【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
日経JASDAQ
38,460.92 -42.77 04/25
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,712.75 +16.11 04/25


03月01日 マーケットコメント

03月02日 マーケットコメント

03月04日 マーケットコメント

03月05日 マーケットコメント

03月06日 マーケットコメント

03月07日 マーケットコメント


     
    今週は軟調となった。米国株高や円安進行を追い風に、日経平均は週初から26週線を上回った。しかし、高値警戒感から米国株の上値が重くなると、目先の利益を確定する流れが強まる展開。
    年初から約2カ月に渡る日経平均の戻り相場は今週の下げで一服し、当面は今回の戻りに対する調整局面に移行すると考えられる。
    ある程度の日柄、値幅をかけて2万2000円というフシ目に到達し、そこで大きな週足陰線を描いたということは小天井形成と見ていいだろう。ここは26週線(2万1620円)、52週線(2万1955円)という中長期の強い上値抵抗線があり、足元の出来高の少なさから上抜くのは容易ではなさそうだった。そこに米中貿易摩擦緩和を織り込んでの米株安、大型経済対策発表後の中国株安が重なり、全体として材料ほぼ出尽くしから反落した。
     
    注目されたECB理事会ではハト派的な内容が示されたものの、世界景気の減速懸念が強まり、株式市場は売りで反応。騰勢を強めていた上海株なども失速し、世界株安の様相が強まった。日経平均は週間では約577円の下落となり、週足では4週ぶりに陰線を形成した。
     
    来週は、足元のファンダメンタルズの状態を確認しながらの相場展開となるだろう。
    日本、中国、米国で経済指標の発表が多い。今週、世界経済の減速懸念が強まったことから、通常以上に指標には神経質となる展開が想定される。

    14〜15日には日銀金融政策決定会合が予定されている。マーケットが不安定な時期だけに、追加緩和など何らかの動きがあるとの思惑も働きやすく、こちらも通常以上にイベント前後の動きが荒くなる可能性がある。
    とはいえ、翌週にはFOMC(19〜20日)を控えるタイミング。ここでのFRBの動きを見極めたいとの見方から、上下どちらかに大きく振れた場合には、それを修正する動きも出てきやすい。強弱感が入り交じる中、指数は各種材料に一喜一憂が続くと予想する。
     
    日経平均も来週、再来週くらいまでは国内金融機関の決算対策売りに押されやすく、2万1000円を挟んでの弱含みな値動きという市場関係者の話。
     
    日経平均のチャートが大きく崩れたとまでは言えないだけに、これで調整一巡感が出てくれば再び力強い上昇が続く展開も期待できる。きょう下回った25日線(2万1223円、8日時点)を早々に回復できるかが、目先の焦点となる。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(8日現在)
     
    21698.33  均衡表基準線(週足)
    21620.13  26週移動平均線
    21583.85  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21538.23  6日移動平均線
    21426.73  均衡表転換線(日足)
    21263.97  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21223.14  25日移動平均線
    21087.85  均衡表基準線(日足)
    21085.17  75日移動平均線
     
    21025.56  ★日経平均株価8日終値
     
    20890.60  均衡表転換線(週足)
    20862.43  ボリンジャー:-1σ(25日)
    20823.69  均衡表雲上限(日足)
    20691.77  13週移動平均線
    20501.72  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20425.09  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20354.03  均衡表雲下限(日足)
    20141.01  ボリンジャー:-3σ(25日)
    20119.57  ボリンジャー:-1σ(13週)
     
     
    25日線や75日線を下回ったほか、5日線が下降に転じ、調整局面入りのリスクが意識されている。一目均衡表では、日々線が雲上をキープしたものの、転換線は下降。遅行線と株価の上方乖離幅が一段と縮小し、強気シグナルは更に小さくなった。
    ボリンジャーバンドでは、終値が中心線を下回って-1σに接近して引け、+2σに迫った4日をピークとする調整局面入りの形状となった。
     

    [概況]

    8日の東京外国為替市場は、米ドル円が下落した。下落の理由に挙げられるのは、本日発表された中国の2月貿易収支だ。同指標は予想を大きく下回る結果(予想262億ドル・結果41.2億ドル)となり、一段と中国の景気減速が示される内容だった。
     
    なお、このように数字が悪化したのは輸出が大幅に減少したからで、輸出は前年同月比で20.7%の大幅減だった。
    ただ、これは米中の通商協議の結果、中国が農産物など米製品をより多く輸入したことが背景であるため、単純な数字だけでは判断できないところもある。とはいえ、予想を大幅に下回ったことにより同国の景気減速懸念が嫌気されたことは確かで、外国為替市場はリスク回避姿勢が鮮明となった。
    米ドル円は一時本日の安値110.945まで下落しており、欧州時間序盤でも買い戻される気配はない。この後発表される米雇用統計が芳しくない結果であれば、リスク回避の動きは一層強まり、米ドル円はさらに下値を伸ばす可能性がありそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    【大引け概況】
    8日の日経平均株価は大幅に4日続落した。終値は前日比430円45銭安の2万1025円56銭だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:38 容量:5.72M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    下げ幅の大きさは大発会の1月4日に次いで今年2番目。
    取引時間中には2月15日以来、3週ぶりに2万1000円を割り込む場面があった。
    世界的な景気の先行きに対する不透明感が投資家心理を冷やし、海運や鉄鋼、非鉄金属などを中心に幅広い銘柄が売られた。
     
    海外ファンドの先物を絡めた売り圧力も顕在化し、現物株もこれに引きずられる格好となった。前日行われたECB理事会では今年のユーロ圏の経済成長率見通しを下方修正、年内の利上げを断念したほか、中国の2月の貿易収支で輸出額が大幅に減少したことも市場心理を悪化させた。
    取引時間中に外国為替市場で1ドル=111円近辺まで円高に振れたことも嫌気された。3月決算期末を控えた国内機関投資家の決算対策売りも株式相場の重荷となった。
     
    JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比247.06ポイント安の1万3982.77だった。東証株価指数(TOPIX)も続落した。29.22ポイント安の1572.44で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆9252億円。売買高は16億7283万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は2003と全体の9割を超えた。値上がりは107、変わらずは23銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では、海運業、保険業、証券・先物取引業、機械などの下落が目立った。
     
    個別では、ファーストリテイリングが反落、任天堂も安い。東京エレクトロン、アドバンテスト、SUMCOなど半導体関連が売り込まれ、村田製作所、太陽誘電、アルプスアルパインなど電子部品株の下げも目立った。第一生命HDやコンコルディなど金融株も売られた。川崎汽船が値下がり率トップに売られたほか、アイモバイルが急落、RS Technologies、デファクトスタンダードなども大きく利食われた。
     
    半面、前日ストップ安に売られたルネサスエレクトロニクスは反発、積水ハウスも買われた。石川製作所が大幅高で5連騰、豊和工業も活況高。ピジョン、キリンホールディングスが高く、ラクーンホールディングスも上昇した。
     
    東証2部指数は前日比69.30ポイント安の6751.63ポイントと4日続落した。
    出来高5092万株。値上がり銘柄数は62、値下がり銘柄数は381となった。
     
    個別では、日本和装ホールディングス、価値開発、アートスパークホールディングス、東海ソフト、ニチリンなど8銘柄が昨年来安値を更新。DNAチップ研究所、堀田丸正、キャピタル・アセット・プランニング、浜井産業、FUJIKOHが売られた。
     
    一方、アルチザネットワークスが昨年来高値を更新。技研ホールディングス、大和自動車交通、コメ兵、デュアルタップ、北日本紡績が買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は4日続落した。終値は前日比49円43銭安い3402円08銭だった。欧州や中国の景気の先行き不透明感が強まり、運用リスクを回避する動きが優勢だった。海外景気に業績が影響を受けやすいハーモニックなどに売りが出た。
    市場では「東証1部の大型株の急落で個人投資家の投資余力が低下し、新興企業株も持ち高整理が進んだ」との声があった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で532億円、売買高は9511万株だった。
    値上がり銘柄数は100、値下がり銘柄数は542となった。
     
    個別では、ルーデン・ホールディングス、北雄ラッキー、マックスバリュ九州、共和工業所、イハラサイエンスなど16銘柄が昨年来安値を更新。GFA、文教堂グループホールディングス、LCホールディングス、ゼネラルパッカー、ムラキが売られた。
     
    一方、神田通信機、細谷火工がストップ高。ミサワホーム中国は一時ストップ高と値を飛ばした。WDI、カンセキは昨年来高値を更新。エムティジェネックス、重松製作所、日本色材工業研究所、Nuts、シダックスが買われた。

     

    東証マザーズ指数は前日比28.65ポイント安の900.11ポイントと大幅続落。
    前日のNYダウが3週間ぶりの安値をつけた流れから、為替相場も円高方向に振れるなか、外部環境の悪化を受けてマザーズ市場にも朝方から売りが先行した。また、米雇用統計を控えた週末ということもあり、個人投資家による積極的な押し目買いの動きも限られた。大引けにかけては日経平均の下げ渋りを背景にマザーズ指数もやや値を戻した。
     
    市場関係者は「損失覚悟での処分売りや、週末を控えて持ち高を手仕舞う動きが目立った」と指摘していた。一方、オンコリスなどバイオ関連株の一角には、短期的な値上がり益を狙った投資家の資金が集まった。
     
    売買代金は概算で1278.94億円。騰落数は、値上がり29銘柄、値下がり245銘柄、変わらず1銘柄となった。
     
    個別では、FRONTEO、タイセイ、アクセルマーク、アクアライン、CRGホールディングスなど7銘柄が昨年来安値を更新。クックビズ、Fringe81、トランザス、アジャイルメディア・ネットワーク、インターネットインフィニティーが売られた。
     
    一方、ゴールドマンサックス証券による新規買い推奨の評価を付与したことが伝わったEduLab、オンコリスバイオファーマがストップ高。ライトアップ、霞ヶ関キャピタル、新株予約権の大量行使で希薄化懸念が後退した窪田製薬ホールディングス、イード、レアジョブが買われた。
     

    【後場寄り付き概況】

     
    8日後場寄付きの日経平均株価は前日比376円62銭安の2万1079円39銭で寄り付いた。東証株価指数(TOPIX)は、24.73ポイント安の1576.93で始まった。
    前場終値と比較して下げが加速している。
    後場は日経平均株価が400円近く下げ、東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を拡大している。景気悪化への懸念から売りが強まった前場の流れを引き継ぎ、電気機器や金融など景気敏感業種とされる銘柄を中心に全面安となっている。
     
    外国為替市場では、1ドル=111円30銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて安い。
     
    個別では、任天堂の売りが膨らみ、ソニー、東エレクは前場安値を下回り、SUMCO、信越化は売りに押されている。三菱UFJ、三井住友が安く、東京海上も下押し。ファーストリテが下値でもみ合い、ソフトバンクGは軟調となっている。
    半面、ルネサスが値を保ち、NTTはしっかりしている。

     
    ECBによるユーロ圏経済成長見通しの下方修正で世界経済の減速懸念が広がり、市場環境は一変しつつある。個人の投資マインドに影響の大きい北朝鮮情勢を巡る地政学リスクへの警戒感も再燃し、マザーズ指数は3%超の下落で前場を折り返した。
     
    日経平均の日足チャートを見ると、2万1230円近辺に位置する25日移動平均線を割り込み、次は2万2020円近辺に位置する75日移動平均線レベルで下げ止まるかが焦点となる。
     
    後場の日経平均は75日移動平均線レベルでの攻防となりそうだが、下に振らされる場面が出てくることも警戒しておきたい。


     
    ランチバスケットは23件、329.32億円、70億売り越し。
     

     
    8日午前の日経平均株価は大幅に続落した。午前の終値は前日比313円26銭安の2万1142円75銭。
    一時は下げ幅を350円超に広げ、取引時間中として3週ぶりの安値を付けた
     
    きょう前場は、世界景気減速に対する懸念が高まるなか目先筋の見切り売りが加速した。前日のNYダウが200ドルあまりの下げをみせるなどリスク回避の流れが強まり、外国為替市場でのドル安・円高も嫌気され主力輸出株中心に売り圧力の強い展開となっている。
    また、国内景気の後退懸念が強まり、機械や銀行など景気敏感株を中心にほぼ全面安となった。
    海外投資家の株価指数先物売りに加え、3月期決算期末を控えた国内機関投資家の売りがかさみ、心理的な節目の2万1000円割れが視野に入った。
    なお、きょう算出の日経平均先物・オプション3月限のメジャーSQ(特別清算指数)推定値は2万1348円40銭。
     
    市場からは「世界的な景気減速懸念から海外株式が売られ、日本株も調整4日目に入った。あくまでも2カ月上昇に対するガス抜きとみている。ただ、米2月雇用統計の結果、しっかりした内容なら日柄調整に移り、弱めなら値幅調整の可能性がある」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆7385億円、売買高は9億7840万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1965と、全体の9割を超えた。値上がり銘柄数は134、変わらずは34だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)では、海運業、保険業、証券・商品先物取引業、機械などの下落が目立った。
     
    個別では、ファーストリテイリングが安く、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも軟調。東京エレクトロン、SUMCOなど半導体関連が値を下げたほか、京セラ、太陽誘電など電子部品株も売られた。前日に2019年3月期の連結最終赤字が拡大する見込みと発表した川崎汽船が急落、アイモバイルも大幅安。安川電やオークマが売られた。ふくおかFGや千葉銀、コンコルディなど地銀株が下げた。
     
    半面、ルネサスエレクトロニクスは小幅ながら反発、20年1月期の好調な業績見通しを示した積水ハウスが買われたほか、ピジョンとニチレイも上昇した。石川製作所、豊和工業など防衛関連が値を飛ばし、キリンホールディングスも水準を切り上げた。
     
    東証2部株価指数は前日比81.37ポイント安の6739.56ポイントと4日続落した。
    出来高3146万株。値上がり銘柄数は62、値下がり銘柄数は355となった。
     
    個別では、価値開発、アートスパークホールディングス、東海ソフト、ニチリン、ノザワなど6銘柄が昨年来安値を更新。フルスピード、バナーズ、キャピタル・アセット・プランニング、DNAチップ研究所、パスが売られた。
     
    一方、大和自動車交通、アルチザネットワークス、アマテイ、日本アビオニクス、技研ホールディングスがわれた。

     

    日経ジャスダック平均株価は続落した。午前終値は前日比42円49銭高の3409円02銭だった。
    欧州景気の減速懸念で投資家心理が悪化し、新興企業向け市場でも運用リスクを回避する売りが優勢になった。半導体関連銘柄などに売りが目立った。
    ジャスダック市場の売買代金は概算285億円、売買高は5552万株だった。
    値上がり銘柄数は74、値下がり銘柄数は538となった。
     
    個別では、ルーデン・ホールディングス、共和工業所、イハラサイエンス、ニューテック、ツクイスタッフなど11銘柄が昨年来安値を更新。GFA、文教堂グループホールディングス、LCホールディングス、大村紙業、AKIBAホールディングスが売られた。
     
    一方、ミサワホーム中国が一時ストップ高と値を飛ばした。WDI、カンセキは昨年来高値を更新。神田通信機、細谷火工、重松製作所、アクサスホールディングス、東葛ホールディングスが買われた。

     

    東証マザーズ指数は前日比28.96ポイント安の899.80ポイントと続落。
    前日の米国株の続落や円安一服に加えて、週末ということもあって買い見送りムードも強い。日経平均株価の大幅安で個人投資家の物色意欲が後退し、メルカリなどマザーズ市場の主力株にも売りが出た。個人投資家の関心を集めていたバイオ関連株の騰勢が一服しているほか、直近IPO銘柄からの資金流出も目立っている。
    値上がり銘柄数は29、値下がり銘柄数は245となった。
     
    個別では、FRONTEO、タイセイ、アクセルマーク、MTG、エリアリンクが昨年来安値を更新。クックビズ、ジャパンインベストメントアドバイザー、インターネットインフィニティー、テックポイント・インク、ユニフォームネクストが売られた。
     
    一方、EduLabがストップ高。オンコリスバイオファーマは昨年来高値を更新。ライトアップ、窪田製薬ホールディングス、ジーニー、霞ヶ関キャピタル、ネットイヤーグループが買われた。

    【寄り付き概況】

    8日の日経平均株価は、前日比116円84銭安の2万1339円17銭と4日続落してスタート。
     
    今週は米国株安に追随する動きが続いている。前日のNYダウが200ドルあまりの下げで4日続落、これを受けて日経平均もリスク回避の売りが先行している。世界景気減速への警戒感から主力株中心に買いポジションを低くする動きが目立つ。前日のECB理事会では2019年のユーロ圏の経済成長率見通しを下方修正、年内の利上げを断念した。ここにきて再び世界的な金融緩和機運が高まっているが、足もとは低調な経済情勢の方が嫌気されている。きょうはメジャーSQ算出日で全体売買代金は膨らむ見通し。


    日経平均先物・オプション3月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万1348円40銭。
     
    内閣府が取引開始前に発表した10-12月期実質GDP(国内総生産)改定値は、年率換算で前期比1.9%増、市場予想平均の同1.7%増を上回った。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、不動産を除きほぼ全面安、値下がりで目立つのは海運、保険、鉱業、証券、紙パルプなど。
     
    個別では、トヨタが売られ、ダイキンはさえない。東エレク、ファナックが下押し、ソニーは続落。ソフトバンクG、リクルートHD、任天堂が値を下げ、ファーストリテ、7&iHDは弱含み。花王、資生堂は軟調。東京海上、三菱UFJは安い。
     
    半面、KDDI、NTTドコモは強含み。ルネサスが値を上げ、テルモ、ニコンは小幅高。エーザイ、協和キリンが買われ、積水ハウスは堅調となっている。
     
    225先物は三菱・パリバ・アムロ・立花・ナティクス・ドイツ・HSBCが買い越し。
    GS・大和・ソジェン・UBS・メリル・日興・みずほが売り越し。
    TOPIX先物はみずほ・ソジェン・野村・JPが買い越し。
    シティ・大和・日興・HSBC・パリバ・アムロ・立花が売り越し。
     
    テクニカル的には、前田建(1824)、ABCマート(2670)、スシロー(3563)、チタン工(4098)、協和キリン(4151)、Qbネット(6571)、WSCOPE(6619)、幸楽苑(7554)、センコー(9079)が動兆。
     

     


    「月中平均を意識して」


    NY株式は4日続落。
    ECBが成長率を引き下げ。
    主要政策金利は予想通り据え置き。
    「利上げの時期を来年に先延ばし。銀行向けの超長期の低利融資を再び実施する」。
    この方向が世界経済の先行き警戒感と解釈された。
    興味深かったのはがん治療薬の開発を手掛けるバイオパス・ホールディングスの株価。
    前日比512%上昇し2017年11月以来の高値を更新する場面があった。
    出来高は通常の9倍。
    売買は9回停止された。
    前日、急性骨髄性白血病の治療薬に関する第2相試験に最近承認を受けた治療薬を含める修正を加えると発表。
    これが背景とみられる。
    直近6営業日で3000%の上昇だ。
    週間失業保険申請件数は前週比3000件減の22万3000件。
    市場予想は22万5000件だった。
    10年国債利回りは2.64%台に低下。
    ドル円は111円台後半での推移。
    DJ輸送株指数は2009年以来の10日続落。


    日経平均は3日続落。
    寄り付き140円安、終値140円安。
    結局十字線での展開。
    「OECDが世界経済見通しを下方修正し警戒感が高まった」との解釈。
    半導体関連が軟調。
    生産一時停止が報じられたルネサスはストップ安比例配分。
    三井不動産、三菱地所など不動産の一角が強含み。
    まとまりのないメジャーSQ前日だった。
    後場発表された景気動向指数は、現状を示す「一致指数」が前月比2.7ポイント低下。
    前月比下降は3カ月連続。
    これを受け、内閣府は景気の基調判断をこれまでの「足踏みしている」から「下方への局面変化を示している」へと下方修正。
    「先週末値は21602円。週足陽線のハードルはかなり高くなった」との声もある。
    値上がり556銘柄。値下がり1505銘柄。
    新高値17銘柄、新安値33銘柄。
    騰落レシオは110.60。
    空売り比率は47.0%と上昇。
    3日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は8.3%。
    日経VIは18.12に上昇した。
    日経平均採用銘柄のPERは12.45倍。
    EPSは1723円に低下。
    シカゴ225先物終値は大証日中比140円安の21090円。
    高値21355円、安値21015円。
    「メジャーSQ通過であく抜け」というのが期待感だが・・・。
    せめて日足の陽線に期待か。
    気学では「上寄りすると押し込むが安寄りすると踏みあがる日」。
    来週月曜は「後場急伸する。押し目買い」。



    そろそろ昨年3月の月中平均を意識し始める頃。
    因みに・・・。
    2018年9月月中平均23188円(TOPIX1746ポイント)。
    2018年3月月中平均は21395.50円。
    2017年3月月中平均19340円。
    2016年3月月中16897円。
    2015年3月月中平均19197円。
    2014年3月14694円。
    2013年3月12244円。
    これが歴史。
    今日のフォーカスはメジャーSQ値。
    そして引け後の225新規採用銘柄の発表。
    夜は雇用統計。
    これが終わればあとはユックリだろうか。

    2月第4週(2月25日〜3月1日)の海外投資家は日本の現物株と先物合計で1724億円の買い越し。
    (前週は4488億円の買い越し)。
    買い越しは3週連続。
    個人は1023億円の売り越し(同3094億円の売り越し)。
    信託銀行は191億円の売り越し(同336億円の買い越し)。
        
    現物株は海外投資家が1952億円の売り越し(前週は34億円の売り越し)。
    売り越しは5週連続。
    個人は3週連続で売り越し。
    信託銀行は2週ぶりに買い越し。
    同期間の先物・オプションの投資部門別取引状況では海外投資家が3676億円の買い越し。
        
        <海外投資家の売買推移(億円)>
                        現物     先物       合計
    2018年12月第4週       -578       -724     -1,302
    2019年1月第1週      -2,086      1,308       -777
    2019年1月第2週      -2,905      1,075     -1,829
    2019年1月第3週        -542      1,512        969
    2019年1月第4週       1,201        810      2,012
    2019年1月第5週      -1,294      1,259        -35
    2019年2月第1週      -1,536        890       -645
    2019年2月第2週        -655      3,357      2,702
    2019年2月第3週         -34      4,523      4,488
    2019年2月第4週      -1,952      3,676      1,724


    《兜町ポエム》

    「春一番」

    雪が溶けて川になって流れていきます。
    成長株の子が恥ずかしげに顔を出します。
    もうすぐ春ですね。
    ちょっと気取ってみませんか。
    株価が上がってあたたかさを運んできました。
    新値銘柄が、次の新値を運んできました。
    もうすぐ春ですね。
    市場に戻ってみませんか。
    泣いてばかりいたって幸せはこないから。
    暗いチャートを捨てて出かけませんか。
    もうすぐ春ですね、株に戻ってみませんか。

    「新しい株価になって♪」(千の風になって)

    私の株価の前で泣かないでください
    そこに私はいません
    眠ってなんかいません
    昔の株価に
    昔の株価になって
    あの大きな市場を暴れまくっています

    寄りには高値をつけて市場にふりそそぐ
    引けはダイヤのようにきらめく大商いになる
    朝は値上がり上位になってあなたを目覚めさせる
    昼は出来高上位になってあなたを見守る

    私の株価の前で泣かないでください
    そこに私はいません
    死んでなんかいません
    新しい株価に
    新しい株価になって
    この小さな市場を暴れまくっています


    「主人公」

    時には思い出ゆきのガイドブックにまかせ
    「あの頃」という名の駅で降りて
    「昔通り」を歩く
    いつもの兜町にはまだ時の名残りが少し
    メトロの駅の近くにはたくさんの証券会社
    いかめしいつくりの取引所と株屋さんだらけの街
    そういえば活躍した銘柄のコードさえ覚えている
    あなたの眩しい株価と
    投資家たちの笑い声に
    抱かれて兜町はいつでも
    必ずきらめいていた

    「或いは」「もしも」だなんて
    株屋さんは嫌ったけど
    時を遡るチケットがあれば欲しくなる時がある
    あそこの別れ道で選びなおせるならって
    勿論、今の私を悲しむつもりはない
    確かに自分で選んだ以上精一杯持ち続ける
    そうでなきゃマーケットにとても
    とてもはずかしいから
    マーケットは教えてくれた
    小さな物語でも
    自分の投資の中では
    誰もがみな主人公
    時折思い出の中で
    あなたは支えてください
    私の投資の中では
    私が主人公だと

    NYダウは200ドル安の25473ドルと4日続落。
    NASDAQは84ポイント安の7421ポイント。
    S&P500は22ポイント安の2748ポイント。
    ダウ輸送株指数は99ポイント安の10162ポイントと10日続落。
    SOX指数は1.10%下落。
    VIX指数は16.66。
    CME円建ては大証日中比140円安の21090円。
    ドル建ては大証比105ポイント安の21125ポイント。
    ドル円は111.61円。
    10年国債利回りは2.642%。


    スケジュールを見てみると・・・

    8日(金):メジャーSQ(12月は21618円、2月は20481円)、家計調査、GDP改定値、米雇用統計、中国貿易収支
    週末:中国消費者物価、生産者物価、北朝鮮の最高人民会議代議員選挙、米国夏時間入り
    11日(月):マネーストック、東日本大震災8周年、米企業在庫
    12日(火):法人企業景気予測調査、米消費者物価、EU離脱を問う英国下院採決期限
    13日(水):国内企業物価指数、機械受注、第三次産業活動指数、米生産者物価、耐久財受注、建設支出
    14日(木):日銀金融政策決定会合(〜15日)、米新築住宅販売、中国鉱工業生産、小売売上高
    15日(金):黒田日銀総裁会見、米鉱工業生産、NY連銀製造業景気指数、ミシガン大学消費者信頼感

    【3月】(8勝6敗で6位、陽線確率57.1%)

    6日(水)米貿易収支
    7日(木)ECB理事会、新月
    8日(金)メジャーSQ、鬼宿日
    10日(日)バブル後最安値から10年、米夏時間に移行
    12日(火)法人企業景気予測調査、米CPI
    13日(水)機械受注、変化日
    14日(木)日銀金融政策決定会合(〜15日)
    15日(金)裏切りの日
    16日(土)JR西日本が大阪と奈良を結ぶ「大阪東線」を全線開業
    18日(月)貿易統計
    19日(火)米FOMC(〜20日)
    20日(水)米大リーグ開幕戦(21日まで都内)、上げの特異日
    21日(木)EU首脳会議、春分の日で休場、満月、大幅高の日
    22日(金)全国CPI、変化日
    26日(火)上げの日
    27日(水)3月権利配当落ち日
    28日(木)変化日
    29日(金)英国がEUを離脱、プロ野球開幕
    31日(日)ウクライナ大統領選、欧州夏時間に移行
    月内:公示地価発表、日本IT団体連合会が「情報銀行」の認定開始、
    総務省が大手携帯キャリアに「5G」の電波割当、10年度予算案成立


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    ニプロ(8086)・・・動兆

    ニプロに注目する。
    同社はディスポーザブル医療器具大手。
    人工腎臓に強み。
    透析関連が中国、米国で拡大。  
    新たながん治療法である「キメラ抗原受容体T細胞(カーティー)療法」で独自技術を保有。
    「痛くない注射」にも注力している。

    (兜町カタリスト櫻井)


     

    [概況]

    NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少してドルは買われ、序盤に当日高値111.875円まで上昇したが、ECB理事会でのユーロ圏景気に対する厳しい見方にユーロが大きく売られるとドルも連れ安となった。
     
    更にNY株式市場が下落して始まるとドルはそれまでの安値を下抜き、NY株価の下げ幅拡大にドル売りも進んで、NY市場序盤過ぎに111円半ばを割り込み当日安値111.480円まで下落した。
     
    しかし下値は買われて揉み合いとなり、最後は前日比-17.5銭の111.585円と111円半ばで引け、ECB理事会でのハト派姿勢にユーロは大幅下落(-1.475円)し、ポンドも大きく売られ(-1.26円)、リスク回避の円買いにそれ以外の主要通貨も値下がりして引けた。ECBの予想外のハト派姿勢に世界景気への警戒感が強まってNY株式市場は4日続落し、為替市場もリスク回避の円買いが進んだが、ドルは111円半ばを維持して引けた。
     
    しかし上値が重くなったのは確かで、本日の雇用統計が予想を大きく上回らないと上値の重さは解消出来ないかも知れない。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    8日の東京株式市場は続落後、落ち着きどころを探る展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1200円-2万1400円。
    シカゴ日経225先物が大阪比140円安の2万1090円。本日の日経平均は弱含みの展開が予想される。
    現地7日の欧米主要市場で株価が下落した動きを受け、売り先行のスタートとなろう。
    手掛かり材料に乏しいなか、週末要因もあり、見送りムードが広がりそうだ。
    押し目買いよりも見切り売りの方が優勢となるだろう。25日線(2万1213円、7日時点)は一定のサポートになると期待でき、初動でこの辺りまで下げた後は、安値圏でのもみ合いが続くと予想する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(7日終値は111円78-79銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の後半(同126円39-43銭)と円高に振れている。対ユーロで円高が進んでいることから、欧州市場への輸出比率の高い銘柄には重しとなりそう。
    シカゴ日経225平均先物の6月限円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比140円安の2万1090円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■積水ハウス <1928>
    19年1月期の連結経常利益は前の期比4.2%減の1951億円で着地。続く20年1月期は前期比6.6%増の2080億円に伸び、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期にホテルや賃貸住宅の売却益が発生した都市再開発事業が反動減となるものの、戸建て住宅や賃貸住宅の回復に加え、国際事業の収益改善などで吸収し、増収増益を確保する。
    併せて、今期の年間配当は前期比2円増の81円に増配する方針とした。配当利回りは4.81%に上昇した。
     
    ■SKIYAKI <3995>
    子会社SKIYAKI APPSがアイモバイル <6535> と資本業務提携を結び、アイモバイルを引受先とする第三者割当増資を実施。熱量の高いファンが新たなファンを呼ぶ新しいプラットフォーム事業で連携する。
     
    ■Eストアー <4304>
    発行済み株式数(自社株を除く)の8.14%にあたる42万株(金額で3億5154万円)を上限に、3月8日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
     
    ■ITbookホールディングス <1447>
    総務省提供の従業員入退社受付システムに連携したクラウドサービスを販売開始。
     
    ■インターアクション <7725>
    取引先から5.4億円の大口受注を獲得。売上計上は19年5月期第4四半期および20年5月期第1四半期を予定。今期業績への影響は現在精査中。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    8(金)
    1月家計調査(8:30)
    10-12月期GDP改定値(8:50)
    1月経常収支(8:50)
    2月景気ウォッチャー調査
    メジャーSQ
    《決算発表》
    鳥貴族、HEROZ、フルスピード、日駐、ケア21、バルニバーヒ、エイチーム、ソフトウェアサー、フリービット、ミライアル、ユークス、クミアイ化、日本スキー、イトクロ、インスペック、ナ・デックス、ファースト住、カナモト
     
    【海外】
    中国2月貿易収支
    米2月雇用統計(22:30)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     


    [株価材料]
     
     
    ■帝人<3401>
    傘下が自治体への水電池を使った水位通報装置の提案本格化
     
    ■アズジェント<4288>
    イスラエル企業の製品使うクラウドサービス開始
     
    ■三菱マ<5711>
    高温半導体素子向け焼結型接合材料で2種類を開発
     
    ■日立<6501>
    次世代計算機の名刺サイズへの小型化成功
     
    ■オムロン<6645>
    鉄道駅での問い合わせ応対する駅案内ロボット開発
     
    ■パナソニック<6752>
    大阪府吹田市で独自の自動運転サービス展開へ
     
    ■アルプスアル<6770>
    電力インフラ向け点検ドローン共同開発
     
    ■シチズン時計<7762>
    系列が印に2カ所目の工作機械の営業拠点開設
     
    ■エイベックス<7860>
    動画クリエーター育成を本格化 次の事業の柱へ
     
    ■内田洋行<8057>
    傘下が建設業界向けERP刷新 初年度50社受注目指す
     
    ■キヤノンMJ<8060>
    情報システム事業底上げへ データセンター増強
     
     

    7日のNYダウ工業株30種平均は前日比200ドル23セント安の2万5473ドル23セントと4日続落した。2月14日以来、3週ぶりの安値で終えた。
     
    欧州中央銀行(ECB)は7日の定例理事会で年内の利上げを断念し、早くても2020年以降に先送りする方針を決定した。同時に19年のユーロ圏の成長率予測を前回(昨年12月)の1.7%から1.1%に大幅下方修正。欧州の景気不安から世界経済の減速懸念が再燃し、ダウは午前中に一時320ドル余り下落した。
    ドイツ国債利回りなどが低下し、米長期金利もつれて下げるとJPモルガン・チェースなど金融株に売りが広がった。
     
    世界景気の減速懸念が改めて意識されたことも市場心理を冷やした。景気敏感株である素材株などが売られた。米中が貿易問題で近く合意するとの期待を織り込んで買われてきたキャタピラーなどの中国関連銘柄にもいったん利益確定売りが出た。
     
    S&P500種株価指数が心理的な節目とされる200日移動平均を下回ったことなどで持ち高調整の売りが加速した。
    8日発表の2月の米雇用統計の内容を見極めたいとして、取引終了にかけてはやや下げ幅を縮小した。
     
    セクター別では、電気通信サービスや公益事業が上昇する一方で小売や食品・生活必需品小売が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は同84.456ポイント安の7421.464と2月13日以来の安値で終えた。アマゾン・ドット・コムやネットフリックスを筆頭に主要ハイテク株に売りが広がった。
      
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,473.23−200.23
    S&P500種
    2,748.93−22.52
    ナスダック
    7,421.464−84.456
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,287.60+2.90   
    NY原油(ドル/バレル)
    56.44+0.22
    円・ドル
    111.57 - 111.58−0.21


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は続落した。
    3月物は前日比270円安の2万1275円で終え、大阪取引所の終値を145円下回った。
    欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏の経済見通しを引き下げたため世界景気の先行き警戒感が広がり、米株とともに売られた。
    3月物は一時2万1210円まで下げた。
    この日の高値は2万1545円だった。8日発表の2月の米雇用統計を控え、積極的な取引は手控えられた。

    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21090 ( -140 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21125 ( -105 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7157.55(-38.45)
    FTSE100種総合株価指数は5日ぶりに反落した。前日6日の終値に比べ38.45ポイント安の7157.55で引けた。構成銘柄の約7割が下落した。
    欧州大陸の株価下落が波及し、午後にかけて下げ幅を拡大した。
     
    個別銘柄では、総合ヘルスケアのNMCヘルスは11%安と、急落して引けた。通期決算の修正後利益が減益となり、失望売りが加速した。配当の権利落ちとなったパーシモンは7%の大幅安となった。同様にロシアの鉄鋼大手エブラズや鉱業のリオ・ティントも安くなり、鉱業株は全面安となった。ブックメーカー(賭け屋)のパディパワー・ベットフェアの下げも目立った。
     
    半面、英送電大手ナショナル・グリッドは2.5%高。英ビジネス情報会社インフォーマと蒸気システム大手の英スパイラックス・サーコはそれぞれ2.3%高、決算内容が好感され投資会社のメルローズ・インダストリーズは2.1%高と買われた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11517.80(-69.83)
    ドイツ株式指数(DAX)は続落。終値は前日6日と比べて69.83ポイント安の11517.80だった。
    この日の欧州中央銀行(ECB)理事会で銀行への新たな資金供給策の導入などを決めたことを受けて、世界の景気減速への懸念を意識した売りが優勢になった。
    イタリア、ドイツの長期金利が低下し、欧州各国の株式市場で銀行株が大幅に下落した。
     
    個別では、長期金利の低下で利ざやが縮小するとの観測からドイツ銀行が大幅安となり、指数の下げを主導した。素材メーカーのコベルト、鉄鋼のティッセン・クルップの下げも目立った。
    一方、不動産のボノビアが上げた。好調な通期決算が買い材料になった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5267.92(-20.89)

     



株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

下記のブラウザでご利用いただけます。
Android
Chrome、ファミリーブラウザ for docomo、あんしんフィルター for docomo
iOS
Safari、あんしんフィルター for docomo
※ブラウザのバージョンによってご利用できない場合がございます。