michi.jpg 《Eimei「みちしるべ」》


(7月27日から7月31日の週)

決算佳境の週。
第1四半期ではなかなか上方修正も期待しにくかろう。
ただ、進捗率は正直なもの。
対通期25%超、対中間期50%超の決算には注意したい。
いずれにしても内需中心に悪くはないはず。
そして配当についても増配傾向は続こう。
足元の青い鳥を見ないで、遠くのワニや大蛇に騒ぐのは愚かしく映ってこようか。

先週月曜の日経では1面に「上場投信残高、初の15兆円」の見出し。
ETFの運用資産は昨年末が10兆600億円だから昨年末比4割増加し15兆円。
拡大ペースは世界の市場でも突出しているという。
16日現在の残高は15兆3085億円で6月末比8000億円の増加。
日銀が今年1兆7000億円購入し保有残高は簿価ベースで5兆6000億円。
時価では約8兆円に迫る。
15兆の半分の8兆円を中央銀行が保有しているのだかは指数は上がるということになる。
誰が考えてもこの図式は変わらないだろう。
というか、日銀が今年ETFを3兆円購入すると表明した時点で指数高は見えたことになろう。
単純な図式である。
もっともアメリカのETF資産は250兆円。
上には上があるし海の向こうは個人中心。
まだまだ道のりは遠い。

個別では相変わらずモンスターの日経レバ(1570)。
純資産は5000億円を超えた。
先物との関連で考察したレポートがある。
相場下落局面では先物買いが入り上昇局面では先物売りが入っている。
つまり逆張り特性といえるのだろう。
下落局面で強烈な買いが入るので下値抑止力になる。
しかし上昇局面では利食い売りのせいで上値を追うパワーにはならない。
下落局面で買いが集中し上昇局面での先物買いが分散される構図。
下値硬直性という解釈からすると、相場の下支えと言えるのだろう。

週末のIRセミナーで印象に残ったのはHMT(6090)の菅野社長。
「ボストンから鶴岡まで直行便を飛ばしたい」。
メタボローム分析やバイオマーカーでは世界最先端との自信の裏返しなのだろう。
そしてナノキャリア(4571)の中冨社長。
「2018年には売り上げ高1000億円を目指している」。
がんを撲滅する期待感の高いミセル化ナノ粒子。
そしてADCM。
バイオの世界にも気がつかれないが萌芽がある印象が残った。


日経平均想定レンジ
下限20329円(7月月足陽線基準)〜上限21168円(25日線の4%上方かい離)

(兜町カタリスト 櫻井英明)

過去のレポート

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