【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
日経JASDAQ
38,460.92 -42.77 04/25
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,712.75 +16.11 04/25


02月01日 マーケットコメント


     
    [注目の新興市場] 
     
    新興市場は、今週マザーズ指数が急落した。
    マザーズ時価総額トップだったサンバイオ<4592>が1月29日、再生細胞薬の慢性期脳梗塞を対象にした臨床試験で主要評価項目を達成できなかったと発表。同社株は翌30日から3日連続で売り気配のまま取引時間中に値が付かなかった。
    個人投資家のマインドが悪化し、バイオ株を中心とした他のマザーズ銘柄にも売りが波及する場面があった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.1%であったのに対して、マザーズ指数は-8.4%、日経ジャスダック平均は-0.2%だった。
     
    今週は、決算を手掛かりとした個別物色中心の展開となりそうだ。
    注目のサンバイオは制限値幅の拡大を受けて、週明けにも取引時間中に売買が成立するものとみられる。これまで新興市場のけん引役だった銘柄の株価急落による個人投資家への影響は小さくなく、引き続き同社株の動向に一喜一憂するだろう。
    ただ、新興市場は落ち着きを取り戻しつつある。
    新興市場でも主力企業の決算発表が本格化し、好業績株を中心に買いが向かいそうだ。
     
     
     


    ■海外勢が11週ぶりに買い越す一方、個人は3週連続で売り越す
     
    東証が31日に発表した1月第4週(21日〜25日)の投資部門別売買動向によると海外投資家が11週ぶりに買い越しに転じた。
    買越額は1201億円と部門別買越額トップだった。海外投資家は先物の投資部門別売買動向でも日経平均先物とTOPIX先物の合計、4週連続で買い越し、買越額は1494億円と前週の1413億円から若干増えた。
    現物と先物の合算買越額は2696億円と前週の870億円から急拡大した。海外投資家の売りは一巡した可能性が高い。
     
    一方、個人投資家は3週連続で売り越した。売越額は757億円と前週の996億円から減少したものの、部門別売越額トップだった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行部門は10週ぶりに売り越し、売越額は152億円だった。投資信託部門は2週連続で売り越し、売越額は177億円と前週の154億円から増加した。
     
    日経平均が3週続伸し約1ヵ月ぶりの高値に上昇する中、海外投資家が11週ぶりに買い越す一方、個人投資家は3週連続で売り越した。

     


    1日のNYダウ工業株30種平均は反発し、前日比64ドル22セント高の2万5063ドル89セントで終えた。
     
    米労働省が早朝発表した1月の雇用統計は、景気動向を反映する非農業部門就業者数の伸びが前月比30万4000人増と市場予想(16万5000人増=ロイター通信調べ)を大幅に上回った。さらに米サプライ管理協会(ISM)が発表した1月の米製造業景況指数も56.6と昨年12月の54.3から上昇し、市場予想(54.2=同)も上回った。昨年末から米景気の減速懸念が台頭していたが、1日は良好な経済指標が相次ぎ、投資家の間に買い安心感が広がった。
     
    また、石油大手のエクソンモービルとシェブロンが発表した2018年10〜12月期決算は、1株利益がともに市場予想を大幅に上回った。株価はともに3%台の上昇となり、2銘柄でダウ平均を43ドルあまり押し上げた。
    1月の米雇用統計で雇用者数が市場予想以上に増え、米景気の堅調さを示したのも好感された。
     
    投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は16.14と、株式相場が急落する前の昨年10月9日以来の水準に低下した。VIXは20を上回ると不安心理が高まった状態とされる。
     
    売上高が市場予想以上に増えた製薬のメルクが上昇。前日夕に好決算と同時に強気な見通しを示したセキュリティーソフトのシマンテック株も買われた。
     
    取引時間中にダウ平均は小安くなる場面もあった。相場は昨年12月上旬以来の高値にあり、ひとまず利益を確定する売りも出やすかった。
    午後に入るとダウは急速に伸び悩み、マイナス圏に沈む場面もあった。相場の重しとなったのは、インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コム。前日夕に発表した10〜12月期決算は純利益は3四半期連続で過去最高を更新したものの、19年1〜3月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気されて同社株は急落。ウォルマートやメーシーズなど小売り株全般にも売りが広がって相場を圧迫した。
     
    ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同17.869ポイント安の7263.868で終えた。前日夕に発表した1〜3月期の売上高予想が市場予想に届かなかったアマゾン・ドット・コムが5%下げ、指数の重荷となった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,063.89+64.22
    S&P500種
    2,706.53+2.43
    ナスダック
    7,263.868−17.869
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,322.10−3.10   
    NY原油(ドル/バレル)
    55.37+1.58
    円・ドル
    109.49 - 109.50+0.77
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は上昇の後、値を消した。3月物は前日比30円安の2万0795円で引け、1日の大取終値を75円上回った。
    好調な米景気指標の発表が相次ぎ、シカゴ日経平均先物は、米株とともに買われた。引けにかけては週末を控えた利益確定の売りなどに押された。
    この日の3月物安値は2万0705円、高値は2万0905円。

    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    20795 ( +75 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    20805 ( +85 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100種総合株価指数は英通貨ポンド安を背景に4日続伸した。前日1月31日の終値に比べ51.37ポイント高の7020.22で引けた。指数が終値ベースで節目の7000を超えるのは2018年12月4日以来となる。構成銘柄の9割近くが上昇した。
     
    為替市場でドルに対してポンドが下落し、ポンド安の恩恵を受けやすい多国籍企業に買いが集まり、指数をけん引した。
     
    個別銘柄では、英投資会社メルローズ・インダストリーズが3.7%高。飲料のコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリングは3.0%高と高くなった。いずれも時価総額が大きく、指数の上げに貢献した。米国との取引が多い建設資材のCRHも上げた。原油高を追い風に石油株は全面高。銀行株では数銘柄が売りに押される局面があったものの、結局全銘柄が買われた。
     
    半面、鉱業のフレスニージョは3.4%安と安かった。前日、大幅に上昇したことから利益確定の売りが出た。資源商社のグレンコアも下落した。品質試験サービスのインターテック・グループと通信のBTグループの下げも目立った。それぞれアナリストが目標株価を引き下げたことが響いた。



    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    ドイツ株式指数(DAX)は小反発した。終値は前日1月31日と比べて7.56ポイント高の11180.66だった。
     
    個別では、オンライン決済サービスのワイヤーカードの急落を受けて指数は下落していたが、引けにかけて小幅高に転じた。構成銘柄の約7割が上昇した。鉄鋼のティッセン・クルップが高かった。自動車株も買われた。
     
    一方、ワイヤーカードは27%安となった。一時30%近く下落した。社内幹部による不正取引の疑いを巡り、外部の弁護士調査団が不正の証拠を見つけたと英紙ファイナンシャルタイムズが再度報じた。同社は1月30日の不正疑惑の報道以来、売りが続いていた。


    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5002.62 +9.90  +0.20%
    フランスの株価指数CAC40は上昇した。


     

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