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イエレン FRB 議長の議会証言に何を求めるか


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イエレン FRB 議長の議会証言に何を求めるか


SMBC日興証券レポートによると

イエレン FRB 議長は、2 月 10 日と 11 日に議会証言を行う予定である
(日本時間では 11 日0 時と 12 日 0 時の予定)。

図らずも、金融市場の動乱の真っ只中という舞台が用意された。
そのため、金融市場の注目度はいつにも増して高い。
とは言え、イエレン議長が示唆しうるメッセージにも限界はある。また金融市場においても、
個々の参加者がイエレン議長に求める向きは異なり、100 点満点の回答はそもそも存在しないだろう。
イエレン議長が発しうるメッセージは以下の通りである。

1)Fed は世界経済の情勢や金融市場の動向を注視している。米国経済にとって必要であれば、Fed は追加緩和へ踏み切ることを辞さない。Fed は種々の金融政策手段を保有してい
る。

2)海外経済や金融面からの悪影響に留意する必要はあるが、米国経済は順調な拡大を続けている。労働市場は、様々な観点において回復が明確となっており、従来は回復の遅れていたパートタイム労働や自発的離職などを含め、スラックの一層の縮小が示されてきている。

3)原油安により、ヘッドラインインフレ率は従来想定より低位推移が長期化すると見込まれる。一方、賃金上昇率などのデータには以前より明るい動きが見られる。2017 年終盤にインフレ目標の達成に近づくとの見通しに変更はない。

4)2016 年中に更なる利上げプロセスが適切になると引き続き考えているが、米国経済への逆風の動向には十分配慮する。

上述した筆者の想定通りの見解が示された場合、金融市場の一部参加者は必要であれば金融緩和も辞さない点へのイエレン議長による言及を好感するも、利上げ継続スタンスを崩さない点を踏み込み不足と捉え、批判するだろう。逆に、別の一部参加者は、実体経済の動向に照らし、より経済に強気な認識をイエレン議長は示すべきと批判するかも知れない。
結局のところ、イエレン議長が何を言うかよりも、金融市場が如何に反応するかが重要と言える。ただ、正直に言って今夜の金融市場のレスポンスは予想し難い。
イエレン議長が何を言っても無駄に思われる。逆に、米国市場を重視すれば、一縷の望みは見えてくる。

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