【市況一覧】
日経平均株価
40,168.07 -594.66 03/28
TOPIX
2,750.81 -48.47 03/28
マザーズ
734.79 -4.44 03/28
日経JASDAQ
39,760.08 +477.75 03/28
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
16,399.52 +83.82 03/28


09月01日 マーケットコメント


    [概況]

    3日、東京外国為替市場の米ドル円は一時111.200円まで上昇するも、その後は110円台後半付近で上値が重い展開となっている。

    日経平均株価が軟調に推移したことなどを背景に米ドル円は反落した。

    現在、欧州時間に入り米ドル円は111円付近で推移している。

    米国がレイバーデーで祝日となっていることなどから、持ち高を積極的に傾ける動きには繋がり難いか。

    テクニカル的には米ドル円は一目均衡表基準線(110.960円)が下値サポートとなるか注目したい。

    仮に下抜けた場合は、更に一目均衡表の雲下限(110.640円)などが控えている。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    3日の日経平均株価は続落し、前週末比157円77銭安の2万2707円38銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:50 容量:7.2M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    きょうの東京株式市場は、売り先行で始まり寄り後も漸次水準を切り下げる展開となった。前週末の米国株市場はNYダウが小幅安だったもののナスダック指数とS&P500指数は連日の最高値更新。
    しかし、日経平均は利益確定売り優勢で、2万3000円ラインをターニングポイントにまたもや下値を探る展開に。米国とカナダのNAFTA(北米自由貿易協定)の見直し交渉が8月末に合意できなかったことや、米国の中国製品に対する追加関税発動の思惑などが足を引っ張った。
     
    業種別では機械や電気機器などの輸出関連株が総じて軟調だった。中国・上海総合指数などアジアの株式相場の下落や、円相場の下げ渋りも重荷となった。
     
    一方、市場では「日銀による上場投資信託(ETF)買いへの期待が高まった」との声が聞かれ、後場は散発的な押し目買いに支えられて底堅く推移した。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆7989億円と、節目の2兆円に届かなかった。3日の米市場が休場とあって、海外投資家の売買が細った。売買高は10億8303万株だった。
     
    JPX日経インデックス400は3日続落し、終値は前週末比119.32ポイント安の1万5212.85だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、終値は15.04ポイント安の1720.31だった。
     
    東証1部の値下がり銘柄数は1630と、全体の8割弱を占めた。値上がりは410、変わらずは65だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では、不動産業、建設業、金属製品の下落が目立つ一方、空運業、水産・農林業、小売業などが上昇した。
     
    個別では、トヨタ自動車が売られたほか、東京エレクトロン、ソニー、ダイキンも安い。31日に日本経済新聞電子版が「米国の半導体メーカーを買収する方針を固めた」と報じたルネサスエレクトロニクスが下落、ファナック、キーエンスも安い。TATERUがストップ安に売り込まれ、オルトプラスも大幅続落。日本ケミコン、大日本住友製薬、フジクラなども急落した。アウトソーシングも大きく水準を切り下げた。
     
    半面、ファーストリテイリングが買い優勢、スタートトゥデイや日本通信の上げが目立った。JALが上値追い、塩野義製薬もしっかり。ソースネクストは活況高となった。日特建設、ディア・ライフが値を飛ばし、日本通信が物色人気、グレイステクノロジー、カプコンなども商いを伴い高い。
     
    東証2部株価指数は前週末比20.67ポイント安の7240.81ポイントと7日ぶり反落した。出来高6869万株。値上がり銘柄数は157、値下がり銘柄数は278となった。
     
    個別ではブルボン、セイヒョー、新内外綿、日本製麻、セコム上信越など17銘柄が年初来安値を更新。タツモ、Jトラスト、日本ギア工業、ビート・ホールディングス・リミテッド、ヨネックスが売られた。
     
    一方、アウンコンサルティングがストップ高。カンロ、プレミアムウォーターホールディングス、東洋刃物、MCJ、キョウデンなど7銘柄は年初来高値を更新。石井表記、マルマエ、ぷらっとホーム、イワキ、ヒガシトゥエンティワンが買われた。


     


    日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前週末比36円50銭安の3786円85銭だった。前週末に約1カ月ぶりの高値を付けた反動で、ひとまず利益を確定する目的の売りが優勢になった。
     
    主力銘柄であるハーモニックの下げも響いた。ジャスダック平均は1日を通じてじり安の展開で、この日の安値で終えた。
    ハーモニックは、日電産(1部、6594)がドイツの精密減速機メーカーの買収を発表したため競争激化を懸念した売りが出た。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で491億円、売買高は8478万株だった。
    値上がり銘柄数は201、値下がり銘柄数は439となった。
     
    個別では、シベール、創通、トミタ電機、ニチリョク、ニッピなど6銘柄が年初来安値を更新。シノケングループ、エイケン工業、愛光電気、ゼネラルパッカー、共和工業所が売られた。
     
    一方、桑山、中央化学がストップ高。和井田製作所、メイコー、アオキスーパーなど4銘柄は年初来高値を更新。地域新聞社、リプロセル、日本テレホン、市進ホールディングス、やまねメディカルが買われた。

     
    東証マザーズ指数も4営業日ぶりに反落した。終値は前週末比15.68ポイント安の1033.45だった。米国株安を受けて東京市場全般が軟調展開。新興市場でも投資マインドの悪化を受けた。朝方は売り買いともに少なく、相場全体の方向感は定まらなかったが、午後に売りが優勢となった。
    「短期的な株価上昇を期待して信用取引で買っていた個人投資家の売りが目立った」という。値上がり銘柄数は79、値下がり銘柄数は174となった。
     
    個別では、ACCESSが年初来安値を更新。エクストリーム、GA technologies、夢展望、エンバイオ・ホールディングス、AMBITIONが売られた。
     
    一方、バリューデザイン、SKIYAKIがストップ高。みんなのウェディングは一時ストップ高と値を飛ばした。リネットジャパングループ、データセクション、ALBERT、UUUM、アドベンチャーなど11銘柄は年初来高値を更新。マネジメントソリューションズ、ロコンド、ログリー、エーアイ、フィンテック グローバルが買われた。

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比117円22銭安の2万2747円93銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、10.80ポイント安の1724.55で始まった。
    米国とカナダの通商交渉難航を受けて利益確定売りが広がった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに安値圏でもみ合っている。輸出関連株への売りが目立つ。
    外国為替市場では、1ドル=110円90銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
     
    業種別では、非鉄金属、ガラス土石、不動産などを筆頭に下落、空運、水産農林、小売りの3業種のみがプラス圏で推移する展開
     
    個別では、トヨタ、ホンダが軟調。ソニー、東エレク、ファナックもさえない。ルネサスが一段安。SUMCOが売られ、ソフトバンクGは小安い。三菱UFJ、三井住友が弱含み。
    半面、スタートトゥが値を上げている。ファーストリテは強含み。日本通信が高く、KDDIは堅調。任天堂、資生堂は買われている。
     
    ランチバスケットは12件、145.99億円、売り買いほぼ同金額。
     
    日経平均は利食い優勢ながらも、売り一巡後は底堅さが意識されている。
    個人主体の中小型株物色も限られているが、一部の銘柄に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中する格好であり、それ程地合いの悪さは感じられない。
    また、外部要因を見極めたい状況の割には底堅さが意識されるといったところである。


    大証に225先物、東証にTOPIX先物が上昇したのが1988年9月3日。
    指数先物30周年記念日となる。
    ちなみに1988年9月3日は土曜日。
    システムの負荷を考えて土曜の半日立会だったのだろうか。
    というか歴史を感じる話。
    あそこが日本株暴落の伏線だったというのは時間の経過しか説明できなかったのが残念。

    先週末はお台場の東京ビッグサイトで日経IR2018。
    2日間で約2万人が来場された。
    ここ数年感じているのは参加者の微かな変化。
    以前のようにキャリーバッグやベビーカーを持ってグッズ集めに余念がない人達は減少した印象。
    品物よりも企業の中身を知ろうという姿勢の方が感じられるようになってきた。
    そして、シニア層が減った訳ではないのだろうが、20〜40代の世代が増えてきたような印象。
    常連から新規へというような格好だ。
    たぶん投資の世代交代が「目にはさやかには」見えていないが起こっているのだろう。
    これはセミナーでも一緒だ。
    ここは東京市場の力になると考えたいところでもある。
    なぜなら、シニアとヤングの違いは資金力にもあるが、一番大きいのは時間だ。
    長期という概念は引退世代にはなかなか馴染まない。
    時間をかけて分散投資をするという理想的な投資は若年層にとってこそ可能なところ。
    そういう意味で、マーケットの力には間違いなくなってくるだろう。
    あるセミナーで冗談めかして言ったことがある。
    「保有株を相続させるのはお孫さんにしてください。
    現役真っ只中のお子さんに相続させても生活に追われて売ってしまうことが多いでしょう。
    せっかく保有してきた株ですから、長く持っていただけるお孫さんこそ保有に相応良い。
    できるなら女のお孫さんだとマーケットも華やかになります」。
    そういえば・・・。
    月曜の朝に兜町で行っている「朝勝つ」もシニアの混じって20代の女性が増えてきている。

    前場の日経平均は104円安。
    月足陽線の基準は低いほうが良いのかも知れない。



    (櫻井)。

     

    3日午前の日経平均株価は続落した。前引けは前日比114円02銭安の2万2751円13銭だった。
     
    きょう前場は、買い手控え感が強く売りに押される展開となった。週明けで名実ともに9月相場入りとなったが、今晩の米国株市場がレイバー・デーで休場ということもあって、外国人投資家などの参戦が限られた。
    前週末のNYダウ工業株30種平均が小幅に下落したことや、円相場が下げ渋っていることも重荷となった。朝方に下げ幅を100円超に拡大し、その後は安値圏での一進一退が続いた。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国とカナダが妥結できなかった。
     
    米国の中国に対する追加関税の思惑も広がっており、世界的な貿易摩擦の再燃に対する警戒感が売りを促した。中国上海株市場が軟調に推移していることも売りを助長した
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で8182億円、売買高は5億3927万株と低調だった。3日の米国市場はレイバー・デーで休場となるため、海外投資家の売買意欲が乏しいという。業種別でみると不動産のほか、素材や輸出関連株が安い。
     
    東証1部の値下がり銘柄数は1549と、全体の7割強を占めた。値上がりは475、変わらずは77だった。
     

    業種別株価指数(33業種)では、不動産業、金属製品、非鉄金属の下落が目立つ一方、空運業、水産・農林業、小売業などが上昇した。
     
    個別では、トヨタ自動車が軟調、ソニー、ダイキンも売りに押された。ルネサスエレクトロニクスが下落したほか、SUMCO、キーエンスも安い。オルトプラス急落、日本ケミコン、大日本住友製薬も大きく値を下げた。
     
    半面、ファーストリテイリングや日本通信がしっかり。スタートトゥデイが買いを集めた。日特建設が値上がり率トップに買われ、ディア・ライフも大幅高。ソースネクストも活況高となった。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比12.01ポイント安の7249.47ポイントと7日ぶり反落した。
    値上がり銘柄数は172、値下がり銘柄数は236となった。
    個別では、ブルボン、セイヒョー、日本製麻、セコム上信越、西川ゴム工業など9銘柄が年初来安値を更新した。
    日本ギア工業、Jトラスト、アルメディオ、タツモ、ヨネックスが売られた。
    一方、アウンコンサルティングがストップ高。プレミアムウォーターホールディングス、東洋刃物、MCJ、キョウデン、ジョリーパスタなど6銘柄は年初来高値を更新した。
    石井表記、イワキ、アイケイ、マルマエ、FUJIKOHが買われた。


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    日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前週末比18円75銭安の3804円60銭となった。
    前週末に約1カ月ぶりの高値をつけた反動で、ひとまず利益を確定する目的の売りが優勢となった。
    米中貿易摩擦激化への警戒感を背景に中国・上海株が下げており、投資家心理の悪化から運用リスクの高い新興企業株に売りが出ている面もある。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で276億円、売買高は5269万株。
    値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は373となった。
     
    個別では、シベール、ニチリョク、大塚家具が年初来安値を更新した。シノケングループ、共和工業所、ゼネラルパッカー、国際チャート、ナトコが売られた。
     
    一方、中央化学が一時ストップ高と値を飛ばした。和井田製作所、メイコー、エイケン工業、アオキスーパーなど5銘柄は年初来高値を更新した。
    地域新聞社、日本テレホン、ジェイエスエス、イワブチ、ケア21が買われた。


    東証マザーズ指数は前週末比10.14ポイント安の1038.99ポイントと4日ぶり反落した。
    前週末までの連日の値上がりに加え、米中の貿易摩擦激化に対する懸念が再燃していることなども手仕舞いの動きにつながっている。個人投資家の押し目買い意欲や材料株、テーマ株に対する物色意欲は強い。
    値上がり銘柄数は92、値下がり銘柄数は163となった。
     
    個別では、ACCESSが年初来安値を更新した。エクストリーム、GA technologies、夢展望、中村超硬、グローバル・リンク・マネジメントが売られた。
    一方、みんなのウェディング、バリューデザインが一時ストップ高と値を飛ばした。
    リネットジャパングループ、データセクション、ALBERT、UUUM、アドベンチャーなど11銘柄は年初来高値を更新した。
    SKIYAKI、エーアイ、マネジメントソリューションズ、オウチーノ、ウェルビーが買われた。
     


     


    [概況]

    先週はトランプ大統領が9月6日に期限を迎える2,000億ドル規模の対中制裁関税発動を支持すると伝えられた事を受けて貿易摩擦への懸念が広がり、市場はリスク回避の動きとなって株価は売られ、為替市場では円買いが進んだ。
     
    ドルは一時111円を割れたが、対新興国通貨では買われた事などにより最後は111円を回復し、トルコリラや南アランド、メキシコ・ペソは値下がりするなど、ドル高・円高の動きとなった。またEUのバルニエ首席交渉官が「EUは前例のない協力関係を英国に提案する用意がある」と発言した事を受けて、合意無き離脱に対する懸念が後退し、一時ユーロは130円台、ポンドは145円台に乗せる上昇となったが、其の後同主席交渉官が「合意無き離脱も準備に含まれる」と訂正した事からユーロは128円台に落ちて上昇前の水準を下回る一方、ポンドは上昇前の水準を維持した。
     
    今週の米経済指標は4日(火)8月ISM製造業景況指数、7月建設支出、5日(水)MBA住宅ローン申請件数、7月貿易収支、6日(木)8月ADP雇用統計、新規失業保険申請件数、第2四半期非農業部門労働生産性指数、8月ISM非製造業景況指数、7月製造業受注、7日(金)8月雇用統計などが発表予定となっているが、米経済は好調な半面、米中貿易摩擦などを考えると円高・円安のどちらかにトレンドが発生する可能性は低いと予想する。
     
     
    [提供:カネツFX証券株式会社]


     


    週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
    NYダウは続落。
    S&P500は横ばい、NASDAQは小幅反発となった。
    期待されたカナダとのNAFTAの再交渉は合意に至らす終了。
    5日に再協議することとなった。
    レーバーデーの3連休を控え売買は低調。
    8月月間では主要3指数はそろって上昇。
    NASDAQは月間の上昇率1月以来の大きさとなった。
    個別ではアマゾンが上昇。
    アップルは5日連続で終値ベースの過去最高値を更新。
    好決算が材料視され、銃器メーカーのアメリカン・アウトドア・ブランズ(旧スミス&ウェッソン)は43.6%の急騰となった。
    一方、テスラが5日続落。
    NAFTA再交渉を巡る先行き不透明感から10年国債利回りは小幅に上昇(価格は下落)。
    ドルは安全資産としての側面から上昇。
    「週初めの米・メキシコ合意というポジティブな貿易のニュースが、カナダと合意に至らすとくネガティブなニュースに変わった」ということだろう。
    ドル円は111円台前半での推移。
     
     
    週末の日経平均株価は9日ぶりの小幅反落。
    大引け間際にプラスに転じ10日続伸かと思わせた場面もあったが引けは勝てずに4円安。
    「わずか4円でもマイナスはマイナス。
    続伸記録はストップ。
    この間の上昇幅は679円。
    1日平均89円の積み上げ。
    なかなかの健闘ぶり」という声が聞こえる。
    日足の陽線も悪くない。
    23000円への挑戦で跳ね返されたが高値圏維持は5日連続。
    30日までの8日続伸が今年最大。
    週間では約263円の上昇。
    週足では3週連続陽線。
    月足は昨年11月以来の3か月連続陽線。
    昨年末終値が22764円だったからこれもプラスに浮上。
    年足陽線基準は23506円も捉えてきた。
    東証2部指数とジャスダック平均が週間でプラス2.2%。
    マザーズ指数はプラス5.5%。
    マザーズ指数の25日線は1001ポイント。
    13週線(1052ポイント)、26週線(1109ポイント)を上回るかどうかが課題だ。
    ちなみに・・・。
    東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均ともに7ヶ月ぶりの上昇だ。
    東証1部の売買代金もコンスタントに2兆円に乗せてきた。
    新高値39、新安値19。
    騰落レシオは88.08%と低下。
    NT倍率は12.18倍。
    25日線からは1.6%、200日線からは2.0%のプラスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.151%。
    買い方▲8.636%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.72%。
    買い方▲14.75%。
    空売り比率は43.4%と7月30日以来25日連続の40%超。
    日経平均のPERは13.20倍。
    EPSは1732円と記録を更新してきたのは好感。
    シカゴ225先物終値は大証日中比40円安の22820円。
    レーバーデーでのNY3連休で東京も動きずらい可能性はあるが自主性は出てきたと見たい3日新甫。
    気学では「目先底入れ日。押し目買い良し」だ。
    火曜は「前場安いと後場戻る日。押し目買い」。
    水曜は「転換注意日。後場の波動を注視せよ」となっている。
    6日(木)に勝手雲が白くねじれているのは期待感。
    ボリンジャのプラス2σは23007円だ。
     
     
    ふと考えた仮説は「8月のNY高あるいは東京の戻りの大きな要因はサウジアラムコのIPO中止」。
    ロイターが世界に配信したのは8月22日だった。
    もっとも観測はその前から流れていたのも事実。
    発行済み株式の時価総額2兆ドルの5%の売り出し金額観測は1000億ドル。
    11兆円の引き受けのために機関投資家は資金を作る必要がなくなった。
    これは結構大きい。
    いきなりアップルの2倍の時価総額の企業が登場するというのだから当然構えていたはず。
    この延期が遠因だったと考えても荒唐無稽ではなかろう。
     
    9月の勝率は一番悪く陰線になる確率が高い。
    もっとも、2000年以降では10月の方が悪い。
    「9月底値。秋には魔物が棲む」というアノマリーもある。
    日本では「彼岸底」の格言。
    5月、9月。10月はボラが高まりやすい。
    レーバーデーで夏休み明け。
    9月末には米国の予算が決定する。
    3月高安値の信用期日となりやすい。
    「9月頭のトレンドが続く」というアノマリー。
    9月第1週に下げ調子なら9月末まで下落トレンド。
    9月第1週に上げ調子ならそのまま9月末まで上昇トレンド。
    米中間選挙の年の秋は高い。
     
    2日新甫は荒れる。
    1948年頃の日本の祝日は年間9日。
    今はその2倍近いから発生頻度が高くなっている。
    珍しかったものが珍しくなくなったのだから荒れることは少なくなったと言える。
    もっとも3日新甫は珍しい。
    2日新甫のSQは13日の金曜日だが、3日新甫だと14日の金曜日。
    月初から一番遠くなる。
     
     
    NYダウは22ドル安の25964ドルと続落。
    NASDAQは21ポイント高の8109ポイントと小幅反発。
    S&P500は0.39ポイント高の2901ポイント。
    ダウ輸送株指数は6ポイント安の11303ポイント。
    3市場の売買高は57.7億株。
    CME円建ては大証比40円安の22820円。
    ドル建ては大証比35ポイント安の22825ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比20円安の22840円。
    ドル円は111.02円。
    10年国債利回りは2.860%。
     
     
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    やまびこ(6250) ・・・動兆。
     
    やまびこに注目する。
    同社は屋外作業機械メーカーで国内首位、北米に強い。
    北米はチェーンソー、発電機・溶接機が好調。
    ロボット芝刈り機も拡大基調。
    国内農業の畑作シフトは追い風。 
    ドローンや薬液の散布量を自動で調整する乗用管理機の開発に期待感。

     
    (兜町カタリスト櫻井)

     

    【寄り付き概況】

    9月3日の日経平均株価は、前週末比45円98銭安の2万2819円17銭と続落してスタート。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末8月31日の大阪取引所終値比40円安の2万2820円で、同清算値にサヤ寄せする動きが先行した。
     
    前週末の米国株市場では、米国とカナダのNAFTA(北米自由貿易協定)の見直し交渉が期限とされていた31日に合意できず、NYダウは小幅ながら続落、東京株式市場も模様眺めムードで買い気が盛り上がらない状況。
     
    今晩の米国株市場はレーバーデーの祝日で休場となることもあって、海外投資家の参戦も限定的。ただ、ナスダック指数やS&P500指数は高く引けており、外国為替市場でも円安含みに推移していることもあって、東京市場でも大きく下値を売り込む動きにはなりにくい。取引時間中は中国・上海株市場の動向などの影響が考慮される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、8業種が高く、値上がり上位に空運、倉庫、小売、ゴム製品、食料品など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、紙パルプ、輸送用機器、不動産など。
     
    個別では、武田が値を下げ、ソフトバンクG、ファーストリテは弱含み。大東建託、大日住薬は大幅安。トヨタ、ホンダが売られ、三井物、ルネサスが下押し、ソニー、ファナック、キーエンスは軟調。
    半面、任天堂が買われ、スタートトゥはしっかり。ANA、明治HDは値を上げた。三菱UFJが小高く、東京海上は堅調。アドバンテスが値を上げ、三井E&Sは大幅高となっている。
     
    225先物は、バークレイズ・GS・大和・JP・アムロが買い越し。
    野村・ソジェン・パリバ・ドイツ・モルスタ・メリルが売り越し。
    TOPIX先物はソジェン・メリル・バークレイズ・クレディが買い越し。
    JP・GS・みずほ・ドイツ・アムロが売り越し。
     
    外資系等は、リョービ(5851)、アイン(9627)、HIS(9603)、松井(8628)、マネ(8698)、東海東京(8616)、カイノス(4556)、エーザイ(4523)、オリンパ(7733)、明治(2269)、テルモ(4543)、日立(6501)、ネットワン(7518)、東海カ(5301)に注目。
     
    テクニカル的には、コムシス(1721)、ツカダ(2418)、ブロドリーフ(3673)、日本紙(3863)、AOI(3975)、オロ(3983)、レッグス(4286)、巴工業(6309)、帝国電機(6333)、電気興(6706)、京セラ(6971)、ユニシス(8056)、小田急(9007)、アイン(9627)が動兆。

     

    9月3日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2700円−2万3000円。
     
    日経平均株価は前週、2万3000円を付ける場面がみられたものの、戻り待ちの売りなどで上値は重く、終値ベースでの2万3000円台乗せは達成できなかった。
    週初も手掛かり材料が少なく、方向感に乏しい展開となりそうだ。
    米国とカナダとの交渉は、今週5日に再協議する方向。ただ、すんなり合意とならなかったため、日本株は上値の重い展開が想定される。
    今晩の米国市場が休場で、日経平均も連騰記録が途切れた後でもあり、商い自体が手控えられる可能性が高い。もみ合いに近い格好になりそうだ。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(前週末8月31日終値110円80−81銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同129円45−49銭)と円高に傾いている。
    値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かう可能性がある。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比40円安の2万2820円だった。
     
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    22820 ( -40 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    22825 ( -35 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
    【好材料銘柄】
    ■日特建設 <1929>
    エーエヌホールディングスがTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指す。TOB価格は1株780円で31日終値を20%上回る水準。
    買い付け期間は9月3日から10月17日まで。
     
    ■ディア・ライフ <3245>
    今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額。
     
    ■ルネサスエレクトロニクス <6723>
    31日付の日本経済新聞電子版で報じられた米国の半導体企業買収について「事業の更なる成長に向けて本件について検討していますが、現時点で決まった事実はありません」とコメント。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    3(月)
    4-6月期法人企業統計(8:50)
    8月新車販売台数(14:00)
    8月軽自動車新車販売台数(14:00)
    黒田日銀総裁講演
    《決算発表》
    日本ハウスHD、伊藤園、ロックフィール、ティーライフ、エイケン工業、泉州電
     
    【海外】
    中国8月財新製造業PMI(10:45)
    休場:米、カナダ(レーバーデー)、ベトナム

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


     

    [株価材料]
     
    ■稀元素<4082>
    東南アで排ガス触媒拡販へ
     
    ■川重<7012>
    IoT事業推進部新設で「ソーパス」拡販図る
     
    ■IHI<7013>
    IoT活用し大型ボイラーの納期3割削減へ
     
    ■邦ガス<9533>
    ガス調理VR体験できる教材開発
     
    ■SCSK<9719>
    兵庫にデータセンター新設 AIニーズに対応


     


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