【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
日経JASDAQ
37,775.38 +22.07 04/19
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,601.50 -81.87 04/19


04月01日 マーケットコメント

04月02日 マーケットコメント


    3日の日経平均は大幅反発。終値は前日比207円高の2万1713円で、先月5日以来、約1か月ぶりの水準まで回復してきた。
    朝方は前日の米株安を受けて小動きとなっていたが、英祇フィナンシャル・タイムズが伝えたことが支援材料となった。さらに中国の3月の非製造PMIが前月から上昇したことも安心感につながったとみられる。225型のインデックス主導ではあるが、後場も高値圏での推移が続いた。日経平均は再び2万2000円に向けた動きを強めている。
     
     
    明日(4日)の東京株式市場は、開催されている米中閣僚級通商協議の動向を注視しながらの神経質な推移となりそうだ。
    今晩の米国株が上昇したとしても、明日の東京株式への好影響は限られるだろう。
    国内機関投資家による益出しの動きはまだ続くとの見方は根強い。
    ただ、強い切り返しが見られたことで、押し目があれば買いが入ると考える。今週は25日線(2万1438円、3日時点)より上での推移が続いており、同水準が下値のメドになりそうだ。
     
     
    上値・下値テクニカル・ポイント(3日現在)
     
    23643.06  ボリンジャー:+3σ(26週)
    23052.60  均衡表雲上限(週足)
    22855.01  ボリンジャー:+2σ(26週)
    22435.91  ボリンジャー:+3σ(13週)
    22397.78  均衡表雲下限(週足)
    22106.54  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22066.97  ボリンジャー:+1σ(26週)
    21979.65  ボリンジャー:+2σ(13週)
    21922.38  200日移動平均線
    21883.92  ボリンジャー:+2σ(25日)
    21822.04  新値三本足陽転値
     
    21713.21  ★日経平均株価3日終値
     
    21661.30  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21523.38  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21438.68  25日移動平均線
    21390.98  6日移動平均線
    21385.98  均衡表基準線(日足)
    21328.11  均衡表転換線(日足)
    21278.93  26週移動平均線
    21268.98  均衡表基準線(週足)
    21216.06  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21097.60  均衡表雲上限(日足)
     
    ローソク足は下ヒゲを伴う陽線を引き、下値での買い需要が確認された。5日移動平均線と25日線が上向きをキープしたほか、本日は75日線がわずかながらに上昇へと転じた。
    日足ベースの一目均衡表では、基準線と転換線がともに横ばいを続ける一方で、遅行線は株価を上回って強気シグナルを発している。
    ボリンジャーバンド(25日ベース)では、いったん中心線近くまで押された後に、終値では+1σを上回って引けており、強気局面への転換に期待をつなげた。
     
     
    【信用規制・解除】
    銘柄 (3日大引け後 発表分)
     
    ■アンジェス <4563> [東証M]
    東証が4日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
    ■ジョルダン <3710> [JQ]
    東証と日証金が4日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
     
     

    [概況]

    3日の東京外国為替市場は、豪ドル円が上昇した。上昇した理由は以下の2つが挙げられる。1つ目は、米中の通商協議の進展期待の高まりだ。詳しくは英フィナンシャルタイムの報道で、同紙は「米中貿易合意に向けた問題の大半を解消した」と、米中の合意が間近であることを伝えた。
    そして2つ目は発表された豪州の小売売上高の好結果である。同指標は予想0.3%のところ結果0.8%で、豪州の景気減速懸念を後退させる内容となった。以上のことが好感され、豪ドル円は高値を79.415円まで伸ばすこととなった。
     
    日足チャートで見ると、本日の豪ドル円は昨日の高値と面合わせした格好で、同水準を上抜けてくると、次は大台80.00円といった水準が視野に入ってきそうだ。もっとも欧州時間では上昇に陰りが見え始めているため、次に動意はこの後の米ADP雇用統計や米ISM非製造業指数の結果を待つ必要がありそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    【大引け概況】
    日経平均株価は前日比207円90銭高の2万1713円21銭と反発し取引を終了した。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:39 容量:14.63M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    朝方は、買い優勢で始まり日経平均は58円高と小高くスタート、2日のナスダック総合指数高を支えにハイテク株中心に買いが先行した。
    いったん下げに転じた場面もあったが、英紙フィナンシャル・タイムズが「米中は通商をめぐり最終合意に近づいている」と伝えたことで、市場心理が改善して買い気が強まった。
     
    その後公表された3月の中国サービス業購買担当者景況指数(PMI)も市場予想を上回り、投資家心理を強気に傾けた。また、3月のユニクロの国内既存店舗の売上高が堅調だったことを手掛かりにファーストリテが上伸し、1銘柄で日経平均を100円近く押し上げた。
     
    後場に入ると中国株がじり高となったことが好感され、中国関連の機械や素材など景気敏感株、輸出関連株に買いが広がった。
    その後は、一時2万1722円72銭(前日比217円41銭高)まで上昇するなど、大引けにかけて高値圏で推移した。
     
    市場では「ヘッジファンドなどの投機筋が株価指数先物に買いを入れる形で現物株指数を押し上げたうえ、中長期志向の海外投資家の資金も流入していた」との声が聞かれた。
     
    東証株価指数(TOPIX)は、10.08ポイント高の1621.77で終了した。
    3日のJPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比86.23ポイント高の1万4426.53だった。
     
    東証1部の出来高は12億9207万株、売買代金は2兆4166億円。騰落銘柄数は値上がり1480銘柄、値下がり588銘柄、変わらず71銘柄。
     
    業種別では33業種中26業種が値上がり。1位は海運で、以下、証券・商品、非鉄金属、機械が続いた。値下がり上位には水産・農林、石油・石炭、食料が並んだ。
     
     個別では、3月の国内ユニクロ既存店売上高が堅調だったファーストリテイリングが売買代金トップで大幅高となった。東京エレクトロン、信越化学工業など半導体関連への買いが目立ったほか、ファナック、SMCなど機械セクターにも資金が流入した。任天堂も堅調だった。ジャパンマテリアルが値を飛ばし、ツガミ、タツモも大きく上値を追った。KLabが大幅高、CKD、セントラル硝子も物色人気となった。
     
    半面、第一三共やアステラスなどの医薬品株の下げが目立った。ZOZOが値を下げ、関西電や味の素、出光興産、住友不動産なども売りに押された。アトラエが続急落で値下がり率トップ、クボテックが大きく利食われた。ノーリツ鋼機が安く、雪印メグミルク、アイスタイルなどの下げも目立つ。パーク24も下落した。


    東証2部株価指数は、前日比57.09ポイント高の6909.37ポイントと4日続伸した。
    出来高6934万株。値上がり銘柄数は238、値下がり銘柄数は184となった。
     
    個別ではピーエイが一時ストップ高なった。
    工藤建設、北海道コカ・コーラボトリング、セイヒョー、アールエイジ、いい生活など11銘柄は年初来高値を更新した。
    東邦化学工業、三社電機製作所、SECカーボン、宮入バルブ製作所、ラピーヌがり率買われた。
     
    一方、クレアホールディングス、福留ハム、ファーマフーズ、マーチャント・バンカーズ、ウィルなど11銘柄が年初来安値を更新した。
    ショクブン、フライトホールディングス、カワセコンピュータサプライ、ビットワングループ、ウェルス・マネジメントが売られた。


     


    日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比11円54銭高い3435円20銭だった。
    朝方は前日の下落による個人投資家のマインド悪化を背景に売りが先行して始まった。

    ただ、海外メディアが「米中当局者、貿易合意に向けた問題の大半を解消」などと報じたことから、交渉の進展期待が高まるとともに買い戻しの動きが強まり、日経平均が上げ幅を拡大。ジャスダック市場でも買い戻しの動きにつながった。
    ハーモニックなど景気敏感株に買いが入った。他では、半導体や機械など中国関連株が上昇した。

    一方で、先行き警戒感が完全に払しょくされたと言いづらく、買い一巡後は様子見ムードも窺えた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で466億円、売買高は7408万株だった。
    値上がり銘柄数は331、値下がり銘柄数は261となった。

    個別では、三東工業社、UTグループ、B−R サーティワンアイスクリーム、木徳神糧、レイなど18銘柄が年初来高値を更新。中央化学、細谷火工、ルーデン・ホールディングス、ポエック、マリオンが買われた。
     
    一方、大成温調、クルーズ、成学社、滝沢ハム、きょくとうなど24銘柄が年初来安値を更新。サカイホールディングス、日邦産業、イナリサーチ、東邦レマック、エヌ・シー・エヌが売られた。
     


    東証マザーズ指数は前日比10.66ポイント高の919.35ポイントと3日ぶり反発。
    米中貿易協議が合意に近づいているとの報道などを受けて投資家心理が上向き、新興企業市場は買いが優勢となった。アンジェスが反発して終わりバイオ株などへの売りがとりあえず一巡したことで切り返しの動きとなっている。
    前日までの下落で利益確定の動きが進み、この日は再び材料株などに資金を投じる動きが見られた。信用評価損率が比較的低水準で推移するなど個人には投資余力があり、調整地合いは2日間で終わった。ただ、個人の買いに持続性がなく、売買代金上位銘柄でも日中の値動きは不安定だった。
    値上がり銘柄数は179、値下がり銘柄数は92となった。
     
    マザーズ市場に上場した東名の終値は3575円で、初値(4205円)を15%下回った。売買代金は42億円と新興市場ではそーせいに次ぐ8位となった。

    個別では、Amaziaがストップ高。インタースペース、日本ファルコム、PKSHA Technology、HEROZ、みらいワークスなど9銘柄は年初来高値を更新。ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、アンジェス、ロゼッタ、インパクトホールディングス、フレアスが買われた。
     
    一方、ジーエヌアイグループ、アズーム、アセンテック、ビリングシステム、ソーシャルワイヤーなど18銘柄が年初来安値を更新。エードット、AmidAホールディングス、ASJ、ベルトラ、ギークスが売られた。
     

    「寡黙」
     
     
    前引けの日経平均株価は164円47銭高の21669円78銭と反発した。
    英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の9時30分過ぎの報道。
    「今日からワシントンで開催される米中閣僚級協議で両国の合意が近づいている」を好感。
    投資家心理が改善し日本株相場を押し上げた格好。
    ドル円が1ドル=111円台半ばで円安・ドル高に傾いたこともプラス。
    2月の豪小売売上高や同月の豪貿易収支の黒字幅はいずれも市場予想を上回って着地。
    中国で10時45分に発表された3月の財新非製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比で大幅に上昇。
    これらも好材料視された。
    香港ハンセン指数は7日続伸、上海総合指数は5日続伸になった場面もあった。
    市場からは「一部の外資系証券経由で、米系のロングオンリーの買いが3日連続で入っている。
    個別というよりバスケット買い。
    4月は例年、外国人の買い越しが続いていたのでアノマリー通りに期待」という声も聞こえる。
    日足陽線基準の寄り付きの21563円を終値で上回っているかがポイント。
    東証1部の売買代金は1兆1103億円。
    値上がり1231銘柄、値下がり826銘柄。
    新高値104銘柄。新安値43銘柄。
    10年国債利回りはマイナス0.05%。
    ファーストリテの上場寄与度が90円、ファナックが同20円、東エレが同18円。
    第一三共、ZOZOが下落。
     
     
    その昔トレーディングルームで発した会話が1時間後にロンドン経由で戻ってきたこともあった。
    そういう意味で情報は世界を駆け巡っている。
    昨日の「金融機関の期初の売り」なんていうのもそんな印象だった。
    誰かが発した言葉が姿を変えて市場を駆け巡る時代なんてもう去ったかと思っていたのだが・・・。
    哲学者ヴィトゲンシュタインに「人は語り得ぬものについては沈黙を保たねばならぬ」という名言がある。
    「論理哲学論考」という書に登場する言葉だ。
    「語りうることと語りえないこと」との境界を明らかにするということ。
    語りえないことに対して我々が唯一取れる態度は「沈黙する」ということ。
    「無理に語ろうとすれば、その時点でナンセンス」というのが解釈だ。
    しかし真実あるいは本物を知っている人はそれこそ「語り得ぬ」世界の人。
    逆説的になるが、能弁な市場関係者は実は「真実に触れていない」と言うことが可能になることがある。
    知らないからこそ語れる。
    あるいは「知っていると無責任な人のコメントとのコントラストが大きくなる」。
    寡黙な市場関係者は本当に知らなくて寡黙なのか。
    あるいは知っていて寡黙なのか。
    この線引きというのが必要になってくるに違いない。
    「沈黙は金」という言葉は重い。
    ヴィトゲンシュタインの別の言葉。
    「ザラザラした大地にもどれ」。
    そして「哲学におけるあなたの目的は何か。─ハエにハエとり壺からの出口を示してやること」。
    深い。
     
    市場関係者のコメントの聞こえ方を分類してみると・・・。
    (1)株価上昇時の強気コメント→勇ましく、あるいは荒唐無稽に聞こえる
    (2)株価上昇時の弱気コメント→臆病に、あるいは知的に聞こえる
    (3)株価下落時の強気コメント→愚かしく聞こえる且つ縋りたいもの
    (4)株価下落時の弱気コメント→賢げに聞こえる且つ聞きたくないもの
    加えれば・・・。
    (5)株価膠着時の強気コメント→根拠なく聞こえる
    (6)株価膠着時の弱気コメント→投げやりに聞こえる
     
    本当に市場が効率的であるならば、些細な材料に右往左往することもない。
    本当に市場が無誤謬なら、株式市場で損をする人の多いことは説明できない。
    「効率的市場の有効性」を信じていないから投資判断を間違える」と言われてしまうかも知れない。
    金銭欲と物欲がどういう思考を行い、稟議書決済と比較パフォーマンスで出世欲を満たしたい機関投資家がどういう発想での運用を行うのか。
    ここを認識することも結構大切だろう。
     
    「相場川柳」をいくつか・・・。
     
    「やっぱり」と思う相場に後悔し」。
    上か下 でも当たらない 摩訶不思議
    もうかった同じ服着てパソコンに
    分析も、いざとなったら、思惑に
    見送りを 決めたとたんに 乗り遅れ
    趣味特技、高値掴みと底値売り
    朝投げて、後場買い上がり2時に投げ
    くれてやる、頭と尻尾がでかすぎる
    是非欲しい明日の新聞あったなら
    右肩を上げて兜町歩く癖


    (櫻井)

     

    日経平均株価は前日比164円47銭高の2万1669円78銭だった。
    きょう前場は、買い優勢で始まり日経平均は58円高と小高くスタートすると、朝方にもみ合いを続けた後、売り物をこなし切って日経平均は上昇指向を強める展開となった。

    米中貿易協議が合意に近づいているとの報道が好感され、半導体や機械など中国関連株が上昇した。
    この報道で、東京外国為替市場では円相場が1ドル=111円台半ばで円安・ドル高に傾いたこともプラスに働いた。
    トレンド追随型のヘッジファンドなどの投機筋が株価指数先物に買いが入ったこと、3月のユニクロの国内既存店売り上げが堅調だったことを材料に、ファーストリテが大幅高となったこともあり、日経平均を押し上げた。

    さらに10時45分に中国で発表された3月の財新非製造業購買担当者景気指数(PMI)が54.4と、1年2カ月ぶりの高水準だったと伝わると、日経平均は前場の高値となる2万1697円を付けた。
    しかし、前日から国内金融機関による利益確定売りの動きが続いており、上値は重かった。

    市場からは「米中貿易協議がスムーズに行きそうで、輸出主力株が堅調に推移している。日経平均は2万1800円に近付くと上値が重くなっているが、その水準をトライするとみている。新元号でムードも変わり、浮かれるようになればマーケットも良くなってくる」との声が聞かれた。
     
    東証株価指数(TOPIX)は、7.01ポイント高の1618.70だった。
     
    東証1部の出来高は6億1495万株、売買代金は1兆1031億円。騰落銘柄数は値上がり1231銘柄、値下がり826銘柄、変わらず82銘柄。
    業種別では33業種中23業種が値上がりした。1位は海運で、以下、非鉄金属、証券・商品、電気機器が続いた。
    値下がり上位には水産・農林、食料、医薬品が並んだ。
     
    個別では、2日発表の3月の国内ユニクロ既存店売上高が堅調だったファーストリテイリングが大幅高、ファナックや住友鉱などの中国関連株も上がった。東京エレクトロン、SUMCOなど半導体関連への買いが目立ち、安川電機、SMCなど機械株も上昇した。ディー・エル・イーが急騰、KLabも値を飛ばした。ツガミも買われた。
     
    半面、第一三共やアステラス等の医薬品株が安い。味の素やセコム、イオンも売られた。ZOZOが売りに押され、ダイキン工業も冴えない。クボテックが大きく利食われ、ヤーマン、パーク24なども下落した。

     

    東証2部株価指数は前日比36.07ポイント高の6888.35ポイントと4日続伸した。
    出来高4239万株。値上がり銘柄数は222、値下がり銘柄数は170となった。
     
    個別では工藤建設、北海道コカ・コーラボトリング、セイヒョー、アールエイジ、いい生活など9銘柄が年初来高値を更新した。ピーエイ、三社電機製作所、技研ホールディングス、ヒラノテクシード、ナルミヤ・インターナショナルが買われた。
     
    一方、クレアホールディングス、福留ハム、ファーマフーズ、マーチャント・バンカーズ、スーパーバッグなど9銘柄が年初来安値を更新した。ショクブン、ウェルス・マネジメント、松尾電機、メタルアート、フライトホールディングスが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比8円91銭高い3432円57銭となった。下げて始まったが、米中協議で合意が近づいているとの一部報道を受けて日経平均株価が上げ幅を広げるのにあわせ買いが入り、上昇に転じた。中国景気の業績への影響が大きいハーモニックは大幅高となり、年初来高値を更新した。半導体関連株や設備投資関連株などが物色されていた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で290億円、売買高は4471万株。
    値上がり銘柄数は306、値下がり銘柄数は247となった。
     
    個別では、UTグループ、B-R サーティワンアイスクリーム、木徳神糧、レイ、菱友システムズなど11銘柄が年初来高値を更新。細谷火工、マリオン、幸和製作所、リリカラ、Nutsが買われた。
     
    一方、大成温調、クルーズ、成学社、滝沢ハム、きょくとうなど19銘柄が年初来安値を更新。東邦レマック、エヌ・シー・エヌ、NKKスイッチズ、昭和パックス、サカイホールディングスが売られた。
     


    東証マザーズ指数も反発し、前引けは前日比10.54ポイント高い919.23だった。
    米中貿易協議が解決に向け進展しているとの思惑で日経平均株価が上げ幅を広げ、マザーズ市場も買われている。個人投資家からの人気が高かったバイオ関連株のアンジェス、そーせいの上昇で投資家心理が改善している。
    値上がり銘柄数は180、値下がり銘柄数は87となった。
     
    3日にマザーズ市場に上場した東名は午前に4205円で初値を付けた。初値は公募・売り出し(公開)価格の3290円を27.8%上回った。
     
    個別ではインタースペース、日本ファルコム、PKSHA Technology、HEROZ、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングスなど6銘柄が年初来高値を更新。霞ヶ関キャピタル、アンジェス、ロゼッタ、ジーニー、VALUENEXが買われた。
     
    一方、ジーエヌアイグループ、アズーム、アセンテック、ビリングシステム、ソーシャルワイヤーなど17銘柄が年初来安値を更新。エードット、AmidAホールディングス、ギークス、レアジョブ、MTGが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    3日の日経平均株価は、前日比58円33銭高の2万1563円64銭と反発してスタート。
     
    前日のNYダウが4日ぶりに反落したものの下げ幅は限定的で、ナスダック総合指数は4日続伸で約半年ぶりの高値圏に浮上、これが投資家のセンチメントを強気に傾けている。ドル・円相場が1ドル=111円台前半で推移していることも買い安心感につながっている。
     
    ただ、前日にも観測された金融機関の益出し売りなどの動きが出れば、上値押さえの要因となる。買い手掛かり材料にも不足しており、前日終値を挟んで狭いレンジでのもみ合いとなる可能性もある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、15業種が高く、値上がり上位に保険、電機、精密機器など。一方、値下がりで目立つのは水産、石油、食料品など。
     
    個別では、日本電産、SUMCOが高い。ファナック、ソニー、東エレクも堅調。三井住友が小幅高。ファーストリテは上伸。半面、ソフトバンクG、ZOZOがさえない。三菱UFJが小甘い。JTも売られている。武田や第一三共は軟調。
     
     
    225先物はモルスタ・GS・JP・アムロ・大和が買い越し。
    野村・クレディ・メリル・UBS・ソジェン・みずほが売り越し。
    TOPIX先物はJP・モルスタ・アムロ・ナティクス・GS・みずほが買い越し。
    ドイツ・野村・シティ・ソジェン・クレディが売り越し。
     
    テクニカル的には、前田建(1883)、SBS(2384)、日東紡(3110)、セレス(3696)、王子(3861)、大阪曹達(4046)、信越(4063)、ゼオン(4205)、旭有機材(4216)、AGC(5201)、有沢(5208)、日電硝(5214)、JFE(5411)、三井金(5706)、エラン(6099)、オークマ(6103)、牧野フ(6135)、日立建(6305)、TOWA(6315)、アイチ(6345)、栗田工(6370)ダイフク(6383)、日精工(6471)、Jテクト(6473)、THK(6481)、山洋電(6516)、WSCOPE(6619)、タムラ製(6768)、ヒロセ電(6806)、ファナック(6954)、サノヤス(7022)、クボテック(7709)、スター精(7718)、A&D(7745)、信越ポリ(7970)、ニフコ(7988)、東エレ(8035)、キャノンMJ(8060)、三益半(8155)、ふくおか(8354)、ダイセキ(9793)が動兆。

     


    「称元効果」
     
    NY株式市場はマチマチの動き。
    NYダウは79ドル下落しNASDAQは小幅高。
    S&P500種はほぼ横ばいだった。
    2月の耐久財受注統計はコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比0.1%減。
    市場予想の横ばいを下回った。
    コア資本財の出荷は横ばい。
    「輸送機器が4.8%落ち込み全体水準を押し下げた」との見方だ。
    耐久財受注の発表は政府機関閉鎖の影響で遅延していたが3月分は当初予定通り4月25日に発表予定。
    個別ではドラッグストアのウォルグリーンが今期見通しを引き下げたことから13%の急落。
    2週間後には第1四半期決算発表が始まるが16年以来の減益を見通しだ。
    英国のEU離脱を巡る懸念の再燃を背景に安全資産に対する需要が高まり国債価格は上昇(利回りは低下)。
    10年国債利回りは2.47%台。
    ただ週末の雇用統計発表を控えての小動きだった。
    英メイ首相がEUに離脱交渉期限の延長を要請することを明らかにしたことからポンドは上昇。
    ユーロ/ドル一時1.1181ドルと3月7日以来の安値を付けた。
    ドル円は111円台前半での推移。
     
    火曜の日経平均は寄り付き235円高。
    寄り天で上ヒゲなく終値は3円安でほぼ安値引け。
    大きな陰線となった。
    「かつての火曜日安のアノマリーが甦る」という見方も出てきた。
    年度初めとしては2000年4月3日の389円高以来19年ぶりの上昇幅となった初日を打ち消した格好だ。
    「年度替わりを受けて金融機関から売り物が出ているらしい」との観測。
    新年度初日の月曜は「新元号発表の日だったから自粛した」というもっともらしい解釈が付いている。
    個人的観測としては秀逸だが、確認のしようがないところが歯がゆいところだ。
    「彼らは消費増税を前にしたこの先半年間の運用について慎重。
    だから売り対象は内需、個人消費といったセクターに集中した」という解説にも説得力はある。
    これが相場の読みというものだろう。
    米中のPMIが好転しても元気の出ない日本株。
    いつも外物に責任を押し付けるが実態は灯台下暗しというところか。
    値上がり886銘柄。値下がり1181銘柄。
    新高値184銘柄。新安値26銘柄。
    騰落レシオは96.21。
    結局2日連続の「失速」だったという印象。
    NT倍率は13.34倍。
    25日線(21428円)からは0.4%のプラスかい離でサポート。
    200日線(21927円)からは1.9%のマイナスかい離。
    これが遠い。
    3月メジャーSQ値21348円は抜けているが12月メジャーSQ値21618円が遠い。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.598%。
    買い方▲11.026%。
    逆転できなかったところが相場心理の弱さだろう。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.908%。
    買い方▲18.929%。
    空売り比率は43.8%で19日連続40%超。
    3月29日時点の信用買い残は349億円減の2兆3558億円。
    同信用売り残は2083億円減の8552億円。
    株価の下落とつなぎ売りの解消の結果での減少だろう。
    日経HVは19.3、日経VIは17.00。
    日経平均採用銘柄のPERは12.50倍でEPSは1720円。
    PBRは1.13倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の21525円。
    高値21745円、安値21460円。
    大証夜間取引終値は日中比70円高の21540円。
    21500円台をキープしていればレンジは「500円〜800円」だ。
    ボリンジャーのプラス1σが21632円。プラス2σが21859円。
    逆にマイナス1σは21212円だ。
    週足のプラス1σ(21487円)で止まったところは評価だ。
    24ヶ月線(21641円)。
    日足の勝手雲が5日に黒くねじれているのが気にかかる。
    気学では「強象日にして高値を見る日。買い方針良し」。
    木曜は「前日が高い時にはこの日反落する」。
    金曜は「変化注意日にして不時安を見ることあり」。
    今年7勝6敗の水曜日は変化日でもある。
    IMFのラガルド専務理事は「近く改定する世界経済見通しで2019年の成長率予測を引き下げる」と講演。
    余計なコメントだが・・・。
    今年3月月中平均は21414.88円。
    昨年3月3月月中平均は21395.50円だった。
     
    3月期末の大量広告でフル48ページだった日経朝刊。
    1日に40ページになり、昨日からは36ページに減った。
    恒例のことではある。
    産業天気図では「産業・工作機械、電子部品・半導体、通信、アミューズメント」が悪化。
    改善は「紙・パルプ」だけ。
    携帯通話料の引き下げやゲームの競争激化ということ。
    一方で紙の値上げと段ボールの受給逼迫が背景。
    称元効果もあるのだろう。
     
    新元号は「令和」。
    元号と株価の関係は、というと・・・。
    戦前の株式市場の指標だった「東京株式取引所(東株)」の配当込み修正価格指数の推移。
    東株上場から明治終了の1912年7月までの34年間で1280倍。
    大正(1926年12月まで)で6倍。
    昭和は1943年までに3割の下落。
    1949年の東証再開以来のTOPIXの推移。
    89年1月までの昭和時代には配当を除いても120倍。
    平成の30年間では配当を含めても約3%の値下がりとなった。
    明治◯、大正◯、昭和戦前?、昭和戦後◯、平成?の流れだ。
    順番ならば令和◯のハズ。
     
    今年になってから4月2日までの曜日別勝敗。
    依然として月曜高木曜安の傾向は続いている。
     
    月曜:10勝2敗
    火曜:7勝7敗
    水曜:7勝6敗
    木曜:2勝9敗(唯一負け越し)
    金曜:8勝5敗
     
     
    NYダウは79ドル安の26178ドルと反落。
    NASDAQは19ポイント高の7848ポイント。
    S&P500は0.05ポイント高の2867ポイント。
    ダウ輸送株指数は18ポイント安の10625ポイント。
    SOX指数は0.10%の上昇。
    VIX指数は13.36。
    3市場の売買高は64.5億株。
    225先物CME円建ては大証日中比55円高の21525円。
    ドル建ては大証比75ポイント高の21545ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比70円高の21540円。
    ドル円は111.31円。
    10年国債利回りは2.472%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ツナグ(6551)・・・動兆
     
    ツナググループHDに注目する。
    同社はアルバイト・パートに特化した採用活動代行サービスが中核。
    人材派遣が地方で拡大。
    「出前館」の夢の街創造委員会と業務提携契約を締結。
    飲食店スタッフおよび出前配達員の採用支援となる。
    物流施設運営のシーアールイーとは人材供給の新モデル構築の方向。
    派手でないだけに今後に期待。

    (兜町カタリスト櫻井)

    [概況]

    東京時間に当日高値111.470円まで上昇したドルは其の後揉み合いとなり、終日狭いレンジでの小幅な動きが続いた。
    NY市場で発表された2月耐久財受注は予想を上回ったが市場には影響薄で、NY株式市場が反落して始まり、ダウが-136.11ドルまで下げる動きに為替市場も円買い優勢となって、NY市場序盤にドル(111.235円)やユーロ(124.475円)はそれぞれ当日安値まで下げたが、どちらも揉み合いの範囲で直ぐに買い戻された。
     
    ドルは最後前日比-1.5銭の111.320円と111円を維持して引け、上下高安の変動幅は僅か23.5銭という小幅に留まった。この日のドルは下げたが111円を維持しており、上値を目指す動きは続いていると見ている。ここからの更なる上昇は米経済指標などの結果待ちか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

     
    3日の日経平均株価は、もみ合いの展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1300円-2万1600円。
    NYダウ平均は下げたものの、ナスダックは上昇し、為替も落ち着いていることから、東京株式市場へのネガティブ影響は限定的だろう。
    外部環境の後押しが少ない中では売買自体が手控えられる可能性が高く、早々にこう着感が強まる展開となりそうだ。手詰まり感のある主力株を避け、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かいそうだ。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(2日終値は111円37-38銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の後半(同124円73-77銭)と小動き。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比55円高の2万1525円だった。
     
     
    【好材料銘柄】  
     
    ■アダストリア <2685>
    3月既存店売上高は前年同月比8.2%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
     
    ■夢真ホールディングス <2362>
    IT技術者派遣を展開するインフォメーションポートの株式を取得し子会社化する。
     
    ■エービーシー・マート <2670>
    3月既存店売上高は前年同月比5.0%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
     
    ■キユーピー <2809>
    12-2月期(1Q)経常は6%増益で着地。
     
    ■リネットジャパングループ <3556>
    インドネシア有数の技術実習生の送り出し機関であるコープインドネシアと人材送り出し事業で業務提携。
     
    ■ネオス <3627>
    ニンテンドースイッチ市場に参入。第1弾としてサンリオ <8136> 、サン宝石とライセンス契約を結び、キッズ向けタイトル「ぷるきゃらフレンズ ほっぺちゃんとサンリオキャラクターズ」を7月に発売する予定。
     
    ■西松屋チェーン <7545>
    今期経常は65%増益へ。プライベートブランド商品の海外販売拡大に向け、アジア小売りチェーンでPB商品の販売開始するほか、中国最大のECサイト「天猫(Tmall)」に出店する。
     
    ■DDホールディングス <3073>
    ネクシィーズ <4346> が展開する定額制セルフエステスタジオ「BODY ARCHI」にパートナーとして参画。
     

    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    3(水)
    《決算発表》
    トライステージ、エスプール、KTK、バイク王、マルカキカイ
     
    【海外】
    米3月ADP雇用リポート(21:15)
    米3月ISM非製造業指数(23:00)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     


    [株価材料]
     
    ■焼津水<2812>
    調味料の生産拠点でIoT活用 業務効率化や品質の安定化で
     
    ■CAP<3965>
    AIによる遺産分割シュミレーションの処理速度を大幅に短縮
     
    ■LINE<3938>
    個人の関心に合わせた電子チラシをアプリに配信する事業
     
    ■エアウォーター<4088>
    子会社がHV用過給器部品向けに表面処理加工の提案開始
     
    ■JSR<4185>
    LIB関連事業に注力 負極剤の改良技術を開発
     
    ■ポーラHD<4927>
    美白関連商品を強化 厚労省が開発した医薬部外品を承認
     
    ■パイオラックス<5988>
    22年までに国内主要2拠点を大規模改修 投資額75億円
     
    ■日工<6306>
    アスファルト合材の生産プラントで「フォームド装置」市場投入
     
    ■シャープ<6753>
    小売店向けに監視カメラとPOSレジ組み合わせた新サービス
     
    ■丸紅<8002>
    傘下が6月までに金属3Dプリンターを導入 ノウハウ蓄積で拡販へ
     
    ■三菱Uリース<8593>
    再生医療ベンチャーのサイフューズと提携 2億円を出資
     
    ■NTT<9432>
    系列が地中の空洞を見分けるサービスを開発へ AI活用
     

    弱気材料
    ■NYダウは下落(26179.13、-79.29)
    ■国内景気減速への懸念
    ■英国の欧州連合(EU)離脱問題
    ■トルコ政情不安

    留意事項
    ■総合PMI(3月)
    ■首相官邸で未来投資会議
    ■東名が新規上場
    ■中国財新総合PMI→(3月)
    ■ユーロ圏小売売上高(2月)
    ■米MBA住宅ローン申請指数(先週)
    ■米ADP全米雇用報告(3月)
    ■米ISM非製造業景況感指数(3月)
    ■インドネシア市場は休場


    2日のNYダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落した。前日比79ドル29セント安の2万6179ドル13セントで終えた。
     
    前日のダウ平均は米中両国の製造業景況関連の指数改善などを受け、330ドル近く上昇。10月初旬につけた史上最高値まで約570ドルに迫っただけに2日は序盤から利益確定の売りが優勢となった。
     
    通期予想の下方修正が嫌気されたドラッグストア大手ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが急落し、13%安となり、1銘柄でダウ平均を55ドルあまり押し下げた。同業のCVSヘルスが4%近く下げるなど、ヘルスケア関連株に売りが波及した。
    また、前日に買いが目立った航空機・機械のユナイテッド・テクノロジーズや石油のエクソンモービルなどに売りが優勢だった。
     
    ただ、相場全体の下値は堅かった。前日までに発表された米中の製造業関連の経済指標の改善を受けて、世界景気の減速懸念が和らいだ。「前日に米長期金利が大幅に上昇し、景気悪化の前触れとされる逆イールド(長短金利の逆転)が解消されたのも投資家心理の改善につながっている」との声もあった。
    セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や不動産が上昇する一方で食品・生活必需品小売や電気通信サービスが下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比19.779ポイント高の7848.689と昨年10月上旬以来の高値で終えた。アナリストが業績拡大を見込んで強気な見方を示したフェイスブックが3%強上昇した。アップルやアルファベット(グーグル)などの主力株も買いが優勢だった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,179.13−79.29
    S&P500種
    2,867.24+0.05
    ナスダック
    7,848.689+19.779
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,295.40+1.20   
    NY原油(ドル/バレル)
    62.58±0.00
    円・ドル
    111.32 - 111.33−0.05

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は4営業日ぶりに反落した。
    6月物は前日比100円安の2万1525円で引け、2日の大取終値を55円上回った。前日までの買いが一服し、日経平均先物は利益確定の売りに押された。
    前日の市場で、米中の製造業関連の景気指標改善を手掛かりに世界景気の先行き警戒感が薄れた。2日発表の2月の米耐久財受注は前月比低下したが、反応は限られた。
     
    この日の6月物安値は2万1460円、高値は2万1745円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21525 ( +55 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21545 ( +75 )




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7391.12(+73.74)
    FTSE100種総合株価指数は投資家のリスク選好が続き、幅広い銘柄に買いが入り4日続伸した。前日の終値に比べ73.74ポイント高の7391.12と、終値ベースで2018年10月上旬以来、約6カ月ぶり高値で引けた。構成銘柄の9割が上昇した。午後に上げ幅が広がった。原油高を背景に石油株が買われ、銀行株の上昇とともに株価指数を押し上げた。
    英議会は1日夜、メイ英首相と欧州連合(EU)の離脱協定案に代わる選択肢4案をすべて否決した。英国のEU離脱をめぐり混迷が長引くなかポンドが売られ、通貨安で恩恵を受ける企業が買われた。
     
    個別銘柄では、医薬品とたばこ株、酒類のディアジオが上昇した。総合ヘルスケアのNMCヘルスは4%超の上昇と目立った。市場シェアで業界2位に落ち込んだスーパーマーケットのセインズベリーは午前に売られたものの、午後には上昇に転じた。英銀大手スタンダード・チャータードとアイルランド段ボール大手スマーフィット・カッパは各3.4%高だった。
     
    半面、医薬品のヒクマ・ファーマシューティカルズの値下がりが大きくなった。航空機エンジンのロールス・ロイスは1.1%安と下落した。同社製のエンジンに不具合があったとして、シンガポール航空が同エンジンを搭載したボーイング航空機2機の運航を停止したことが響いた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11754.79(+72.80)
    ドイツ株式指数(DAX)は4日続伸した。終値は前日と比べて72.80ポイント高の11754.79だった。
     
    個別銘柄では、タイヤのコンチネンタルと自動車のBMW、半導体のインフィニオンテクノロジーズは上昇した。
    一方で、オンライン決済サービスのワイヤーカードはこの日も下落した。消費財のヘンケルの値下がりも目立った。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5423.47(+17.94)

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