【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
日経JASDAQ
38,085.80 -375.12 04/26
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,611.76 -100.99 04/26


09月01日 マーケットコメント

09月03日 マーケットコメント


    [概況]

    4日、東京外国為替市場は豪準備銀行(中央銀行)による金融政策の声明を受け、円売りが優勢となった。豪政策金利発表は予想通り据え置きとなったが、その後、声明により豪ドルは「他の主要通貨と同様に米ドルに対して下落した」などを追記したことで買戻しを誘発している模様だ。
     
    豪ドル円は一時80.460円まで上昇するも、その後買いは続かず上値を抑えられている。一方で、米ドル円は一時111.550円まで上昇し、堅調な推移となっている。
     
    現在、欧州時間では豪ドル円は79.80円付近、米ドル円は111.440円付近で推移。この後は、8月米ISM製造業景況指数(予想:57.4 前回:58.1)など米経済指標の発表が予定されている。また、明日からは北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関するカナダとの協議が再開されるため、注目か。テクニカル的には豪ドル円は5日移動平均線(80.439円)が上値の抵抗となりそうか。
    一方、米ドル円は55日移動平均線(111.095)を再び上抜けており、下値サポートとなる可能性も考えられそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    明日(5日)の東京株式市場は、手掛かり材料が不足するなかで、売り買いともに手控えムードが継続しそうだ。
    米国株の影響を大きく受ける展開が想定される。米中貿易摩擦問題などへの警戒感が強く買い手控えムードが強い一方で、外国為替市場での円安・ドル高進行などを支えに、押し目買い機運も根強いことから、売り買いが拮抗するなかで、狭いレンジでのこう着状態となりそうだ。
    個別では、引け後に発表された国内ユニクロの8月の月次が好調であったファーストリテイリングの動向が注目される。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
     
    23031.17  ボリンジャー:+2σ(25日)
    22869.50  新値三本足陽転値
    22833.81  ボリンジャー:+1σ(26週)
    22800.10  6日移動平均線
    22799.67  ボリンジャー:+1σ(13週)
    22770.98  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22705.03  均衡表転換線(日足)
     
    22696.90  ★日経平均株価4日終値
     
    22517.44  13週移動平均線
    22510.78  25日移動平均線
    22462.37  75日移動平均線
    22441.75  均衡表基準線(日足)
    22420.15  均衡表雲上限(日足)
    22409.54  200日移動平均線
    22388.21  均衡表転換線(週足)
    22329.49  均衡表雲上限(週足)
    22305.00  26週移動平均線
    22256.67  均衡表雲下限(日足)
    22250.59  ボリンジャー:-1σ(25日)
    22235.20  ボリンジャー:-1σ(13週)
    21990.39  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    前日に続いて5日線を上回ることなく推移したが、ローソク足は長い下ひげを引いて8月24日高値と27日安値で形成する窓の大半を埋めた形となり、下値での買い意欲の強さを確認した。5日線と75日線が下降する一方、25日線と200日線は上向きを維持し、相場全体として強弱感の対立を窺わせた。
     
    ボリンジャーバンドでは、日々線が+1σを下回って推移した。
    +2σを一時超えた8月30日からの調整局面にあるとみられ、今後は中心線に向けた下落も視野に入る。
     

    【大引け概況】
    4日の日経平均株価は小幅ながら3日続落した。終値は前日比10円48銭安の2万2696円90銭だった。
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    時間:00:01:26 容量:13.01M

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    東証株価指数(TOPIX)も2.07ポイント安の1718.24と、4日連続で値下がりした。
     
    朝方は、反発して始まったが、その後、円が対ドルで強含んだこともあり、一時2万2612円15銭(前日比95円23銭安)まで下落する場面があった。
    米景気の先行きを占う上で関心が高い8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の発表や米国とカナダによる北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しを巡る再協議を控え、買いを見送る投資家が多かった。個別材料のある銘柄には売買が集まった。
     
    一巡後は、為替相場や中国・上海総合指数の動向をにらみつつ、上げ下げを繰り返し、前引けにかけて小安い水準で推移した。
    後場は、売り物がちにさえない展開がしばらく続いたが、後場取引(日本時間午後2時以降)の上海総合指数の堅調推移を支えに小幅高に戻す場面もあった。ただ、買いは続かず、大引けにかけて小安い水準で一服した。全体としては方向感を欠く展開が続いた
     
    市場関係者は「ひたすら次の材料を待つしかない」とあきらめ顔だった。
     
    JPX日経インデックス400は4日続落した。終値は前日比17.59ポイント安の1万5195.26だった。

    東証1部の売買代金は概算で1兆8054億円と連日で節目の2兆円を下回った。売買高は10億6239万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1169、値上がりは838、変わらずは98銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では、ゴム製品、空運業、鉱業の下落が目立った。上昇は、パルプ・紙、証券・商品先物取引業、小売業など。
    個別では、TATERUが連日で値幅制限の下限で終えた。インドネシア通貨の下落で業績への悪影響が懸念されたヤマハ発が安い。任天堂、ファーストリテ、トヨタ自などがさえない。ソフトバンクG、日東電も下げた。スタートトゥ、楽天は3%安と下げが目立った。伊藤園やロックフィルドは決算が嫌気されて急落した。
     
    一方、三菱UFJ、ファナック、ユニファミマや資生堂、ダイキン、花王が上げた。
    8月売上高が前年比プラスに転じた松屋なども上げが目立つ。ピジョンは決算が好感されて買われる場面があった。また、新規高レーティングが観測されたVコマースなどが東証1部上昇率上位に顔を出した。

    東証2部株式指数は前日比17.92ポイント安の7222.89ポイントと続落した。
    出来高8003万株。値上がり銘柄数は193、値下がり銘柄数は217となった。
     
    個別では、ブルボン、アスモ、日本製麻、西川ゴム工業、戸上電機製作所など11銘柄が年初来安値を更新。省電舎ホールディングス、アライドテレシスホールディングス、プレミアムウォーターホールディングス、エスビー食品、ビットワングループが売られた。
     
    一方、カンロがストップ高。アウンコンサルティング、田岡化学工業、鶴弥、川金ホールディングス、チャーム・ケア・コーポレーションなど7銘柄は年初来高値を更新。ヒガシトゥエンティワン、クロスプラス、インテリジェント ウェイブ、ショーエイコーポレーション、アサガミが買われた。
     



     

    日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比8円25銭高の3795円10銭。
     
    前日の米国市場が休みで、機関投資家の動きが鈍る中、個人の売買が目立つ形になった。
    ただ、価格変動率が大きくなりやすい低位株に買いが集まるなど、「値動きありき」の取引も散見され、新興市場銘柄全体の先高感が強まっている雰囲気はなかった。
    主力大型株の動きが鈍る中、個人投資家などの資金が中小型株に向かい、新興企業市場は強含みの展開となった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で546億円、売買高は1億3268万株。値上がり銘柄数は354、値下がり銘柄数は255となった。

     
    個別では、アマガサ、オンキヨーが一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、翻訳センター、テリロジー、コスモ・バイオ、和井田製作所など9銘柄は年初来高値を更新。ULSグループ、桑山、ザインエレクトロニクス、ドーン、イワブチが買われた。
     
    一方、シベール、日東ベスト、創通、ニチリョク、大塚家具が年初来安値を更新。アイサンテクノロジー、ブロードバンドタワー、中央化学、シノケングループ、フジタコーポレーションが売られた。
     
     

    東証マザーズ指数は前日比11.90ポイント高の1045.35ポイントと反発。
    前日の米国市場が休場で東京市場全般は方向感を欠く展開となったが、マザーズではそーせいグループが大幅高となって指数をけん引した。
    バイオ関連株が買われている。きょうはサンバイオが一時ストップ安に売られるなど波乱展開だが、その流れが横に波及せず、総花的に個人投資家の資金が集まっている。
    また、時価総額上位銘柄の堅調な推移も中小型株への投資マインド改善に寄与した。
     
    市場では「個人投資家の投資マインドが回復している。ただ、サンバイオのような一転して大崩れするケースも多く短期売買に特化した動きであり、デイトレードが中心」という。
     
    売買代金は概算で1009.40億円。騰落数は、値上がり153銘柄、値下がり95銘柄、変わらず11銘柄となった。
     
    個別では、メドレックスが一時ストップ高と値を飛ばした。アドウェイズ、マーケットエンタープライズ、オイシックス・ラ・大地、ラクス、アドベンチャーなど10銘柄は年初来高値を更新。
    サインポストは、JCBと共同でワンダーレジを利用した店舗支援の実証実験の実施を発表している。キャンディル、ベイカレント・コンサルティング、ビープラッツ、ログリー、クックビズが買われた。
     
    一方、サンバイオが一時ストップ安と急落した。トライステージ、フェイスネットワーク、パートナーエージェントは年初来安値を更新。GA technologies、SKIYAKI、Abalance、エリアリンク、デファクトスタンダードが売られた。
     
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比23円85銭安の2万2683円53銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、0.37ポイント安の1719.94で始まった。
    前場終値と比較して弱含んでいる。
    外国為替市場では、1ドル=111円10銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、任天堂、楽天が値を下げ、ソフトバンクG、サイバエジェは安い。スタートトゥが下押し、ファーストリテは軟調。スルガ銀が売られ、三井住友は小幅安。トヨタ、ソニーは小安い。
    半面、資生堂が値を上げ、JT、リクルートHDは堅調。三菱UFJが買われ、三井不は反発した。日産自、ファナック、東海カは高い。SUMCOが上伸し、ルネサスは大幅高。
     
    日経平均は方向感に乏しい展開が続きそうだ。
    注目されたマザーズ指数は本日、反発しており、個人投資家の物色意欲の根強さが窺える。こちらも節目として意識される75日移動平均線水準に迫り、売り買いが交錯しやすいだろうが、なお出遅れ感の強い銘柄や、個別材料などを中心に積極的な買いが向かいそうだ。
     
    ランチバスケットは23件、330.27億円、20億買い越し。
     
     
     

    日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。
    前引けは前日比5円44銭高の3792円29銭。3日の米国株式市場がレーバーデーに伴い休場となったため、東京株式市場も様子見姿勢を強めた。新興市場相場も方向感に欠ける展開で始まったが、個別に材料が出た銘柄を中心に買いが入り相場を支えた。
    米音響技術企業との資本・業務提携を発表したオンキヨーが一時制限値幅の上限(ストップ高)まで買われた。売買代金ランキングでも首位だった。このほか、リプロセルやテリロジーが上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で328億円、売買高は8273万株。
    値上がり銘柄数は307、値下がり銘柄数は253となった。
     
    個別では、オンキヨーが一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、テリロジー、コスモ・バイオ、和井田製作所、メイコーなど8銘柄は年初来高値を更新。リプロセル、免疫生物研究所、桑山、ユークス、ULSグループが買われた。
     
    一方、シベール、日東ベスト、創通、ニチリョク、大塚家具が年初来安値を更新。
    エムティジェネックス、ブロードバンドタワー、中央化学、サカイホールディングス、アイサンテクノロジーが売られた。


     


    4日午前の日経平均株価は小幅に続落した。
    午前終値は前日比10円30銭安の2万2697円08銭だった。
    東証株価指数(TOPIX)は0.66ポイント高の1720.97と、ともに前日の終値近辺で方向感の定まらない小幅な値動きとなった。
     
    為替動向などをにらみ、方向感に乏しい展開となった。3日の米国市場はレーバーデーの祝日のため休場だが、朝方は時間外取引で米株価指数先物が堅調だったこともあり、いったん強含んだ。また、利上げ観測を背景にしたトルコ・リラの落ち着きを受けたドル高・円安を支えに、買い注文が先行した。
    その後、株価指数先物売りを交えて下げ転換。円が対ドルで強含んだこともあり、一時2万2612円15銭(前日比95円23銭安)まで下落する場面があった。
     
    一巡後は、円が弱含み、中国・上海総合指数が底堅かったこともあり、切り返しの動きに2万2753円18銭(同45円80銭高)まで上昇したが、買いは続かず、前引けにかけては前日終値近辺でもみ合いとなった。
     
    東証1部の出来高は5億593万株、売買代金は8352億円。騰落銘柄数は値上がり1087銘柄、値下がり900銘柄、変わらず117銘柄
     
    業種別株価指数(33業種)は、空運業、ゴム製品、鉱業の下落が目立ち、上昇は、パルプ・紙、証券・商品先物取引業、金属製品など。
     
    個別では、任天堂、ファーストリテイリングが軟調。JAL、国際帝石が軟調。スタートトゥデイも売りに押された。楽天、サイバーエージェントも下落した。伊藤園が急落、ヤーマンも大幅安。日本ハウスホールディングスも安い。
    半面、王子HD、SUMCOは上伸し、資生堂は大幅高。東海カーボンが高く、ルネサスエレクトロニクスも上昇した。バリューコマースが値を飛ばし、長大、エムスリーなども買いを集めた。
     
    東証2部株価指数は前日比0.68ポイント高の7241.49ポイントと反発した。
    出来高4286万株。値上がり銘柄数は200、値下がり銘柄数は195となった。
     
    個別では、カンロがストップ高。アウンコンサルティング、田岡化学工業、チャーム・ケア・コーポレーション、ヒガシトゥエンティワンなど5銘柄は年初来高値を更新。
    ビューティ花壇、アサガミ、大丸エナウィン、インテリジェント ウェイブ、松尾電機が買われた。
     
    一方、ブルボン、日本製麻、西川ゴム工業、戸上電機製作所、ハイレックスコーポレーションなど8銘柄が年初来安値を更新。石井表記、アライドテレシスホールディングス、リテールパートナーズ、プレミアムウォーターホールディングス、省電舎ホールディングスが売られた。


     


    東証マザーズ指数は前日比13.28ポイント高の1046.73ポイントと反発。
    前日の米国市場はレーバーデーで休場となり、国内でも決め手となる経済指標の発表も予定されておらず、東京市場全般は様子見ムードが強まっている。
    新興市場では、個人投資家中心に値動きの軽い中小型株での値幅取り狙いの売買へと短期資金が向けられている。
    値上がり銘柄数は157、値下がり銘柄数は87となった。
     
    個別では、マーケットエンタープライズ、オイシックス・ラ・大地、ラクス、アドベンチャー、リンクバルなど8銘柄が年初来高値を更新。
    キャンディル、サインポスト、メドレックス、ベイカレント・コンサルティング、そーせいグループが買われた。
     
    一方、パートナーエージェントが年初来安値を更新。サンバイオ、GA technologies、SKIYAKI、JMC、デファクトスタンダードが売られた。


     

    【寄り付き概況】

    4日の寄り付きの4日の日経平均株価は、前日比32円67銭高の2万2740円05銭と3日ぶりに反発してスタート。
     
    前日の米国株市場はレーバーデーで休場となり、手掛かり材料に欠けるなか、東京株式市場では前日の先物主導での下げの反動もあって買いが優勢。
     
    ドル・円相場が1ドル=111円台と円安含みで推移していることや、前日の欧州株も独市場を除き堅調に推移したことなどからリスク選好の流れとなった。ただ、米国の中国製品に対する追加関税第3弾が早晩発動される可能性などが意識されるなか、中国・上海株や香港株などを横にらみに積極的な買いは入りにくく、上値は重くなりそうだ。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く、値上がり上位に紙パルプ、証券、水産、銀行、電気機器など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、その他金融、輸送用機器など。
     
    個別では、任天堂、ソニーが高寄り後に値を消し、トヨタ、ホンダ、ブリヂストンもさえない。ファーストリテが安く、ソフトバンクGは軟化し、KDDI、NTTドコモも値を下げている。楽天が軟調で、スタートトゥは、伊藤園が売られている。スルガ銀は下落している。
    半面、三菱UFJ、三井住友が締まり、野村も底堅い。ピジョンは上伸している
     
     
     
    225先物は,みずほ・HSBC・JP・パリバが買い越し。
    ドイツ・UBS・クレディ・野村・モルスタ・GS・ソジェンが売り越し。
    TOPIX先物は大和・ソジェン・JP・アムロが買い越し。
    日興・GS・ドイツ・野村が売り越し。
     
    テクニカル的には日特建(1929)、ダイワボウ(3107)、GMOPG(3769)、エーザイ(4523)、島津(7701)、丸井(8252)が動兆。
     

     

    [概況]

    東京市場午後に日経平均やアジア株式市場の値下がりを受けて当日安値110.845円まで下げたドルは其の後揉み合いとなり、欧州市場朝方に111円を回復した。
     
    しかし米国がレーバーデーによる祭日とあってNY市場は市場参加者が少なく、ドルは終日狭いレンジでの揉み合いとなり、最後は前週末比+1.5銭高の111.100円と前週末とほぼ変わらずで引けた。ユーロも小幅高(+13.5銭)で引けたが、英国の8月CIPS製造業PMIの予想を下回る結果にポンドは売られ、欧州市場序盤に当日安値142.84円まで下落し、最後も前週末比-99銭の143.00円と大幅安で引けた。
     
    また欧州時間にトルコ中銀が必要な措置を取ると発表した事でトルコリラは当日高値17.03円まで反発したが、最後は-14銭の16.79円と値下がりして引けた。この日は米国が祭日とあってドルは方向性の無い動きとなったが、本日以降も米国による2,000億ドルに上る対中追加関税に対する警戒や米経済指標の結果を見ながらの動きが続くのではないか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     


     
    NY市場はレーバーデーで休場。
    欧州ではロンドンが4日ぶりの反発。
    独逸が3日続落。
    アジアでは上海が5日続落、香港が3日続落だった。
    NYでは「FANG」から「AAA」へと主役が移行しているとの見方。
    アップル・アマゾンの時価総額1兆ドルレベルの2銘柄とアルファベット(グーグル)。
    この3銘柄に主役は限定されてきたとの観測だ。
    夏のNY株をけん引してきた世界で一番高価なリンゴという表現もある。
    レーバーデー後のNY株式は強いというのがアノマリー。
    過去21年間でNYダウは平均0.05%上昇。
    NASDAQは0.14%の上昇だ。
    事実レーバーデー明けは昨年まで2年連続で上昇した。
    2000億ドルの追加関税とアノマリーとの相克の時期と言えるだろうか。
     
     
    米国動向が主役なのか、不動産セクターの不祥事が主役なのか。
    あるいは複合汚染なのかどうかは不明だがいずれにしても続落。
    「不動産が日本固有のネガティブ材料として市場で大きくクローズアップされた。
    日本株全体の売り材料となる可能性がある」という悩ましい声も聞こえる。
    もっとも日経平均は22700円台キープ、TOPIXは1700ポイント台キープ。
    たいていの悪材料は通過すれば忘れることが多いものだ。
    新高値26銘柄、新安値62銘柄。
    騰落レシオは84.64まで低下した。
    日銀はETFを703億円を買い入れた。
    買い入れは8月13日以来のこと。
    前場のTOPIXの下落率は0.63%。
    8月は0.4%台でも見送っていたがさすがに買ったということ。
    日銀のETF買いの累計買入額は3兆7495億円。
    このまま行くと年6兆円の達成は難しいことは間違いない。
    NTレシオは13.20倍。
    25日線からは0.9%、200日線からは1.3%のプラスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.429%。
    買い方▲9.708%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.41%。
    買い方▲16.69%。
    空売り比率は45.6%で26日連続の40%超。
    日経VIは15.57と上昇。
    日経平均採用銘柄のPERは13.10倍。
    EPSは1733.39円。
    PER13.5倍で23400円。14倍で24267円を狙える水準まで増加してきた。
    225先物大証夜間取引終値は日中比70円高の22780円。
    昨年末終値22764円を再度超えてきた。
    昨日まで高値圏滞在日数6日。
    うちザラバの23000円台が2回。
    徐々に空中散歩にも慣れてきたことだろう。
    気学では昨日は「目先底入れ日。押し目買い良し」だった。
    火曜は「前場安いと後場戻る日。押し目買い」。
    水曜は「転換注意日。後場の波動を注視せよ」となっている。
    6日(木)に勝手雲が白くねじれているのが期待感だ。
     


    (兜町カタリスト櫻井)

     

    [株価材料]
     
    ■積水化<4204>
    30億円で工場中心に生産性向上へ
     
    ■日立<6501>
    設備工事の現場に使う墨出しロボ開発
     
    ■安川電<6506>
    食品向けロボ投入へ
     
    ■アイモバイル<6535>
    飲食店選び・予約代行サービス開始
     
    ■コンテック<6639>
    OS更新少ない産業用コンピューター開発
     
    ■パナソニック<6752 >
    生産ライン最適化技術導入で不良ゼロに
     
    ■NTT<9432>
    原子核の動き振動で制御する技術開発


     

    4日の東京株式市場は、反発後、上値が重い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2600円−2万2900円。
    米国市場はレーバーデーで休場。欧州株はまちまちで新たな手がかりには乏しい。
     
    前日に下落した反動や、時間外取引で米株価指数先物が堅調な展開にあることから、買いが先行するとみられる。ただ、手掛かり材料難の状況が続くなか、主力株の上値は重いとみられ、値動きの軽い中小型株への物色が中心となりそう。
     
    また、本日の引け後にも日経平均の構成銘柄の変更が予想されている。仮に任天堂<7974>が新規に採用された場合、任天堂には10兆円程度の買い需要が発生されるとみられている。これが他の構成銘柄へのリバランスといった格好でポジション圧縮につながるとみられるが故に、構成銘柄の入替えを見極めたいところであろう。
     
    他の候補であるサイバーエージェント<4751>は下げに転じたが、スタートトゥデイ<3092>は上昇して終えている。この辺りで決着してくれば需給波乱も起こらないと考えられ、明日以降の海外勢の資金流入への思惑もあり、相場の底堅さが次第に意識されてくると期待したいところである。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(3日終値は110円96−98銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円83−87銭)と円安に振れている。足元で軟調な展開を強いられていた輸出関連株には支えとなることが見込まれる。
     
    大阪取引所のナイトセッションでは、3日の通常取引の最終値に比べ70円高い2万2780円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
    ■マーチャント・バンカーズ <3121>
    子会社MBKブロックチェーンが仮想通貨「CIM」によるキャッシュバックサービスサイト「COINCOME」を運営するMAKERS FARM社と業務提携。
    また、同社はMAKERS FARM社に資本参加する。
     
     
    ■オンキヨー <6628>
    米DTS社と資本業務提携。AIソリューション向けIoT対応信号処理回路基板・モジュール化を共同開発する。資本面ではDTSを引受先とする700万株の第三者割当増資を実施。
     
    ■トランザス <6696>
    ウェアラブルデバイス「シグナス」と産業用ロボットを用いた製造業向けIoTソリューションを、塗装・建機部品メーカーの大京(非上場)と共同開発する。
     
    ■サインポスト <3996>
    設置型AIレジ「ワンダーレジ」を利用した店舗支援の実証実験を9月下旬からJCB 高田馬場オフィス内で実施。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    4(火)
    8月マネタリーベース(8:50)
    《決算発表》
    モロゾフ、アマガサ、不二電機
     
    【海外】
    米8月ISM製造業景況指数(23:00)
    米7月建設支出(23:00)

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


     



    3日の米国市場はレーバーデー(Labor Day)の祝日で休場。




     

    【シカゴ日本株先物概況】


    レーバーデーのため休場











    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7504.60(+72.18)
    FTSE100種総合株価指数は英通貨ポンド安や原油相場の上昇を好感し、幅広い銘柄に買いが入った。株価は4営業日ぶりに上昇した。
    前週末8月31日の終値に比べ72.18ポイント高の7504.60で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。
     
    朝方に買い圧力が強まった後は徐々に上げ幅が広がった。ポンド安を受けて、恩恵が期待される多国籍企業の銘柄中心に買われた。石油株と医薬品株の値上がりが株価指数の上昇に貢献した。
     
    個別銘柄では、原油高を背景に、石油のBPとロイヤル・ダッチ・シェルが買われた。鉱業関連株も上昇し、なかでもロシアの鉄鋼大手エブラズは2.2%高と値上がりが目立った。医薬品のアストラゼネカとグラクソ・スミスクラインはそれぞれ1.6%高だった。
    カナダの宅配会社を買収したと発表した郵便大手のロイヤル・メールは3.0%高と上げ幅が大きくなった。梱包材メーカーのスマーフィット・カッパ・グループも3.2%高と大幅高だった。
     
    半面、水道関連株は下落した。同関連のユナイテッド・ユーティリティーズ・グループは2.0%安とセバーン・トレントは1.5%安、それぞれ、料金の引き下げなどを含む2020〜25年のビジネスプランを発表した。旅行のTUIと不動産投資信託(REIT)のブリティッシュ・ランドも売られた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12346.41(−17.65)
    ドイツ株式指数(DAX)は3日続落した。終値は前週末8月31日と比べて17.65ポイント安の12346.41だった。
     
    個別では、フォルクスワーゲンなど自動車株が売られた。不動産のボノビアの値下がりも目立った。
    一方で、消費財のヘンケルとドイツ銀行は買われた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5413.80(+6.95)



     

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