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《Eimei「みちしるべ」》

(8月1日から8月5日の週)


FOMCも米共和党・民主党大会も米GDPも欧州ストレステストも通過。
国内の最重要スケジュールだった日銀金融政策決定会合も通過した。
週末は後場に「追加緩和決定」のヘッドラインで200円超の上昇。
しかしETF購入枠の拡大だけとわかって前日比マイナス。
「次回会合で金融政策を総括的に検証する」との一文が次回緩和期待につながったの解釈。
結局はプラスで引けた(週足は陰線)。
ただ日銀がETFを毎年6兆円買い入れると株価押し上げ効果は結構大きい。
20兆円弱の時価総額のうちの13億円を買うというのである。
日経225やJP400を構成する銘柄群の株主となる日銀という格好。
アベノミクス相場がスタートした2012年12月以降の外国人の買越額は通算で12兆円。
13兆円という数字はこれ以上のもの。
加えて海外投資家は相場観で売り買いするが、日銀はバイ&ホールドだから売りはでない。
ココを市場が評価できるかどうかは疑問だが悪くはない。
「日銀は過大な市場の期待をしなやかにかわした」という声もある。
加えて明日発表予定の政府の経済対策は全体で28.1兆円。
真水は7.5兆円の見通し。
何でも欲しがる市場は金融も政策も物足りないのだろうか。
追加緩和への期待不足に米GDPの伸び率鈍化が加わりドル円は一時102円台と円高基調。
大証夜間225先物終値は16310円とマイナス展開。
ただ朝方のシカゴ先物は16400円まで戻しており下落幅は縮小。
16500円をキープできるかどうかが課題だろうか。
長い目で見れば「4月安→8月高」のアノマリーに期待したいところ。
その先に「7月高→12月高」のアノマリーがある。
次の日銀金融政策決定会合は9月20日〜21日。
しばらくは金融政策に神経質になる必要がなくなる時期を迎える。
今度は決算発表に視点は向かう時期。

日経平均想定レンジ

下限16174円(7月29日安値)〜上限17292円(200日線)

MACDはデッドクロスしそうな気配であまり形は良くない。
RSIが75%超、RCIが65%。
ストキャスは66%で落ち着いてきた。
75日線16374円がサポート、その下は25日線16003円。
いずれも右肩上がりで形は悪くない。
一目均衡の雲の上限は16504円、火曜からは16241円に下がるから雲の上には出やすい局面。
勝手雲の上限は週末に16583円まで上昇。
ここを抜けていてくれれば良い。

市場の一部では95年型相場との類似を指摘する声がある。
この年は3日続伸したのが確か3月で今年と一緒。
年初から下落が続き4月19日にドル円は79円まで円高になり日経平均は15000円割れ。
8月2日に榊原国際金融局長が対外投資促進策を発表。
7月初めを安値として7月7日の証券会社のお囃子もあり12月には2万円まで駆けあがった。
特に7月は1500円超の上昇、8月も1500円近くの上昇だった。
因みに今年の7月は前月比993円の上昇。
8日の安値からは1832円の上昇。
確かに形は似ている。
95年の8月はお盆に急騰したのが歴史だった。

eワラント証券の225新規採用銘柄予想。
追加候補は大塚HD(4578)、OLC(4661)、リクルート(6098)、ファミリーマート(8028)。
除外候補は北越紀州(3865)、日曹達(4041)、明電舎(6508)、ユニーGHD(8270)。

(兜町カタリスト 櫻井英明)
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