【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
日経JASDAQ
37,775.38 +22.07 04/19
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,601.50 -81.87 04/19


03月01日 マーケットコメント

03月02日 マーケットコメント


     
     
    週明けの日経平均が大幅続伸。
    終値は前週末比219円高の2万1822円で、昨年12月5日以来、約3カ月ぶりの水準まで回復してきた。米中貿易摩擦の懸念後退と前週末の米株高が後押しし、寄り付きから200円を超える上げ幅でスタートした。
    その後も中国株の上昇を受けて中頃には一段高へ。円安も追い風となり、にわかに2万2000円台回復が現実味を帯びてきている。
    日経平均も昨年10〜12月急落分の半年戻し(2万1698円)をクリアした。
     
    明日(5日)の東京株式市場は、米中貿易交渉進展期待や外国為替市場での円安・ドル高進行を手掛かりに、引き続き買い優勢の推移となりそうだ。
    チャート面でも、先高期待を示す状態となっており、投資家マインドは改善をみせていると思う。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
     
    22681.82  ボリンジャー:+3σ(13週)
    22243.82  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22125.67  均衡表雲上限(週足)
    22102.34  均衡表雲下限(週足)
    22048.67  200日移動平均線
    22038.90  ボリンジャー:+2σ(13週)
    21861.45  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    21822.04  ★日経平均株価4日終値
     
    21698.33  均衡表基準線(週足)
    21650.76  26週移動平均線
    21587.89  均衡表転換線(日足)
    21557.34  6日移動平均線
    21479.08  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21395.97  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21385.16   新値三本足陰転値
    21125.35  75日移動平均線
    21096.70  25日移動平均線
    21087.85  均衡表基準線(日足)
    20890.60  均衡表転換線(週足)
     
    日経平均は後場一段高となり、終値で2万1800円台に乗せた。26週線(2万1650円、4日時点)や、昨年10月高値から12月安値までの下げの半値戻しの2万1698円など、テクニカル面で抵抗となりそうな水準を難なく突破してきたことは特筆される。
    当面は26週線より上を維持できるかが焦点となるが、上海総合も3000p台を回復するなど世界的に株高期待が高まっており、外部環境のフォローがあれば、早々に2万2000円台を回復しても不思議ではないだろう。
    ドル円も足元の円安進行で26週線を明確に上に抜けており、昨年12月3日の戻り高値2万2698円辺りまではノンストップで上昇が続く可能性もあると考える。
     
    RSI(9日ベース)は67.85%から73.67%へ小幅上昇したものの、過熱圏入りの目安とされる80%圏を下回って推移しており、今後の上値余地を窺わせている。
     
     
    【株式分割】
     (4日大引け後 発表分)
     
    ■MSOL<7033>
    3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
     

    [概況]

    4日の外国為替市場は、米ドル円がしっかりしていた。序盤は先週末のトランプ米大統領のドル高けん制発言を嫌気し安値111.740円まで下落したが、中盤では買戻しが入り一時的ではあるが112円台まで水準を回復させた。買い戻された理由はWSJの電子版が通商協議で合意を目指す米中首脳会談の開催を報道するなど、大詰めを迎える米中貿易問題の進展期待が挙げられる。
     
    この後の米ドル円は大台112.00円を維持できるかが注目だ。上昇のきっかけとなりそうな材料を挙げるならば、やはり米中の交渉関連の報道だろう。トランプ米大統領から首脳会談に前向きな発言などが伝われば、112.00円を上抜けていく可能性は十分ある。なお、欧州時間序盤は利益確定と思われる売りに押され、足踏みを余儀なくされている。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    4日の日経平均株価は続伸し、前週末比219円35銭高の2万1822円04銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:19 容量:11.76M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    18年10月の高値から12月の安値までの下落幅の半値戻し(2万1713円)を達成し、12月5日以来およそ3カ月ぶりの高値水準を回復した。
     
    朝方は、買い優勢で始まった。米中貿易協議の進展期待が高まり、前週末1日の米国株式が上昇。円安・ドル高基調も支えとなり、広範囲に物色された。
    中国景気の影響を受けやすい精密機器や機械、電気機器株などの上昇が相場を押し上げた。
     
    同日の中国・上海総合指数が一時3%強上昇するなど堅調に推移したことも、投資家心理を一段と強気に傾けた。中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を5日に控え、大型減税など景気対策への期待感も根強かった。外国為替市場で円相場が一時1ドル=112円台に下落したことも輸出関連株の追い風となり、日経平均は午後に一時、上げ幅を250円あまりに広げた。
     
    ただ、2万2000円の接近を意識した戻り待ちの売りも出て、買い一巡後は上値の重い展開が続いた。3月期末を控えて金融機関など国内機関投資家からは売りが出やすくなっているとして、季節的な需給要因も重荷になっているとの見方もあった。
     
    JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前週末比113.07ポイント高い1万4467.02だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、11.87ポイント高の1627.59で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆1536億円、売買高は11億2781万株となった。東証1部の値上がり銘柄数は1481、値下がりは579、変わらずは72銘柄だった。
     

    業種別株価指数(33業種)では、石油・石炭製品、精密機器、機械の上昇が目立った。下落は電気・ガス業、輸送用機器、陸運業など。
     
    個別では、ソフトバンクグループが大商いで上昇。武田薬品工業も高い。アドテストは一時10年10カ月ぶりの高値水準を回復した。ファナック、キーエンス、村田製作所、東京エレクトロンも上昇、SCREENホールディングスは大幅高となった。双信電機はストップ高で売り物を残す人気となり、チタン工業、ネクシィーズグループも値を飛ばした。キャリアインデックス、グレイステクノロジーなども大きく上値を追った。
     
    半面、任天堂が軟調。トヨタ自動車、ホンダ、スズキなど自動車株も安い。東京海上ホールディングスも冴えない。セブン&アイや日産化、塩野義も下落した。
    クスリのアオキホールディングスが大幅安、エイチ・アイ・エス、Gunosyも売られた。ラサ工業が下落、IDOMも売りに押された。
     
    東証2部株価指数は前週末比39.49ポイント高の6884.81ポイントと続伸した。
    出来高6207万株。値上がり銘柄数は258、値下がり銘柄数は172となった。
     
    個別では、DNAチップ研究所、ピーエイがストップ高。弘電社、安楽亭、ジョリーパスタなど4銘柄は昨年来高値を更新。ウインテスト、RVH、宮入バルブ製作所、光陽社、川金ホールディングスが買われた。
     
    一方、インスペック、鉄人化計画、イワキ、堀田丸正、築地魚市場が売られた。
     

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比20円39銭高の3498円01銭と、昨年12月13日以来ほぼ3カ月ぶりの高値を付けた。米中貿易協議の合意が近いとの期待で投資家心理が改善。幅広い銘柄に個人投資家の買いが優勢となった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で561億円。売買高は1億1345万株と8日連続で1億株を超えた。値上がり銘柄数は420、値下がり銘柄数は209となった。
     
    個別では、チエル、免疫生物研究所、エムティジェネックスがストップ高。システム ディは一時ストップ高と値を飛ばした。WDI、santec、精工技研、日本アンテナ、西川計測など6銘柄は昨年来高値を更新。ジェイ・エスコムホールディングス、ピクセルカンパニーズ、歯愛メディカル、松本油脂製薬、明豊エンタープライズが買われた。
     
    一方、テノックスが昨年来安値を更新。大和コンピューター、Nuts、ミサワホーム中国、ANAP、ゼネラルパッカーが売られた。

    東証マザーズ指数は前週末比9.19ポイント高の938.16ポイントと続伸。
    本日のマザーズ市場は、先週末の米国株の上昇や米中貿易協議の進展期待から投資家心理が改善し、マザーズ市場にも買いが継続した。
    先週末の米国株が3ケタの上昇となったほか、米メディアが「トランプ米大統領と習近平中国国家主席が貿易摩擦を巡って今月27日ごろに会談し、合意する可能性がある」と報じたことなどから、市場では「米中貿易交渉の進展期待が高まった」との声が聞かれ、リスクオンの動きとなった。また、為替相場が一時1ドル=112円台へと円安が進んだことも支援要因となった。
    市場関係者は、「個人投資家が株価の先行きに対して強気になった」との指摘があった。
    値上がり銘柄数は176、値下がり銘柄数は96となった。
     
    個別では、SKIYAKI、ライトアップ、識学がストップ高。リックソフト、フロンティアインターナショナルは一時ストップ高と値を飛ばした。スマレジ、オンコリスバイオファーマ、ファイバーゲートなど5銘柄は昨年来高値を更新。インタースペース、ピアラ、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、カヤック、ジーニーが買われた。
     
    一方、すららネットがストップ安。はてな、フロンティア・マネジメント、ネットイヤーグループ@、ラクス、レアジョブが売られた。 
     

    【後場寄り付き概況】

    4日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比204円59銭高の2万1807円28銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、9.17ポイント高の1624.89で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに堅調。米中貿易協議が進展するとの期待感が強まっており、買いが優勢だ。
    外国為替市場では、1ドル=112円近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
    個別では、ソフトバンクGが上伸し、武田は大幅に続伸している。ファーストリテ、ZOZOが締まり、楽天は大きく値を上げている。三菱UFJは強含み。JFE、住友鉱が小高く、JXTGは堅調。ソニー、キーエンスはしっかり。村田製、太陽誘電は買われている。
     
    半面、トヨタが売られ、スズキは大幅反落。昭和電工は続落している。JR東海、JTが値を下げ、任天堂は安い。
     
    買い一巡後のこう着といった流れが続いており、買い方は依然として神経質になりやすいところであろう。短期的な過熱を警戒する声も聞かれていることもあり、大きく買いには傾きづらい需給状況であるとみられる。売り方による買い戻し中心の需給状況となれば、トレンドは引き続き強まりやすいと考えられる。
     
    ランチバスケットは25件、202.62億円、売り買いほぼ同金額。

     

    「3連雀」

    日経平均は寄り付きで21800円台回復。
    ザラバで半値戻しを達成した。
    週末のメジャーSQを睨んでの12月メジャーSQ値21618円も回復。
    「そういうシナリオだったの」という気がする。
    新高値は25銘柄と今年最高。
    5勝1敗の月曜は悪くない印象だ。
    ただ日中値幅は70円程度。


    市場の興味は米中も為替も米景気もある。
    しかし中心は指数イベントだろう。
    日経平均採用銘柄のパイオニア(6773)がアジア系ファンドの完全子会社化で上場廃止。
    それに伴う銘柄入れ替えの発表は8日が「Xデー」とされる。
    報道上は「パイオニア株式の指数構成銘柄からの除外とそれに伴う補充銘柄は、パイオニアが東証の整理銘柄に指定された段階で発表する」。
    「除外と補充は整理銘柄指定から5営業日経過後に実施する」。
    パイオニアは2月28日大引け後に「第三者割当による新株式発行の払込予定日について3月8日に行なわれる見通し」と発表。
    第三者割当増資が予定通り完了されるとすれば、日経による補充銘柄は8日発表。
    入替は5営業日後の15日に実施される見通し。
    市場では1日発表・8日入替の可能性が取り沙汰されていた。
    これで8日のメジャーSQ日の大引けで指数イベントが発生する事態は避けられそう。
    因みに・・・。
    新規採用候補は村田製(6981)、ルネサス(6723)、オムロン(6645)。
    ダークホースはシャープ(7653)。

    市場関係者に求められるのは「優先順位」と「情報発信」。
    市場にちりばめられた材料に優先順位を付けないとそれは材料の羅列に過ぎない。
    加えて取捨選択という行為も求められる。
    全ての情報を採用すると消化不良を起こす。
    肥満せず適度な健康と体力を維持するためには取捨選択だ。
    その残した材料で優先順位をつけるということだ。
    そして、もう十年以上前から言っているのが「情報は発信しないと入ってこない」。
    業界紙にいたときは特にそうだった。
    こちらが発信するから、向こうも発信してくれるという感覚はなかなか理解できないかも知れない。
    ただ人情として「発信」している人の方が「受信」だけの人よりも情報は入ってきやすい。
    その昔血眼になって「何かいい話はない?」と探し回っていた人もいたが結局は消えた。
    言い換えれば「参考になる自分シナリオ」を作り続けることが大切ということなのだと思う。

    後場は東証アローズでストボの代打。
    今週は3連雀。
    悪くないめぐり合わせのような気がする。


    (櫻井)

    4日午前の日経平均株価は続伸した。前週末比179円43銭高い2万1782円12銭で前場を終えた。
     
    前週末に米国株が上昇し、為替相場が一時1ドル=112円台まで円安に振れたことから買いが先行した。輸出関連株、電気機器や機械株などへの買いが相場を押し上げた。
     
    日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が3日(日本時間4日朝)に「米中の貿易交渉は最終段階にある」として、米国側が中国に課している追加関税の大半の撤廃を検討していると報じた。月内に開催の可能性が伝わっている米中首脳会談に向け、両国間の合意を楽観視する雰囲気が強まった。
     
    中国景気に対する懸念が後退し、ファナックや安川電、日立建機といった中国関連銘柄をはじめとした景気敏感株に買いが向かった。中国・上海総合指数が取引時間中として約8カ月半ぶりに心理的な節目の3000を回復するなど堅調に推移したことも、投資家心理を支えた。
     
    しかし、買いが一巡した後は戻り売りも出て伸び悩んだ。前週末に米サプライ管理協会(ISM)が公表した2月の製造業景況指数は予想を下回り低下した。
    市場では「米国の景況感は芳しくなく、米中協議にも過度な期待は禁物」と指摘する声も聞かれ、高値圏で小幅な値動きとなった。上値では戻り待ちの売りが出て相場の重荷となった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆314億円、売買高は5億7117万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の約6割となる1279。値下がり銘柄数は742、変わらずは111銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では、精密機器、石油・石炭製品、機械の上昇が目立った。下落は電気・ガス業、輸送用機器、陸運業など。
     
    個別では、ソフトバンクグループが売買代金トップで大幅高。武田薬品工業も買いを集めた。東京エレクトロン、村田製作所なども買い優勢。TDK、ダイキンなどが高い。SCREENホールディングスは大幅高。双信電機は商い急増のなかストップ高を演じ東証1部値上がり率1位となった。ネクシィーズグループ、キャリアインデックスなども値を飛ばした。
     
    半面、任天堂が軟調。トヨタ自動車やホンダも売りに押されたほか、スズキの下げが目立つ。エイチ・アイ・エス、オプトホールディングなども安い。セブン&アイや日産化も下落した。
     
    東証2部株価指数は前週末比44.20ポイント高の6889.52ポイントと続伸した。
    出来高3421万株。値上がり銘柄数は256、値下がり銘柄数は151となった。
     
    個別ではピーエイがストップ高。DNAチップ研究所は一時ストップ高と値を飛ばした。弘電社、安楽亭、ジョリーパスタなど4銘柄は昨年来高値を更新。RVH、松尾電機、キョウデン、TBグループ、光陽社は値上がり率上位に買われた。
     
    一方、インスペック、アマテイ、築地魚市場、東京ボード工業、北日本紡績が売られた。

     

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比19円42銭高の3497円04銭。米中貿易協議の進展期待などから投資家心理が上向いた。主力株を中心に個人投資家の買いが優勢となった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で308億円、売買高は7015万株。
    値上がり銘柄数は398、値下がり銘柄数は192となった。
     
    個別では、システム ディが一時ストップ高と値を飛ばした。WDI、santec、精工技研、日本アンテナ、西川計測など6銘柄は昨年来高値を更新。ジェイ・エスコムホールディングス、エムティジェネックス、ピクセルカンパニーズ、チエル、松本油脂製薬が買われた。
     
    一方、テノックスが昨年来安値を更新。Nuts、大和コンピューター、ミサワホーム中国、nms ホールディングス、ANAPが売られた。

    東証マザーズ指数は前週末比10.85ポイント高の939.82ポイントと続伸した。
    前週末の米国市場では、米中貿易交渉の合意期待などからNYダウが反発し、円相場も一時1ドル=112円台に下落するなど外部環境は良好となっている。
    日経平均は続伸で、投資家心理が一段と上向き、マザーズ市場にも好影響を与えている。マザーズ市場ではバイオ関連株の活況が続いているほか、メルカリといった時価総額上位銘柄も戻り待ちの売りが出つつも堅調に推移しており、個人の投資マインドは依然として良好となっている。
    値上がり銘柄数は184、値下がり銘柄数は80となった。
     
    個別では、リックソフト、ライトアップ、フロンティアインターナショナルが一時ストップ高と値を飛ばした。スマレジ、オンコリスバイオファーマ、識学、ファイバーゲートなど5銘柄は昨年来高値を更新。UMNファーマ、ジーニー、アジャイルメディア・ネットワーク、ピアラ、トランザスが買われた。
     
     一方、すららネットがストップ安。ネットイヤーグループ、プロパティデータバンク、ラクス、ALBERT、リアルワールドが売られた。

    【寄り付き概況】

    4日の日経平均株価は、前週末比210円12銭高の2万1812円81銭と大幅に続伸してスタート。
    米中貿易協議の進展への期待から前週末のリスク選好ムードが継続している。
    前週末のNYダウ、ナスダック総合指数ともに上昇、米中首脳会談が早ければ今月半ばに開催される可能性が伝わったことや、米国側が対中制裁措置の多くを排除することを検討しているという報道もあり、投資家心理が強気に傾いている。
     
    東京株式市場でもこの流れを引き継ぎ、主力株をはじめ広範囲に買いが先行している。一方、2月の米ISM製造業景況感指数が市場予想を下回り2年3カ月ぶりの低水準となるなど、米景気に対する楽観的な見方がやや後退していることで、目先筋の利益確定の売りに買い一巡後は上値が重くなる可能性もある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で、値上がり上位に鉱業、電気機器、石油、精密機器、証券など。
     
    個別では、ソニー、キーエンスがしっかり。村田製、東エレク、太陽誘電が高く、武田、資生堂も堅調。トヨタ、任天堂は小幅高。ソフトバンクG、楽天、ファーストリテ、ZOZOが買われている。
     
    半面、JTが軟調。昭和電工もさえない。スズキが売られている。
     
    225先物は、野村・HSBC・ソジェン・JP・メリル・クレディが買い越し。
    シティ・モルスタ・UBS・アムロ・バークレイズ・パリバ・ドイツ・みずほが売り越し。
    TOPIX先物は野村・日興・クレディ・三菱・UBSが買い越し。
    みずほ・GS・ソジェン・バークレイズが売り越し。
     
    テクニカル的には、日水(1332)、コムシス(1721)、eBASE(3835)、アバント(3836)、あすか製薬(4514)、日本新薬(4516)、ITFOR(4743)、コーセー(4922)、三協立山(5932)、アドバンテ(6857)、ネットワン(7518)、木曽路(8160)、グランディ(8999)、南海(9044)、HIS(9603)、ヤマダ電(9831)、愛眼(9854)、ミライト(1417)、東洋建(1890)、明治(2269)、新日科学(2395)、キーコーヒー(2594)、キリン堂(3194)、SFP(3198)、ネクソン(3659)、アカツキ(3932)、三共生興(8018)、Eギャラ(8771)、TBS(9401)、東映(9605)が動兆。
     
     

    「半値戻しが見えてきた」
     
     
    週末のNY株式市場は上昇。
    「3月1日のNY市場は上昇確率6割」というアノマリー通りの展開となった。
    NYダウとS&P500は4日ぶりの反発となった。
    週間ベースではNYダウは0.0%%安、10週ぶりの小反落。
    過去タイ記録の10週連続は達成できなかった。
    NASDAQは0.9%高、10週続伸(累計19.9%%上昇)。
    1990年代以降最長記録。
    S&P500は0.4%高、5週続伸(同5.2%上昇)。
    S&P500は昨年11月8日以降、初めて節目とされる2800ポイントを上回って引けた。
    年初来で約12%上昇。
    「米中首脳が最終的な通商合意締結に向け早ければ3月中旬にも会談する可能性がある」との報道を好感。
    「米朝首脳会談が物別れに終わったものの、安全資産への資金の逃避がそれほど大きく膨らまなかった。
    市場はむしろ米中通商合意に焦点を当てている」という見方だ。
    個別ではスポーツシューズ小売りのフットロッカーや衣料品のギャップが大幅高となった。
    ISM製造業景気指数は前月から2.4ポイント低下の54.2。
    2016年11月以来の低水準で着地。
    1月の個人所得は前月比0.1%減15年11月以来3年2カ月ぶりのマイナス。
    「政府機関の一部閉鎖により発表が遅れたため、市場への影響は限定された」という声もある。
    10年国債利回りは2.75%台に上昇(価格は下落)。
    ドルは上昇。
    ドル円は111.90円台と10週間ぶりの安値水準。
    「ドル押し上げの主因は円安」という珍妙な解釈が聞こえる。
    懸念があるとすれば欧州よりも中南米。
    原油安や経済成長圏、そこにドル高が加わりブラジル・ボベスパ指数は下落。
    メキシコ株式は週間で昨年11月以来の大幅安。
     
     
    金曜の日経平均は寄り付き105円高、大引け217円高と3ケタの上昇と大幅反発。
    終値ベースで昨年12月13日以来、約2カ月半ぶりの21600円台の高値水準を回復。
    今年の金曜はこれで3勝5敗となった。
    起爆剤となったのは111円台の円安トレンド。
    堅調だった米GDPも追い風となった。
    週間では約177円の上昇。
    週足は3週連続陽線。
    週間ベースでは、日経平均株価は0.8%高、3週続伸(累計6.2%上昇)。
    TOPIXは0.4%高、3週続伸(同5.0%上昇)。
    東証マザーズ指数は1.3%高、3週続伸(同8.9%上昇)。
    日経ジャスダック平均は0.1%安、3週ぶり反落。
    東証2部指数は0.2%高、3週続伸(同3.0%上昇)。
    2月の月間ベースでは、日経平均株価は2.9%高、TOPIXは2.6%高、ともに2カ月続伸。
    東証マザーズ指数は2.3%高、日経ジャスダック平均は2.7%高。
    東証2部指数は2.3%高、それぞれ2カ月続伸。
    日経平均株価もTOPIXも直近高値からの下落の半値戻し水準に届きそうで届いていない。
    日経平均株価の半値水準は21698円、TOPIXは1624ポイント。
    値上がり1180銘柄、値下がり859銘柄。
    新高値18銘柄、新安値5銘柄。騰落レシオは110.13と低下。
    NT倍率は13.37倍。
    25日線(21054円)からは2.6%のプラスかい離。
    200日線(22052円)からは2.0%のマイナスかい離。
    25日線と75日線(21128円)はあと数日でゴールデンクロス。
    5日線(21504円)は上抜けた。
    26週線(21669円)も指呼の間。
    52週線が21963円。
    週足の一目均衡の雲の下限が21684円、上限が21973円。
    勝手雲の上限が21698円。
    週足のボリンジャーのプラス2σ水準が21992円。
    12か月移動平均が22046円。
    月足の勝手雲の上限が21868円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.435%。
    買い方▲10.336%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.307%。
    買い方▲16.927%。
    空売り比率は40.7%で58日連続40%超。
    日経HVは16.0、日経VIは16.80。
    日経平均採用銘柄のPERは12.36倍。EPSは1747円。
    PBRは1.14倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比135円高の21755円。
    高値21765円、安値21445円。
    ドル円の112円近辺水準は追い風だ。
    ボリンジャーのプラス2σが21769円、プラス3σが22126円。
    気学では「逆張りの日」。
    火曜は「押し目買いの日。ただし急伸高は利入れ良し」。
    水曜は「人気に逆行して動き前後場歩調を変える」。
    木曜は「初め高いと後安の日。逆なら見送れ」。
    金曜は「上寄りすると押し込むが安寄りすると踏みあがる日」。
     
     
    以下は今年の西向くアノマリー。
    1月25日(金)後場熊本。
    日経平均198円高。
    2月15日(金)引け後福岡
    翌月曜18日日経平均381円高。
    2月28日(金)引け後松山。
    翌金曜217円高。
     
    大和のレポートは「3月の株式相場が年間の騰落を分ける傾向」。
    昨年末以降の戻り歩調で日経平均は今年1月・2月と続けて月間の騰落がプラス。
    過去に1月と2月の日経平均が上昇した年は3月の騰落で年間騰落が大きく変わる傾向。
    3月も株高になったケースでは、結果として年間の騰落も多くがプラスとなっている。
    一方、3月に株安となったケースでは、年間の騰落が全てマイナスに転じていた。
    (67年、74年、98年、07年、11年)。
    今年のような株式相場の状況下では、3月に明暗が分かれる。
    ちなみに・・・
    昨年まで2年連続で3月相場は下落していた。
    そして・・・。
    3月の日経平均の騰落は、その前月2月のドル円レートの騰落と方向が一致するケースが非常に多いという。
    2月に為替が円安ならば3月は株高。
    2月に円高ならば3月は株安という関係。
    過去25年間を観測すると、うち20回で前記 の関係が成立している。
    これは、他の月の組み合わせでは見られない特徴となっている。
     
    電子端末では「バスに乗り遅れるな」との指摘
    上昇継続の理由は「円高懸念の後退」。
    約2カ月半ぶりの円安・ドル高水準だ。
    出関連や景気敏感株に買い戻しを強めている」(野村の高田氏)。
    2つ目は「変動率の低下」。
    日経平均VIは2月28日に一時16.27と昨年9月28日以来5カ月ぶりの水準に低下。
    3つ目は「個人投資家の投資余力の回復」。
    信用評価損率は2月22日申し込み時点で13.23%。
    昨年12月上旬以来の水準まで改善した。
    昨年12月上場のソフトバンク(SB)株の下落による「ソフトバンク・ショック」は消えてきたとの解釈だ。
    同社株はまだ公募価格を奪還してはいないが・・・。
     
     
    NYダウは110ドル高の26026ドルと4日ぶりの反発。
    NASDAQは62ポイント高の7595ポイントと反発。
    S&P500は19ポイント高の2803ポイントと4日ぶりの反発。
    ダウ輸送株指数は5ポイント安の10462ポイント。
    SOX指数は0.96%上昇。
    VIX指数は13.57に上昇。
    3市場の売買高は79.3億株。
    CME円建ては大証日中比135円高の21755円。
    ドル建ては大証比140ポイント高の21760ポイント。
    ドル円は111.90円。
    10年国債利回りは2.758%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    アニコム(8715)・・・動兆
     
    アニコムHDに注目する。
    同社はペット保険の草分けで業界首位。
    アニコム損保を核に動物病院支援も。
    ペット保険契約件数は約75万件。
    対応病院は約6400。
    目標は「予防型保険」。
    キーワードは「涙を減らし絵顔を生み出す」だ。

    (兜町カタリスト櫻井)


    4日の東京株式市場は続伸後、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1500円-2万1800円。
    米国株が上昇し、為替も円安と東京株式には追い風の流れだろう。
    日経平均株価も先週金曜に直近高値を更新するなど上昇基調が続いており、良好な外部環境を素直に好感する展開となりそうだ。
     
    26週線(2万1669円、1日時点)を上回ることになり、テクニカルの好転が上昇を後押ししやすい。5日から開幕する中国全人代も下支え材料になると期待でき、上昇して始まった後も強い基調が続くと予想する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(前週末1日終値は111円81-82銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の前半(同127円15-19銭)と小動き。為替の落ち着きも支援材料になるとみられる。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比135円高の2万1755円だった。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    21755 ( +135 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    21760 ( +140 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ビープラッツ<4381>
    3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■巴工業 <6309>
    11-1月期(1Q)経常は59%増益で着地。
     
    ■ITbookホールディングス <1447>
    情報を流出させないサイバー攻撃対策システム「DDH BOX」を地方自治体を中心に販売開始。
     
    ■国際石油開発帝石 <1605>
    米テキサス州のシェールオイル生産・開発権益をGulf Tex Energy社から取得。米国でのシェールオイル生産開発事業に初参入。
     
    ■伊藤園 <2593>
    5-1月期(3Q累計)経常が5%増益で着地・11-1月期も2.2倍増益。
     
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    4(月)
    2月マネタリーベース(8:50)
    《決算発表》
    DyDo、ティーライフ、ゼネパッカー、エイケン工業、タカショー、ピープル、ピジョン、泉州電
     
    【海外】
    米12月建設支出(3/5 0:00)
    《米決算発表》
    セールスフォース・ドットコム


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [概況]

    先週末1日に発表された米経済指標は予想を下回るものが多く、ドルは一時111円半ば近くまで下げたが、NY株式市場や米国債利回りの上昇にドルも買い戻された。
    ダウは一時マイナス圏に落ちる場面もあったが下値は買われ、最後は3市場とも反発して引け、ドルもNY市場終盤に昨年12月20日以来、およそ2か月ぶりとなる112.090円(当日高値)まで上昇した。
    最後は前日比+59.5銭高の111.995円と112円をわずかに割り込んだが、上昇の流れを維持して引けた。ドルは2か月ぶりの112円を付け、今週はNY株式市場や米経済指標の結果によっては更に上値を目指す流れが出て来るのではないかと予想している。
     
    其の米経済指標は週末の雇用統計を始め多くの指標が発表予定となっており、4日(月)12月建設支出、5日(火)2月ISM非製造業景況指数、12月新築住宅販売件数、1月財政収支、6日(水)MBA住宅ローン申請指数、2月ADP雇用者数、12月貿易収支、1月製造業受注、7日(木)新規失業保険申請件数、第4四半期非農業部門労働生産性指数、8日(金)2月雇用統計などとなっている。この結果次第ではドルは更に上昇が期待出来るのではないか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     


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