michi.jpg 《Eimei「みちしるべ」》


(2月15日から2月19日の週)

先週は3日間の立会いで日経平均は2000円超(11.1%)の下落。
日曜日経朝刊の見出しは「株下落、日中で鮮明」。
「日経平均株価の年初来下落率は資本流出問題を抱える中国株とそろって2割超。
日経平均構成銘柄のうち約4割が2013年4月の日銀異次元緩和前の水準に逆戻り。
世界の株価は年初から米国が8%、欧州が15%下落。
日経平均の年初来下落率は21%。、
景気や政策への不信感が強まる中国の上海株(下落率22%)に日本株が最も連動して下落。
一方、金の上昇率は17%と主要資産で最も大きくなった」と。
1年で20%というのが平均的変動率であるとすると2か月で20%超は明らかにスピード違反だろう。

少し明るい兆しは日経平均採用銘柄のPBRが0.99倍と1倍を割れた。
来期以降の減速を織り込んでいるという指摘もあるが、むしろ売られ過ぎと考えられよう。
東証1部でも1.01倍だ。
日経平均のPERは12.97倍でEPSは1152円と10日の1141円からは増加。
配当利回りは1.95%、東証1部全銘柄では2.05%。
全体の99.3%が通過した第3四半期決算は通期売上高1.4%増、経常利益2.3%増。
懸念された純利益はプラス1.5%で着地しマイナスを逃れた。
10年国債利回りも0.08%とプラス圏。
「株価が大幅に下落し、株安の損失を穴埋めする目的で債券が売られた」という解釈は疑問。
しかしプラス金利であることは間違いない。
単純平均株価の2380円台はいかにも売られ過ぎというのが率直な感覚。
金曜に日経平均が700円下落しても空売り比率は40%台というのも少し変な感じ。

騰落レシオは57.72%と反発圏。
松井証券信用評価損益率速報で売り方はプラス1.843%。
信用建玉の全部が利益という異常な水準だし買い方はマイナス25.918%。
需給面も反発水準。
日経平均採用銘柄のPERは12.97倍でEPSは1152円。
13倍割れはいくら何でも売られ過ぎ。
東証1部全銘柄の配当利回りは2%台に乗せた。
日経平均リンク債のノックイン水準が15000円レベルだったことを踏まえれば下げの加速の理由の一つはココにあったことになる。
ということは行き過ぎた売りの是正は修復される可能性が高いということ。
病み上がりにはまだ熱も咳も鼻水もあるだろうが、悲観ばかりではないのが株式市場。
最悪でも2月SQ値15156円は死守とみたい。
ようやく休み明けとなる上海が1週間の世界株価下落をどう解釈するかが課題。
時差のある上海の下落にビックリした市場が動揺しないことが大引けまでしっかり動ける大前提となろうか。
「リセット」の週となってほしいところ。


日経平均想定レンジ

下限15156円(2月SQ値)〜上限16966円(25日線)

中国市場の春節休場など関係なし。
水曜に16000円を割れ休日明けの金曜に15000円割れ。
「先進国の株価指数とは思えないような下げ」との声も聞かれる。
因みに・・・。
約2か月間程度での下落が大きかったのは、1990年7月〜9月がバブル崩壊直後で下落率37%。
08年8〜10月がリーマンショックで下落率47%。
2000年3〜5月がITバブル崩壊で下落率23%。
昨年7〜9月がいわゆる人民元ショックで下落率19%。
「昨年12月末から24%の下落。
12月1日の20012円からは26%の大幅な下落」と市場関係者。
確かに歴史的な数字ではあろう。

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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