05_report27.jpg
【相場展望】

kabu17.jpg


NYダウ次第だが、日経平均は2万円台乗せへ、主力株と出遅れ株が交互に買われる展開

相場の基調は強いとみていいが、日経平均がどこまで上値を伸ばすかはNYダウ次第だろう。そのNYダウは8月安値から日柄で上昇3カ月経過、上昇幅は約2600ドルに達している。足元でのNYダウの高値は11月3日で、既に高値から1カ月になろうとしておりモタついているとも受け取れるし値を固めていると見ることもできる。

NYダウモミ合いの原因は、3カ月間、大きく上昇したことによる疲労感があるしパリのテロなど世界的なテロの脅威、ロシアとトルコの間の軍事緊張、さらに12月の米国利上げ濃厚観測による景気先行き懸念などが上値を押さえている。

仮に、NYダウが去る11月3日の1万7977ドルを抜いて1万8000ドル台に上伸するとすれば、ロシア・トルコの軍事緊張が解け世界経済混乱が回避されることだろう。その場合は、12月の米国利上げは予定通り実施されるものとみられるが、マーケットは利上げはかなり織込んでいることからNYダウは軍事緊張緩和を好感するものとみられる。

逆に、両国の緊張が強まった場合でも戦争にまでは発展しないだろうというヨミの中で、米国の12月利上げ先延ばしされるだろという観測が予想されNYダウはこれを好感するものとみられる。

いずれにしても年末年始のNYダウは強い展開が予想されそうだ。そうなれば日経平均も強い展開が予想される。特に、NYダウが8月安値だったのに対し日経平均は9月29日がボトムで約1カ月遅れている。その分、日経平均の上昇日柄は2カ月とNYダウの3カ月に比べて相場に余熱があるといえる。

100%LEDへ切り替えなど小さいものの積み重ね式で具体策が出始めており、アベノミクス第2ステージが本格始動している。この点を注目してと思われるが、外国人投資家の買いが継続していることから日経平均は8月20日以来となる2万円台に乗せ6月の年初来高値2万0952円を目指すものとみられる。

物色銘柄は日経平均採用の主力銘柄と非日経平均採用の好業績銘柄が交互に買われる展開だろう。売買単価もやや低下傾向にあるなど値ガサ株だけでなく中低位株にも物色の矛先が向かいそうである。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR 犬丸正寛の相場展望)


michi.jpg 《Eimei「みちしるべ」》


(11月30日から12月4日の週)

先週起きたことは往年の著名株式投資家の逮捕や調査。
K氏やM氏などが久しぶりに登場した。
あの事件を垣間見て思ったのは「株高への予感」。
正々堂々と儲けを出す分には問題ないが、違法な取引で儲けるのは許さないという当局の姿勢。
これからの株高を予測したかのような厳しい取り締まり。
もしもこれが株高サインだとすれば、明るい未来への布石と考えたいところ。

法人税率20%台が2016年度にも実現する方向。
そして「一億総活躍社会」では具体策として出生率1.8、GDP600兆円、介護離職ゼロが打ち出された。
市場関係者にとって必要なのは動いた永田町の始末をする霞が関の動向。
具体的には内閣府と首相官邸のHPが宝庫となる。
例えば内閣府では「希望を生み出す強い経済実現に向けた緊急対応策」。
そして「28年度予算の全体像と基本方針」。
あるいは規制改革ワーキンググループの報告書などは参考になろう。
2016年は経済もさることながら政策と政治の左右される市場展開と考えれば意外とアンチョコはここにあるような気がする。

日経平均想定レンジ

下限19628円(11月17日安値窓開け水準)〜上限20544円(8月18日窓開け水準)

8月11日の高値20946.93円から9月29日の安値16902.49円があっての切り返し。
投資主体別売買動向では8月第2週(10〜14日)から9月第5週(28〜10月2日)まで8週連続の売り越し。
売り越し額は、約4兆26億6400万円。
そして10月第1週(5〜9日)から11第3週(16〜20日)までは7週中6週が買い越し。
買い越し額は約1兆1399億円。
株価は下げ分の75%戻している。
一概には言えないものの、売り越しの4分の1ほどの外国人の買い物で日経平均は75%戻してきた。
確かに外国人が4兆円売って日経平均は4000円の下落。
その後1兆円の買いで日経平均は3000円の戻り。
売り物が薄いと見るか、日銀プレイの恩恵と見るかかはともかく打たれてもへこまない相場である。

その昔、現役の証券マンや株式新聞Weekly編集長をしていた頃。
いつもいつもすぐ上がりそうな銘柄を鵜の目鷹の目で探していたような気がする。
取材をして決算短信や説明会資料の行間を読んだ。
その上で罫線を縦横斜めに眺め裏側からも見て、MACDとかストキャスまで斟酌した。
確かに化ける銘柄もあったが、沈む銘柄も多かった。
というより日々明日を追いかけると疲れることこの上なかった。
シナリオは朝考えるとして、銘柄は四六時中頭から離れない。
しかも銘柄の当たり外れは即手数料収入=売上に響くもの。
これは精神衛生上良くなかったと思う。
もちろん今でも銘柄が外れ続ければ、評論家稼業など即失職である。
これも精神衛生上はよくない。
しかし、即日効果を求めることはしばらく前にやめた。
銘柄そのものを熟視するスタンスに換えたら逆に結構相場が見えやすくなった気がする。
言ってみれば「明日上る銘柄」を探す作業は競馬の三連単を必死に行うようなもの。
銘柄そのものを追いかけ始めると、それは競馬でいうと単勝や複勝を推理するようなもの。
頭がスッキリとして推理推論が出来るような気がする。
何度も書いているが相場や市場は単細胞。
「良い銘柄且つ明日上る銘柄、欲を言えばストップ高する銘柄」なんて三重連は解ける訳がない。
どうせ単純に考えるなら、条件を緩くして「感性のあう銘柄」探しに徹した方が良いと考えた。
決して抜群のパフォーマンスを生む訳ではない。
しかしがんじがらめの四面楚歌のような相場観よりも体にいいことは間違いない。
多くの市場関係者は「明日ストップ高するかも知れない良い銘柄」を探す作業に没頭する。
そうではなくて単純に「見て聞いて感動できた銘柄」をリストアップする方が良いのだろう。
要はよく知っている銘柄=手持ち銘柄をいかに増やすかの問題。
そうすれば銘柄を横に追いつつ縦に追うことも可能になる。
横とは銘柄数の拡大、縦とは値動きの水準のことである。
そして明日のストップ高を求めなくなると、余裕が出来る。
この余裕こそ市場と投資には必要不可欠なもの。
ストップ高幻想から脱却すると、相場の視点は拡大するに違いない。
おかげで寝言の「ストップ高」は消えた(筈である)。
もっとも・・・。
まだ暗く星がまたたく早朝出勤の駅までの道で相場シナリオを考える癖は抜けないが・・・。

12月は過去11949年6月から42勝24敗で4位。
1月は47勝19敗で1位。
2000年からは、12月は10勝5敗で2位。1月は9勝7敗で6位。
10年間では8勝2敗と好調。

アメリカではクリスマスラリーの時期。
感謝祭1週間前の11月19日から翌年1月3日のパフォーマンスは過去34年間負けなし。
題して「34年間無敗の法則」。
2000年以降の直近15年の平均上昇率は2.81%。
最大は09年の12.97%、次が03年の8.16%、そして11年の5.10%。
最小は05年の0.75%、次が07年の0.76%、そして昨年の0.82%。

(兜町カタリスト 櫻井英明)

過去のレポート

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。