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【今日の言葉】原子力の火、再び

tokyo_stock.jpg 『原子力の火、再び』=九州電力川内原子力発電所1号機が1年11カ月ぶりに再稼動、再び、「原子力の火」が点った。日本で最初に原子力の火が点ったのは1957年8月27日、茨城県東海村の日本原子力発電所1号実験炉だった。1964年の東京オリンピック、それ以降の高度経済成長で急増する電力を原発はまかなってきた。そして、今、全国に張り巡らされた新幹線網、身の回りにいっぱいのIT機器やエアコンなどの電気製品、電気なくして生活は成り立たなくなっている。節約といわれてもエアコンを切ると猛暑で熱中症にやられてしまう。
 しかし、1957年の第1号機から58年の間にわれわれは福島原発の大事故に見舞われた。原油価格から下がっているから助かっているが、油のない日本にとって、いつなんどき燃料の脅威を受けるか分からない。『電気と親はなくって始めて有難さが分かる』と教わってきたが、平和も電気も努力なくしては手に入れることはできない。福島の事故を教訓に安全な原発で豊かな生活を続けたいものである。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)


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【どう見るこの相場】TOPIX連騰の行方

■07年高値未更新で出遅れ、好業績への評価も未消化
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<Q>TOPIX(東証株価指数)が強いようだが。

<A>好調が続いている。終値でみれば10日(月)まで9営業日連続で高くなっている。この間の上場率は約4.4%となっている。この間、日経平均は安い日が4営業日含まれ連続高ではなく、この間の上昇率も約3.6%にとどまっている。明らかにTOPIXの強さが目を引く。

<Q>背景は何か。

<A>主に、2つ理由があると思われる。先ず1つは、視線を拡大してみると、日経平均が既に、2007年高値を更新しているのに対しTOPIXは10日現在で1691ポイントと2007年7月の1796ポイントに達していないことだ。日経平均に対し出遅れているということがある。

<Q>もう一つは何か。

<A>最初の理由が株価面での出遅れだが、もう一つは企業業績面の出遅れ感ということだろう。日経平均225銘柄に採用の経団連銘柄といわれる主力銘柄とすれば、これら主力組はアベノミクス効果を満喫して好業績を上げている。しかし、株価的にはかなり満腹状態まで業績好調を食べた。これに対し、日経平均に採用されていない非日経平均銘柄、つまりTOPIX銘柄は業績の良いことをまだ十分に消化していないということがある。

<Q>先行した主力株は、まだこれから業績が伸びるはずだが。

<A>悪くなるということではない。ただ、安倍政権が実質2012年末に誕生して今年で3年になる。日柄的にフシにきている。実際、支持率は低下しているし、これから発表のGDP4〜6月期は芳しくないようで景気に陰りがみられる。景気が悪化すれば企業業績の先行きにも懸念がでる。成長戦略も影が薄くなっている。

<Q>アベノミクスの腰折れということか。

<A>腰折れか、単なる中ダルミか、今の段階ではなんとも言えない。参議院で安全保障関連法案が採決されたあと、政権が再び経済に目を向けてくるかどうかがポイントだろう。それまでは、日経平均採用の主力銘柄は上値は重いと思われる。このため、シコリが比較的少なく需給関係のよいTOPIX型銘柄が強い展開とみられる。大胆に言うならTOPIXの07年高値更新まで強気よいのではないか。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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