い越し。
    ソジェン・アムロ・日産・SBI・JPが売り越し。
    TOPIX先物はドイツ・UBS・アムロ・GSが買い越し。
    バークレイズ・野村・JP・みずほ・ソジェンが売り越し。
     
    テクニカル的には、飛島(1805)、ライト工(1926)、メンバーズ(2130)、SRGタカミヤ(2445)、シュッピン(3179)、飯田(3291)、シップ(3360)、クスリアオキ(3549)、アバント(3836)、オープンドア(3926)、オークネット(3964)、昭和電工(4004)、積水化(4204)、第一三共(4568)、中国塗料(4617)、パーク24(4666)、日オラクル(4716)、MARUWA(5344)、ニッカトー(5367)、洋缶(5901)、太陽誘電(6976)、ピジョン(7956)、三菱倉(9301)、ビジョン(9416)、中部電(9502)、レノバ(9519)、ソフトバンク(9984)が動兆。



     

    [概況]

    NY市場まで為替市場は小幅揉み合いが続いたが、NY株式市場が大幅続伸で始まるとリスク選好の円売りが優勢となってドルはそれまでの高値を上抜き、ユーロは序盤に昨日高値130.260円まで上昇した。
     
    株価の上げ幅拡大にドル高も進み、中盤に昨日高値110.920円まで上昇したあとは高値揉み合いとなり、最後は前週末比+40銭高の110.835円と110円後半に乗せて引けた。
     
    ジョンソン英外相辞任の報道にポンドは売られ、一時-49銭(当日安値146.06円)まで下落したが、株価の上昇に買い戻されて最後は上昇(+38銭)し、トルコリラ(-75銭)以外の主要通貨は上昇して引けた。
     
    NY株式市場は大幅上昇して3日続伸し、ドルは110円後半を回復したが、株価同様に高値では利食い売りが出易くなると見られ、下値では買いだと思うが、上昇したところでは利食いしておいた方が安心か。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    10日の東京株式市場は堅調展開か。
    終日強い動きが続くと予想する。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1900円−2万2300円。
    日経平均は6日、9日と3桁上昇が続いたが、先週の下げ度合いを鑑みるとまだ戻り余地はあり、押し目買いも入りやすいと考える。
     
    現地9日の米国株式が3日続伸した動きを受け、買い先行のスタートとなろう。
    ただ、買い一巡後は、国内に手掛かり材料が乏しいことや、日経平均株価の75日線(9日時点で2万2189円)などが意識され、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となることも想定される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(9日終値110円40−41銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同129円93−97銭)と円安に振れている。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比115円高の2万2185円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
    ■コーセーアールイー <3246>
    今期経常を一転1%増益に上方修正・最高益更新へ。
     
    ■コジマ <7513>
    9-5月期(3Q累計)経常が77%増益で着地・3-5月期も16%増益。
     
     
    ■シンバイオ製薬 <4582>
    17年9月に導入した抗がん剤「トレアキシン液剤」である「ベンダムスチン液剤」について米国で新たな特許を取得。
     
    ■シグマ光機 <7713>
    今期経常は12%増で2期連続最高益、6円増配へ。
     
    ■フルッタフルッタ <2586>
    アスラポート・ダイニング <3069> [JQ]との業務提携に基づいて開発したココナッツヨーグルトをイオンリテール全店で販売開始。
     
    ■ジェイグループホールディングス <3063>
    3-5月期(1Q)経常は5.1倍増益・上期計画を超過。
     
    ■ディー・ディー・エス <3782>
    生体認証とブロックチェーンを融合した新技術による製品開発・販売でカレンシーポートと協業する。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    10(火)
    6月マネーストック(8:50)
    6月工作機械受注(15:00)
    5年国債入札
    《決算発表》
    OSG、アイケイ、スタジオアリス、パルGHD、ハニーズHLD、ビックカメラ、キリン堂HD、アズ企画、ダイユーリック、リソー教育、北興化、MORESCO、デザインワン、ローツェ、竹内製作、コーナン商事、サイゼリヤ、MrMaxHD、プレナス
     
    【海外】
    中国6月生産者物価(10:30)
    中国6月消費者物価(10:30)
    独7月ZEW景況感指数(18:00)
     
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     


     
    ペイフォワードそしてメビウスの輪。
    相場は永遠に続くし買ったら怖い、売ったら寂しい世界。
    まさにペイフォワードだ。
    メビウスの輪のように輪廻転生であることもまた事実。
    いつまでも回り続けるメリーゴーランド。
    それが相場だ。
    一方で浅草寺では「ほおづき市」。
    別名「四万六千日」。
    いなせな恰好の売り子たちが声をあげたほおずき売り。
    境内は朝から晩まで参拝者で埋まる。
    「観世音菩薩の功徳に感謝して参拝しほおずき市を散策して江戸情緒を味わいたい」。
    というよりは一生の功徳を享受してみたいところでもある。
    「ほおづき」ではなく「赤トウモロコシ」を売る神社もあるという。
    理由は「赤トウモロコシ」を軒に吊るしていた農家だけが落雷の被害にあわなかったことがあるからだという。
    赤は株高のしるしでもある。
     
     
    週明けのNY株式は大幅高で3日続伸。
    NYダウは320ドル高の24776ドルと6月18日以来3週ぶりの高値で終えた。
    上昇幅は6月6日以来ほぼ1カ月ぶりの大きさ。
    「主要企業の4〜6月期決算が良好な内容になるとの期待感からの買い」という見方だ。
    中国事業の比率が高い銘柄に見直し買いが入ったのも好材料。
    建機のキャタピラーと航空機のボーイングが大幅高。
    2銘柄でダウ平均を約87ドル押し上げた。
    週末に200日移動平均(24376ドル)を回復し週明けに25日線(24721ドル)を回復した格好。
    日足陽線3本も形は悪くない。
    昨年末終値(24719ドル)を上回り年初来でプラス圏を回復した。
    NASDAQは過去最高値を付けた6月20日以来の高値水準。
    金融、資本財・サービス、エネルギーなどのセクターが上昇。
    債券市場は株高を受けて軟調展開。
    10年国債利回りは2.858%。
    英国でEU離脱交渉を巡って主要閣僚が相次いで辞任。
    英メイ政権の先行き不透明感が拡大しポンドが下落。
    ドル買ポンド売りの動きはドル円にも波及。
    1ドル110円台後半での推移。
     
    週明けの日経平均は続伸。
    寄り付きは50円高。
    その後一時317円高まで上昇。
    日経平均は2万2000円、TOPIXも1700ポイントを回復した。
    値上がり銘柄1649、値下がり銘柄390は良かった。
    しかし新高値35銘柄、新安値83銘柄はまだ病み上がりモード。
    4日続落して金曜日と月曜の2日戻り。
    「火曜にどこまで戻れるかが課題。
    希望は先週月曜日の始値23000円台」という高望みも聞こえてきた。
    個別でエーザイの2日連続ストップ高。
    村田、太陽誘電、TDK、ケミコンがそろって年初来高値を更新。
    東証1部の売買代金は2兆415億円とかろうじての2兆円台だからエネルギー量と質の綱引きとなっている。
    当面は6月末水準(22304円)の早期回復が課題。
    25日線も22394円でまだ1.5%のマイナス乖離だ。
    その手の26週線(22195円)をブレーク出来なければいけないという宿命だ。
    空売り比率は40.6%と低下したが16日連続の40%超だ。
    NTレシオは12.88倍。
    騰落レシオは81.39%。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.090%(前日▲9.924%)。
    買い方▲12.917%(前日▲14.326%)と拮抗。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲23.36%(前日▲19.88%)。
    買い方▲21.00%(前日▲22.84%)と逆転。
    売り方も苦しくなってきた。
    1.8兆円台まで落ち込んだ裁定買い残をどこまで積み増すかがポイントだ。
    日経平均採用銘柄のPERは13.14倍でEPSは1678円。
    ここは決算発表前の静けさといった印象。
    シカゴ225先物終値は大証日中比115円高の22185円。
    3日連続日足陽線と25日線回復に期待というところだ。
    気学では「前日の相場に逆行し押し目か戻りを調べる」。
    水曜は「上寄りすると押し込むが安寄りすると跳ね上がる日」。
    いずれも難解だ。

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    [株価材料]
     
    ■洋ゴム<5105>
    タイヤの騒音減らす独自デバイス開発
     
    ■明電舎<6508>
    モーターやギアなど一体化の駆動システム開発へ
     
    ■日立建<6305>
    日本とオランダで油圧ショベル生産効率化へ
     
    ■イマジカロボ<6879>
    ドームスクリーン向け8K映像制作開始
     
    ■京セラ<6971>
    複合機やプリンターの組み立て担うベトナム工場拡張
     
    ■三菱重<7011>
    傘下三菱航空機が「MRJ」の生産を来春にも再開
     
    ■スター精<7718>
    主軸固定型自動旋盤に再参入
     
    ■四国電<9507>
    系列がスマートグラス使う作業支援システム販売開始



     


    9日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸した。
    前週末比320ドル11セント高の2万4776ドル59セントと6月18日以来3週ぶりの高値で終えた。上昇幅は6月6日以来ほぼ1カ月ぶりの大きさ。
     
    前週末発表された6月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が市場予想を上回る前月比21万3000人増だったほか、働く意欲のある人の多さを示す労働参加率が上昇する堅調な内容。同統計を好感した買いが優勢となり、この日のダウは高寄りして始まった。
     
    特に長期金利上昇で金融セクターに幅広く買いが広がった。貿易摩擦に関して新たな悪材料が出ていないことも安心感につながっており、終日堅調推移となった。
     
    米主要企業による決算発表が13日の金融大手のJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴなどから本格化する。4~6月期の米企業業績は大幅増益になると見込まれており、好業績を期待した買いが金融株などに入った。
     
    週末を通じて貿易摩擦の激化への警戒感を誘う新たな材料が出ず、中国事業の比率が高い銘柄に見直し買いが入ったのも相場を押し上げた。建機のキャタピラーと航空機のボーイングが大幅高。2銘柄でダウ平均を87ドルあまり押し上げた。
     
    バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチはこの日、S&P500種指数を構成する500社の2018年と19年の1株当たり利益予想をそれぞれ上方修正した。
     
    市場関係者からは「中間選挙前に米経済を害する愚策は控えるだろう、米国がどこかで譲歩するだろうという観測が広がりつつある」との声が聞かれた。
     
    ナスダック総合株価指数は同67.814ポイント高の7756.201と過去最高値を付けた6月20日以来の高値で終えた。アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力株が軒並み買われ、指数を押し上げた。
     
    セクター別では、銀行や保険が上昇する一方で公益事業や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
     
    個別銘柄では、ボーイングが2.2%高、キャタピラーが4.1%高、プラスチック製のストローを廃止する計画を明らかにしたコーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)が1.9%高と上昇。電気自動車のテスラ(TSLA)は追加関税の影響で中国での販売課価格を大幅に引き上げ、上昇した。
     
    一方で短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は5.4%安、5月から6月にかけて利用規約などに違反する約7000万のアカウントを利用停止にしたことが報じられ、利用者数低下への懸念から大幅下落となった。また製薬のファイザー(PFE)は、トランプ大統領が薬価引き上げについて同社を名指しで批判し、上値の重い展開となった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,776.59+320.11
    S&P500種
    2,784.17+24.35
    ナスダック
    7,756.201+67.814
     
    米10年債利回り(%)
    2.8583 +0.027
    米2年債利回り(%)
    2.5611 +0.016
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,259.60+3.80   
    NY原油(ドル/バレル)
    73.98+0.13
    円・ドル
    110.87 - 110.88+0.47
     
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    9日のシカゴ日経平均先物は続伸した。9月物は前週末比390円高の2万2185円で終え、大阪取引所の終値を115円上回った。
    日米の株式相場が大幅高となったのを好感した買いが優勢で高値引けとなった。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    22185 ( +115 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    22215 ( +145 )
    ( )は大阪取引所終値比
     


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7687.99(+70.29)
    FTSE100種総合株価指数は英通貨ポンド安などを背景に資源株の主導で3日続伸した。前週末6日の終値に比べ70.29ポイント高の7687.99で引けた。
    この日のFT指数は高寄り後、7600台の前半から半ばで方向感なくもみ合いが続いたが、
    午後にジョンソン英外相の辞任が伝わると、為替相場でポンド安が進み、構成銘柄に通貨安の恩恵を受ける企業が多いFTSE100には買いが広がりこの日の高値圏で引けた。
    構成銘柄の約8割が上昇した。
     
    個別では、産銅大手アントファガスタが3.4%高。英投資会社メルローズ・インダストリーズは2.8%高、英・豪系資源大手BHPビリトンは2.6%高。石油株もBPが買い戻され、全面高となった。英オンライン食品デリバリー大手ジャストイートは2.4%高、アナリストが投資判断を「トップピック銘柄」に推奨したことを手がかりに買われた。
     
    半面、水道大手セバーントレントは3.1%安、同業ユナイテッド・ユーティリティーズ・グループは2.2%安とふるわなかった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12543.89(+47.72)
    ドイツ株式指数(DAX)は3日続伸した。終値は前週末6日と比べて47.72ポイン高の12543.89だった。
     
    個別では、航空のルフトハンザが大幅上昇した。ITのSAPや半導体のインフィニオンテクノロジーズも上げた。一方で電力株が下落した。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5398.11(+22.34)



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