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《Eimei「みちしるべ」》

(10月31日から11月04日の週)

日本株は円安基調を支えに上昇基調。
国内企業決算も円高懸念からはやや遠のいた印象となっている。
「新規上場のJR九州が好調な滑り出しを見せたことも市場心理を明るくした」という声も聞かれる。
今週は木曜休場で4日立ち合い。
日米の金融会合(1日、2日)、米雇用統計(4日)、中国PMI(1日)、ユニクロの10月販売(2日)。
決算は佳境に入ってくる。
「10月月足が陽線なら来年2月上昇」のアノマリーもある。
「7月上昇なら12月上昇」のアノマリーもある。

山パンが「レーズンゴールド」など高級品単価が伸びたという。
その結果原材料安も相まって純利益が過去最高。
OLCは東京ディズニーリゾートの値上げ効果で純利益6%増。
結局デフレに慣れてしまって、モノの値段を上げられなかったからこその体たらく。
そう考えれば、自信を持って値上げすることが国の成長にもつながる筈。
値上げできる製品やサービスを提供できることこそ国家経済の礎。
30年近くの時間を使ってようやくそこまで復活できたのかも知れない。
いつまでも負け犬根性と物乞い意識では浮上できる訳はない。
失われた自信の復活は、コストなくできる気もする。

月曜の「経済指標」では過去最高の有効求人倍率や国際収支の黒字化が見える。
目を海外の指標に転じると・・・。
米GDPはプラス2.9%で2015年並みに戻った。
独DAXの株価は1年前と同じくらいだが英FT100はブレグジットなど関係なく上昇基調。
これが数字が表現している現実である。
気になるのはシカゴの生牛の価格の下落。
これもTPPへの伏線であるような気がする

日経平均想定レンジ

下限16926円(10月月足陽線基準)〜上限17905円(2月1日高値)


「もういい加減に」というのが今週金曜からスタートする日テレの「秋のジブリ祭り」。
11月4日(金)雇用統計の日は「となりのトトロ」。
雇用統計は日本時間金曜の夜だから当然重なる。
11月11日(金)は「紅の豚」。
そして11月18日(金)は「猫の恩返し」。
とはいえ、となりのトトロは円高株安につながらなかったジブリ作品。
しかもリーマンショック直後は効いたアノマリーも最近は効かなくなってきている。
昨年8月、今年1月は効いたから今年はもういいだろうと考えたい。

「決算はここ6四半期で最も好調。
しかし3カ月間にわたり小康状態にある株式相場を動かすには至っていない。
アルコアの決算発表後、15日間に発表された業績はアナリスト予想を平均6%近く上回った。
でもS&P500ほとんど動いていない。
値動きは2015年第1四半期以降で最小」。
これが正直な感想だろう。
「S&P500は3日以上の連続高を5週間実現せず。
このままいけば月間ベースで3カ月連続の下落で1月以来の大幅安。
PERは18倍と2009年以来の高水準」という声も聞かれる。
ゴールドマン・サックスリポート。
「民主党が選挙で大勝して両院を制すれば、S&P500は最初の1カ月で2%下げ。
3カ月間では4%下げる可能性。
一方、そうでない場合は最初の3カ月で6%上昇する公算」。
やはり大統領選が変化点なのかもしれない。


NYで言われているのはクリントンバスケットとトランプバスケット。
最近ではクリントンバスケットの優位性が際立ってきたという。
各銘柄にどう差があるのかは東京からはなかなか理解しがたいが・・・。

《クリントンバスケット銘柄》

ユナイテッドヘルス(医療保険)
ヒューマナ(医療保険)
マケッソン(医薬・医療品)
エーイーコム(総合エンジニア)
クオンタ・サービシズ(インフラ)
エクソン・モービル(石油)
アルコア(非鉄)
ネクステラ・エナジー(電力・天然ガス)
クリー(電子部品)
ファーストソーラー(太陽光発電)
フェイスブック(SNS)
ネットフリックス(動画配信)
プルデンシャルファイナンシャル(保険)
シティグループ(金融)
ユニオン・パシフィック(鉄道)

《トランプバスケット銘柄》

J&J(日用品)
ファイザー(薬品)
メドトロニック(医療機器)
L3コミュニケーションズ(防衛機器)
ハリバートン(石油)
ダウ・ケミカル(化学)
デュークエナジー(電力)
フォード・モーター(自動車)
マーティン・マリエッタ・マテリアルズ(公共用石材)
ベライゾン・コミュニケーションズ(通信)
コムキャスト(CATV)
チャールズ・シュワブ(金融)
ウェルス・ファーゴ(金融)
デルタ・エア・ラインズ(航空)

(兜町カタリスト 櫻井英明)
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