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《Eimei「みちしるべ」》

(12月26日から12月30日の週)

今年のチャートは1995年と似ているという指摘がある。
始値19724円→7月安値14295円→12月高値20023円。
大納会終値は19868円だった。となると2万円ワンチャンスの可能性はまだあるということ。
翌1996年は大発会19945円→高値22750円。安値18818円。
今回も形は似てきた印象はある。
先週まで5週連続売り越しで1兆9600円売った個人。
5週連続で買い越し2兆1700億円買った外国人。
「本来はこの構図が鬼のいないクリスマスまでに変化すれば大納会は明るい」という声も聞かれる
興味深い指摘は「1983年以降のS&P500とTOPIXの共通点」。
(1)ともに株価は約2.5倍に上昇。
(2)上昇の背景には長期金利の低下。
振り返ってみた分析。
91年末まで上昇し「株価は買われ過ぎ」との声。
しかしそれまでのディフェンシブ銘柄から景気敏感株へと相場の柱が移行。
2000年ITバブルに向けてさらに約3.5倍に上昇した。
先週起きたことは日経平均の週足でのゴールデンクロス。
26週移動平均(16958円)が52週移動平均(16878円)を1年ぶりに上抜いた。
長期上昇トレンド入りのサインでもあろうか。
日足では11月に100日線が200日線を上抜いてからトランプ氏が大統領選勝利。
「2015年6月22日高値(20868円)奪還への一里塚」という声も聞かれ始めた。
2万円など「志が小さい」ということになろうか。
「年末19000円があるかも」と言っていたのは空しく聞こえそうな気配。
そうすると荒唐無稽にも思えた「サクラコール」も現実味を帯びてきた。
桜の花が咲く頃に満期を迎えるオウト・オブ・ザ・マネーのコール買い。
21500円コールなどが結構商いをし始めたのはそれこそ「サクラコール」なのかも知れない。
市場では「ボラは日経VIがまだ17%台。まだ仕込みどき」との声も聞かれる。

日経平均想定レンジ

下限19042円(12月9日高値窓開け水準)〜上限20246円(2015年8月20日高値)

金曜日経朝刊の「数字が語る行く年来る年」。
最終回は「7323億円」だった。
7月20日にポケモンGO人気を背景に任天堂が記録した過去最高の1日の売買代金。
記憶に残る数字だった。
興味深いのはその任天堂の直近のPER。
21日時点で57倍。
株価が5万円になるとPERは120倍まで跳ね上がるという。
コロケーション取引の活発化や株価の上場が投資マインドを活性化させるのは周知の事実。
しかし山より大きなイノシシはいない。
普遍的PERが49倍だとするならば、それ以上は警戒水域と考えることも必要かも知れない。
ただ株価の上昇はこんな常識を忘れさせて、どこまでも上がり続けるという錯覚を惹起するから厄介でもある。

「掉尾の一振」のアノマリーの検証。
過去20年の大納会前5日間の動向は17勝3敗。
勝率85%で平均上昇幅は239円。
5年連続となりそうな気配ではある。
(ちなみに昨年末は19033円)。
大和証券のレポートでは「長期政権の5年目はゴールデンイヤー」。
吉田政権、佐藤政権、中曽根政権、そして記憶に新しい小泉政権。
すべからく5年目の株価は上昇した。
安部政権の「5年目のアノマリー」に期待したいところ。

2015年:19033.71円△147.01円
2014年:17450.77円▼184.37円
2013年:16291.31円△420.89円
2012年:20395.18円△355.85円
2011年: 8455.35円△60.19円
2010年:10228.92円▼117.56円
2009年:10546.44円△168.41円
2008年: 8859.56円△135.78円
2007年:15307.78円△276.18円
2006年:17225.83円△120.87円
2005年:16111.43円△170.06円
2004年:11488.76円△279.32円
2003年:10676.64円△304.13円
2002年: 8578.95円△172.07円
2001年:10542.62円△109.10円
2000年:13785.69円△358.61円
1999年:18934.34円△472.41円
1998年:13842.17円△62.72円
1997年:15258.74円△459.34円
1996年:19361.35円▼329.11円


(兜町カタリスト 櫻井英明)

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