【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
日経JASDAQ
38,460.92 -42.77 04/25
為替(USD/JPY)
NYダウ チャート 6 NASDAQ
NYダウ平均
15,712.75 +16.11 04/25


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    今週は 軟調となった。
    大型連休明けの前週がそれまでとは一転してリスクオフムードの強い地合いとなったことから、不安定な相場が続いた。日経平均は14日まで7日続落。引き続き米中貿易関連のニュースに振らされる中、令和相場の弱さが強く印象づけられた。
    一方で、対立激化が警戒されるアメリカおよび中国の株式市場は比較的落ち着いていたことから、戻りを試す動きも見られた。
    日経平均は週間では94円の下落となったが、週初の発射台が低かったため、週足では陽線を形成した。
     
    来週は買い材料が少ないことから引き続き上値の重い展開か
    1-3月期のGDPや4月の貿易収支、3月機械受注、4月消費者物価指数など国内で注目度の高い指標が発表される。
    GDPがさえない結果となった場合、今月下旬に公表される予定の政府の「月例経済報告」の内容が注目されることになる。消費増税の延期は株高要因との見方もあるが、状況次第では今夏の衆参同日選への思惑が膨らむこともあり得る。
     
    5月に入ってマーケットの雰囲気が変わったため、指標に対しては神経質な反応を示す可能性もあるとみる。
    ただ、内容が悪ければ消費増税延期や経済対策への思惑なども膨らむため、悲観一辺倒にはなりづらい。まだ米中貿易問題への警戒がくすぶる地合いとはなりそうだが、週末にはトランプ米大統領が来日予定で、日米関係強化への期待は相場の下支え材料となる。日本株は値幅の調整も進んでいる上に、足元では下げ渋る動きも見られる。そのため、指標やニュースを受けて上下に振れながらも戻り基調には入ると考える。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
     
    22213.42  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21935.58  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21908.23  ボリンジャー:+1σ(26週)
    21851.37  200日移動平均線
    21795.12  25日移動平均線
    21557.19  均衡表転換線(週足)
    21557.19  均衡表基準線(日足)
    21536.21  13週移動平均線
    21470.97  均衡表転換線(日足)
    21407.51  75日移動平均線
    21376.83  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21367.78  均衡表雲上限(日足)
    21344.92  新値三本足陽転値
     
    21250.09  ★日経平均株価17日終値
     
    21206.39  26週移動平均線
    21184.18  6日移動平均線
    21136.85  ボリンジャー:-1σ(13週)
    21087.85  均衡表雲下限(日足)
    20958.54  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20823.69  均衡表基準線(週足)
    20737.48  ボリンジャー:-2σ(13週)
    20540.25  ボリンジャー:-3σ(25日)
    20504.54  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20338.12  ボリンジャー:-3σ(13週)
     
     
    上値抵抗線として作用してきた5日移動平均線を終日上回って推移し、75日線手前まで買い進まれる場面もあったものの、上値は重かった。
    ローソク足は十字線に似た形状で引け、売り手と買い手の力関係の拮抗状態が窺える。
    日足の一目均衡表では、日々線が一時雲上限を上回ったが、再び雲中に押し戻されて大引けを迎えた。転換線が下降していることに加え、遅行線が株価を下回って弱気シグナル発生を継続しており、形勢は売り手優位のままである。
    また、ボリンジャーバンドでも株価が一時-1σを超過したが終値では-1σを下回り、こちらも上値の重さを示唆した。
     

    【大引け概況】
    17日の日経平均株価は反発し、前日比187円11銭高の2万1250円09銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:42 容量:6.32M

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    前日のNYダウ、ナスダック総合指数など主要株価指数が3日続伸し、外国為替市場でも円安に振れたことなどを受け日経平均は買い先行で始まり、前引けは2万1400円近辺まで水準を切り上げた。

    日経平均は5月相場に入ってから前日まで約1200円下げており、リバウンド狙いの買いが流入した。海外ヘッジファンドなど短期筋の先物を絡めた買い戻しも株高を後押しした。
     
    ただ、日経平均は後場から伸び悩んだ。
    為替が円高方向に振れたことや中国・上海総合指数の軟化が嫌気された。米国が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と米企業との取引を原則禁止する方針を出した影響は東京株にも及び、「電子部品株の一角が売られている」との指摘があった。
     
    市場関係者の間では、トランプ米大統領と習近平・中国国家主席が6月下旬にそろって出席する20カ国・地域(G20)首脳会議を摩擦緩和に向けて重視する向きが多い。
    しかし、米中首脳会談の開催までは「トランプ大統領の発言に振り回されかねない」と株価への影響を危惧する声も聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比145.40ポイント高の1万3839.29だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、16.70ポイント高の1554.25で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆4294億円、売買高は13億4952万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1705と、全体の約8割を占めた。値下がりは377、変わらずは58だった。
     

    業種別株価指数(33業種)は石油・石炭製品、その他製品、情報・通信業が上昇し、下落は水産・農林業、空運業、電気・ガス業。
     
    個別では、ソニーが売買代金トップで急伸、ソフトバンクグループ(SBG)やファストリ、任天堂も高い。キヤノン、キーエンスも上昇した。リクルートホールディングス、NTTも買いが優勢だった。キャリアインデックスがストップ高に買われ、Orchestra Holdingsも値を飛ばした。東邦チタニウムが大幅高、リゾートトラスト、ブレインパッドの上昇も目立っている。
     
    半面、安川電機が売りに押され、アドバンテストも軟調。TDK、太陽誘電の下げも目立つ。すてきナイスグループがストップ安、チェンジ、山一電機も大きく値を下げた。ZOZOが大幅下落、CKD、ルネサスエレクトロニクス、アウトソーシングなども安い。
     
    東証2部株価指数は前日比43.00ポイント高の6731.30ポイントと反発した。
    出来高3806万株。値上がり銘柄数は282、値下がり銘柄数は135となった。
     
    個別では、ぷらっとホームが一時ストップ高と値を飛ばした。中央ビルト工業、エスプール、北日本紡績、東亜石油、相模ゴム工業など8銘柄は年初来高値を更新。セキド、天昇電気工業、神島化学工業、光陽社、ラオックスが買われた。
     
    一方、明豊ファシリティワークス、森組、ブルボン、アイスタディ、アイケイなど33銘柄が年初来安値を更新。大同信号、日本タングステン、Abalance、MCJ、東京ボード工業が売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比13円83銭高い3368円97銭だった。
    日経平均株価が堅調に推移、また、外国為替市場で1ドル=109円90銭近辺まで円安方向に振れたことで市場心理が改善した。ジャスダック市場でも広範囲に押し目買いが入っている。米中摩擦の激化を懸念した売りが16日で一服したことで、成長期待の高い株に改めて資金を向ける動きが活発だった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で354億円、売買高は6630万株だった。
    値上がり銘柄数は405、値下がり銘柄数は207となった。
     
    個別では、シンクレイヤ、地域新聞社、アイレックスがストップ高。ニチリョクは一時ストップ高と値を飛ばした。ETSホールディングス、サンユー建設、日東ベスト、ワンダーコーポレーション、丸千代山岡家など18銘柄は年初来高値を更新。倉元製作所、ルーデン・ホールディングス、エヌエフ回路設計ブロック、Mipox、タツミが買われた。
     
    一方、東北新社、KG情報、ブロッコリー、レカム、ZOAなど22銘柄が年初来安値を更新。環境管理センター、リーダー電子、ミューチュアル、メイコー、LCホールディングスが売られた。


    東証マザーズ指数は前日比16.71ポイント高の890.96ポイントと反発した。
    良好な外部環境を背景に売り方による買い戻しの動きが優勢となっている。東証1部銘柄の決算が一巡し、「個人投資家の資金が新興市場に戻ってきやすい状況」となっている。マザーズの売買代金上位には、常連のバイオ関連株よりも、好決算など個別材料のある銘柄が目立った。
    市場関係者からは「バイオ祭りが終わったわけではなく、常連の個人投資家の遊び道具が変わっただけ」と冷静な声も上がっていた。
     
    値上がり銘柄数は213、値下がり銘柄数は64となった。
     
    個別では、Amazia、インパクトホールディングス、グッドスピードがストップ高。イーエムネットジャパンは一時ストップ高と値を飛ばした。マーケットエンタープライズ、バルニバービ、イーソル、カオナビ、トビラシステムズなど15銘柄は年初来高値を更新。ブライトパス・バイオ、アクトコール、ハウテレビジョン、アズーム、シリコンスタジオが買われた。
     
    一方、FRONTEO、富士山マガジンサービス、タイセイ、スタジオアタオ、ロコンドなど13銘柄が年初来安値を更新。ユーザベース、シェアリングテクノロジー、CRGホールディングス、イントランス、NATTY SWANKYが売られた。

     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比208円76銭高の2万1271円74銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、16.25ポイント高の1553.80で始まった。
    日経平均株価は伸び悩んでいる。東証株価指数(TOPIX)もやや上げ幅を縮めている。買い戻しなどに支えられて上昇している銘柄が多いが、上海総合指数がじり安となるなどアジア株の一角がさえない中で、上値は重い。
     
    外国為替市場では、1ドル=109円70銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、ソニーが商いを伴って大きく値を上げ、東エレクが高く、トヨタ、キーエンス、キヤノンは買われている。三菱商、JXTG、商船三井は反発。三菱UFJが堅調で、ファーストリテ、リクルートHD、ソフトバンクG、武田、任天堂も上昇している。
     
    半面、ZOZOが売られ、楽天はさえない。みずほFGは続落。村田製、TDK、太陽誘電が値を下げ、アドバンテスは軟調となっている。
     
    前場は、日経平均は300円を超える上昇で前場を折り返し、値上がり寄与上位を見るとソフトバンクG、ファーストリテに続き東エレクがランクインした。
     
    日経平均の日足チャートを見ると、直近の調整局面で上値抵抗となっていた5日移動平均線を下から上に突き抜け、指数に絡んだ売買でも買い戻しの動きが出ているとみられる。
    とはいえ、2万1400円近辺には75日移動平均線が位置しており、これに迫る場面では戻り待ちの売りが出やすいと考えられる。
     
     

    7日前引けの日経平均株価は反発した。前日比328円55銭高の2万1391円53銭で前場の取引を終了した。東証株価指数(TOPIX)は、24.39ポイント高の1561.94だった。
     
     
    前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに3日続伸し、ここ調整色を強めていた東京株式市場も自律反発局面に入った。外国為替市場で円相場が一時1ドル=110円台に下落したことも相場を下支えした
    16日の米小売り大手ウォルマートなどの好決算を受けてダウが3日続伸と上値追い基調を強めたことや、米株式市場の通常取引終了後に発表された画像処理半導体(GPU)大手エヌビディアなどの決算が市場予想を上回り、時間外取引で株価が上昇したことも追い風となった。
    海外ヘッジファド筋の先物買い戻しもあり、日経平均は300円を超える上昇となった。
    主力株を中心に広範囲に買いが入り、値上がり銘柄数は全体の84%に及んでいた。
     
    ただ、米国が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と米企業との取引を原則禁止する方針を出したことを受け、市場関係者は「激化する米中貿易摩擦の先行きは予断を許さない」との警戒は緩んでいない。
    「きょうは週末で買い戻しが主導したが、上げ過ぎの感が強い。米中貿易問題は合意できにくく、ノーマークの中東情勢も警戒される。来週は下げから値固めの動きに移れるかどうかが注目される」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400も反発した。
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1696億円、売買高は6億3394万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1789銘柄、値下がり291銘柄、変わらず60銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、石油・石炭製品、保険業の上昇が目立ち、下落は水産・農林業、空運業の2業種。
     
    個別では、ソニーが売買代金トップで大幅高となり、ソフトバンクグループ、任天堂なども高い。東京エレクトロン、キーエンスなど半導体関連株の一角も上昇した。自社株買いとマイクロソフトとの提携を発表したソニー、キャリアインデックス、Orchestra Holdings、東邦チタニウムなどが買われた。
     
    半面、ZOZOが売られ、TDK、安川電機も値を下げた。すてきナイスグループがストップ安となり、チェンジも売られた。
     
    東証2部株価指数は反発した。前日比58.15ポイント高の6746.45ポイントだった。
    出来高2304万株。値上がり銘柄数は285、値下がり銘柄数は98となった。
     
    個別では、中央ビルト工業、エスプール、北日本紡績、東亜石油、相模ゴム工業など8銘柄が年初来高値を更新した。セキド、天昇電気工業、省電舎ホールディングス、ラオックス、玉井商船が買われた。
     
    一方、明豊ファシリティワークス、アイスタディ、アイケイ、トラスト、インタートレードなど16銘柄が年初来安値を更新した。大同信号、日本タングステン、平和紙業、Abalance、旭コンクリート工業が売られた。


    日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比20円01銭高い3375円15銭となった。きょうは日経平均株価が堅調に推移、また、外国為替市場で1ドル=109円90銭近辺まで円安方向に振れたことで市場心理が改善した。ジャスダック市場でも広範囲に押し目買いが入っている。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で181億円、売買高は3480万株。
    値上がり銘柄数は414、値下がり銘柄数は157となった。
     
    個別では、シンクレイヤ、地域新聞社、アイレックスがストップ高。ニチリョクは一時ストップ高と値を飛ばした。ETSホールディングス、サンユー建設、ワンダーコーポレーション、丸千代山岡家、応用技術など12銘柄は年初来高値を更新。倉元製作所、エヌエフ回路設計ブロック、シノケングループ、不二ラテックス、ウチダエスコが買われた。
     
    一方、東北新社、KG情報、ブロッコリー、レカム、ZOAなど16銘柄が年初来安値を更新。環境管理センター、ミューチュアル、常磐開発、LCホールディングス、新コスモス電機が売られた。


     

    東証マザーズ指数は前日比14.32ポイント高の888.57ポイントと反発。
    良好な外部環境を背景に売り方による買い戻しの動きが優勢となっている。
    前日の米国市場は良好な企業決算を受けて、主要3指数は揃って3日続伸したほか、為替相場においても円安進行となっており、売り方は買い戻しの動き、また、前日に決算や自社株買い発表したソニーは米マイクロソフトとの提携も発表しており、テクノロジー関連銘柄の多いマザーズ市場にも支援材料となっている。
    ただ、米中通商協議に対する警戒感は根強いうえ、週末とあってポジション整理の動きが出る展開には注意が必要だろう。
     
    値上がり銘柄数は214、値下がり銘柄数は56となった。
     
    個別では、イーエムネットジャパンが一時ストップ高と値を飛ばした。マーケットエンタープライズ、バルニバービ、イーソル、Amazia、カオナビなど15銘柄は年初来高値を更新。ブライトパス・バイオ、シリコンスタジオ、アズーム、シノプス、オイシックス・ラ・大地が買われた。
     
     一方、FRONTEO、タイセイ、スタジオアタオ、ZUU、パートナーエージェントなど7銘柄が年初来安値を更新。CRGホールディングス、ユーザベース、シェアリングテクノロジー、エードット、AmidAホールディングスが売られた。

    【寄り付き概況】

    17日の日経平均株価は、前日比183円88銭高の2万1246円86銭と反発してスタート。
     
    前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに3日続伸し、ここ調整色を強めていた東京市場も自律反発局面に入った。海外投資家を中心とした買いが先行した。同日の米株式市場の通常取引終了後に発表された画像処理半導体(GPU)大手エヌビディアなどの決算が市場予想を上回り、時間外取引で上昇したことも追い風だ。東エレクなど半導体関連株に買いが先行している。
    外国為替市場で1ドル=109円第80~90銭と円安方向に振れていることも主力株中心に支援材料となっている。
     
    米国政府による中国通信機器大手ファーウェイに対する取引禁止措置が半導体関連株にネガティブ材料として意識されているが、前日の中国・上海株市場が堅調な動きを示したこともあって、全体相場に与える影響は限定的だった。東京株式市場では日経平均が5月に入ってから約1200円水準を切り下げており、目先突っ込み警戒感からの押し目買いや買い戻しが入りやすい環境にある。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発している。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高様相で、値上がり上位に鉱業、海運、紙パルプ、石油、機械など。
     
    個別では、ソニーが大幅高で、任天堂も買われている。東エレク、キーエンスは上伸。ソフトバンクG、KDDIは堅調で、三菱UFJ、ファーストリテは高く、資生堂が上昇している。
    半面、トヨタ、日産自が売られ、村田製は弱含み。武田が軟調で、ZOZOは下落している。


    「5月17日株高の特異日のアノマリーは健在のようだ」

    NY株式は上昇。
    NYダウは200ドル超の上昇となった。
    背景は好調な経済指標とシスコシステムズなどの好決算。
    NYダウは一時今週の下落幅を全部取り戻した場面があった。
    ただファーウェイとの取引停止の問題を受けて半導体セクターは軟調。
    4月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比5.7%増の123万5000戸。
    市場予想の120万5000戸を上回った。
    一戸建てと集合住宅がともに増えた格好。
    住宅ローン金利の低下が低迷する住宅市場の下支え要因となっているとの解釈だ。
    30年住宅ローンの固定金利が11月のピーク水準(約4.94%)から4.10%に低下したことが効いている。
    前月まで3カ月連続でマイナスだった住宅着工の許可件数は0.6%増の129万6000戸。
    新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万6000件減の21万2000件。
    市場予想の22万件よりも少なかった。
    労働市場は底堅さを維持しているという解釈だ。
    10年国債利回りは2.39%台。
    ドル円は109円83銭。
    VIX指数は15.29。


    木曜の日経平均は寄り付き32円安、終値125円安と反落。
    前日の上げを帳消しにした格好だ。
    3月28日以来、約1か月半ぶりの安値水準。
    「3月25日の安値20977手前で踏みとどまれるかがテクニカルな焦点」という声もある。
    値上がり845銘柄、値下がり1277銘柄。
    新高値62銘柄、新安値159銘柄。
    騰落レシオは73.93と低下し依然として70%水準。
    NT倍率は13.70倍。
    空売り比率は41.3%で45日連続40%超。
    日経平均採用銘柄のPERは11.82倍でEPSは1781円と復活。
    シカゴ225先物終値は大証日中比205円高の21255円。
    大証夜間取引終値も21230円だった。
    25日線(21814円)からは3.44%、200日線(21858円)からは3.64%のマイナスかい離。
    一目均衡の雲の上限が21357円。
    ボリンジャーのマイナス2σが21006円、マイナス1σが21410円。
    気学では「「下放れすると保合、上寄りすると反落する日」。
    来週月曜は「押し込むと跳ね返す日。突っ込み買いで駆け引きせよ」。
    5月17日株高の特異日のアノマリーは健在のようだ。
    「20日からの5月第4週から月末までは上昇する確率が高い日が多い」と市場関係者。

    225先物は、GS・JP・UBS・SBI・モルスタ・ソジェンが買い越し。
    シティ・パリバ・大和・バークレイス・野村・ドイツが売り越し。
    TOPIX先物はパリバ・みずほ・GS・シティ・野村が売り越し。
    バークレイズ・モルスタ・UBS・ドイツが売り越し。

    テクニカル的には、ミライト(1417)、東亜建(1885)、パーソル(2181)、プリマ(2281)、エムスリー(2413)、東急不(3289)、じげん(3679)、ノムラシス(3940)、大幸薬(4574)、Dガレ(4819)、三浦工(6005)、リクルート(6098)、北越工(6364)、モリタ(6455)、日総工産(6569)、ネットワン(7518)、フランスベ(7840)、ロイヤル(8179)、地所(8802)、京阪神ビ(8818)、東武(9001)、東急(9005)、京成(9009)が動兆。


    スケジュールを見てみると・・・

    17日(金):米CB景気先行指数、ミシガン大学消費者信頼感
    週末:豪州総選挙
    20日(月):1〜3月GDP、米シカゴ連銀全米活動指数
    21日(火):首都圏マンション販売、訪日外客数、米中古住宅販売、OECD世界経済見通し
    22日(水):貿易統計、OECD閣僚理事会、FOMC議事録
    23日(木) :米新築住宅販売件数、欧州議会選挙、独IFO景況感、ワシントン条約締結国会議(スリランカ)
    24日(金):消費者物価指数、米耐久財受注

    【5月】(8勝6敗で6位、陽線確率57.1%)
    17日(金)変化日、上げの特異日
    19日(日)満月
    22日(火)株高の日
    24日(金)変化日
    26日(日)ベルギー総選挙
    27日(月)NY、ロンドン休場(メモリアルデー、スプリング・バンク・ホリデー)、株高の日
    30日(水)米ベージュブック、変化日
    31日(木)MSCI定期見直し(半期)リバランス、株高の日、鬼宿日


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    アステリア(3853))・・・動兆

    アステリアに注目する。
    同社はパッケージソフトが主力。
    データ連携用「アステリア」、データ管理用「ハンドブック」が中核。 
    データ連携ソフト、デザインコンサルが拡大基調。
    台湾のゴリラ社との提携で世界戦略を目指す。
    ブロックチェーンの中心でもある。


    (兜町カタリスト櫻井)
     

    17日の東京株式は反発後、上値の重い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1000円-2万1300円。
    NYダウ平均は214ドル高と強い動きとなっており、これを好感した流れになると予想する。
    朝方は買いが先行するとみられる。地合いの好転が期待され、好業績銘柄を中心に買い戻す動きが強まりそうだ。
    ただ、今週は先週の急落からの反発が期待されたが、ここまでの戻りは鈍い。高く寄った後は強弱感が入り交じり、次第にこう着感が強まると考える。
    日経平均株価の5日線(16日時点で2万1170円)近辺では、戻り待ちの売りが控えているとみられ、同線が意識される展開も予想される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(16日終値は109円45-46銭)と円安に傾く一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の後半(同122円67−71銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比205円高の2万1255円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ソニー <6758>
    発行済み株式数(自社株を除く)の4.80%にあたる6000万株(金額で2000億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月17日から20年3月31日まで。
     
    ■アイレックス <6944>
    今期経常は79%増益へ。
     
    ■住友不動産 <8830>
    今期経常は8%増で7期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は2円増配へ。
     
    ■東テク <9960>
    今期経常は4%増で8期連続最高益、前期配当を15円増額・今期も67円継続へ。
     
    ■シダックス <4837>
    前期最終を赤字縮小に上方修正。
     
    ■NATTY SWANKY <7674>
    株主優待制度を新設。毎年6月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、ダンダダン酒場の「餃子一皿引換券」(500円相当)6枚を贈呈する。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    17(金)
    3月第3次産業活動指数(13:30)
    《決算発表》
    アルコニックス、大王紙、光通信、イチケン、鶴見製、東北新社、北越コーポ、フジプレアム、TYK、チヨダウーテ、ヨシタケ、JALCOHD、創健社、ムサシ、オーハシテクニカ、横丸魚、シャクリーGG、天昇電、シダックス、ニレコ、光陽社
     
    【海外】
    米4月景気先行指数(23:00)
    《米決算発表》
    ディア・アンド・カンパニー
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [概況]

    NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少し、5月フィラデルフィア連銀景況指数は予想を大きく上回り、4月住宅着工・建設許可件数も予想を上回ってドルは一段高となり、それまでの高値を上抜いた。
     
    そしてNY株式市場が続伸して始まるとドル買いも進み、NY市場序盤に当日高値109.980円まで上昇したが、110円には届かなかった。NY株式市場は序盤以降も上値を伸ばしたがドルは其の後揉み合いとなり、最後は前日比+29.5銭高の109.865円と109円後半で引け、カナダドルやスイスフランも上昇したが、それ以外の主要通貨は値下がりして引けた。
     
    米中貿易摩擦に対する警戒感はあるが、良好な経済指標に見られる通り米経済は好調を維持しており、ドルは下値は買われ易い様だ。但し110円に乗せる事は出来なかった様に上値も重く、未だしばらくは揉み合い継続か。
     
     

    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    [株価材料]
     
    ■セブン&アイ(3382)
    傘下のセブン-イレブン・ジャパンが今秋から消費期限迫った弁当などの見切り販売を全国加盟店で本格的に実施する方針
     
    ■三菱ケミHD(4188)
    研究開発体制をAI活用で抜本的に見直し 総額200億円超を投じて2021年末までに横浜に基礎化学の中核研究所を新設
     
    ■富士フイルム(4901)
    ドイツの内視鏡器具メーカー「メドワーク」を買収 買収額は80億〜90億円程度
     
    ■NTN(6472)
    自動車タイミングチェーンの張力を調整する新しいテンショナーを開発
     
    ■東芝(6502)
    2020年度にもローカル5Gを利用したスマート工場サービス事業(日刊工)
     
    ■ソニー(6758)
    マイクロソフトとクラウドサービスやAI分野で提携 ゲームソフトをネット配信するクラウドサービスで共同開発
     
    ■ゆうちょ(7182)
    住宅ローン販売で新生銀行・ソニー銀行と新たに提携 利用者はゆうちょ銀の窓口で2行のローンから選択可能
     
    ■スノーピーク(7812)
    豪華キャンプ「グランピング」を体験できる施設を相次ぎ開業
     
    ■カンセキ(9903)
    アウトドア専門店「WILD-1」をけん引役に再成長 西日本への進出も視野
     


     
    16日のNYダウ工業株30種平均は前日比214ドル66セント高の2万5862ドル68セント3日続伸で終えた。
     
    相場上昇をけん引したのは、ダウ構成銘柄であるシスコシステムズとウォルマート。シスコシステムズが前日夕に発表した2〜4月期(第3四半期)決算は増収増益。5〜7月期の売上高と1株当たり利益の見通しが、市場予想を上回ったことも買い材料となった。
     
    一方、ウォルマートが16日朝に発表した2〜4月期(第1四半期)決算では、米国の既存店売上高が前年同期比3.4%増と市場予想(3.1%増)を上回った。前日に発表された4月の小売売上高はマイナスに落ち込んだものの「ウォルマート決算で米個人消費の底堅さを確認できた」と好感された。
     
    16日発表された住宅や雇用関連の米経済指標が市場予想を上回ったことも株買いを後押しした。4月の住宅着工件数の増加率は市場予想を上回り、週間の新規失業保険申請件数は市場予想よりも減った。銀行などの景気敏感株をはじめ幅広い銘柄への買いにつながった。
     
    航空機のボーイング株の上昇もダウ平均を押し上げた。主力機「737MAX」の墜落事故の原因となった飛行制御システムのソフトウエアの修正が完了したと16日に発表したのが好感された。ダウ平均の上げ幅は一時300ドルを上回った。
     
    市場関係者からは「実際の発動までまだまだ時間があるため、当面は好調な米景気や企業決算を支えに株を買おうという投資家が多い」との声が聞かれた。
     
    セクター別では、ソフトウェア・サービスや素材が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比75.899ポイント高の7898.046で終了した。マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど主力ハイテク株が買われ、指数を押し上げた。
     
    一方、半導体株が軒並み下落した。米政府が15日に中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)との取引を禁止する措置を発表したのを受け、同社に半導体を供給する企業の業績悪化が懸念された。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,862.68+214.66
    S&P500種
    2,876.32+25.36
    ナスダック
    7,898.046+75.899
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,286.20−11.60
    NY原油(ドル/バレル)
    63.23+0.36
    円・ドル
    109.84 - 109.85+0.39


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は小幅続伸した。
    6月物は前日比95円高の2万1255円で引け、16日の大取終値を205円上回った。
    ウォルマートなど企業の好決算や堅調な米景気指標を手掛かりに投資家心理が上向き、日経平均先物は米株とともに買われた。
     

    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21255 ( +205 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21265 ( +215 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7353.51(+56.56)
    FTSE100種総合株価指数は英通貨ポンド安やリスク選好の戻りを受けて3日続伸した。前日の終値に比べ56.56ポイント高の7353.51で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。
     
    売りが先行して始まった後、上昇に転じた。資源株と金融株が指数をけん引した。為替相場でのポンド安を背景に通貨安の恩恵を受けやすい多国籍企業にも買いが入った。
    銅相場高を追い風に鉱業株が軒並み上げた。原油も大幅上昇し、石油株は全面高になった。いずれも時価総額が大きく、株価指数への貢献度が高い。保険株を筆頭に金融株も買われた。
     
    個別銘柄では、英資産運用会社ハーグリーブズ・ランズダウンが3.8%高。英信用リスク管理サービス会社エクスペリアンは3.6%高、保険会社ヒスコックスは3.5%高。英自動車保険大手アドミラル・グループは3.3%高、英プライベート・エクイティ会社3i(スリーアイ)グループは3.2%高と上げが目立った。
    海外で収益を得る医薬品株とたばこ株のほか、ソフトウエア開発のセージ・グループや酒類のディアジオなどが買われた。
     
    半面、公益事業株が売られ、指数の下落を主導した。アナリストが目標株価を引き下げた総合公益会社のユナイテッド・ユーティリティーズと、年間の営業利益が減益となった電力・ガス供給ナショナル・グリッドが安かった。ファッションのバーバリー・グループは5.9%安と大幅下落した。通期の営業利益が市場予想を下回ったことが影響した。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12310.37(+210.80)
    ドイツ株式指数(DAX)は大幅に3日続伸した。終値は前日と比べて210.80ポイント高の12310.37だった。
    売りが先行して始まった後、上昇に転じた。
    個別銘柄では、鉄鋼のティッセン・クルップが9%超高と急伸し、株価をけん引した。フィンランドの企業が同社のエレベーター部門の買収に関心を示しているとの報道が買い材料視された。工業用ガスのリンデの上げも目立った。
    一方で前日上昇した自動車株が利益確定目的の売りで下落した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5448.11(+73.85)



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