【市況一覧】
日経平均株価
40,352.63 +184.56 03/29
TOPIX
2,767.29 +16.48 03/29
マザーズ
745.67 +10.88 03/29
日経JASDAQ
39,807.37 +47.29 03/29
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
16,379.46 -20.06 03/29


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    【大引け概況】
    16日の日経平均株価は4日続伸した。前日比52円55銭高の2万2221円66銭で取引を終了した。
    本日のマーケット動画
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    連日で年初来高値を更新し、昨年12月3日以来、約4カ月ぶりの高値となった。4日続伸は2月下旬以来約2カ月ぶりとなる。
     
    朝方安く始まったものの、その後は下値抵抗力を発揮する形となった。
    前日の米国株市場ではゴールドマン・サックスの決算を受けた株安が足を引っ張ったが、メガバンクをはじめ日本株への影響は限定的だった。
    値上がりが目立ったのは通信株。NTTドコモが携帯電話の通信料金引き下げを15日に発表した事を受け、携帯電話料金の引き下げに対する過度な懸念が和らぎ、通信株全般に買いが広がった。また、中国経済の回復に期待がかかるなど市場心理を支え相場を押し上げた。
     
    一方で、全般は利益確定売りで値を下げる銘柄も多く上値も重かった。
     
    日米間の貿易協議の行方を見極めたいとの思惑から買い手控えムードが漂ったものの、売り圧力も希薄ななかで海外機関投資家とみられる買いが観測され、全体相場を下支える格好となった。
     
    市場からは「10連休や決算を控えて様子見だが、しっかりした動きだ。決算発表でアク抜けリバウンドが期待され、国内機関投資家が動き出す5月の上昇期待をにらみ先回り買いの動きが出ているのではないか」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比9.41ポイント安の1万4448.16だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、1.47ポイント安の1626.46で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆929億円、売買高は10億5075万株。値上がり銘柄数は698銘柄、値下がり1346銘柄、変わらず97銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は情報・通信業、その他金融業、建設業の上昇が目立ち、下落はパルプ・紙、鉱業、石油・石炭製品など。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)が買われ、ファーストリテイリング、ソニー、ユニファミマも上値追い継続。NTTドコモやKDDIなど通信メガキャリアが揃って上昇した。SUMCOも堅調。RPAホールディングスが値幅制限いっぱいに買われ、千代田化工建設が商いを伴い上げ足を加速した。スペースバリューホールディングス、TOKYO BASEが値を飛ばし、スクウェア・エニックス・ホールディングスも高い。
     
    半面、キーエンスが軟調、セブン&アイ・ホールディングスも冴えない。第一三共、大日本住友、中外薬が安い。良品計画が大幅に値を下げたほか、かんぽ生命保険の下げも目立った。デザインワン・ジャパン、ベクトルなどが大きく利食われ、イオンファンタジーの下げも目立った。オロが急反落、enishも利益確定の売りに大幅安となった。


     


    日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。終値は前日比3円51銭高の3462円93銭だった。決算発表を受けて個別の業績に着目した売り買いが中心だった。株式相場が全体的に方向感を欠くなか、値動きの軽い中小型株に個人投資家などの資金が向かった。
     
    市場関係者は「個人投資家の評価損率が改善して資金が動きやすくなり、短期売買に拍車が掛かっている」と指摘していた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で479億円。売買高は1億423万株だった。
     
    個別では、ベルグアース、シンバイオ製薬、スリー・ディー・マトリックスが一時ストップ高と値を飛ばした。やまねメディカル、UTグループ、CSSホールディングス、銚子丸、買取王国など21銘柄は年初来高値を更新。メディアリンクス、和井田製作所、シー・エス・ランバー、五洋インテックス、ケイブが買われた。
     
    一方、ココスジャパンがストップ安。日本電技、成学社、ナフコ、石垣食品、ハビックスなど14銘柄は年初来安値を更新。レイ、日本色材工業研究所、ポエック、スーパーバリュー、高見沢サイバネティックスが売られた。
     


    東証マザーズ指数は小幅に反落した。終値は前日比2.54ポイント安の932.26だった。
    週明け15日の米国株反落や円安一服を背景に朝方はマザーズ市場にも利益確定売りの動きもみられた。しかし、日経平均が朝方にプラスへ切り返した際にマザーズ銘柄にも押し目買いの動きが殺到し、マザーズ指数は前場中ごろにこの日の高値をつけた。
    その後は、主力の医薬・バイオ関連に売りが出たほか、UUUMやマネフォが下落し指数を押し下げた。
    物色としても材料株は好業績銘柄の一角に限られた。
    売買代金は概算で1369.95億円。騰落数は、値上がり137銘柄、値下がり134銘柄、変わらず12銘柄となった。

    個別では、ウォンテッドリーがストップ安。UMNファーマは一時ストップ安と急落した。アクセルマーク、すららネット、東名、トレンダーズ、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズなど6銘柄は年初来安値を更新。メタップス、マネーフォワード、窪田製薬ホールディングス、キャンバス、AmidAホールディングスが売られた。
     
    一方、ティーケーピーがストップ高。ヴィッツは一時ストップ高と値を飛ばした。アスカネット、手間いらず、ジェイテックコーポレーション、霞ヶ関キャピタル、串カツ田中ホールディングスなど16銘柄は年初来高値を更新。シノプス、エル・ティー・エス、チームスピリット、Amazia、エードットが買われた。


     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比53円86銭高の2万2222円97銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、0.96ポイント安の1626.97で始まった。
    日経平均株価は強含み。前場に続き通信株が買いを集めている。一方、東証株価指数(TOPIX)は小幅安となっている。
     
    外国為替市場では、1ドル=112円近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて強い。
     
    個別では、KDDI、ソフトバンク、NTTドコモが高く、ソフトバンクGはしっかり。ファーストリテは一段高。任天堂が堅調で、ソニー、SUMCOも買われている。
    半面、トヨタ、キーエンス、安川電、ファナックが売られ、武田が小幅安で、良品計画は下げている。
     
    日経平均は前日までの3日間で480円あまり上昇し、2万2000円を上回った。
    このため、本日は短期的な達成感や高値警戒感から利益確定の売りが先行する展開が想定されていた。結果的に朝安後に切り返す展開となり、センチメントの良好さが意識されるだろう。
    ただ、東証1部銘柄のおよそ6割が値下がりするなど、物色に広がりは見られない。後場の日経平均は小高い水準でややこう着感を強めそうだ。
     

    16日前引けの日経平均株価は4日続伸した。前日比39円11銭高の2万2208円22銭で前場の取引を終了した。東証株価指数(TOPIX)は、1.40ポイント安の1626.53だった。
     
    前日の米株市場が上昇一服となったことを受け日経平均は安く始まったが、その後は下値抵抗力を発揮しプラス圏に切り返した。
    為替相場は1ドル=111円台後半で落ち着いた取引となるなど、投資環境は安定している。
    また、15日に発表されたNTTドコモによる携帯電話の通信料金引き下げを受け、携帯電話料金の引き下げに対する過度な懸念が和らぎ、NTTドコモやKDDIなどの通信株が買われ相場全体を支えた。
    中国景気の改善期待から安川電などの景気敏感株にも海外投資家の買いが入った。
     
    一方、日経平均は前日に約4カ月ぶりに2万2000円台を回復したとあって、目先の利益を確定しようとする投資家も少なくなかった。
    日米貿易交渉が始まり自動車株も上値が重い。東証株価指数(TOPIX)はマイナスで前場を折り返し、東証1部銘柄のおよそ6割が値下がりするなど、物色に広がりは見られない。後場の日経平均は小高い水準でややこう着感を強めそうだ。
     
     JPX日経インデックス400は小幅安。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆997億円、売買高は5億5961万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は724、値下がりは1293、変わらずは120銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は情報・通信業、海運業、保険業が上昇し、下落はパルプ・紙、鉱業、石油・石炭製品など。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)が堅調、ファーストリテイリング、京セラ、キヤノン、日ハムも上昇した。ソニー、NTTドコモなども買い優勢。RPAホールディングスはストップ高に買われた。スペースバリューホールディングス、TOKYO BASEが値を飛ばし、千代田化工建設も物色人気。
     
    半面、キーエンス、ファナックが軟調、スズキ、オリンパス、アドテスト、良品計画が値を下げた。ベクトル、古野電気が安く、かんぽ生命保険も下落した。
     
    東証2部株式指数は前日比3.42ポイント高の6871.72ポイントと続伸した。
    出来高2440万株。値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は176となった。
     
    個別ではリスクモンスター、櫻護謨、高松機械工業、神鋼環境ソリューション、タカトリなど9銘柄が年初来高値を更新した。アドテック プラズマ テクノロジー、グローバルダイニング、大和自動車交通、ビート・ホールディングス・リミテッド、ファインシンターが買われた。
     
    一方、ビットワングループ、アイスタディ、トーヨーアサノ、東京自働機械製作所が年初来安値を更新した。サイバーステップ、エヌリンクス、東京衡機、ツインバード工業、ぷらっとホームが売られた。

     


    日経ジャスダック平均は続伸、好材料銘柄中心に買い
     
    日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸した。前引けは前日比2円08銭高の3461円50銭だった。本日は短期的な達成感から利益確定の売りが先行する展開が想定されていたが好業績など個別の良い材料を発表した銘柄を中心に個人投資家の買いが入った。
    ただ、業績が低迷する銘柄には売りも出て、相場全体の方向感は乏しかった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で225億円、売買高は4055万株。
    値上がり銘柄数は287、値下がり銘柄数は257となった。
     
    個別では、ベルグアース、スリー・ディー・マトリックスが一時ストップ高と値を飛ばした。やまねメディカル、UTグループ、買取王国、ランシステム、ポラテクノなど17銘柄は年初来高値を更新。多摩川ホールディングス、ケイブ、久世、ジェクシード、日本テレホンが買われた。
     
    一方、成学社、ナフコ、石垣食品、ハビックス、市進ホールディングスなど9銘柄が年初来安値を更新。レイ、ポエック、日本色材工業研究所、ディ・アイ・システム、内外テックが売られた。
     
     


    東証マザーズ指数は前日比0.32ポイント安の934.48ポイントと反落した。
    前日の大幅上昇の反動から利益確定の動きが先行するも投資マインドが改善した流れから根強い押し目買いもあり拮抗した動きになっている。
    ただ、個人投資家としても積極的に上値を追う動きは限られている。
     
    値上がり銘柄数は147、値下がり銘柄数は123となった。
     
    個別では、ウォンテッドリーがストップ安。アクセルマーク、すららネット、東名、トレンダーズ、ログリーは年初来安値を更新。UMNファーマ、メタップス、キャンバス、マネーフォワード、サイジニアが売られた。
     
    一方、手間いらず、ジェイテックコーポレーション、ティーケーピー、霞ヶ関キャピタル、串カツ田中ホールディングスなど14銘柄が年初来高値を更新。ヴィッツ、チームスピリット、エル・ティー・エス、シノプス、カオナビが買われた。

     

    【寄り付き概況】

    16日の日経平均株価は、前日比60円96銭安の2万2108円15銭と4日ぶりに反落してスタート。
    国内の手掛かりに乏しく、売買を見送る投資家が多い。前日に約4カ月ぶりに2万2000円台を回復したことから、上値では目標達成感による売りもみられる。
     
    前日の米国株市場では金融大手ゴールドマン・サックスの大幅安が足を引っ張る形でNYダウが小幅ながら反落した。
    ナスダック総合指数も小幅反落しており、東京株式市場でも目先筋の売りを誘発している。日経平均は前週末と週明けに大幅高となり2営業日で460円近い上昇をみせているだけに、足もとは利益確定の動きが出やすい。
    日米両政府がワシントンで行っている貿易交渉の行方を見極めたいとの思惑も全般買い手控えムードにつながっている。
    ただ、下値では押し目買いが入り底堅さを発揮することも想定される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、値上がりは7業種にとどまり、値上がり上位に 情報通信、電力ガス、海運など。一方、値下がりで目立つのは石油、鉱業、銀行など。
     
    個別では、トヨタが甘く、スズキは小幅安で、任天堂、キーエンス、ファナックも軟調。7&iHDが値を下げ、良品計画は下押している。三菱UFJ、三井住友、武田、エーザイは売られ、楽天は急落している。かんぽもさえない。
     
    半面、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクがいずれもまとまった買い注文を集めて上伸。ソニーはしっかり。ソフトバンクG、ファーストリテが高く、大和ハウスは小反発している。
     
     
    225先物は、ドイツ・アムロ・クレディ・モルスタ・GS・みずほ・メリルが買い越し。
    ソジェン・三菱・UBS・野村・日興・大和が売り越し。
    TOPIX先物はシティGS・ドイツ・メリル・クレディ・JP・アムロが買い越し。
    みずほ・パリバ・大和・UBS・HSBCが売り越し。
     
     
    テクニカル的には。コムシス(1721)、日電設(1950)、協和エクシオ(1951)、いちご(2337)、ABC(2670)、ヨシムラ(2884)、日清食(2897)、わらべや(2918)、北の達人(2930)、ユーグレナ(2931)、グロバル社(3271)、シップ(3360)、ハウスドゥ(3457)、テクマト(3762)、フリービット(3843)、コムチュア(3844)、PRTIMES(3922)、エイトレッド(3969)、クレハ(4023)、東亜合成(4045)、イビデン(4062)、積水樹(4212)、カーリット(4275)、EPS(4282)、PI(4290)、ケネディクス(4321)、アルテリア(4423)、太陽(4626)、洋インキ(4634)、ダスキン(4665)、ラウンドワン(4680)、ジャストシス(4686)OBC(4733)、クミアイ(4996)、バンドー(5195)、板硝子(5202)、ダントー(5337)、古河機(5715)、住友電(5812)、三和(5929)、日東精(5957)、ジーテクト(5970)、三浦工(6005)、ベクトル(6058)、リクルート(6098)、ツガミ(6101)、ソディック(6143)、島精機(6222)、ナブテスコ(6268)、オイレス(6282)、井関(6310)、月島(6332)、小森(6349)、千代建(6366)、椿本チ(6371)、ダイフク(6383)、福島工(6420)、モリタ(6455)、大和冷(6459)、NTN(6472)、日トムソン(6480)、ベイカレント(6532)、富士通ゼ(6755)、ホシデン(6804)、航空電子(6807)、ユニデン(6815)、スミダ(6817)、船井電機(6839)、堀場(6856)、キーエンス(6861)、OBARA(6877)、日セラ(6929)、日電子(6951)、日CMK(6958)、ホトニクス(6965)、京セラ(6971)、東海理化(6995)、三井E&S(7003)、トピー(7231)、河西工(7256)、アイシン(7259)、ヤマ発(7272)、第四北越(7327)、ドウシシャ(7483)、VTHD(7593)、アルゴグラ(7595)、マニー(7730)、アサヒイン(7747)、バンナム(7832)、トッパンF(7862)、凸版(7911)、エフピコ(7947)、タカラスタ(7981)、三共興(8018)、日立ハイテク(8036)、阪和興(8078)、リンガハット(8200)、PALTAC(8283)、Olympic(8289)、伊予銀(8385)、イオンFS(8570)、日エスコン(8892)、富士急(9010)、丸和運輸(9090)、住友倉(9303)、上組(9364)、TBS(9401)、松竹(9601)、共立メンテ(9616)、日管財(9728)、船井総研(9757)、アークランド(9842)、スズケン(9987)が動兆。
     
     


     
     
    「出遅れ循環という奇妙な見方」
     
     
    週明けのNY株式は反落。
    S&P500は4日ぶりの反落。
    背景は軟調だったゴールドマンの5四半期ぶりに軟調な決算。
    「債券や為替、株式などの取引が低調で年1〜3月期は減収減益。
    1株利益は市場予想を上回ったが、純営業収益が市場予想以上に減少したのが嫌気された」との解釈だ。
    ゴールドマンは4%近く下落。
    1銘柄でダウ平均を約53ドル押し下げた。
    墜落事故を起こした新型機「737MAX」の運航停止を初夏まで続ける米空運大手が相次いでいると伝わったボーイングの下落も響いた。
    NYダウは一時95ドル安まで下げる場面があったが、売り一巡後は下げ渋り。
    ヘルスケアセクターの上昇が相場を支えた格好だ。
    ウォルト・ディズニーが上昇。
    タイガー・ウッズがマスターズトーナメントで14年ぶりに優勝したことからスポンサーのナイキも買われた。
    先週末時点で主要3指数のサイコロジカルラインは過熱圏だった。
    S&P500は11勝1敗、NASDAQは9勝3敗、NYダウは8勝4敗。
    「自律調整」といっても良いかもしれない。
    NY製造業景況指数は10.1と前月から6.4ポイント上昇。
    上昇は2カ月ぶり。
    市場予想(5.3)を上回った。
    ただ米中貿易交渉に対する警戒感が高まっていた昨年12月の11.5を下回っている。
    表面利率2.625%の10年物国債利回りは前週末比0.01%低い(価格は高い)2.55%。
    週末は聖金曜日で債券市場は休場、18日は短縮取引。
    「今週は休暇を取る債券市場関係者が多く積極的な取引を見送るムード」という声が聞こえる。
    今週発表予定の鉱工業生産や小売売上高などが改善すれば、米景気の減速懸念が和らぐとの見方が円の重荷。
    日米貿易交渉で為替条項が加わるとの懸念も円買いを誘ったという見方もある。
    ドル円は112円を挟んだ水準。
    ダウ輸送株指数は」0.84%下落。
    VIX(恐怖)指数は12.32。
    SKEW指数は127.69。
    赤とピンクの明るいカラーの観客が目立った米ゴルフメジャーのマスターズ。
    ファッションカラーからは景気は悪くないと解釈できようか。
     
     
    週明けの日経平均は一気に22000円台回復。
    寄り付き152円高、大引け298円高と日足は窓を開けて5日連続の陽線。
    TOPIXはようやく6日ぶりの反発で年初来高値を更新した。
    200日線(21886円)を一気に上抜けたことで買戻しを誘ったという格好だ。
    「次は12月3日につけた22698円」という勇ましい声が聞こえ始めた。
    225採用銘柄主力への買いとETFなど逆日歩銘柄への買戻しの交錯。
    「日経平均は大幅高が2日継続。
    短期的には反動もあるかもしれないがある程度過熱感を伴いながらも上昇が続く可能性」というのが玉虫色の見方だ。
    「累積売買代金からは21500円にフシがある」という取ってつけたような解釈はようやく消えた。
    東証1部の売買代金も2兆3924億円と4月3日以来の水準。
    「世界的にも出遅れている日本株が買い進まれるという出遅れ循環の波」という声が聞こえた。
    トランプ大統領の「利上げしなければ、株価が最大1万ポイント上がっていたはず」も効いた。
    根拠の薄い強気はいつも相場を演出するものだ。
    値上がり1910銘柄、値下がり190銘柄。
    新高値250銘柄、新安値16銘柄。
    騰落レシオは109.82と上昇した。
    NT倍率は13.62と最高水準をキープ。
    SQ値21870円に対しては1勝1敗。
    25日線からは3.0%、200日線からは1.3%のプラスかい離。
    サイコロは9勝3敗で75.0%とやや過熱圏。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.810%。
    買い方▲9.402%とようやく買い方有利体制確立水準
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.637%。
    買い方▲16.201%。
    空売り比率は41.2%で29日連続40%超。
    日経HVは17.1、日経VIは15.72。
    日経平均採用銘柄のPERは12.60倍。
    EPSは1759円と連日の増加で昨年12月の1794円に接近。
    シカゴ225先物終値は大証日中比35円安の22145円。
    高値22220円、安値22040円。
    紙芝居を検証してみると・・・。
    75日線は上向いた(20998円→21008円→21023円)。
    12ヶ月移動平均(21963円)、24ヶ月移動平均(21657円)は上抜けた。
    13週線(21306円)が26週線(21236円)を抜けて形は一応ゴールデンクロス。
    これはTOPIXも同様だ。
    もちろん先週末のSQ値21870円も完璧に上抜けた。
    週足の雲の下限は22392円、上限は23052円。
    ようやくの雲入りも近くなってきた。
    週足の勝手雲は上限21268円で上抜ける。
    週足のボリンジャーのプラス1σ21653円、プラス2σが22116円。
    プラス3σの22578円はだいぶ上だ。
    日足のボリンジャーのプラス2σは22078円、プラス3σは22350円。
    結構フシを取っ払ってきた。
    「もう今年は22000円は見ることは出来ない」という声もあったがまたお目にかかれた。
    東証1部の時価総額700兆円限界説との葛藤が再登場したという感じだ。
    それにしても絶妙なのはTOPIXが週末まで続落していたこと。
    時価総額はほとんど増えず611兆円水準だった。
    騰落レシオも90%台だった。
    過熱感なく上昇感を醸し出してくれたのは上等だった。
    TOPIXが25日線水準でウロチョロしていたのとは大違いでもある。
    アノマリー的には・・・。
    「3月に上昇したら5月は下落しやすく、3月に下落したら5月は上昇しやすい」。

    そして・・・。
    「4月に上昇したら8月は下落しやすく、4月に下落したら8月は上昇しやすい」。
    3月は下落だったので5月は期待。
    4月上昇→8月下落のアノマリーは外れて欲しいというのが勝手な願いだ。
    ちなみにETFは逆日歩の嵐という印象。
    気学では「目先のポイントをつくる注意日」。
    水曜は「人気に反して動く日。逆張り方針」。且つ「下げの特異日」。
    木曜は「変化日にして不時の高下を見せる日」。且つ「上げの日」。
    金曜は「初め強いと後安の日。吹き値売り良し」。且つ「変化日。満月」。




    (兜町カタリスト櫻井)


    16日の東京株式市場は、米国株安を受けて売りが優勢の展開を予想する。
    上値は重いだろうが下値も限定的と考える。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2000円-2万2300円。
    昨日15日、フシ目の2万2000円を終値ベースで4カ月ぶりに回復した。現地15日の米国株式は反落したことから、利益確定売りが先行するとみられるものの、投資家心理の改善から底堅く推移することが期待される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(15日終値は111円91-92銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同126円64-68銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比35円安の2万2145円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ベルグアース <1383>
    ツムラ <4540> と業務提携。ツムラが製造販売する製品の原料となる薬用植物の種苗の生産と技術開発に協力する。
     
    ■住石ホールディングス <1514>
    前期経常を91%上方修正。
     
    ■TOKYO BASE <3415>
    今期経常は30%増で2期ぶり最高益更新へ。
     
    ■ティーケーピー <3479>
    今期経常は41%増で5期連続最高益更新へ。また、世界最大のワークスペースプロバイダーIWG傘下でレンタルオフィス国内トップの日本リージャスホールディングスの全株式を取得し子会社化する。
     
    ■シー・エス・ランバー <7808>
    今期経常を23%上方修正。
     
    ■いちご <2337>
    スマート農業分野の先駆者であるオーガニックソイルと資本業務提携。
     
    ■三谷産業 <8285>
    前期経常を7%上方修正。
     
    ■寿スピリッツ <2222>
    19年3月期第4四半期(1-3月)売上高は前年同月比13.3%増の111億円。通期では前期比9.1%の407億円。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    16(火)
    2月第3次産業活動指数(13:30)
    20年国債入札
    《決算発表》
    ブロンコB
     
    【海外】
    独4月ZEW景況感指数(18:00)
    米3月鉱工業生産指数(22:15)
    米4月NAHB住宅市場指数(23:00)
    《米決算発表》
    Netflix、IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン、プロロジス、ブラックロック、ユナイテッドヘルス・グループ
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
     
    ■メルカリ<4385>
    年内にAI技術者を倍増 アプリのAI機能を積極的に増やす方針
     
    ■宇部興<4208>
    セパレーターの原膜の能力増強を継続 EV向け需要増に対応
     
    ■共英鋼<5440>
    海外生産量が19年度にも国内を上回る見通し
     
    ■EG<6050>
    ネット投稿の動画をAIでリアルタイムに検閲するツールを開発
     
    ■東芝機械<6104>
    需要地での製造を基本にする「地産地消」に 通商リスク回避
     
    ■堀場製<6856>
    ドイツに新工場建設へ 車載電池向け試験装置の生産能力を倍増
     
    ■日ケミコン<6997>
    アルミ固定電解コンデンサーのシリーズ開発 急速充電に対応
     
    ■凸版印<7911>
    素材の厚さを従来比10分の1にしたチューブ容器を開発


     

    [概況]

    東京市場午後に112円を割れたドルは111円後半で揉み合いが続いたが、NY市場に入り発表された4月NY連銀製造業景気指数が予想を上回ると買われて112円を回復し、ユーロは当日高値126.800円まで上昇した。しかしゴールドマンの予想を下回る決算に上昇で始まったNY株式市場がマイナス圏に落ちるとドルも売られて112円を割り込み、其の後は112円を挟んだ揉み合いとなった。
     
    最後は前週末比+6.5銭高の112.060円と小幅高で引けたが、1日の上下の高(112.105円)安(111.880円)の変動幅は僅か22.5銭しかなく、ドルは112円に乗せたものの上値は重かった。この日発表された米企業決算は予想を下回ってNY株価は反落し、ドルは112円に乗せたものの上値は重かった。本日以降も決算発表が続くが、其の結果に注目したい。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     


    15日のNYダウ工業株30種平均は前週末比27ドル53セント安の2万6384ドル77セントは反落で終えた。
     
    ゴールドマン・サックス株が大幅安となり、1銘柄でダウ平均を53ドルあまり押し下げた。朝方発表した2019年1〜3月期決算は、純利益が前年同期比2割減と不振。総収入も12%減と市場予想を下回った。1〜3月期は金融市場の変動率が低く、投資家の債券・株式取引が低調でトレーディング部門の収益が落ち込んだことが響いた。
    同じく朝方発表されたシティグループも総収入が市場予想を下回り、同社株はプラス圏とマイナス圏を行き来した。JPモルガン・チェースなど銀行大手に売りが波及した。
     
    航空機のボーイングが下落したのも相場の重荷だった。墜落事故を起こした新型機「737MAX」の運航停止を初夏まで続ける米空運大手が相次いでいると伝わった。米中の貿易協議に関する新たなニュースがなく、中国売上高比率が高い建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)などにも利益確定売りが出た。
     
    ダウ平均は95ドル安まで下げる場面があったが、売り一巡後は下げ渋った。米民主党議員が提出した「国民皆健康保険制度」法案への警戒感から売り込まれていたユナイテッドヘルス・グループやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などヘルスケア関連株が上げ、相場を支えた。決算発表を控えて買い戻しが入ったようだ。
     
    前週に独自の動画配信サービスの詳細を発表し、アナリストが投資判断を引き上げた映画・娯楽のウォルト・ディズニーが上昇。スポンサー契約を結んでいるタイガー・ウッズが米プロゴルフのマスターズトーナメントで14年ぶりに優勝したのを受け、スポーツ用品のナイキも買われた。
     
    ナスダック総合株価指数は、8.152ポイント安の7976.012で終えた。ディズニーの動画配信サービスへの警戒感からネットフリックスに売りが続いたほか、画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディアが売られた。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,384.77−27.53             
    S&P500種
    2,905.58−1.83
    ナスダック
    7,976.012−8.152
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,291.30−3.90   
    NY原油(ドル/バレル)
    63.52+0.12
    円・ドル
    111.96 - 111.97    +0.05


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は4営業日続伸した。
    6月物は前週末比95円高の2万2145円で引け、15日の大取終値を35円下回った。前夜の大取で買われた地合いを引き継いだ。
    半年ぶりの高値圏にある米株に利益確定の売りが出たため上値は重かった。

    この日の6月物高値は2万2220円、安値は2万2040円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    22145 ( -35 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    22160 ( -20 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7436.87(-0.19)
    FTSE100種総合株価指数は小反落した。前週末の終値に比べ0.19ポイント安の7436.87で引けた。ただ、構成銘柄の約6割の銘柄が値上がりした。日中を通して、前週末の終値付近で小動きだった。
    原油と銅の相場下落を背景に資源株が売られ、株価指数を押し下げた一方で、たばこと保険株の値上がりが下値を支えた。
     
    個別銘柄では、英給食サービス大手コンパス・グループは2.2%安、アナリストが投資判断を引き下げたことなどが響いて下落した。米アリゾナ州の銅山プロジェクトへ追加投資すると発表した鉱業のリオ・ティントは1.4%安と売られた。
     
    半面、賭け屋大手パディー・パワー・ベットフェアーが3.1%高。英格安航空大手イージージェットは2.2%高、英保険大手プルーデンシャルは1.8%高と買われた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12020.28(+20.35)
    ドイツ株式指数(DAX)は4日続伸した。終値は前週末と比べて20.35ポイント高の12020.28と、終値ベースで2018年10月上旬以来、約6カ月半ぶりの高値で引けた。米中貿易協議に対する楽観的見方に加え、堅調な中国の経済指標を受けて、欧州各国株式相場が上昇した。
     
    個別では、オンライン決済サービスのワイヤーカードが大幅高となった。鉄鋼のティッセン・クルップと航空のルフトハンザも買われた。
    一方で、前週末に大幅上昇した素材メーカーのコベストロはこの日4%超下がった。不動産のボノビアの下げも目立った。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5508.73(+6.03)



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