【市況一覧】
日経平均株価
40,168.07 -594.66 03/28
TOPIX
2,750.81 -48.47 03/28
マザーズ
734.79 -4.44 03/28
日経JASDAQ
39,760.08 +477.75 03/28
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
16,399.52 +83.82 03/28


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    [概況]

    11日の東京外国為替市場は、英ポンド円が堅調に推移した。

    英ポンド円上昇の背景には、昨日のバルニエEU主席交渉官の発言が挙げられる。

    昨日の欧米市場は、同氏による英国のEU離脱交渉の進展を期待させる発言がきっかけとなり、英ポンド円は大きく水準を切り上げたが、本日の英ポンド円相場もその流れを引き継ぐかたちとなった。

    英ポンド円の値動きを追うと、序盤は動意に欠けたが、中盤にかけては買いが優勢となり、昨日の高値(145.05円)を更新する。

    その後、東京時間終盤に至っても英ポンド買いの動きは衰えず、高値145.93円と前日比で1円近くの上げ幅を記録する上昇となった。

    さて、この後も英ポンド円の上昇を期待したいところだが、欧州時間に入ると145.00円割れの水準まで急速に売り込まれる神経質な相場つきへ転換していることから、これまでの上昇基調が継続するのは難しそうか。

    むしろ、突発的な売りの動きの方にまずは注意を払いたいところだ。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    11日の日経平均は続伸。
    円相場が1ドル111円40銭台と円安に振れて推移したことや、台風・地震被害によるインフラ復旧・復興が進んでいることも、安心感につながっている。
    ただし、週末の株価指数先物・オプション9月限のSQ(特別清算指数)算出が控えているなか、リバランスの商いが中心であり、225型優位状況のなか、TOPIXの伸びが鈍かったほか、中小型株についてもこう着感が強く、手掛けづらさが窺えた。
     
    日経平均は1.30%の上昇で5営業日ぶりに2万2600円を回復し、25日線を上放れたが、TOPIXは0.67%の上昇で、ようやく5日線を突破する格好であり、プラス圏をキープしたマザーズについても0.19%の上昇にとどまっており、225型優位の需給状況となっている
     
    明日(12日)の東京株式市場は、先高期待感が高まることが予想され、全体相場は強含みの推移となりそうだ。
    外国為替市場で円安・ドル高基調が継続していることも追い風として作用しそうだ。
    明日はよくいわれる「荒れるSQ週の水曜日」であるが、直近の値動きをみると大したことはないだろう。
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)
     
    23269.48  ボリンジャー:+3σ(25日)
    23009.37  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23008.53  ボリンジャー:+2σ(13週)
    22840.84  ボリンジャー:+1σ(26週)
    22749.26  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22740.80  ボリンジャー:+1σ(13週)
    22696.90  新値三本足陽転値
     
    22664.69  ★日経平均株価11日終値
     
    22602.54  均衡表転換線(日足)
    22518.42  6日移動平均線
    22489.15  25日移動平均線
    22473.06  13週移動平均線
    22454.30  75日移動平均線
    22441.75  均衡表基準線(日足)
    22441.75  均衡表転換線(週足)
    22414.51  200日移動平均線
    22384.99  均衡表雲上限(日足)
    22328.01  26週移動平均線
    22257.99  均衡表雲上限(週足)
    22237.26  均衡表雲下限(日足)
    22229.04  ボリンジャー:-1σ(25日)
     
    終値は25日線を大幅に上放れた。25日、75日、200日の各移動平均線がわずかながら再び上向きに転じ、地合いが買い方優勢に戻ったことを示唆している。
    ボリンジャーバンドでは、日々線が中心線を超えて上昇し、中心線と+1σの中間付近で引けた。
     
     
    【信用規制・解除】
    (11日大引け後 発表分)
     
    ○やまねメディ <2144>
    東証が12日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。
    日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
    ○アウン <2459> [東証2]
    東証と日証金が12日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
    東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
     

    【大引け概況】
    11日の日経平均株価は続伸し、前日比291円60銭高の2万2664円69銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:43 容量:15.55M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    朝方は、買い優勢で始まった。円安・ドル高歩調を支えに株価指数先物主導で上げ幅拡大の流れとなった。大引け間際には2万2667円85銭(前日比294円76銭高)まで上昇する場面があった。
    週末14日の株価指数先物・オプション9月限のSQ(特別清算指数)算出をにらみ、海外短期筋による先物への仕掛け買いとの観測もあった。
     
    また、日中に円相場が1ドル=111円台半ば付近まで下落したほか、中国・上海株式相場が底堅く推移したことが買い安心感を強めた面もある。
     
    ただ、前日の米国は主要株価指数が高安まちまちとなるなど手掛かり材料に乏しく、前週末まで6営業日連続で下げたため、買い戻しが中心だった。東証1部は売買代金が膨らまず、上場銘柄の半数程度が値を下げる状態が続いた。
     
    市場関係者は「いままで買っていた小型株を売り、225先物を買い戻すという巻き戻しの動きも来週以降は落ち着くだろう」と話していた。
     
    JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比109.23ポイント高の1万5030.76だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、11.30ポイント高の1698.91で終えた。
     
    東証1部の出来高は13億4410万株、売買代金は2兆1171億円。騰落銘柄数は値上がり1058銘柄、値下がり942銘柄、変わらず107銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)では、石油・石炭製品、医薬品、食料品の上昇が目立った一方、鉄鋼、保険業、水産・農林業などが下落した。
     
     
    個別では、任天堂、トヨタ自、ソニーなど売買代金上位は全般堅調。日経平均寄与度の大きいソフトバンクG、ファーストリテは2%超上昇した。
    医薬品株の一角で上げが目立ち、武田薬やアステラス薬は3%超高。米同業の買収を発表したルネサスが買われた。香港ファンドによる支援が報じられたパイオニアが急伸する場面もあった。また、決算が好感されたライクKNなどが東証1部上昇率上位に顔を出した。
     
    一方、大株主の保有株売却が伝わったヤフーは売買を伴って下落し、村田製、太陽誘電といった電子部品関連も軟調だった。米アップルに対する米政権の圧力が懸念材料となったようだ。スルガ銀も下げた。また、融資書類改ざん問題に揺れるTATERUがストップ安まで売られ、太陽光発電の買い取り価格に関する報道が嫌気されたレノバも東証1部下落率上位に顔を出した。
     
     
    東証2部株価指数は前日比9.76ポイント安の7067.51ポイントと反落した。
    出来高7122万株。値上がり銘柄数は174、値下がり銘柄数は245となった。
     
    個別では、アウンコンサルティングが一時ストップ安と急落した。フルスピード、ボーソー油脂、魚喜、セイヒョー、デュアルタップなど23銘柄は年初来安値を更新。土屋ホールディングス、イトーヨーギョー、大盛工業、ビート・ホールディングス・リミテッド、スマートバリューが売られた。
     
    一方、チャーム・ケア・コーポレーション、大同信号が年初来高値を更新。ヨネックス、SECカーボン、コーア商事ホールディングス、アイル、パシフィックネットが買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比4円92銭安い3741円90銭だった。米政権による保護主義的な通商政策などへの懸念が根強く、投資家は運用リスクに対して慎重な姿勢を保った。
    個人投資家の関心が指数連動型上場投資信託(ETF)や一部のテーマ株などに集中し、新興市場では物色の広がりを欠いた。
    当面の利益を確保する売りが多く、上値は重かった。「含み損を抱える個人投資家が多く、新興市場は売買が盛り上がりにくかった」という。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で560億円、売買高は9933万株だった。値上がり銘柄数は243、値下がり銘柄数は368となった。
     
    個別では、ジャストプランニングが一時ストップ安と急落した。ホーブ、ベルグアース、シベール、夢テクノロジー、パレモ・ホールディングスなど30銘柄は年初来安値を更新。フジプレアム、JALCOホールディングス、シノケングループ、共同ピーアール、プラコーが売られた。
     
    一方、地域新聞社、フライングガーデンがストップ高。ぱどは一時ストップ高と値を飛ばした。テリロジー、ラック、キムラ、ムラキ、アールビバンなど7銘柄は年初来高値を更新。テラ、SIG、エムティジェネックス、エキサイト、アズジェントが買われた。
     
     


    東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比1.88ポイント高い1017.05だった。
    前場、軟調に推移したが、東証1部市場が為替市場の円安進行で一段高となったことを受けて投資家心理が改善。後場になってプラス浮上した。
    前日に再生細胞薬の普及などに向けた提携を発表したサンバイオやケアネットが上げた。午前中は指数が前日終値を下回って推移する場面も目立ったが、時価総額上位のMTGやそーせいなどが上げ幅を拡大したことが支えとなった。
     
    値上がり銘柄数は108、値下がり銘柄数は139となった。
     
    個別では、ケアネットがストップ高。オイシックス・ラ・大地、ピクスタ、リネットジャパングループ、エンカレッジ・テクノロジ、CRI・ミドルウェアなど9銘柄は年初来高値を更新。モブキャストホールディングス、ソネット・メディア・ネットワークス、アークン、MRT、メディアフラッグが買われた。
     
    一方、ソーシャルワイヤー、ライトアップ、CYBERDYNEが年初来安値を更新。フィンテック グローバル、エヌ・ピー・シー、GA technologies、バリューデザイン、フィットが売られた。


     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比251円13銭高の2万2624円22銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、8.34ポイント高の1695.95で始まった。
    円安を背景に主力銘柄への買いが続き、日経平均株価は一段高となっている。東証株価指数(TOPIX)もしっかり。
     
    外国為替市場では、1ドル=111円40銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、トヨタが買われ、東エレク、ファナック、ソニーは堅調。ルネサスは反発。国際帝石、三菱商、郵船、ソフトバンクG、ファーストリテが値を上げ、三菱UFJは強含み。JR東日本、資生堂、任天堂も上昇している。
    半面、ヤフーが売られ、OLCは軟調。三井住友、東京海上が小安く、TATERUが下押し、スルガ銀は反落。村田製、太陽誘電は値を下げている。
     
    前場の日経平均は200円以上の上昇で、2万2400円台に位置していた25日、75日、200日移動平均線を一気に上抜けする格好となった。
    米中貿易摩擦の激化や今後の日米協議に対する懸念は根強く、主力輸出株を中心に新規の買いはなお手掛けづらい状況だろう。日経平均も2万2000円台後半では戻り待ちの売りが出やすいと考えられる。
     
    一方で、マザーズ指数や日経ジャスダック平均が反落しており、やはり個人投資家のマインドも改善しているとは言いがたい。
    ただ、ジャスダックではフライングGやテラが個別材料を手掛かりに値を飛ばしている。日経平均の方向感がつかみにくいだけに、個人投資家の物色は中小型の材料株に向かいやすいだろう。
     
    ランチバスケットは19件、220.59億円、20億買い越し。


     


    日経ジャスダッ平均株価は反落した。前引けは前日比4円83銭安い3741円99銭だった。
    米国発の貿易摩擦に対する不透明感などを背景に、投資家が運用リスクに対して慎重な姿勢を取った。日経平均株価は前引け時点で上昇したが、東証1部では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、市場では「日経平均が独歩高という印象」との声が聞かれた。
     
    本日はインデックス主導で主力処に資金が向かいやすいだろうが、自律反発を想定した中小型株に値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。
    個人主体による中小型株物色が活発となったことについても、少なからずセンチメントを明るくさせている。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で343億円、売買高は6405万株。
    値上がり銘柄数は227、値下がり銘柄数は346となった。
     
    個別では、ホーブ、ベルグアース、シベール、夢テクノロジー、ハピネス・アンド・ディなど19銘柄が年初来安値を更新。ジャストプランニング、フジプレアム、ゼネラルパッカー、シノケングループ、共同ピーアールが売られた。
     
    一方、フライングガーデンがストップ高。ぱどは一時ストップ高と値を飛ばした。テリロジー、キムラ、ムラキ、アールビバン、エムティジェネックスは年初来高値を更新。テラ、エキサイト、タウンニュース社、清和中央ホールディングス、アズジェントが買われた。


     


    東証マザーズ指数も反落した。前引けは前日比2.70ポイント安の1012.47だった。
    マザーズ市場では相対的に時価総額が大きいフィンテックが大幅下落したことが指数の重荷となった。
    週末にメジャーSQ(特別清算指数算出)を控えていることもあり、限月交代に伴うロールオーバーが次第に増加してくるため、戻りの鈍さが目立つようだと資金の逃げ足が速い展開になっている。
    値上がり銘柄数は107、値下がり銘柄数は137となった。
     
    個別では、ライトアップ、CYBERDYNEが年初来安値を更新。フィンテック グローバル、アイリッジ、バリューデザイン、エヌ・ピー・シー、フィットが売られた。
     
    一方、オイシックス・ラ・大地、ピクスタ、エンカレッジ・テクノロジ、CRI・ミドルウェア、データセクションなど7銘柄が年初来高値を更新。
    ソネット・メディア・ネットワークス、ALBERT、総医研ホールディングス、MRT、ユニフォームネクストがり買われた。


    11日前場の日経平均株価は前日比222円43銭高の2万2595円52銭と大幅続伸。
    東証株価指数(TOPIX)は6.53ポイント高の1694.14と、ともに堅調。
     
    朝方は、買い優勢で始まった。10日の米国株式は高安まちまちながら、円安・ドル高歩調とともに上げ幅拡大の流れとなり、一時2万2614円87銭(前日比241円78銭高)まで上昇する場面があった。その後は、上げ一服となったが、前引けにかけて高値圏を保った。
     
    外国為替市場で円相場が1ドル=111円台半ば付近まで下落したことも、相場の流れに追随して売買するCTA(商品投資顧問)などの買いを加速させた。
     
    14日の株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出を前に日経平均先物の売買が多かった半面、米国発の貿易摩擦への警戒感がくすぶるなか、現物株の積極的な売買は限定的だった。
    前引けの東証1部の売買代金は概算で9353億円、売買高は6億6714万株だった。
    東証1部の値上がり銘柄数は840と、値下がり銘柄数(1165)より少なかった。変わらずは100銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では、医薬品、食料品、石油・石炭製品の上昇が目立つ一方、鉄鋼、水産・農林業、パルプ・紙などが下落した。


    個別では、ファーストリテイリングが大幅高、任天堂も堅調。トヨタ自動車、ソニー、第一三共も買い優勢だった。東京エレクトロン、ファナックなども上昇した。ライクキッズネクストが急騰、日本エンタープライズ、ネオスなども大幅高に買われた。米社の買収を発表したルネサスエレクトロニクスも物色人気だった。
     
    半面、村田製作所が値を下げ、太陽誘電も売られた。JFE、T&Dが安い。レノバが急落、TATERUも大幅下落した。インターアクションの下げも目立った。
     
    東証2部株価指数は前日比9.97ポイント安の7067.30ポイントと反落した。
    出来高4469万株。値上がり銘柄数は155、値下がり銘柄数は223となった。
     
    個別では、アウンコンサルティングが一時ストップ安と急落した。魚喜、セイヒョー、デュアルタップ、フマキラー、アルメタックスなど15銘柄は年初来安値を更新。土屋ホールディングス、ビート・ホールディングス・リミテッド、イトーヨーギョー、エリアクエスト、クワザワが売られた。
     
    一方、チャーム・ケア・コーポレーション、大同信号が年初来高値を更新。ヨネックス、アイル、SECカーボン、パシフィックネット、マルコが買われた。

     

    【寄り付き概況】

    11日の東京株式市場は買い優勢、寄り付きの日経平均株価は、前日比96円69銭高の2万2469円78銭と続伸してスタート。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比90円高の2万2450円で、同清算値にサヤ寄せした。
     
    前日のNYダウは続落したものの、ナスダック指数やS&P500指数は反発、外国為替市場では1ドル=111円10~20銭の推移と円安水準でもみ合っており、東京株式市場でも買いが先行する格好となっている。
    米株市場では半導体関連に強弱感が対立、前日はインテルやアプライドマテリアルズが下落したものの、クアルコムやエヌビディアなどが上昇しフィラデルフィア半導体株指数も4日ぶり反発に転じており、東京株式市場でもここ調整色の強かった同セクターの動向が注目される。
    また、米通商問題に対する懸念がくすぶるなか、週末にメジャーSQ算出を控えることもあって、先物主導の荒い値動きを警戒するムードもある。
     
    取引開始前に日銀が発表した8月マネーストックM3(速報)は、前年同月比2.5%増と市場予想平均の同2.6%増を下回った。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、22業種が高く、値上がり上位に海運、サービス、医薬品、陸運、その他製品など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、水産、保険など。
     
    個別では、任天堂、ファーストリテ、菱地所が買われ、ソフトバンクG、イオンは強含み。琉球銀がにぎわい、三菱UFJ、資生堂、エーザイが上伸し、花王は小幅高。トヨタ、日立、東エレク、東海カは高い。
    半面、ヤフーが値を下げ、サイバエジェ、ディーエヌエー、東京海上が売られ、三井住友は小幅安。スズキが下押し、信越化、ファナックはさえない。
     
    テクニカル的には、すかい(3197)、ポール(3657)、セック(3741)、SI(3826)、旭有機材(4216)、日シス(4323)、ネクシーズ(4346)、生化学(4548)、ホッカン(5902)、カドカワ(9468)、関電(9503)、NTTデータ(9613)が動兆。
     
     

    [概況]

     
    NY市場に入り、バルニエ首席交渉官が「8週間以内にEU離脱交渉が合意するのは現実的」と発言した事を好感してユーロやポンドは買われ、NY市場序盤にユーロは当日高値129.070円まで上昇し、ポンドもそれまでの143円台から当日高値145.05円まで一気に急伸した。
    ユーロやポンドの上昇にドル/円も買われてそれまでの高値を上抜いたが、NY株式市場が上昇で始まったあと売られた事などにドルは揉み合いとなった。
     
    終盤にドルは当日高値111.265円まで上昇し、最後も前週末比+10.5銭高の111.125円と111円台を維持したが、この日は米経済指標の発表が無く、ドルの変動幅は上下41.5銭しか無かった。一方バルニエ首席報道官の発言を受けて買われたユーロ(+52銭)やポンド(+1.3円)は大きく上昇したが、今週は13日にECB理事会を控え、このままユーロやポンドの上昇が続くかどうかは不明だ。ドルは上値の重い展開が続いており、今週はユーロやポンドの値動きが期待出来そうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

     
    「歳時」
     
    米国は9.11アメリカンスピリット発揚の日。
    当時NY出張中だった同期の消息が数日不明だったことが甦ります。
    そして9.15。
    2008年9月12日金曜の日経1面トップは「米政府高官、異例の説明に」。
    あの時の解釈は、財務相や機関投資家へ米国債の信認性についての説明でした。
    しかし「異例の」という修飾語が付いていたことからすると・・・。
    週明け9月15日に起きたリーマン破綻の説明だったとしか考えられません。
    当時の日経平均は12000円台。
    そこが読み取れればリーマンショックでの打撃は少なかった筈、といつも痛恨が甦ります。
    というか、そんな相場歳時の時期。
    毎年同じ日は巡ってくるのですが、毎年様相が異なり、その時期の世相を反映してくれるのが相場の楽しみでもあります。
    老練な市場関係者さんの言葉。
    「株は愛だ」。
    これってものすごくスーッと頭に入る言葉。
    だから相場は面白い。
    そして深いのでしょう。
     
    地方の投資家さんからのメール。
    「株は直感という櫻井さんらしい言葉。
    自分の経験則と勘で売買を繰り返した方が勝利の方程式。
    スポーツはゴルフでも野球でも、あらゆる競技で必要とされるのは同じ直感。
    競馬の有名騎手もレース中の動きは自分の馬、相手の馬、すべて勘と手綱さばきの動き。
    どこでムチを打ち攻撃を開始していくかだ。
    ココぞと上昇している速度が来た時は、ホールドして見事にゴール。
    売りのタイミングが一番難しいのが株式相場。
    上手く逃げ切り、換金するタイミングで進みたいもの」。
    これも深かったです。
     
    以下は今朝の場況。

    「ダウ安、NASとS&Pは反発」
     
    週明けのNYダウは59ドル安と続落。
    背景は米中貿易摩擦を巡る不透明感との解釈。
    トランプ氏がアップルに対し「関税を負担したくないなら生産拠点を米国に移せ」とツイートしたことを悪材料視。
    アップルは4日続落となった。
    中国売上比率が高いボーイングなどが下落。
    もっとも下落幅は限定的。
    米東海岸南部に大型ハリケーンが接近。
    防災用品・復興需要関連としてホーム・デポやウォルマートが上昇した。
    NASDAQは21ポイント高と5日ぶりの反発。
    マイクロソフトやフェイスブックなど主力株の一角が上昇。
    クアルコムやブルードコムなど半導体セクターが持ち直した。
    テスラの大幅反発も目立った。
    S&P500も5日ぶりに反発。
    VIX(恐怖)指数は14.20%に低下した。
    「ユダヤ教の祝日で参加者が少ない中マチマチの展開」との声が聞こえる。
    「対中制裁関税の問題には進捗も後退もないが、今週共和党から新たな減税案が発表されることへの期待感が支え」との見方だ。
    10年債は小幅な動き。
    ドル円は111円台前半。
    原油先物は4日続落。
     
    「上昇は4拍子、下落は3拍子のリズム」。
     
    日経平均は7日ぶりの反発。
    TOPIXは8日ぶりの反発。
    日経平均は寄り付き53円安。
    「6日続落した反動から徐々に買いが入り、すぐにプラス浮上」という声が聞こえた。
    6日間で合計560円下げて66円の上昇。
    日経平均、TOPIXともに先週末の安値を下回らず、日足では陽線引け。
    「いったん下値を確認した」と見方だ。
    新興市場もマザーズ指数が25日線をサポートに反発。
    騰落レシオは89.63%で程良い水準。
    NT倍率は13.26倍。
    25日線からは0.5%、200日線からは0.2%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.375%。買い方▲11.762%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.43%。買い方▲18.46%。
    空売り比率は44.7%で31日連続40%超。
    日経平均採用銘柄のPERは12.88倍。
    EPSは1737円。
    PER13倍復活水準は22591円。
    13.5倍で23449円だ。
     
    シカゴ225先物終値は大証日中比90円高の22450円。
    荒れるメジャーSQ週だが自律的なポジという印象。
    8日続伸のあとの6日続落なら「上昇は4拍子、下落は3拍子」のリズムになる。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    11日の東京株式市場は、続伸展開が予想される。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2300円−2万2500円。
     
    週末のメジャーSQを前に2万2500円を意識する場面が予想される。ダウ輸送株指数の史上最高値更新も米景気認識の強さを表すものとして支援材料になる。
    また、金正恩氏がトランプ氏に書簡を送り、2回目の米朝首脳会談を要請したことが伝わっていることもポジティブに受け止められそうだ。
     
    ただ、米国を中心とした貿易交渉の行方が不透明ななか、米トランプ大統領は日米交渉で進展がなければ、何らかの報復措置をとる可能性を示していることから、積極的な買いは入りづらいとみられ、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面も想定される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(10日終値110円98−99銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同128円36−40銭)と円安に振れている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比90円高の2万2450円だった。
     
    テクニカル面では日経平均、TOPIXともに先週末の安値を下回らず、日足では陽線引けとなりいったん下値を確認した可能性が高い。
    先週末の安値は、3/26安値(2万0347円)を起点に7月や8月安値を通る右肩上がりの下値支持線に近く、月足の一目均衡表では転換線(2万2238円)にも相当する水準である。きょうは200日移動平均線(2万2412円 9/10)を明確に超えていけるかが注目される。
     
     
     
    【好材料銘柄】

    ■ライクキッズネクスト <6065>
    5-7月期(1Q)営業は82%増益、通期計画を超過。
     
    ■サムコ <6387>
    今期経常は48%増で18期ぶり最高益更新へ。
     
    ■加賀電子 <8154>
    電子デバイス製品の開発・販売を手掛ける富士通セミコンダクターの全株式を段階的に取得し子会社化する。取得価額は205億円。
     
    ■テラ <2191>
    台湾バイオ企業Vectorite Biomedicalと、テラのがん免疫療法の台湾における技術移転などで業務提携。テラは契約一時金8872万円を受領するほか、VB社がテラの技術やノウハウを用いてがん治療用免疫細胞加工を実施する際、実施件数に応じたロイヤリティを受け取る。
     
    ■フライングガーデン <3317>
    株主優待制度を新設。
    毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて2000円〜1万2000円の株主優待券または自社商品を贈呈する。
     
    ■OSGコーポレーション <6757>
    上期経常が黒字浮上で着地・5-7月期は4.2倍増益。
     
    ■セルシード <7776>
    日本医療研究開発機構(AMED)が公募した補助事業「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業(再生医療シーズ開発加速支援)」に採択。
    採択された研究開発課題は「同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の製品化に向けた製造方法の確立」。事業期間は今年10月から最長3年程度を想定。
     
    ■ケアネット <2150>
    サンバイオと資本業務提携。サンバイオが開発した再生細胞薬「SB623」の適正使用と普及の確立を目指す。資本面ではサンバイオが同社株式107万6400株(発行済み株式数の9.74%)を取得。
    サンバイオはケアネットの第2位株主となる。一方、同社はサンバイオ株式6万株を取得する。
     
    ■サンバイオ <4592>
    ケアネット、メディカルインキュベータジャパン、バイタルケーエスケー・ホールディングス、アステムと資本業務提携。再生細胞薬「SB623」の適正使用・普及と安定流通のあり方を共同研究する。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    11(火)
    8月マネーストック(8:50)
    7月第三次産業活動指数(13:30)
    8月工作機械受注
    30年国債入札
    《決算発表》
    テンポスHD、アールエイジ、山岡家、イムラ封筒、TBCSCAT、HEROZ、シーズHD、正栄食、OS映、シーイーシー
     
    【海外】
    独9月ZEW景況感指数(18:00)
    米3年国債入札
    東方経済フォーラム(〜9/13ウラジオストク)
    休場:インドネシア


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     



    10日のNYダウ工業株30種平均は続落した。前週末比59ドル47セント安の2万5857ドル07セントで終えた。
     
    トランプ米政権による新たな減税策への期待から買い先行でスタート。ロイター通信などが、下院共和党指導部が週内に「減税第2弾」を発表する見通しと報じた。昨年末成立の1兆5000億ドル規模の大型減税に続くもので、時限的な個人減税の恒久化措置などが盛り込まれるという。
    これを受けてダウは一時120ドル超上昇。しかし、その勢いは弱く、すぐに値を消す展開となった。
     
    中国で製品を生産するアップルや、中国の売上比率が高いボーイングなどが下げを主導した。
    トランプ米大統領は中国からの輸入品2000億ドル相当への追加関税を計画しているうえ、中国からの全輸入品への報復関税を課す準備があると7日に述べた。中間選挙での支持獲得を狙ってトランプ氏は貿易相手国に対し強硬姿勢を強めるとみられ、投資家心理を冷やした。
     
    トランプ氏は8日、アップルに対し、関税を負担したくないなら「生産拠点を米国に移せ」とツイッターに投稿して圧力をかけた。追加関税が収益に与える影響が懸念され、アップルは4日続落した。中国から部品を調達する半導体のインテルも下落した。
     
    ただ、下げの勢いは限られた。米東海岸南部に大型ハリケーンが接近しており、ホームセンター大手ホーム・デポや小売りのウォルマートに防災用品の販売増加や、被災後の復興需要を見込む買いが入った。スポーツ用品のナイキや航空機・機械大手ユナイテッド・テクノロジーズの上昇も相場を下支えした。
     
    ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発し、前週末比21.619ポイント高の7924.160で終了した。マイクロソフトやフェイスブックなど主力株の一角が上昇し、指数を押し上げた。クアルコムやブロードコムなど半導体株の持ち直しも目立った。
     
    セクター別では、耐久消費財・アパレルや運輸が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器やヘルスケア機器・サービスが下落した。
     
    個別では、電気自動車のテスラ(TSLA)は、週末に自動車部門の社長人事を新たに発表したほか、一部アナリストの買い推奨を受け上昇した。
    一方で、中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は、ジャック・マー会長が1年後に退任する意向を発表し下落。メディアのCBS(CBS)は、ムーンベスCEOがセクハラ疑惑を受けて辞職し軟調推移。写真共有アプリを手掛けるスナップチャット(SNAP)は、最高戦略責任者の退社が報じられ売られた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,857.07−59.47             
    S&P500種
    2,877.13+5.45
    ナスダック
    7,924.160+21.619
     
    米10年債利回り(%)
    2.9369 -0.005
    米2年債利回り(%)
    2.7109 +0.004
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,199.80−0.60
    NY原油(ドル/バレル)
    67.57+0.03
    円・ドル
    111.13 - 111.14+0.15


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は5営業日ぶりに反発した。
    9月物は前週末比105円高の2万2450円で引け、同日の大取終値を90円上回った。円安進行や、米ナスダック総合株価指数が5営業日ぶりに反発したことが買い材料になった。市場には貿易摩擦への懸念が根強く、買いの勢いは弱かった。
    この日の9月物高値は2万2500円、安値は2万2245円。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    22450 ( +90 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    22450 ( +90 )
    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7279.30(+1.60)
    FTSE100種総合株価指数は小幅ながら5営業日ぶりに反発した。前週末7日の終値に比べ1.60ポイント高の7279.30で引けた。
    金融株や流通株が上げを主導した。イタリアの財政不安後退を手掛かりに買い安心感が広がったが、午後のポンド高を眺めて値を消し、引けはほぼ横ばいだった。
     
    個別では、銀行のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は1.8%高、バークレイズが1.3%高、ロイズ・バンキング・グループも1.1%高と高くなり、指数をけん引した。欧州の長期金利上昇を背景に利ざや拡大を意識した買いが入った。保険株と資産運用株は軒並み上昇した。
    アナリストが投資判断と目標株価を引き上げたWMモリソン・スーパーマーケッツのほか、ロンドン証券取引所(LSE)グループの上げが目立った。
     
    半面、為替差損による影響が懸念され、時価総額の大きい多国籍企業のたばこ株や医薬品株が売られた。午前は買いが先行していた石油のロイヤル・ダッチ・シェルは売りに転じた。
    投資会社のメルローズ・インダストリーズが4%強と大幅下落した。銅価格の下落を受けて鉱業株は終日軟調だった。ブリティッシュ・エアウェイズの顧客情報流出を受け、親会社の欧州航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は0.8%安と引き続き軟調。英格安航空大手イージージェットも1.5%安と弱含んだ。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11986.34(+26.71)
    ドイツ株式指数(DAX)は続伸。終値は前週末7日と比べて26.71ポイント高の11986.34だった。
     
    個別では、コメルツ銀行が高かった。欧州の長期金利が上昇し、利ざやの拡大で業績が改善するとの思惑から買われた。電力のエーオンとRWEも上げた。
    一方で医薬・農薬大手のバイエルなど化学関連株が下落した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5269.63(+17.41)
     



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