【市況一覧】
日経平均株価
38,471.20 -761.60 04/16
TOPIX
2,697.11 -56.09 04/16
マザーズ
661.60 -19.15 04/16
日経JASDAQ
37,735.11 -248.13 04/16
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,885.02 -290.08 04/16



     
    今週は堅調展開だった。米国株の強い動きが続く中、序盤は堅調な地合いが続いた。
    ただ、前の週同様に商いは盛り上がらず、注目されたパウエルFRB議長の議会証言は、株式市場を一段と上に押し上げるほどの強い材料とはならなかった。
     
    米朝首脳会談は、予想に反し交渉は決裂し、これへの警戒から大きく売られる場面もあった。しかし、ネガティブな反応が一時的にとどまったことから強い買い戻しが入り、日経平均は2万1600円台を回復して週を終えた。
    週間では約177円の上昇となり、週足では3週連続で陽線を形成した。
     
     
    さて、来週は、おおむね堅調か。
    日経平均株価2万1500円水準の値固めから上値を試す展開が予想される。
    来週の日経平均の想定レンジは2万1300〜2万1900円とする。
     
    週末に米国の雇用統計を控えているため、基本的には動きづらい地合いが続くだろう。
    ただ、今週、米朝首脳会談の不調を嫌気した売りが一時的にとどまり、日経平均も週間では上昇したことから、ここまでの右肩上がりのトレンドには大きな変化はないと考える。
     
    米国では2月のISM非製造業景況指数や12月貿易収支に加えてベージュブックの公表などがあり、引き続き海外要因に一喜一憂とはなりそうだ。
    7日に予定されているECB理事会およびドラギ総裁の会見は、株式市場にとってポジティブなイベントになると期待できる。米雇用統計に関しても、良好な内容であれば円安進行が見込まれるという点からは、総じて楽観ムードが支配的になると予想する。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
     
    22126.32  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22052.04  200日移動平均線
    22043.58  均衡表雲上限(週足)
    21992.99  ボリンジャー:+2σ(13週)
    21783.24  均衡表雲下限(週足)
    21769.14  ボリンジャー:+2σ(25日)
    21698.33  均衡表基準線(週足)
    21669.41  26週移動平均線
     
    21602.69  ★日経平均株価1日終値
     
    21491.25  6日移動平均線
    21429.37  均衡表転換線(日足)
    21411.95  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21385.16   新値三本足陰転値
    21367.50  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21128.86  75日移動平均線
    21054.76  25日移動平均線
    20978.45  均衡表基準線(日足)
    20823.69  均衡表雲上限(日足)
    20742.01  13週移動平均線
    20697.58  ボリンジャー:-1σ(25日)
    20479.26  均衡表雲下限(日足)
    20473.49  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20441.48  均衡表転換線(週足)
     
    日経平均の日足チャートでは25日・75日の両移動平均線のゴールデンクロス(GC)が目前に迫っており、先高期待感も高まっている」との見方が出ていた。
     
    前日の下落分を埋めてローソク足は陽線を引いたほか、再び上向きに転じた5日移動平均線を終値ベースで上回り、短期上昇トレンドへの復帰を示唆した。
     
    日足ベースの一目均衡表でも、転換線が上向きをキープするなか、遅行線も株価との上方乖離幅を一段と拡大させており、短期的な上昇基調の継続に期待を繋いだ格好に。
    ボリンジャーバンドでは、+1σを超過して取引を終え、調整局面入りのリスクが大幅に後退している。
     

    【大引け概況】
    1日の日経平均株価は反発した。終値は前日比217円53銭高の2万1602円69銭と2018年12月13日以来、約2カ月半ぶりの高値をつけた。
    本日のマーケット動画
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    朝方は、買い優勢で始まった。2月28日の米国株式は値下がりしたものの、良好な米経済指標を受けて円安・ドル高が進み、好感された。いったん伸び悩む場面もあったが、円安歩調とともに中国経済指標の回復や時間外取引の米株価指数先物の上昇なども支えとなった。
     
    円相場が1ドル=111円台後半に下落し、輸出関連を中心に買いが広がった。中国の2月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)の改善で中国の景気減速懸念が和らいだことも投資家心理を支えた。
     
    朝方発表の18年10〜12月期の法人企業統計では、設備投資額が増加した。米中摩擦に対する警戒が強まる中でも企業の設備投資意欲が強いとの見方から、買いを入れる投資家が散見された。
     
    名実ともに3月相場となり、決算を意識した国内機関投資家の売りもみられたが、下値を売り込む動きにはつながらなかった。
     
    市場からは「円安効果が大きいが、きのう引けにかけて売った向きの買い戻しや投信設定などの需給要因もあり、上昇は複合的ものだ。ここから上は戻り売りが増してくるが、下値を着実に切り上げ、上昇基調に崩れはない」との声が聞かれた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆623億円、売買高は11億4848万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1180、値下がりは859、変わらずは91銘柄だった。
     
    東証株価指数(TOPIX)も反発した。前日比8.06ポイント高の1615.72で終えた。
    JPX日経インデックス400も反発し、終値は前日比83.30ポイント高の1万4353.95だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、医薬品、水産・農林業、精密機器の上昇が目立ち、下落は海運業、鉄鋼、非鉄金属など。
     
    個別銘柄では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株の上昇が目立った。ファナックや安川電など中国関連とされる銘柄も買われた。武田やアステラス、エーザイも上昇した。資生堂が上伸し、日水も大幅高。オリンパスが値を上げ、アンリツ、キーエンスも堅調。ファーストリテ、ZOZO、三菱UFJが締まった。レオパレス21は急反発した。
     
    半面、KDDIや電通、キヤノンが売られた。ソニーやソフトバンク(SB)も安い。
    郵船が下落し、新日鉄住、JFEや三菱マ、昭和電工は軟調。SMCトヨタ、コマツも売られた。
     
    東証2部株価指数は前日比13.46ポイント高の6845.32ポイントと反発した。
    出来高4425万株。値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は186となった。
     
    個別ではウェルス・マネジメントがストップ高。パシフィックネット、菊水化学工業、ラオックスは一時ストップ高と値を飛ばした。弘電社、安楽亭は昨年来高値を更新。カワセコンピュータサプライ、土屋ホールディングス、光陽社、DNAチップ研究所、東海ソフトが買われた。
     
    一方、ジー・スリーホールディングスが昨年来安値を更新。PALTEK、兵機海運、神姫バス、リンコーコーポレーション、伏木海陸運送が売られた。

    日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比9円29銭高の3477円62銭。
    日経平均株価など国内主要株価指数の上昇を受けて投資家心理が改善し、新興株市場でも業績期待の高い銘柄を中心に買いが広がった。中国経済指標の改善などを受けて午後に日経平均が上げ幅を拡大すると、ジャスダック平均もやや強含んだ。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で523億円、売買高は1億1345万株。
    値上がり銘柄数は333、値下がり銘柄数は279となった。
     
    個別では、ミサワホーム中国、エムティジェネックスがストップ高。エムケイシステムは一時ストップ高と値を飛ばした。WDI、精工技研、日本アンテナ、西川計測、ワークマンは昨年来高値を更新。INEST、ウェッジホールディングス、リーダー電子、北川精機、GMOペパボが買われた。
     
    一方、星医療酸器、シャクリー・グローバル・グループが昨年来安値を更新。山大、共和工業所、太洋物産、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング、ぱどは値下がり率上位に売られた。
     

    東証マザーズ指数は前日比10.79ポイント高の928.97ポイントと反発した。
    為替市場の円安進行などを好感して日経平均株価が大きく上昇しており、新興市場も投資マインド改善の恩恵を受けた。
    朝方は売り買い交錯気味だったが、午後の日経平均の上げ幅拡大が追い風となった。バイオ関連株や、新規上場銘柄を中心に売り買いが活発化。マザーズは前日値を消したが、上昇基調は継続しており、市場関係者から「個人主導のにぎやかな相場が続いている」との見方が出ていた。
    値上がり銘柄数は174、値下がり銘柄数は90となった。
     
    個別では、プロパティデータバンク、フロンティアインターナショナルがストップ高。スマレジ、ファイバーゲートなど3銘柄は昨年来高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、アイリッジ、ライトアップ、AmidAホールディングス、ブライトパス・バイオは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、MTGが昨年来安値を更新。はてな、リックソフト、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、キャンバス、霞ヶ関キャピタルは値下がり率上位に売られた。
     

    【後場寄り付き概況】

    1日午後の日経平均株価は、前営業日比244円71銭高の2万1629円87銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、10.33ポイント高の1617.99で始まった。
    円安進行を好感し、輸出関連株などが買われている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれも高値圏で推移している。
     
    アジア市場は中国・上海総合指数がもみ合いとなるなど高安まちまち。後場の日経平均は改めて上値を試す場面も出てくるだろうが、週末を前にもち合い上放れまでは期待しにくそうだ。
     
    個別では、任天堂、キーエンスは後場に入り一段高。武田、資生堂も値を上げている。アンリツ、ファナックも高い。トヨタは小幅高。ソフトバンクG、ファーストリテが堅調。ZOZOが買われている。
    半面、昭和電工が軟調。ソニー、コマツは小幅安。ソフトバンクがさえない。
     
    ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が27日、米議会の下院公聴会で日本との貿易交渉について3月にも初会合を開く意向を示し、日米物品貿易協定(TAG)交渉が本格化するとの見方から警戒感が広がっているようだ。
    佳境を迎えた米中通商協議や英国の欧州連合(EU)離脱などの行方を見極めたいなどとの思惑もあるとみられ、こうした海外情勢の不透明感が引き続き上値の重しとなる可能性がある。
     

    1日午前の日経平均株価は反発した。午前終値は前日比189円35銭高の2万1574円51銭だった。
    米国の景気の底堅さから為替の円安・ドル高が進み、東京株式市場では輸出関連銘柄などに買いが入った。
    米国で発表された2018年10〜12月期実質GDP(国内総生産)などの経済統計が市場予想を上回ったことで、外国為替市場で円安・ドル高が進んだ。米景気の底堅さが確認されるとともに、円相場の下落が投資家心理を前向きにさせる形で、東京株式市場も買い戻しが先行した。
    買い戻しが一巡した後は上値の重さも目立つ。北朝鮮の非核化などで合意できなかった米朝首脳会談の事実上の決裂は「経済への影響は限られる」として、現時点では反応薄。とはいえ「決して喜ばしいことではない」のも確かで、先行き不透明要因になる。
     
    2日に発動期限が迫っていた米国の中国に対する追加制裁関税も留保されることが正式に発表され、下値不安感は後退。日経平均株価は取引開始直後から上昇し、上げ幅を200円超に広げる場面もあった。
     
    市場からは「円安が効いている。米経済の良さが再確認され、この日発表された中国の経済指標も改善した。日経平均は2万1500円絡みでうろうろしているが、来週は売り物をこなしながらジリジリと上に向かっていくのではないか」との声が聞かれた。
     
    東証1部の出来高は5億5788万株、売買代金は9685億円。騰落銘柄数は値上がり1216銘柄、値下がり803銘柄、変わらず111銘柄。

     
    業種別株価指数(33業種)は、水産・農林業、精密機器、医薬品が上昇し、下落は海運業、鉄鋼、非鉄金属など。
     
    個別銘柄では、HOYAが高く、アンリツは大幅高で、任天堂も堅調。ソフトバンクGが値を上げ、ファーストリテイリング、ZOZOなども買われた。アンリツが物色人気となったほか、キーエンスも高い。トヨタは強含んだ。武田、資生堂が上伸し、ハウスドゥ、ヨシムラ・フード・ホールディングス、アイビーシー、日水など値を飛ばし、レオパレス21は反発した。
     
    半面、ソニーが冴えず、郵船が下落し、新日鉄住や住友鉱、昭和電工も軟調。住友化学が売られ、三井E&Sホールディングスも値を下げた。コマツ、三菱UFJが売られた。
     
    東証2部株価指数は前日比19.55ポイント高の6851.41ポイントと反発した。
    出来高2432万株。値上がり銘柄数は209、値下がり銘柄数は182となった。
     
    個別では、パシフィックネット、菊水化学工業が一時ストップ高と値を飛ばした。弘電社、安楽亭は昨年来高値を更新。ラオックス、土屋ホールディングス、カワセコンピュータサプライ、日建工学、光陽社が買われた。
     
    一方、ジー・スリーホールディングスが昨年来安値を更新。兵機海運、PALTEK、神姫バス、伏木海陸運送、堀田丸正が売られた。

     

    日経ジャスダック平均株価は反発した。
    前引けは前日比4円46銭高の3472円79銭だった。外国為替市場での円安・ドル高進行を手掛かりに日経平均株価が堅調に推移し、投資家心理が改善。新興株市場でも好材料が出た銘柄を中心に物色する動きが優勢となった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で320億円、売買高は7012万株。韓国での製品販売開始を発表したラクオリアが上昇。売買代金は81億円と市場全体の4分の1を占めた。
    値上がり銘柄数は315、値下がり銘柄数は265となった。
     
    個別では、ミサワホーム中国が一時ストップ高と値を飛ばした。WDI、精工技研、日本アンテナ、ワークマンは昨年来高値を更新。INEST、ウェッジホールディングス、アエリア、AKIBAホールディングス、リプロセルが買われた。
     
    一方、星医療酸器、シャクリー・グローバル・グループが昨年来安値を更新。山大、共和工業所、太洋物産、ワンダーコーポレーション、ガーラが売られた。

     

    東証マザーズ指数も反発した。前引けは前日比9.74ポイント高い927.92だった。
    アンジェスや弁護士COM、ラクスルなどの上昇が指数を押し上げた。2月28日に新規株式公開(IPO)したスマレジにも買いが続いた。
     
    注目された米朝首脳会談における北朝鮮の非核化合意が見送られ、東アジアの地政学リスクに対する警戒感がくすぶるなか、前日の米国株安なども相場の重しになっている。
    しかし、10-12月期の米国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことから為替市場では1ドル=111円台前半まで円安が進んでおり、投資家心理にはプラスに作用している。
    週末要因の持ち高調整売りも警戒されるなか、バイオ株中心に個人投資家による個別材料株への投資意欲は活発となっており、下値も限定的になっている。
    値上がり銘柄数は172、値下がり銘柄数は90となった。
     
    個別では、プロパティデータバンクが一時ストップ高と値を飛ばした。スマレジ、ファイバーゲートは昨年来高値を更新。アイリッジ、ブライトパス・バイオ、ベルトラ、インターネットインフィニティー、リンクが買われた。
     
    一方、MTGが昨年来安値を更新。はてな、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、リックソフト、レアジョブ、識学が売られた。

    【寄り付き概況】

    3月1日の日経平均株価は、前日比104円86銭高の2万1490円02銭と反発してスタート。
    現地2月28日のNYダウが3日続落、ナスダック総合指数は反落して取引を終了している。
    米2月の景気指数や18年10~12月のGDPなど好調な米経済指標を背景に外国為替市場ではドルが買われ、足もと1ドル=111円40銭台まで円安が進行、これが東京市場の追い風材料となっている。
    米朝首脳会談では北朝鮮の非核化合意がなされず、交渉が決裂したが株式市場への影響は限定的となっている。ただ、インドとパキスタンの軍事的緊張もあり、地政学リスクは目先の上値を押さえる要因ともなり得る。
     
    取引開始前に総務省が発表した、2月東京都区部の消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合指数が前年比1.1%上昇し、市場予想平均の同1.0%上昇を上回った。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に証券、電気機器、銀行、水産、医薬品、精密機器など。
     
    個別では、任天堂が高く、ソニー、キーエンス、村田製も値を上げ、トヨタは小反発している。ソフトバンクGが買い戻され、ファーストリテはしっかり。JXTG、昭和電工は上伸している。資生堂、武田が大幅高。三菱UFJ、三井住友は底堅い。ZOZOがじり高歩調となっている。
     
    半面、ソフトバンクが安く、NTTも売り物がち。SUBARU、日産自は軟調。住友化が下落している。


     




    「ポエム」

    季節は「兜ぞ弥生の雲紫に、株の値漂ふ宴の筵」といった印象。
    新たな季節感を前にして、思うのは「去る者と来る者」。
    来る者についてはアレコレと報道されることが多いですが去る者はたいていひっそりと寂しげ。
    つい先日まであれだけ相場の中心地に存在していたのに今はもう昔の世界。
    コメントする市場関係者すら消えてしまいます。
    それこそ栄枯盛衰の感。
    「世界の良いところ、日の当たる場所だけを見る株式市場」。
    それはそれでアリなのかも知れません。
    日陰でとはいえまだ咲いていても退場する銘柄にせめてたった一言でも「サヨナラ」と
    声をかけてあげる気持ちも必要ではないでしょうか。
    決して、もはや「用なし」と思われてなりません。
    移り気、そして冷酷というのも市場の常。
    敗者へのいたわりも少しはあって良いと感じます。
    「退場」というよりはむしろ「卒業」と言ってあげる方が良いのかも知れません。


    「株祭り」

    株価を上げましょ久々に 
    材料あげましょ好材料
    アベノミクスの笛太鼓
    今日は楽しい株祭り   

    パウエル様とドラギ様 
    二人ならんですまし顔 
    金融緩和に低金利
    よく似た日本の  
    本石町 
     
    売り買いの板にうつる灯を
    かすかにゆする春の風
    すこし円安めされたか
    赤いお顔の株価たち

    政策着替えて強靭化
    今日は株価も晴れ姿
    春の弥生のこのよき日 
    なによりうれしい株祭り

    「株祭り」

    灯りをつけましょ兜町
    株価を上げましょ久しぶり
    アベノミクスの笛太鼓
    今は楽しい株祭り

    提灯つけたら消えちゃった
    株価が下がって枯れちゃった
    バブルのあとの長丁場
    リーマン加わり塩漬けだ

    輸出関連と内需株
    高値が並んですまし顔
    バブルの頃のあの高値
    よく似たチャートの右上がり

    株のボードに映る買い
    かすかにゆするは春の風
    小出しの業績まだ増えよう
    赤いお顔の株価たち

    マインド着替えて板締めて
    このごろ株価も晴れ姿
    春の弥生のこのよき日
    何より嬉しい株祭り

    「贈る言葉」

    暮れなずむ町の光と影の中
    上がり行く相場へ贈る言葉
    悲しみこらえて微笑むよりも
    材料枯れるまで動く方ががいい
    株は悲しみが多いほど
    相場の戻りに拍車がかかる
    さよならだけでも
    もう充分だけれど
    愛する相場へ贈る言葉

    売り物の板は途切れたけれど
    終わりまでついていきたい相場
    信じられぬと嘆くよりも
    相場を信じて傷つきたくはない
    求めないで悪材料なんか臆病者の言い訳だから
    ようやく動いた相場のために
    飾りもつけずに贈る言葉
    これから始まる展開の中で
    誰かがあなたをウリカイするでしょう
    だけど私ほど相場のことを
    深く愛したヤツはいない
    遠ざかる指値が買い物に消えた
    もう届かない贈る言葉

    「思いでのアルバム」

    春のことです
    思い出してごらん
    あんなことこんなこと
    あったでしょう
    ITバブルで株価も上がった
    NASDAQ指数7000ポイント

    夏のことです
    思い出してごらん
    あんなことこんなこと
    あったでしょう
    パリバのショックでみんなはだかんぼ
    地獄もみたよサブプライム

    秋のことです
    思い出してごらん
    あんなことこんなこと
    あったでしょう
    リーマンショックで売り物だらけで
    7000円も割れこんだ

    冬のことです
    思い出してごらん
    あんなことこんなこと
    あったでしょう
    成長戦略でメリーアベノミクス
    相場のサンタが戻ってきた

    一年中を思い出してごらん
    あんなことこんなことあったでしょう
    円安株高綺麗に咲いて
    もうすぐ株価は3万円

    「3月9日」

    流れる季節の真ん中で
    ふと日の長さを感じます
    せわしく過ぎる相場の騒ぎ
    市場は誰もが夢を描く

    3月の風に想いをのせて
    相場のつぼみは春へと続きます

    あふれだす新値の粒が少しずつ朝を暖めます
    大きな動きをした後に
    少し照れてる株価の横で

    新たな世界の入り口に立ち
    気づいたことはもう傘はいらないってこと

    この先もずーとそっと微笑んで

    瞳を閉じれば個別株
    いつも頑張っていることで
    どれほど強くなれたでしょう
    市場の願いはいつもそうでありたい

    「仰げば尊し」

    仰げば尊し市場の恩
    安値の庭にもはや幾年
    思えばいと疾しこの年月
    今こそ分かれ目いざさらば

    バブルの崩壊リーマンのショック
    わかるる後にもやよ忘るな
    景気と株あげやよ儲けよ
    今こそ別れ目ブル相場

    朝夕慣れにしチャートのマド
    材料ともし火積む業績
    忘るる間ぞなき行く年月
    今こそ分かれ目パラダイムシフト

    「春の歌」

    重い足でぬかるむ道をきた
    トゲのある売りをかき分けてきた
    塩漬けになった株すべてを持った

    長いトンネルをくぐり抜けたとき
    見慣れない色に包まれていった
    実はまだ始まったことだった

    「どうでもいい」とかそんな言葉で汚れた
    株価今放て

    春の歌 夢と希望より前に響く
    聞こえるか?遠く上に向かう株にも

    春の歌 夢も希望もつくりはじめる
    遮るなどこまでも続くこの相場を


    「さくら」

    マーケットはきっと待ってる高値とまた会える日々を
    リーマン前のチャートの上で手を振り招くよ
    どんなに苦しい時も君は笑っているから
    挫けそうになりかけても頑張れる気がしたよ

    霞み行く相場の中にあの日の動きが聞こえる

    株価株価今咲き誇る
    刹那に散り行く運命(さだめ)と知って
    さらば安値よ旅立ちの時変わらないその思いを今

    今なら買えるだろうか偽りのない材料
    輝ける相場の未来を願う本当の材料

    移り行く市場はまるで買い物急かすように

    株価株価ただ舞い落ちる
    いつか生まれ変わる瞬間(とき)を信じ
    泣くな投資家よ今惜別のとき飾らないあの値動きでさあ

    株価株価いざ舞い上がれ
    永遠(とわ)にさんざめく光を浴びて
    さらば売りよまたあの高値で会おう
    さくら舞い散るチャートの上で

    「さくら」

    市場はきっと待ってる
    3万円とまた会える日々を
    桜並木の道の上で手を振り叫ぶよ
    どんなに安い時も市場は頑張っていたから
    くじけそうになりかけても頑張れる気がしたよ

    かすみ行く相場の中にあの日の動き聞こえる

    さくらさくら今咲きほこる
    刹那に散り行くさだめと知って

    さらば安値旅立ちのとき変わらないその思いを今

    今なら買えるだろうか偽りのない相場
    輝ける株の未来を願う本当の相場

    移り行く材料まるで僕らを急かすように

    株価株価ただ舞い落ちる
    いつか生まれ変わる瞬間を信じ
    泣くな株価今惜別の時飾らないあの値動きでさあ

    株価株価いざ舞い上がれ
    永遠にさんざめく買い物浴びて
    さらば安値またあの場所で会おう
    さくら舞い散る3万円台で


    「365日の株式相場」(フルバージョン)

    寄りの板を見上げて
    今日という一日が
    笑顔でいられるように
    そっとお願いした

    時には売りも降って
    損切りもあふれるけど
    思い通りにならない日は
    明日頑張ろう

    ずっと見てる夢は
    毎日ストップ高になり
    明日の株価好きなように
    自由に読める夢

    株式は紙飛行機
    願い乗せて飛んで行くよ
    風の中を力の限り
    ただ進むだけ
    その値幅競うより
    どう飛んだかどこを飛んだのか
    それが一番大切なんだ
    さあ心のままに
    365日

    板はいくつ見えるか
    何も感じない板か
    元気が出ないそんなときは
    相場と話そう

    人は思うよりも
    一人ぼっちじゃないんだ
    目の前の材料に
    気づかずにいるだけ

    株式は紙飛行機
    愛を乗せて飛んでいるよ
    自信持って広げる買いを
    みんなが見上げる
    売り方を知らなくても
    いつの間にか取引できるようになる
    それが希望推進力だ
    ああ楽しくやろう
    365日

    株式は紙飛行機
    願い乗せて飛んで行くよ
    風の中を力の限り
    ただ進むだけ
    その値幅競うより
    どう飛んだかどこを飛んだのか
    それが一番大切なんだ
    さあ心のままに
    365日

    飛んで行け飛んでみよう
    飛んでいけ飛んでみよう


    「ありがとう」(フルバージョン)

    「上がってね」って伝えたくて
    相場を見つめるけど
    繋がれた株価は誰よりもやさしく
    ほら、この思い受け止めている

    眩しい買いものに苦笑いしてさ
    チャートがマドを開ける
    寄り付いて未来が始まりを教えて
    またいつもの株へ出かけるよ

    デコボコなまま積み上げてきた
    値動きの淡い日々は
    こぼれた光を大事に集めて今輝いているんだ

    「年初来の夢」がいつからか
    「上場来の夢」に変わっていた
    今日だっていつか大切な思い出
    一目もボリンジャーも晴れ渡るように

    「上がってね」って伝えたくて相場を見つめるけど
    繋がれた株価がまっすぐな想いを不器用に伝えてる

    いつまでもただいつまでも
    値動きを追っていたいから
    信じたこの株を確かめていくように
    今、ゆっくりと買って行こう

    買わなかった日も泣いて投げた日も
    それぞれ色咲かせて
    まっ白なチャートに描かれた未来を
    まだ書き足していくんだ

    マーケットのために買い続けること
    誰かの売りを受け入れること
    そうやってオーダーをちょっとずつ重ねて
    喜びも悲しみも分かち合えるように

    買い続けることに幸せをマーケットと見つけていけたら
    ちょっとした材料さえ輝きを抱くよ
    ほら、その銘柄に寄り添っていく

    「ありがとう」って伝えたくて
    マーケットに伝えたくて
    かけがえのない相場を
    マーケットのこれからを私は信じてるから

    「ありがとう」って言葉を今
    マーケットに伝えるから
    放たれた株価は誰よりもやさしく
    ほらこの声を受け止めている


    「塩漬けと機関銃」

    塩漬けは嘆きの言葉じゃなくて
    再び逢うまでの遠い約束
    買値のいた場所に未練残しても
    心寒いだけさ
    このまま何年間でも
    抱いていたいけど
    ただこのまま今の株価から
    戻って欲しいけど

    市場は秒刻みのあわただしさ
    株価は金魚蜂の檻の中
    今の低迷する株価に疲れたら
    きっと戻っておいで
    愛した銘柄たちを思い出に変えて
    いつの日にか光通信のことを
    思い出すがいい
    ただ心の片隅にでも小さくメモして

    兜町いっぱいに詰め込んだ
    希望という名の重い荷物を
    君は軽々ときっと持ち上げて
    笑顔見せるだろう
    愛した銘柄たちを思い出に変えて
    いつの日にか光通信のことを
    思い出すがいい
    ただ心の片隅にでも小さくメモして


    スケジュールを見てみると・・・

    1日(金):失業率、米ISM製造業景況感、米中貿易協議期限、法定債務上限の運用停止期限
          ユーロ圏失業率、台湾休場
    週末:東京マラソン
    4日(月):マネタリーベース、米建設支出、インド・ブラジル休場
    5日(火):米ISM非製造業、財政収支、新築住宅販売、中国全人代
    6日(水):米ADP雇用レポート、貿易収支、ベージュブック
    7日(木):都市オフィス空室率、ECB理事会、米消費者残高
    8日(金):メジャーSQ(12月は21618円、2月は20481円)、
          家計調査、GDP改定値、米雇用統計、中国貿易収支

    【3月】(8勝6敗で6位、陽線確率57.1%)

    1日(金)法人企業統計
    3日(日)東京マラソン
    5日(火)中国全人代、ジューネーブ国際自動車ショー、変化日
    6日(水)米貿易収支
    7日(木)ECB理事会、新月
    8日(金)メジャーSQ、鬼宿日
    10日(日)バブル後最安値から10年、米夏時間に移行
    12日(火)法人企業景気予測調査、米CPI
    13日(水)機械受注、変化日
    14日(木)日銀金融政策決定会合(〜15日)
    15日(金)裏切りの日
    16日(土)JR西日本が大阪と奈良を結ぶ「大阪東線」を全線開業
    18日(月)貿易統計
    19日(火)米FOMC(〜20日)
    20日(水)米大リーグ開幕戦(21日まで都内)、上げの特異日
    21日(木)EU首脳会議、春分の日で休場、満月、大幅高の日
    22日(金)全国CPI、変化日
    26日(火)上げの日
    27日(水)3月権利配当落ち日
    28日(木)変化日
    29日(金)英国がEUを離脱、プロ野球開幕
    31日(日)ウクライナ大統領選、欧州夏時間に移行
    月内:公示地価発表、日本IT団体連合会が「情報銀行」の認定開始、
    総務省が大手携帯キャリアに「5G」の電波割当、10年度予算案成立

    3月は気学の「大観」では「今月は買いの月中旬以降大安値をみて、その後買いに転じよ」。
    これも解釈は難しい。

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    JSR(4185)・・・動兆

    JSRに注目する。
    同社は合成ゴム大手で自動車タイヤ用が中核。
    半導体レジスト、液晶配向膜等の電子材料が収益柱。
    ライフサイエンス分野に加え量子コンピュータ関連としても注目できる。
    2017年に次世代の高速コンピューターである量子コンピューターの実用化に向けて米IBMと提携。
    量子コンピューターはスーパーコンピューターでは何千年も要する演算をわずか数時間で完結するという。
    IoTAI分野の発展にも大きく貢献するとみられている
    昨年のビルダーバーグ会議の議題は「量子コンピュータ」だったことは記憶に新しい。


    (兜町カタリスト櫻井)


     

    [概況]

    欧州市場序盤に米朝協議の不成立を受けて当日安値110.650円まで下げたドルは其の後揉み合いとなり、NY市場で発表された新規失業保険申請件数は予想より増えたが、2018年第4四半期実質GDP速報値が予想を上回ってドルは買われ、一気に111円台に乗せた。続いて発表された2月シカゴ購買部協会景気指数も予想を上回り、NY株式市場が売られて始まる中をドルは一段と上値を伸ばした。
     
    そしてNY市場引け近くに当日高値111.510円まで上昇し、最後も前日比+42銭高の111.400円と111円台に乗せて引けた。NYダウが昨年10月高値から年末安値まで5,200ドル下げ、其の後4,500ドル戻して約86%回復したのに対し、ドルは昨年高値114円から今年1月安値106円まで下げたあと、半分強程度の戻りとなっており、ドルの方が上昇余地があり買い易いと見られる。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    3月1日の東京株式市場は反発後、もみ合いとなりそう。
    日経平均株価の予想レンジ:2万1300円-2万1600円。
    きのう2月28日の取引終了前には、米朝の首脳会談の不調を警戒し下げ幅を拡大して取引を終えている、米国株式は下げてはいるものの、ダウ平均は69円安と落ち着いた動き、米国市場ではそこまでリスクオフとはなっておらず、買い戻しが優勢になると予想する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(2月28日終値は110円75-76銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同126円05-09銭)と円安に振れている。円安で輸出関連株に物色の矛先が向かいそう。
     
    ただし週末でもあり、買い一巡後は上値が重い展開が続いていただけに、戻りは限定的となる可能性もある。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同28日の大阪取引所終値比100円高の2万1490円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■AMBITION <3300>
    ゲーム開発やデザイン制作を手掛けるビジュアライズと資本業務提携。
     
    ■オークファン<3674>
    クロスシーと資本業務提携。中国向けECの共同ソリューションを開発する。
     
    ■ウェルス・マネジメント<3772>
    3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。また、ホテル「イビススタイルズ大阪難波」に係る不動産信託受益権の準共有持分51%を売却することに伴い、売却益32.6億円が発生する。
     
    ■SKIYAKI <3995>
    AIを活用したファンマーケティングサービスの企画・開発でテクノスデータサイエンス・エンジニアリングと業務提携。
     
    ■リプロセル <4978>
    米がん研究施設Fox Chase Cancer Centerとの合弁会社へ出資。合弁会社では世界各地に生体試料バンクを拡大する予定。まずインドに子会社を開設する。
     
    ■コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>
    発行済み株式数の1.50%にあたる1900万株の自社株を消却する。消却予定日は3月15日。
     
    ■エムスリー<2413>
    NTTドコモ <9437> とソニー <6758> を割当先とする第三者割当増資を実施し、約500億円を調達する。NTTドコモに2020万株、ソニーに1030万株をそれぞれ割り当てる。また、メディカルデータベース事業を展開する日本アルトマークの全株式を取得し子会社化する。取得価額は66.1億円。
     
    ■アプリックス <3727>
    世界的なキッチンメーカーFranke Kitchen Systemsの蛇口一体型小型浄水器にアプリックスのフロータイマーが搭載。
     
    ■シリコンスタジオ<3907>
    グループ会社のイリンクスとともにスクウェア・エニックスのゲームソフト「LEFT ALIVE」を開発。ゲームエンジン「OROCHI4」とレンダリングエンジン「Mizuchi」が採用された。
     
    ■ジーンテクノサイエンス<4584>
    千寿製薬と開発を進めている眼科治療領域のバイオ後続品について、国内第3相臨床試験の患者登録が完了。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    1(金)
    1月有効求人倍率(8:30)
    1月完全失業率(8:30)
    2月都区部消費者物価指数(8:30)
    10-12月期法人企業統計(8:50)
    2月新車販売台数(14:00)
    2月軽自動車新車販売台数(14:00)
    《決算発表》
    伊藤園、ロックフィール、アイ・ケイ・ケイ、ナトコ、ダイサン、巴工業、ハイレックス、内田洋
     
    【海外】
    米中貿易協議期限
    米債務上限の適用停止期限
    米1月個人所得(22:30)
    米1月個人支出(22:30)
    米12月個人所得(22:30)
    米12月個人支出(22:30)
    米2月ISM製造業景気指数(3/2 0:00)
    《米決算発表》
    フット・ロッカー


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    [株価材料]
     
    ■JDI<6740>
    電子棚札の内容書き換えるソフトウエア販売開始
     
    ■三菱重<7011>
    航空機部品加工向けに寿命100年の工具開発
     
    ■JR東日本<9020>
    五輪までにMaaS提供へ
     
    ■ゼンリン<9474>
    3D地図データのネット販売開始へ
     
    ■NTTデータ<9613>
    エッジ用AIシステム開発サービス開始


     

    28日のNYダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比69ドル16セント安の2万5916ドル00セントで終えた。
     
    米朝首脳会談はこの日、2日間の日程を終えたが、北朝鮮の非核化で合意に至らず、文書の署名は見送られた。これが幾分重しとなり、株価は寄り付きから軟調に推移。北朝鮮の「後ろ盾」を自認する中国との貿易交渉の行方にも注目が集まる中、市場では若干様子見の姿勢が広がっていた。米中通商交渉をめぐっては、投資家の間で依然として期待と不安が入り交じっている。
     
    薬価引き下げや医療制度改革の不透明感から、ユナイテッドヘルス・グループなど医療保険株への売りが続いたことも相場の重荷だった。建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、化学のダウ・デュポンの下げも目立った。
     
    一方、28日朝に出た市場予想を上回る米経済指標を受けて朝方は上げる場面もあった。米商務省が発表した2018年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)は、前期比年率2.6%増と市場予想を上回った。米シカゴ購買部協会が発表した2月の景気指数(PMI)も予想以上に上げ、1年2カ月ぶりの高水準となったことから、株価の下値は限られた。
     
    市場からは「米金利やドル相場、原油相場の上昇がやや株価のプレッシャーになっているものの、現時点で米国株を売るほどの材料がない」との指摘が聞かれた。
     
    セクター別では、商業・専門サービスや食品・飲料・タバコが上昇する一方で素材やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は反落し、前日比21.977ポイント(0.3%)安の7532.532で終えた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,916.00−69.16
    S&P500種
    2,784.49−7.89
    ナスダック
    7,532.532−21.977
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,321.20−7.30   
    NY原油(ドル/バレル)
    57.25+0.31
    円・ドル
    111.39 - 111.40+0.64
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】

     
    シカゴ日経平均先物は反落した。
    3月物は前日比70円安の2万1490円で引け、28日の大取終値より100円上げた。
    米朝首脳会談が北朝鮮の非核化で合意できず、米株式相場が小安く引けたことにつれ安した。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    21490 ( +100 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    21490 ( +100 )
    ( )は大阪取引所終値比


    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7074.73(-32.47)
    FTSE100種総合株価指数は3日続落した。前日27日の終値に比べ32.47ポイント安の7074.73で引けた。構成銘柄の半数以上が下落した。
     
    米朝首脳会談が合意に至らないまま終わり、地政学的リスクへの懸念が強まった。
    アジア市場での株安が波及し、売りが先行して始まった。午後に入り石油株が値下げ幅を縮小し、下げ渋る局面があったものの、指数への寄与度が大きい鉱業株が売られ、株価指数の重荷になった。
     
    主力の鉱業株が終日、全面安で推移した。28日に発表になった2月の中国の景況感指数が悪化したこと受けて、需要減速を意識した売りが出た。
     
    個別銘柄では、原油安を背景に石油株も午前は全面安だったが、BPが小幅高に転じた。エネルギー関連サービスのウッド・グループが安かった。
    配当の権利落ちとなった航空のイージージェットが値下げ幅を拡大し、6%超安と指数の下げを主導した。2019年度の業績見通しに慎重な見方を示した製紙のモンディも大幅安で引けた。
     
    半面、通期決算が市場予想を上回った有害生物管理会社レントキル・イニシャルが大幅に上昇した。前日27日にネット専業スーパーのオカドと共同出資会社の設立を発表し、急落した小売り大手のマークス・アンド・スペンサー(M&S)は買い戻された。オカドは続伸した。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11515.64(+28.31)
    ドイツ株式指数(DAX)は反発した。終値は前日27日と比べて28.31ポイント高の11515.64だった。
    売りが優勢で始まったあと、徐々に上昇した。上昇・下落銘柄数は拮抗した。
     
    個別銘柄では、素材メーカーのコベストロとオンライン決済サービスのワイヤーカードが高くなった。欧州の長期金利の上昇を背景にドイツ銀行も上げた。
    一方で航空のルフトハンザと鉄鋼のティッセン・クルップが安かった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5240.53(+15.18)
     
     
     

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