【市況一覧】
日経平均株価
38,460.08 +907.92 04/24
TOPIX
2,710.73 +44.50 04/24
マザーズ
655.60 +4.96 04/24
日経JASDAQ
38,503.69 +263.71 04/24
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,696.64 +245.34 04/24


09月01日 マーケットコメント

09月03日 マーケットコメント

09月04日 マーケットコメント


    [概況]

    5日、東京外国為替市場の米ドル円は仲値にかけて一時111.715円まで上昇し、その後は111.500円付近で推移している。

    仲値にかけて、五・十日による輸入企業などの実需により、米ドル買いが見られた。
    その後、米ドル円は111円台半ば付近で推移している。

    また、前日の欧州時間において、南アフリカの第2四半期GDP(予想:年率/前期比0.6% 結果: 年率/前期比-0.7%)などが発表された。

    同指標が市場予想値を下回る結果となったことなどから、南アフリカランド円が一時7.095円まで下落する展開となっている。

    この後は、7月米貿易収支(予想:-475億USD 前回:-463億USD)など米経済指標の発表に加え、米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関する協議が再開される。

    テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲上限(111.524円)付近を推移しており、上抜け切れるか注目したい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    5日の日経平均株価は4日続落した。終値は前日比116円07銭安の2万2580円83銭と、8月23日以来の安値だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:43 容量:14.58M

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    きょうの東京株式市場はリスク回避の売り姿勢が強まった。米国の通商政策に対する警戒感は米国株市場よりも東京市場の方に色濃く反映された。

    8月のISM製造業景況感指数が市場予想を上回ったことで、為替市場でドル買いの動きが強まり、一時1ドル=111円台後半まで円安が進んだものの、これを好感する動きは限定的だった。
     
    午前発表の8月の中国・財新非製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から低下し、中国・上海株や香港株が午後にかけて下げ足を速めた。東京市場でも中国関連株が一段安となった。台風21号による関西国際空港の閉鎖を受け、インバウンド(訪日外国人)関連銘柄が下落したのも、投資家心理を悪化させた
    新興国通貨安が進んでいることを警戒する動きが出たほか、中国・上海株市場や香港市場の下落が買い手控えムードを助長する格好となった。
     
    JPX日経インデックス400は5日続落した。終値は前日比122.96ポイント安の1万5072.30だった。東証株価指数(TOPIX)も5日続落し、13.28ポイント安の1704.96で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆2644億円。売買高は12億3444万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1297、値上がりは701、変わらずは107だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、輸送用機器、電気機器などが下落し、金属製品、パルプ・紙、鉱業は上昇した。
     
    個別では、売買代金首位のソフトバンクグループが水準を大きく切り下げたほか、資生堂、コーセーなど化粧品株も大幅安。コマツが売られ、キーエンスも安い。TATERUは3日連続のストップ安で売り物を残した。アルヒが急落、カチタスも大幅に下落、ビジョン、プレサンスコーポレーションなども値を下げた。東エレクと京セラも下げ、日立とブリヂストンは年初来安値を更新した。
     
    半面、ファーストリテイリングが大幅高、ペッパーフードサービスも値を飛ばし値上がり率トップ。アダストリアが急伸、enish、ユナイテッドアローズも商いを伴い大きく上値を伸ばした。アトラエ、名村造船所が高く、TOKYO BASE、宮地エンジニアリンググループの上げ足も目立った。ヤマハとスズキは高く、JR東日本とカシオも上げた。
     
    東証2部株価指数は前日比53.81ポイント安の7169.08ポイントと3日続落した。値上がり銘柄数は155、値下がり銘柄数は268となった。
     
    個別では、JESCOホールディングス、ブルボン、アスモ、日本食品化工、ダイハツディーゼルなど15銘柄が年初来安値を更新。ショーエイコーポレーション、パシフィックネット、ヒガシトゥエンティワン、東洋刃物、日本モーゲージサービスが売られた。
     
    一方、アウンコンサルティングがストップ高。カンロ、チャーム・ケア・コーポレーション、南陽、ビケンテクノなど5銘柄は年初来高値を更新。テルモとリクルート,スマートバリュー、パス、Casa、オリジナル設計、クロスプラスが買われた。
     
     


    日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比16円73銭安い3778円37銭だった。

    自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を控えて様子見姿勢が強まるなか、海外投資家などが持ち高調整目的の売りを出した。中国・上海株式相場の軟調な動きを受け、大型株に比べて流動性が乏しく価格変動リスクが相対的に高い新興株に売りが膨らみ、日経ジャスダック平均はきょうの安値で引けた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で497億円、売買高は9281万株だった。
    値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は401となった。
     
    個別では、美樹工業、シベール、イーサポートリンク、和弘食品、スーパーバリューなど14銘柄が年初来安値を更新。アスコット、アイフリークモバイル、ブロードバンドタワー、日本テレホン、アマガサが売られた。
     
    一方、イワブチがストップ高。地域新聞社、中央化学は一時ストップ高と値を飛ばした。翻訳センター、クリエイト、コスモ・バイオ、ULSグループ、国際チャートなど11銘柄は年初来高値を更新。SIG、倉元製作所、フジプレアム、リバーエレテック、元旦ビューティ工業が買われた。
     
     


    東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比10.97ポイント安い1034.38と、きょうの安値で引けた。手掛かり材料も乏しく、新興市場も次第安となった。
    メルカリやMTG、パークシャなど時価総額上位の銘柄に売りが出た。
    バイオ関連銘柄の一角には個人投資家の買いが入ったが、勢いは続かなかった。
    値上がり銘柄数は85、値下がり銘柄数は163となった。
     
    個別では、フェイスネットワーク、チームスピリット、プレシジョン・システム・サイエンスが年初来安値を更新。アドベンチャー、和心、GA technologies、エリアリンク、クラウドワークスが売られた。
     
    一方、アドウェイズ、ラクス、弁護士ドットコム、ジャパンエレベーターサービスホールディングス、プロレド・パートナーズなど6銘柄が年初来高値を更新。イオレ、JMC、サインポスト、コラボス、串カツ田中ホールディングスが買われた。


     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比126円38銭安の2万2570円52銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、16.85ポイント安の1701.39で始まった。
    中国株下落などを背景に売りが続いている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに後場に入って下げ幅を拡大し、一段安となっている。
    外国為替市場では、1ドル=111円50銭台での推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調となっている。
     
    個別では、ソフトバンクGが大幅安。資生堂が商いを伴って値を下げ、花王が小安く、武田は続落。NTTが下押し、ANAは年初来安値。三菱UFJは軟調。トヨタ、日産自、ファナック、コマツ、ソニーも売られている。
     
    半面、スズキが買われ、パナソニックが締まり、村田製は小幅続伸。JR東日本、ファーストリテ、ペッパーも上昇している。任天堂は強含み。
     
    連休明けの米国株式市場が小安く終わり、東京市場でも買い手掛かりに乏しいなかで利益確定の売りがやや優勢となっている。
    円相場の弱含みは支援材料となるが、米国とカナダ、中国などの通商問題の先行き不透明感から輸出関連株は手掛けづらい。
     
    ランチバスケットは14件、256.79億円、20億売り越し
     
     

    日本株をロングにしている投資家は日銀。
    投資家に取ってのリスクは実はアップサイドにあるのではないか。
    何度も壁に跳ね返されながら心が折れそうに見える。
    しかし表現を変えれば「実は上に行きたがっている。売り物をこなして突き抜けるのは時間の問題」。
    邪魔しているのは「銀行など国内金融機関」との観測。
    「金利の乱高下で債券運用利益が伸び悩んだ地銀は株の売却益で運用収益を補いたい」。
    9月のウリは今年も隠れているようだ。
     
    リーマンショック10周年。
    当時のNYダウ:11421ドル→25952ドル。
    NASDAQ:2261ポイント→8091ポイント。
    GDP:14.8兆ドル→20.4兆ドル。
    小売売上高:3667億ドル→5075億ドル。
    ISM製造業:44.8→61.3。
    新築住宅販売:43.3万戸→62.7万戸。
    家計債務:12.86兆ドル→13.29兆ドル。
     
    ちなみに日経平均12000円→23000円
     
    株式の時価総額ランキング比較。
     
    ☆2018年8月末
    (1)アップル(10994億ドル)
    (2)アマゾン(9816億ドル)
    (3)マイクロソフト(8613億ドル)
    (4)アルファベット〈グーグル〉(8521億ドル)
    (5)バークシャー(5171億ドル)
    (6)ファイスブック(5078億ドル)
    (7)アリババ(4536億ドル)
    (8)テンセント(4124億ドル)
    (9)JPモルガン・チェース(3850億ドル)
    (10)J&J(3613億ドル)
     
    ☆2008年8月末
     
    (1)エクソンモービル(4155億ドル)
    (2)GE(2795億ドル)
    (3)マイクロソフト(2491億ドル)
    (4)ウォールマート(2329億ドル)
    (5)中国移動(2301億ドル)
    (6)P&G(2117億ドル)
    (7)J&J(1968億ドル)
    (8)HSBC(1902億ドル)
     
     
    大きく変わったのは「世界一高価なリンゴ」だろうか。
    NYダウの8月月間上昇幅は549ドル。
    そのうち半分はアップルの寄与。
    9月12日に開催される新製品発表会に期待は集まる。
     
    熟練した市場関係者の至言。
    「勢いある銘柄を買い、勢いよくさばく(売る)」。
    これが一番実は簡単。
    つまり、高く買って高く売る。
    これが一番簡単で、しかも、取れる。
    安く買って高く売るのは至難の業。
    「安く買って高く売ることばかりにこだわっていると、チャンスを逃してしまいかねない」。
    つまり・・・。
    株式投資は「自分の買値よりも上で買ってくれる投資家探しのシナリオ」にほかならない。
     
    《兜町ポエム》
     
    「投資家が迷う兜町(恋人も濡れる街角)」
     
    不思議は株は誘うような姿をして
    寄り付き前に訪れるさ
    間柄は遠いけど
    コイツならOK今買い
    東京じゃ今乱れた株が揺れる
    高値と安値の真ん中で
    買いの手だけで感じちゃう
    そのままストップ高欲しくて
     
    ああつれない値動きさえ
    よく見りゃ愛しく思えてく
    ただ引け際でもいいから
    上に行く値動きを示してよ
     
    株だけが俺を悩ませる
    投資家も迷う兜町
     
    新興市場によく似た銘柄がいて
    シャイな値動き毎日するよ
    通り過ぎりゃいいものを
    あの頃のバブル忘れず
     
    ああ時折売りの降る
    新高値あたりで待っている
    もうこのままでいいから
    高値追いで俺を利食わせてくれ
     
    株だけが俺を悩ませる
    投資家も迷う兜町
    株だから狂おしいままに
    投資家も迷う兜町
     
    (櫻井)。

     


    5日の日経平均株価は続落した。午前の終値は前日比65円73銭安の2万2631円17銭だった。
    東証株価指数(TOPIX)は12.84ポイント安の1705.40と、ともに下落して午前の取引を終えた。
     
    きょう前場の東京株式市場は売り優勢の展開となった。
    特に新たなリスク回避材料は出ていないものの、買い気の盛り上がらないなか小口の売りに押される展開だった。
    米国を中心とする貿易摩擦問題に対する警戒感が根強く、また8月の中国・財新非製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から低下し、中国・上海株市場が軟調に推移していることなども買い手控え要因となっている。
     
    ただ、日経平均寄与度の高い値がさ株の売買が活況だった。
    8月の国内既存店売上高が前年同月を大きく上回ったファストリが買われ、1銘柄で日経平均を約76円押し上げ、指数を下支えした。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆276億円、売買高は5億5980万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1292、値上がりは718、変わらずは92だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、輸送用機器、ゴム製品などが下落し、金属製品、パルプ・紙、鉱業は上昇した。
     
    個別では、ソフトバンクグループ、東エレクやファナック、キヤノンが安く、資生堂、コーセー、ファンケルなど化粧品株が売られた。キーエンス、コマツなども安い。アルヒが急落、アステラス、LINEも値を下げた。
     
    半面、ファーストリテイリングが売買代金を伴い大幅高となり、ペッパーフードサービスも上値を追った。ヤマハとスズキも買いが優勢。ユナイテッドアローズ、アダストリア、アトラエなどが値を飛ばした。TDKと太陽誘電が買われ、スルガ銀行も反発した。
     
    東証2部株価指数は前日比50.63ポイント安の7172.26ポイントと3日続落した。
    出来高4719万株。値上がり銘柄数は157、値下がり銘柄数は232となった。
     
    個別では、ブルボン、アスモ、ダイハツディーゼル、戸上電機製作所、IJTテクノロジーホールディングスなど10銘柄が年初来安値を更新。
    ヒガシトゥエンティワン、ショーエイコーポレーション、東洋刃物、さくらケーシーエス、アサガミが売られた。
     
    一方、カンロ、アウンコンサルティング、南陽、ビケンテクノが年初来高値を更新。スマートバリュー、Casa、ネポン、加地テック、ショクブンが買われた。




    個別では、〜。


    日経ジャスダック平均株価は反落した。
    前引けは前日比5円01銭安い3790円09銭だった。
    米国とカナダ、中国などの通商問題の先行き不透明感から輸出関連株は手掛けづらい。
    先行き不透明感が強まるなか、ハーモニックなど主力株の一角に売りが出て相場全体の重荷になった。
    好材料が出た個別株に買いが先行して日経ジャスダック平均は朝方に上昇する場面があったが、じわじわと売りが優勢になった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で278億円、売買高は5575万株。
    値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は358となった。
     
    個別では、美樹工業、シベール、イーサポートリンク、和弘食品、ハピネス・アンド・ディなど9銘柄が年初来安値を更新。アスコット、日本テレホン、アマガサ、ストライダーズ、ソレキアが売られた。
     
    一方、地域新聞社、イワブチ、中央化学がストップ高。翻訳センター、コスモ・バイオ、ULSグループ、アールビバン、ワークマンなど9銘柄は年初来高値を更新。
    SIG、フジプレアム、倉元製作所、リバーエレテック、元旦ビューティ工業が買われた。


     


    東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比1.96ポイント安い1043.39だった。
    朝方には買い優勢となる場面が見られた。75日移動平均線に接近して目先の利益を確定する売りが出やすいものの、指数寄与度が大きいSOSEIなどは戻り歩調が続いている。
    値上がり銘柄数は91、値下がり銘柄数は151となった。
     
    個別では、フェイスネットワークが年初来安値を更新。アドベンチャー、エリアリンク、GA technologies、和心、メドピアが売られた。
     
    一方、アドウェイズ、ラクス、弁護士ドットコム、プロレド・パートナーズ、フィンテック グローバルが年初来高値を更新。日本取引所と適時開示資料の自動翻訳で実証実験を始めると発表したロゼッタやブライトパス・バイオ、ジャパンエレベーターサービスホールディングス、サインポスト、JMCが買われた。


     


    【寄り付き概況】

    5日の日経平均株価は、前日比33円10銭安の2万2663円80銭と4日続落してスタート。4日の米国株式は、5日に再開される米国とカナダのNAFTA(北米自由貿易協定)の協議を控えた不透明感から、NYダウが3日続落し、ナスダック総合指数も反落した。米国株の軟調な展開を受け、売りが先行したようだ。
     
    ただ、外国為替市場では、発表された8月のISM製造業景況感指数が市場コンセンサスを上回り14年3カ月ぶりの高水準となったことで、ドル買いの動きが強まり、足もと1ドル=111円台半ばの推移と円安に振れていることは株価の下支え材料となっている

    寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がり上位に紙パルプ、ガラス土石、金属製品など。一方、値下がりで目立つのは不動産、海運、情報通信、非鉄、電力ガスなど。
    個別では、ソフトバンクGの売りが厚く、KDDI、任天堂が下落し、ソニーも値下がりしている。三菱UFJ、三井住友が甘く、日本郵政はさえない。コマツ、新日鉄住、三菱商が下げている。
    半面、ファーストリテが大量の買いで大幅高となり、花王はしっかり。村田製、信越化が高く、日本電産も値上がりしている。
     
    225先物は、メリル・アムロ・野村・大和が買い越し。
    GS・HSBC・三菱・バークレイズ・ソジェン・クレディが売り越し。
    TOPIX先物はドイツ・ナティクス・野村・メリル・バークレイズが買い越し。
    日興・JP・シティ・モルスタ・GS・ソジェンが売り越し。
     
    外資系等は、エムスリー(2413)、ビジョン(7956)、スズキ(7269)、信越(4063)、図研(6947)、アルゴグラフ(7595)、サイバネット(4312)、ミロク(9928)、テクノス(3666)、モノタロウ(3064)、椿本チ(6371)、TDK(6762)、ロック・フィールド(2910)、ルネサス(6723)、ソフトバンク(9984)、GMOPG(3769)、∨コマース(2491)、協和エク(1951)、コムシス(1721)、IHI(7013)、コマツ(6301)、日立建機(6305)、ダイキン(6367)に注目。
     
    テクニカル的には、∨コマース(2491)、SRA(3817)、コンドーテック(7438)、京成(9009)、ビジョン(9416)が動兆。
     
     

     

    3連休明けのNY株式市場は小幅安。
    「貿易を巡る懸念がくすぶった」との解釈だ。
    ISM製造業景気指数は61.3と前月の58.1から上昇しての着地。
    過去2番目の強さとなり2004年5月以来約14年ぶりの高水準となった。
    市場では57.7への低下が予想されていたからポジティブサプライズだった。
    しかし市場インパクトは限定的だった。
    ナイキやフェイスブックの下落が響いたというところだろう。
    ただアマゾンは上昇し過去最高値を更新。
    アップルに次いで時価総額1兆ドルを達成した。
    3市場の売買高は65.6億株と過去20日平均の61.1億株を越えてきた。
    レーバーデーも終わり夏休みも終わり市場に人が戻ってきた証拠かも知れない。
    高水準だったISM製造業景気指数を受けて10年国債利回りは一時2.902%と8月10日以来の水準まで上昇(価格は下落)。
    9月FOMCでの利上げ確率は98%。
    12月のFOMCでの利上げの確率は73%とISM指数発表前の71%から上昇した。
    貿易摩擦問題の不透明感を反映して安全資産としてのドル需要は増加。
    ドル円は111円台半ばでの推移。
     
     
    日経平均は小幅に3日続落。
    火曜の連騰は8週で止まった。
    22600円と22700円の狭いレンジでの攻防戦。
    「NY市場が休場で日本株もお休みといった日。
    後場は台風上陸もあり閑散相場」という声が聞こえる。
    TOPIX規模別指数では大型、中型がマイナス。
    小型はプラス。
    新興市場でもマザーズ指数とジャスダック平均はプラス。
    「小型優位が明瞭」という見方もある。
    上海株の6日ぶりの反発は全く材料視されなかった印象だ。
    東証1部の値上がり銘柄数は838(前日410)。
    値下がり銘柄数は1169(前日1630)。
    新高値24銘柄(前日62銘柄)、新安値70銘柄(前日62銘柄)。
    騰落レシオは86.30%と小幅に上昇した。
    NT倍率は13.21倍。
    25日線からは0.8%、200日線からは1.3%のプラスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.689%。買い方▲9.527%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.08%。買い方▲16.03%。
    信用買残は400億円減の2兆9328億円(ピークは3月23日の3兆6759億円)。
    信用売残は87億円増の8466億円(ピークは昨年9月22日の1兆1077億円)。
    信用倍率は3.46倍(ボトムは昨年9月15日の2.57倍。ピークは3月30日の4.84倍)。
    空売り比率は45.5%と27日連続の40%超。
    日経平均のPERは13.07倍。
    EPSは1736.57円と順調に増加継続だ。
    日経朝刊でも指摘されているが「東証1部の8月の1日あたりの売買高は平均12.9億株。
    月間ベースで2004年11月以来14年ぶりの低水準」。
    陰の極だったということになる。
    日足陰線2本で鯨幕は閉幕。
    シカゴ225先物終値は大証日中比60円安の22710円。
    月次好調のユニクロと不祥事のTATERUとの攻防戦。
    22732円を上回って推移できれば明日以降への期待感になろう。
    ボリンジャーのプラス1σは22770円。
    プラス2σは23031円だ。
    気学では「転換注意日。後場の波動を注視せよ」だ。
     
    日経朝刊の特集は「円安支え、業績拡大。4〜9月期決算予想」。
    日経集計で4〜6月期決算予想は純利益は前年同期比11%増の14兆6000億円。
    鉄鋼・化学は製品値上げが浸透。
    建設機械では資源高を受けて鉱山機械が復調。
    期初想定よりも円安で推移し輸出採算の悪化は避けられそう。
    結論は製造業が全体を牽引する。
    第1四半期通過時点での通期純利益見通しはマイナス2.1%だった。
    それが上半期で11%増。
    第1四半期の34.7%増がそのまま以降する可能性も否定はできない。
    掲載されている場所が地味なので見落としそうな記事だが結構明るい。
    いずれにしても過去最高水準であることは間違いない。
    中間期決算の発表が待ち望まれる。
     
    大和のレポートは「騰落レシオは上昇しやすい時期に」。
    「25日騰落レシオをシミュレーションすると、先週末を境に上昇基調になりやすい・
    経験的にはこうした場面では実際の値上がり銘柄数が増加しやすい。
    そして結果的に日経平均も上昇しやすい。
    トランプ大統領による不規則発言等は中間選挙の予備選の増減と概ね一致している。
    その予備選は9月12日で終了する」。
     
    NYダウは12ドル安の25952ドルと3日続落。
    NASDAQは18ポイント安の8091ポイントと反落。
    S&P500は4ポイント安の2896ポイントと反落。
    ダウ輸送株指数は15ポイント高の11319ポイント。
    3市場の売買高は65.6億株と増加。
    CME円建ては大証比60円安の22710円。
    ドル建ては大証比55ポイント安の22715ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比20円安の22840円。
    ドル円は111.44円。
    10年国債利回りは2.898%と上昇。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ヤマシン(6240) ・・・動兆。
     
    ヤマシンフィルタに注目する。
    同社は建設機械の油圧フィルター世界シェア70%。
    第1四半期の連結営業利益は前年同期比2%増と小幅な伸びにとどまった。
    しかし通期見通しは変えていない。
    この先数年の需要拡大を見越して中国と米国の工場は拡大。
    濾過機能従来品比3倍のガラス繊維・ナノ素材併用型フィルターの応用範囲の拡大に期待感。
    資源高を受けた鉱山機械需要の拡大は追い風。


    (兜町カタリスト櫻井)

     

    [概況]

    東京時間に当日安値110.890円まで下げたドルは直ぐに買い戻されて111円を回復し、終盤にはそれまでの高値を上抜いた。
    そして米国債利回りの上昇と共にドル買いも進み、欧州株式市場が上昇で始まると序盤に当日高値111.550円まで上昇したが、其の後は株価の下げにドルも上値を抑えられた。
     
    しかしNY市場に入り発表された7月建設支出は予想を下回る一方、8月ISM製造業景況指数は予想を大幅に上回り、2004年5月以来の高水準となった為に再びドルは買われて111円半ばを回復した。
     
    しかし米中貿易摩擦を警戒してNY株式市場が売られた為にドルの上値も重くなり、111円半ばを挟んだ揉み合いのあと、最後は前日比+37.5銭高の111.475円と111円半ば付近で引けた。ユーロやポンドも買われたが、米中貿易摩擦を警戒したリスク回避の動きに資源国や新興国通貨は値下がりして引けた。相変わらず米経済は好調でドルの下値は堅いが、米中貿易摩擦を警戒して上値も重く、週末まではこんな感じが続きそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]


     

    [株価材料]
     
     
    ■清水建<1803>
    首都圏の建築現場に水平搬送ロボを相次ぎ導入
     
    ■東芝<6502>
    電車の振動で発電する小型装置開発
     
    ■パナソニック<6752>
    ドローン用サイバー攻撃防御技術開発
     
    ■シャープ<6753>
    太陽電池の原料・電力の調達見直し
     
    ■三菱自<7211>
    国内販売店をてこ入れ 内外装刷新など図る
     
    ■JR東日本<9020>
    地方都市開発で自社用地活用再開発プロジェクト展開


     

    5日の東京株式市場は、もみあい展開が続きそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2600円−2万2800円。
    米国とカナダとの交渉の行方など不透明要因もあり、上値は積極的には追いづらいだろう。
    きのう4日は方向感に乏しくもみ合いとなったが、引き続き手掛かり材料に欠けることから上にも下にも動けずの様子見姿勢が強まり、前日終値近辺での小動きが続くと予想する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(4日終値は111円45−46銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円93−97銭)とやや円安に振れている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比60円安の2万2710円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
    ■Casa <7196> 
    上期経常を一転27%増益に上方修正。
     
    ■ポエック <9264> 
    東京電力ホールディングス <9501> からスプリンクラー消火装置ナイアスの導入に向けた調査検討業務を新規受注。
     
    ■ロゼッタ <6182> 
    人工知能によるIR情報の自動翻訳の精度向上に向けて、日本取引所グループ <8697> と実証実験を開始。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    5(水)
    10年国債入札
    《決算発表》
    アスカネット、フジコーポ、楽天地
     
    【海外】
    中国8月財新サービス業PMI(10:45)
    米7月貿易収支(21:30)
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


     



    4日のNYダウ工業株30種平均は3日続落し、前週末比12ドル34セント安の2万5952ドル48セントで終えた。
     
    トランプ米政権は、中国からの輸入品2000億ドル相当に追加関税を課す第3弾の制裁措置を週内にも発動する見通し。5日に再開される北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉をめぐる米国とカナダの二国間協議の先行きにも不透明感が漂う中、ダウは朝方に一時158ドル安まで売られた。
     
    米通商政策の先行き警戒感から海外売上高の比率が高い銘柄の一角が売られた。新興国の経済不安も相場を押し下げた。スポーツ用品のナイキが売られたのも指数の重荷になった。
     
    アルゼンチンの通貨ペソや南アフリカランド、トルコリラがドルに対して大きく売られた。新興国経済の先行き不安が意識されたほか、ドル高が海外収益を圧迫するとの見方から、工業用品のスリーエムや建機のキャタピラーなどが売られた。
     
    米プロフットボールリーグ(NFL)の試合前の国歌斉唱で起立を拒否した選手を広告に起用すると発表したナイキが大幅に下落した。ツイッターで不買運動を呼びかける動きが広がり、収益の警戒感が広がった。ナイキ1銘柄でダウ平均を18ドル近く押し下げた。
     
    一方、ホームセンターのホーム・デポやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスなどが上げた。ダウ平均は小幅高に転じる場面があった。
     
    米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の製造業景況感指数は2カ月ぶりに上昇し、2004年5月以来14年3カ月ぶりの高水準になった。もっとも、関税の影響で米製造業の生産が活発になっただけとの見方もあり、相場の反応は限られた。
     
    ナスダック総合株価指数は18.291ポイント安の8091.246で終えた。アナリストが投資判断と目標株価を引き下げたと伝わったフェイスブックが売られた。アルファベット(グーグル)やマイクロソフトも下げた。一方、アマゾン・ドット・コムが買われ、米企業としてアップルに続き時価総額が1兆ドルを超える場面があった。
     
    セクター別では、小売や商業・専門サービスが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや電気通信サービスが下落した。
     
    個別では、深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)は、海洋採掘会社のオーシャン・リグUDW(ORIG)と27億ドルで買収合意したものの、財務負担を懸念した売りが広がった。スポーツ用品のナイキ(NKE)は、国歌斉唱中の起立を拒否して物議を醸した全米フットボール・リーグ(NFL)選手を広告に起用し下落。SNSのフェイスブック(FB)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け軟調推移した。
    一方で、百貨店のノードストローム(JWN)は、ゴールドマンサックスによって投資推奨リストに追加され上昇した。
     
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,952.48−12.34             
    S&P500種
    2,896.72−4.80
    ナスダック
    8,091.246−18.291
     
    米10年債利回り(%)
    2.8985 +0.045
    米2年債利回り(%)
    2.6533 +0.024
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,199.10−7.60   
    NY原油(ドル/バレル)
    69.46−0.41
    円・ドル
    111.46 - 111.47    +0.01
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は反落した。
    9月物は前週末比110円安の2万2710円で引け、同日の大取終値を60円下回った。
    貿易交渉を巡りトランプ米大統領が中国とカナダに強硬な姿勢で臨んでおり、景気への影響を懸念する売りが出た。新興国経済の先行き不安も売り材料になった。

    この日の9月物安値は2万2600円、高値は2万2850円。
     

    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    22710 ( -60 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    22715 ( -55 )
    ( )は大阪取引所終値比


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7457.86(−46.74)
    FTSE100種総合株価指数は反落した。前日3日の終値に比べ46.74ポイント安の7457.86で引けた。構成銘柄の約8割が下落した。
    この日のFT指数はじり安。午後3時ごろには安値の7437.65を付けたが、引けにかけて水準を幾分戻した。
    鉱業株と医薬品株の値下がりが株価指数の下落に大きく影響した。広告のWPPグループの下げも指数の押し下げ要因となった。
     
    個別では、BHPビリトンの下げが大きくなった。医薬品のアストラゼネカとグラクソ・スミスクラインも下がった。WPPは6%超安。一時は8%超下がる場面もあった。通期業績見通しで売上高を引き上げたものの、利益率については引き下げたことが響いた。
     
    半面、バークレイズは2.0%高など銀行株は上昇した。レジャー・外食のウィットブレッドは2.6%高と値上がりも目立った。アナリストが株価目標を引き上げた投資会社のメルローズ・インダストリーズも堅調だった。複合企業のスミス・グループは小幅高。同社の医療関連部門に対し、米医療機器会社のICUメディカルが新たな買収提案を行ったが、スミス側が拒否したと一部で報じられ上昇した。ただ、午後には伸び悩んだ。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12210.21(−136.20)
    ドイツ株式指数(DAX)は4日続落した。終値は前日3日と比べて136.20ポイント安の12210.21だった。米中の貿易摩擦への警戒感から売りが広がった。徐々に下げ幅が広がった後、午後には安値圏で横ばいだった。
     
    個別では、アディダスと消費財のヘンケル、半導体のインフィニオンテクノロジーズの下げが目立った。上昇したのは、コメルツ銀行とドイツ銀行、鉄鋼のティッセン・クルップ、透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアの4銘柄だけだった。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5342.70(−71.10)
    フランスの株価指数CAC40の終値は前日に比べて1%以上下がった。




     

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