【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
日経JASDAQ
37,775.38 +22.07 04/19
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,601.50 -81.87 04/19


04月01日 マーケットコメント

04月02日 マーケットコメント

04月03日 マーケットコメント

04月04日 マーケットコメント

04月05日 マーケットコメント

04月06日 マーケットコメント

04月08日 マーケットコメント


    [概況]

     9日の東京外国為替市場は、リスク回避の流れが強まり、米ドル円が安値111.230円まで下落した。リスク回避の背景にはリビアにおける内戦再開の危機が挙げられる。詳しく述べると、リビアではカダフィ政権が打倒された後、国連の後押しで形成されたシラージュ暫定首相の政権と、これに対立するリビア国民軍という二つの政治機構が並び立っていた。
     
    ところが、この度リビア国民軍側が突如「首都トリポリ周辺の武装勢力を一掃し、混乱を鎮める」として暫定政権に軍事行動を開始。当然、暫定政権もこれに対し徹底抗戦する構えを示したため、市場は地政学的なリスクを高めたというわけだ。この後の外国為替市場は、引き続きリビア情勢には注意を払う必要がある。
     
    もっとも、直近の報道で、国民軍の軍用機がトリポリで唯一機能している空港を爆撃するなど、日増しに戦闘の規模拡大の様子が伝わるところ見ると、早期に地政学的リスクが後退することは考えにくい。そのことから、米ドル円が節目である112.00円を上抜けるには、まだ時間がかかりそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    9日の日経平均株価は前日比40円94銭高の2万1802円59銭、東証株価指数(TOPIX)は1.38ポイント安の1618.76とともに前日の終値を挟んで、方向感の定まらない小幅な値動きに終始した。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:35 容量:13.87M

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    アジア各国・地域の株価指数が総じて堅調で相場の支えと日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えに後場早々には再びプラス圏入りした。その後、大引けにかけて引き締まったが、個人投資家などの利益確定売りが出て上値も限られていた。
     
    投資家の注目を集めたのが、紙幣や一部硬貨の刷新を手掛かりにした関連銘柄だった。貨幣処理機器製造のグローリーや日金銭が特需による業績拡大期待から、思惑人気を集めた。
    また、投資会社による買い増しが伝わったソニーも大幅に値上がりした。
    他では、米半導体株指数が連日で最高値水準となったのを好感し、アドテストや東エレクといった半導体関連株に買いが入った。
    日経平均は小反発したとはいえ、値下がりが圧倒的に多い状況では足元が固まっているとは言いにくい。売買代金の低迷も続いているため、上値を試すには力が足りない相場状況を印象付けた。
     
    市場では「ゴールデンウイーク(GW)などの連休も控えており、投資家が持ち高を一方向に傾けることは難しい」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は続落し、終値は前日比12.13ポイント安の1万4398.67だった。
    東証1部の売買代金は概算で1兆9426億円と、2兆円を3営業日続けて割り込んだ。売買高は11億544万株。東証1部の値上がり銘柄数は1318。値下がりは705、変わらずは117だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、鉱業、電気機器の上昇が目立ち、下落は電気・ガス業、不動産業、小売業など。

    個別では、米ヘッジファンドの株取得が伝わったソニーが断トツの売買代金をこなし大幅高に買われたほか、任天堂も上昇した。ファナックが堅調、東京エレクトロン、信越化学工業など半導体関連も買い優勢。トヨタ自動車も頑強な値動きを示した。デザインワン・ジャパンが値上がり率トップに買われ、日本電波工業、技研製作所も活況高。アンリツも物色人気となった。政府・日銀による紙幣刷新を手掛かりに日本金銭機械、オーイズミ、グローリーがなど紙幣刷新関連も値を飛ばした。
     
    半面、ソフトバンクグループ(SBG)が冴えず、ZOZOも下落。ユニファミマ、セブン&アイ・ホールディングスも値を下げた。住友不が安い。リソー教育が値下がり率トップに売り込まれ、ダブル・スコープ、ネクステージ、レノバなどが急落。曙ブレーキ工業も大幅下落した。
     
    東証2部株価指数は前日比11.58ポイント安の6954.33ポイントと続落した。
    値上がり銘柄数は156、出来高4949万株。値下がり銘柄数は259となった。
     
    個別では、富士ソフトサービスビューロがストップ安。福留ハム、アイスタディ、アイケイ、マーチャント・バンカーズ、フジックスなど9銘柄は年初来安値を更新。リミックスポイント、FRACTALE、カワセコンピュータサプライ、京進、昭和飛行機工業が売られた。
     
    一方、中央ビルト工業、エスプール、北海道コカ・コーラボトリング、カワニシホールディングス、パレモ・ホールディングスなど17銘柄が年初来高値を更新。マミヤ・オーピー、TBグループ、ショクブン、オリエンタルチエン工業、NCS&Aが買われた。
     


    日経ジャスダック平均は前日比8円69銭安の3454円12銭と5日ぶり反落した。
    手掛かり材料難となり、新興市場は利益確定売りが目立った。
    こうした中、新紙幣発行のニュースで、現金自動預払機(ATM)の紙幣識別センサーを手掛けるユビテックが人気化するなど、新規材料の出た銘柄には買いが集まった。
    他では、次世代通信規格「5G」関連など、値動きの軽いテーマ株を物色する動きもみられ、相場全体としては終日方向感を欠いた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で423億円。売買高は1億334万株だった。
    値上がり銘柄数は250、値下がり銘柄数は341となった。

     
    個別では、五洋インテックスがストップ安。クリエイト、クリップコーポレーション、アールビバン、マックハウス、ASIAN STARなど6銘柄は年初来安値を更新。ブロードバンドタワー、シグマ光機、ポエック、フジタコーポレーション、澤田ホールディングスが売られた。
     
    一方、高見沢サイバネティックス、多摩川ホールディングス、スリー・ディー・マトリックスがストップ高。ユビテック、小田原機器、ムサシは一時ストップ高と値を飛ばした。常磐開発、プラップジャパン、ジェーシー・コムサ、銚子丸、イデアインターナショナルなど19銘柄は年初来高値を更新。ジェイホールディングス、ジョルダン、レッド・プラネット・ジャパン、テックファームホールディングス、Nutsが買われた。

     

    東証マザーズ指数は前日比3.04ポイント高の934.43ポイントと3日続伸した。
    前日大幅高の反動もあってマイナスとなる場面もあったが、買い気は強く、メルカリやUUUM、マネーフォワードなど主力級銘柄が堅調に推移した。
    また、オンコリスバイオファーマ開発中のがんウイルス療法「テロメライシン」に関して、中外製薬と独占的ライセンス契約を締結するなど好材料が多く出てきたオンコリスバイオファーマがストップ高比例配分となった。
    ただ、マザーズ市場も利益確定売りが出て上値は重かった。
    値上がり銘柄数は102、値下がり銘柄数は168となった。
     
    上場2日目のヴィッツは9時に公開価格(2650円)の2.3倍となる6100円の初値を付けた。その後も買いが優勢で、終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比1000円高の7100円だった。

     個別では、ASJ、ヴィッツ、キャンバス、サイジニアがストップ高。Amaziaは一時ストップ高と値を飛ばした。イオレ、アスカネット、ホットリンク、シリコンスタジオ、ユーザベースなど13銘柄は年初来高値を更新。フロンティアインターナショナル、シノプス、あんしん保証、ピアラ、テラプローブが買われた。
     
    一方、アズーム、ソーシャルワイヤー、エルテス、すららネット、ビープラッツなど13銘柄が年初来安値を更新。リネットジャパングループ、日本ホスピスホールディングス、アイリックコーポレーション、Welby、東名が売られた。

     

    【後場寄り付き概況】

     
    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比1円54銭安の2万1760円11銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、6.12ポイント安の1614.02で始まった
    売り買いの手掛かりとなる材料に乏しく、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに前場終値付近での小動き。
     
    外国為替市場では、1ドル=111円30銭台の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、ソニー、任天堂が高値圏でもみ合い、ファナック、東エレク、信越化は堅調。JXTGが高く、出光興産はしっかり。日金銭がにぎわい、グローリーは大幅高となっている。
     
    半面、ソフトバンクGが売りに押され、KDDIは小幅安。キーエンス、SMCが値下がりし、三菱UFJ、三井住友はさえない。
     
    今週10日発表の2月機械受注や11日発表の安川電決算が注目されている。
    米中の景況感改善などを背景とした買いも続いており、本日はファナックなどの設備投資関連株が堅調で日経平均を下支えしている。
    ソニーなどの材料株や日金銭などのテーマ株が値を飛ばしているところを見ると、個人投資家の物色意欲もなお強いだろう。日経平均は5日移動平均線レベルで下げ渋り、ひとまず安川電の決算などを待つ格好となりそうだ。
     
    ランチバスケットは350億円、差し引き30億円の売り越しとの観測。
     


    9日前場の日経平均株価は続落した。前日比39円46銭安の2万1722円19銭で前場の取引を終了した。東証株価指数(TOPIX)は8.91ポイント安の1611.23だった。
    前日の米国株市場でNYダウが反落したことや、取引時間中に外国為替市場で1ドル=111円30銭近辺まで円高が進んだことから、国内機関投資家や個人投資家の利益確定売りが優勢となった。上海など中国の株式相場が軟調に推移したことも相場の重荷となり、上値の重さが目立つ展開だった。
     
    その後は下げ渋ったが、戻りは限定され、前引けにかけて小安い水準で推移した。
    NY原油先物相場の上昇を手がかりに石油関連株に買いが入った。8日に主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が連日で高値を更新し、アドテストや東エレクといった半導体関連株の一部が買われて相場の支えとなった。
    紙幣刷新に関連する銘柄や資源・石油関連株、大手電機や半導体関連株などが買われ、個別株に目を向けると値を飛ばす銘柄も目立った。
     
    市場からは「手掛かり材料難で、日経平均は水準的に売られやすい。ただ、直近パフォーマンスの良かった銘柄を売り、これから期待される銘柄を買っている動きもみられる。基本的には、米中景気の回復期待を背景に上向きトレンドが続いている」との声が聞かれた。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で9196億円、売買高は5億4074万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1702と、全体の約8割を占めた。値上がりは355、変わらずは76だった。


     
    業種別では33業種中4業種が値上がり。1位は石油・石炭で、以下、鉱業、電気機器、パルプ・紙が続いた。値下がり上位には電気・ガス、不動産、小売が並んだ。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やテルモ、日産化が安い。キーエンスが軟調、ZOZOも冴えない。SMCも下落した。ユニファミマやセブン&アイ・ホールディングスも売りに押された。リソー教育が値下がり率トップに売られ、ダブル・スコープ、レノバも大きく値を下げた。
     
    半面、ソニーが売買代金トップで大幅高、任天堂も堅調。ファナック、信越化学工業も買い優勢。紙幣刷新を手掛かりに関連株の上げも目立った、日本金銭機械、オーイズミ、グローリーなどが一時ストップ高に買われる人気となった
     
     
    東証2部株価指数は続落した。前日比6.31ポイント安の6959.60ポイントだった。
    出来高3462万株。値上がり銘柄数は154、値下がり銘柄数は230となった。
     
    個別では、アイケイ、フジックス、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、マルヨシセンター、竹田印刷など6銘柄が年初来安値を更新した。FRACTALE、プレミアムウォーターホールディングス、カワセコンピュータサプライ、昭和飛行機工業、パシフィックネットが売られた。
     
    一方、中央ビルト工業、エスプール、北海道コカ・コーラボトリング、カワニシホールディングス、カワサキなど15銘柄が年初来高値を更新した。ショクブン、マミヤ・オーピー、TBグループ、ぷらっとホーム、オリエンタルチエン工業が買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。前引けは前日比10円45銭安の3452円36銭だった。
    内需関連を中心に個人投資家の売りが出た。一方、次世代通信規格「5G」関連などの材料を発表した銘柄などにテーマ物色とみられる買いも入り、相場全体の方向感は乏しかった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で255億円、売買高は6521万株。値上がり銘柄数は211、値下がり銘柄数は346となった。
     
    個別では、クリエイト、アールビバン、マックハウス、マミーマートが年初来安値を更新。シグマ光機、ポエック、ブロードバンドタワー、フジタコーポレーション、santecが売られた。
     
    一方、高見沢サイバネティックスがストップ高。ユビテック、多摩川ホールディングス、小田原機器、ムサシは一時ストップ高と値を飛ばした。常磐開発、ジェーシー・コムサ、銚子丸、イデアインターナショナル、小田原エンジニアリングなど12銘柄は年初来高値を更新。スリー・ディー・マトリックス、レッド・プラネット・ジャパン、日本サード・パーティ、ジェイエスエス、GMOフィナンシャルホールディングスが買われた。


    東証マザーズ指数は前日比2.04ポイント安の929.35ポイントと3日ぶり反落した。
    マザーズ市場は、指数インパクトの大きいとされるバイオ関連への物色を背景に、堅調な動きではあるが一部の銘柄には利益確定売りが進んでいる状況。バイオ関連銘柄に対する人気が再燃するか注目される。値上がり銘柄数は71、値下がり銘柄数は195となった。
     
    上場2日目のヴィッツは9時に公開価格(2650円)の2.3倍となる6100円の初値を付けた。その後は、制限値幅の上限となる初値比1000円高の7100円まで買われた。
     
    個別では、アズーム、ソーシャルワイヤー、すららネット、ビープラッツ、ZUUなど11銘柄が年初来安値を更新。Welby、日本ホスピスホールディングス、シリコンスタジオ、東名、ラクスルが売られた。
     
    一方、ヴィッツ、キャンバスがストップ高。Amaziaは一時ストップ高と値を飛ばした。アスカネット、ホットリンク、ユーザベース、マネーフォワード、そーせいグループなど10銘柄は年初来高値を更新。ASJ、シノプス、あんしん保証、レアジョブ、EduLabが買われた。

    【寄り付き概況】

    9日の日経平均株価は、前日比11円36銭安の2万1750円29銭と小幅続落してスタート。きのう8日の上値が重い動きが継続し、売りが先行したもよう。
    東証株価指数(TOPIX)は、3.64ポイント安の1616.50で始まった
     
    前週に日経平均が大きく上昇した反動が出ているほか、前日のNYダウが4日ぶりに反落したこともあって、主力株中心に利益確定を優先する動きが優勢。日経平均2万1800〜2万1900円の水準は滞留出来高も多く戻り売り圧力の強さが意識されている。ただ、下値を売り込む動きも限定的で、比較的狭いレンジで底堅い推移が予想される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、値上がりは石油、鉱業、電気機器、その他製品の4業種にとどまっている。一方、値下がりで目立つのは海運、電力ガス、建設など。
     
    個別では、ソフトバンクGが安く、7&iHD、イオン、高島屋が下落している。JT、武田が値を下げ、アステラス薬も軟調。三菱UFJ、三井住友、東京海上もさえない。キーエンスは弱含み。曙ブレーキが大幅安で、IHIは小緩んでいる。
    半面、ソニーが大量の買い注文を集め、ファナック、東エレクも値を上げ、任天堂、トヨタが底堅い。ファーストリテは強含みで、楽天が小幅高。日揮が買い気配から始まった。


    225先物は、クレディ・日興・UBS・モルスタ・SBI・アムロが買い越し。
    ソジェン・野村・ドイツ・メリル・JP・大和が売り越し。
    TOPIX先物はメリル・ソジェン・日興・JP・クレディ・アムロが買い越し。
    みずほ・ドイツ・バークレイズ・UBS・モルスタが売り越し。
     
    テクニカル的にはタマホーム(1419)、トリドール(3397)、信和(3447)、堺化学(4078)、日理化(4406)、コーセー(4922)、タツモ(6266)、新川(6274)、日電波(6779)、電子材料(6855)、スギ(7649)、商事(8058)、NSD(9759)、オートバクス(9832)が動兆。
     


    「下げの日を消して人気に逆行に期待」
     
    週明けのNY株式はマチマチの展開。
    NYダウは83ドル安の26341ドルと4日ぶりの反落。
    ボーイングが大幅安でNYダウ下落寄与度118ドル。
    それを9日続伸のアップルとP&Gの上昇で抑えた格好。
    主要500社のEPS見通しは前年同期比4.2%減で16年4〜6月期以来の減益予想だ。
    「12日から始まる第1四半期決算発表の前に売っておこう」という動きもある。
    NASDAQは15ポイント高の7958ポイント。
    昨年10月以来の高値水準だ。
    S&P500は3ポイント高の2895ポイントと8日続伸。
    2017年9〜10月の8日続伸以来1年6カ月ぶりの連騰記録となった。
    米中貿易協議は進捗についての双方の表現に相違があり物色材料にはならなかった。
    2月製造業受注は前月比マイナス0.5%で予想通の着地。
    10年国債利回りは2.51%水準と3日ぶりに上昇。
    ドル円は115円台半ばでの推移。
    原油先物5月限1.32ドル高の64.40ドルと続伸し連日の年初来高値更新。
    昨日昨年10月以来の低水準をつけたVIX(恐怖)指数は13.18と上昇。
    ダウ輸送株指数は10.67ポイント高の10744ポイント。
    SOX指数は0.25%上昇。
     
     
    月曜の日経平均は4日ぶりの反落。
    寄り付き93円高で21900円台回復。
    そこが天井で戻り待ちを受けてマイ転。
    終値は45円安の21761円。
    200日移動平均線(21905円)も3月4日高値(21822円)も終値ベースで抜けなかった。
    市場からは「ガッカリ。後味の悪い引け方。
    こういった動きが出てきてしまうと、この先、再び高値に接近した際にヤレヤレ売りが出やすくなる」の声となった。
    今年の月曜の3敗目だ。
    東証1部の売買代金は1兆8847円と2日連続の2兆円割れ。
    値上がり666銘柄はオーメン。値下がり1397銘柄。
    新高値170銘柄、新安値38銘柄。
    この点は悪くない。
    騰落レシオは99.9。
    全体に気迷いムードが強まったことで新興市場にリバウンド狙いの買い。
    マザーズ指数が25日線(933ポイント)を上抜ければ上値は軽くなる。
    サンバイオの動きがその先駆けになるか同課がポイントだ。
    25線からは1.4%のプラスかい離。
    200日線からは0.7%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.106%。
    買い方▲9.520%。買い方優勢は2日連続。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.235%。
    買い方▲16.381%。昨年12月25日の▲34.966%からだいぶ回復。
    空売り比率は43.0%で24日連続40%超。
    40%を下回れば日経平均の終値ベースでの年初来高値更新だろう。
    日経HVは17.9、日経VIは16.12。
    日経平均採用銘柄のPERは12.55倍でEPSは1734円。
    シカゴ225先物終値は大証日中比20円高の21790円。
    高値21965円、安値21715円。
    大証夜間取引終値は日中比30円高の21800円。
    ボリンジャのプラス2σは21957円。
    プラス1σが21713円。
    勝手雲の12日の白いねじれに期待したいところ。
    気学では「人気に逆行し不時の高下を見せる日」。そして「下げの日」。
    水曜は「数日来高続きの日は反落する」。
    木曜は「下放れ突っ込みは買い、逆なら見送るべし」。
    そして「天赦日」と「株安の日」が同居。
    金曜は「前後場仕成を異にして動く日」。
    そして「満月・変化日」。
    「下げの日」を消して「人気に逆行」に期待。


    (兜町カタリスト櫻井)

    9日の東京株式は、もみ合い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1600円-2万1800円。
    米国株が方向感に欠ける中、手がかり難で動きづらい地合いが想定される。
    8日の日経平均株価は、好地合いや海外株高を背景に買いが先行したものの、戻り待ちの売りに押される展開だった。手掛かり材料に乏しい状況が続くなか、主力株には見送りムードが広がる可能性もありそう。
    東証1部の売買代金が2日連続で2兆円割れとなり、やや盛り上がりに欠けるなか、値動きの軽い中小型株に関心が向かいそうだ。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(8日終値は111円44-46銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の半ば(同125円13-17銭)と円安に振れている。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比20円高の2万1790円だった。
     
     
    【好材料】
     
    ■プロパスト <3236>
    6-2月期(3Q累計)経常は44%増益・通期計画を超過。
     
    ■イメージ ワン <2667>
    関連会社のメガソーラー開発1号社が三重県にある未着工太陽光発電所を取得。21年9月期までに売電を開始する予定。また、「クラウド型オーダリング電子カルテ事業」に参入する。
     
    ■ジャストプランニング<4287>
    子会社プットメニューが、光洋が運営する社員食堂「みんなの社員食堂」にモバイルオーダーシステム「putmenu」を導入。
     
    ■窪田製薬ホールディングス<4596>
    東証が9日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
    ■キャリアリンク<6070>
    前期経常を22%上方修正。
     
    ■ニトリホールディングス <9843>
    今期経常は3%増で33期連続最高益、11円増配へ。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
     
    9(火)
    5年国債入札
    《決算発表》
    Jフロント、イオンモール、イズミ、パルGHD、サーラ、ピックルス、AFC−HD、ネクステージ、U.S.M.H、エスクローAJ、フロイント、竹内製作、中北製、エコス
     
    【海外】
    予定はありません


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [概況]

    NY市場序盤にドルは当日安値111.270円まで下げたが、発表された2月製造業新規受注と2月耐久財受注は共に予想通りの結果となってドルは買い戻され、序盤のうちに111円半ばまで値を戻した。
     
    其の後は111円半ばを挟んで揉み合いとなり、最後は前週末比-19.5銭の111.485円と111円半ばを割れて引け、ユーロは買われ(+26銭)、ポンド(+9銭)、豪ドル(+9銭)、カナダドル(+28銭)も買われたが、スイスフラン(-6銭)やNZドル(-2銭)、トルコリラ(-24銭)、南アランド(-2銭)は下げるマチマチな動きとなった。
     
    週明けの為替市場はリビアでの軍事衝突を受けて内戦拡大への警戒に原油価格が上昇してドルは売られ、カナダドルが買われるなど主要通貨はマチマチな動きとなったが、NY株式市場はダウ以外続伸し、ドルの下値は堅く上値を目指す勢いは残っていると見られる。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [株価材料]
     
    ■ピクスタ<3416>
    法人向け出張撮影サービス開始 22年までに1万件の撮影を目標
     
    ■アイティフォー<4743>
    宝塚市から市税の納税案内センターの業務委託を受注
     
    ■日特エンジ<6145>
    洋上風力発電施設の建設に本格参入 国内や台湾で受注目指す
     
    ■ジェイテクト<6473>
    製鉄用の多段圧延機向けに高密封軸受けを開発
     
    ■日立<6501>
    函館市の浄水場設備更新と20年間の運転・本膳管理業務を一括受注
     
    ■東芝<6502>
    講演や会議向けの自動音声字幕システムを開発 AIで高精度
     
    ■アルプスアル<6770>
    耐衝撃性高めた圧力センサーの量産開始 電子ペン向けなど
     
    ■ファナック<6954>
    9月に本社地区でサーボモーターの部品加工手がける工場新設


     


     
    8日のNYダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前週末比83ドル97セント安の2万6341ドル02セントで終えた。
     
    ボーイングのミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)は5日、インドネシアとエチオピアで墜落事故が相次いだ新型旅客機「737MAX」の生産を一時的に約2割削減すると表明した。業績悪化を見込み、各アナリストが投資判断を引き下げたため、この日は同社株に売りが集中。終値は17.41ドル(4.4%)安の374.52ドルとなり、1銘柄でダウを118ドル分押し下げた。
     
    また、JPモルガン・チェースが投資判断を引き下げた複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)も急落。建機大手キャタピラーなど他の資本財株もつれ安となり、ダウは一時178ドル安まで値を下げた。
    このほか、今週から本格化する主要500社の1株利益は前年同期比4.2%減と16年4〜6月期以来の減益が見込まれており、発表シーズン入りを前に利益確定売りも出やすかった。
     
    一方、ヘルスケア事業が成長をけん引するとのリポートを受け、アップルが1%あまり上昇。アナリストが投資判断と目標株価を引き上げた日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も買われ、ダウ平均を下支えした。
     
    セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で公益事業や資本財が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は続伸し、15.192ポイント高の7953.884と18年10月上旬以来ほぼ半年ぶりの高値で終えた。アップルのほかアマゾン・ドット・コムなど主力株の一角が買われた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,341.02−83.97
    S&P500種
    2,895.77+3.03
    ナスダック
    7,953.884+15.192
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,301.90+6.30   
    NY原油(ドル/バレル)
    64.41+0.01
    円・ドル
    111.48 - 111.49+0.04

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は4営業日ぶりに反落した。6月物は前週末比60円安の2万1790円で引けた。
    NYダウ工業株30種平均の反落を受け、先週に買われた反動で日経平均先物は利益確定の売りが出た。この日の6月物安値は2万1715円、高値は2万1965円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21790 ( +20 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21815 ( +45 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7451.89(+5.02)
    FTSE100種総合株価指数は小幅に続伸した。前週末の終値に比べ5.02ポイント高の7451.89で引けた。構成銘柄の約7割が下落した。
    英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる与野党協議は足踏み状態。10日のEU臨時首脳会議を前に、メイ首相が独仏と9日に首脳会談を開くことが発表されたが、さほど買い材料にならなかった。米中貿易協議にも特段の進展はなかった。
     
    原油相場の上昇を背景に石油株が買われ、株価指数を押し上げた。
    個別銘柄では、石油大手BPが1.7%高で上昇率トップ、同ロイヤル・ダッチ・シェルも1.2%高と堅調だった。ネット専業スーパーのオカド・グループの値上がりも目立った。
     
    半面、最近買い戻し傾向にあった総合ヘルスケアのNMCヘルスは4.3%安と軟調。米ボーイングが墜落事故を起こした主力旅客機「737MAX」の減産を決めたことで、悪影響を受けるとみられる投資会社のメルローズ・インダストリーズも売られた。食品サービスのコンパス・グループも下落した。アナリストが利益率の伸びが鈍化すると予想し、投資判断を引き下げたことが影響した。
     
      
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11963.40(-46.35)
    ドイツ株式指数(DAX)は8営業日ぶりに反落した。終値は前週末と比べて46.35ポイント安の11963.40だった。買いが続いた後だけに、利益確定の売りが優勢だった。
     
    個別では、ドイツ銀行が下落した。同行とコメルツ銀行との統合について、欧州銀行の監督当局が、人員削減などの詳細を明らかにするよう求めたと伝わり、売りが広がった。経営幹部の辞任が続くITのSAPは、クラウド部門の幹部も辞任したことが週末に明らかとなり、下がった。鉄鋼のティッセン・クルップの下げも目立った。
    一方、消費財のヘンケルとドイツポストは上昇した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5471.78(-4.42)
     



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