michi.jpg

《Eimei「みちしるべ」》

(4月10日から4月14日の週)

珍しくFOMC議事要旨がNY株の売り材料となり前週の東京株式は軟調展開。
日経平均は年初来安値を更新した。
日経平均は週間では244円の下落。
週足では4週連続陰線。
6日に年初来安値更新した。
「米トランプ政権の経済対策への期待がはげ落ちた。
そこに北朝鮮・シリアといった地政学リスクが浮上」
こういう解釈だ。。
先週末までの4週連続下落で下落幅は939円(約4.8%)。
4週前と言えば新刊「トランプ相場でオタオタするな」の発売の時。
過去は発売後1カ月程度は上昇したが、今回は1か月で4.8%の下落。
アノマリーが変化してきたのだろうか。

週末の米雇用統計は市場予想を下回ったが、特に悪材料視もされずに通過した。
「利上げと株価」という難問とアジアと中東の地政学リスク、
そして背後に存在するロシアという難問の連立方程式の解はなかなか見つけにくい状態だ。

松井証券信用評価損益率速報では売り方買い方ともにマイナス8.6%台で拮抗。
ただし空売り比率は44.2%と依然高水準。
日経平均採用銘柄のPERは15.22倍でEPSは1226円まで上昇。
指数の乱高下の背後でEPSは順調に増加してきている。
25日線と75日線はデッドクロス。
「昨年も4月第2週から相場が陽転した経緯がある」という声にすがりたいモードはある。

日経平均想定レンジ

下限18909円(3月終値)〜上限20008円(2015年4月SQ値)

企業の成長と言うのは「脱・常識」からのスタートであるような気がする。
それを実感したのは昨日取材したフィル・カンパニー。
コインパーキングの上部空間空中店舗をつくるというビジネスモデル。
しかも設備投資資金は5〜10年で回収する。
空間的、資金的に不動産投資の常識では考えられないことだった。
同社のコンセプトは「スペース・オン・デマンド」。
テナントの需要にあった空間作りは、まず建物をつくって提供するという従来型の逆の形。
当たり前の思考法だが、ほとんど見ることはなかった。
サブリースとは異なり、初期テナント誘致保証。
「入るとか空く」ではなくてそこに出展するから駐車場の上部を使う。
そして駐車場は従来のままの収益を上げる。
天井付き駐車場になるから、雨の日や暑い日は満車が多くなる。
わずか10人程度での東証マザーズ上場は、かつてのワイヤレスゲートを抜いて最小人数上場。
コインパーキングは全国6万か所以上。
展開しているのはまだそのうちの0.2%程度。
潜在市場規模は5兆円になると推測されている。
スタート当初は知名度もなかった苦労があった。
年率20%の賃料利回りなんてありえないと一顧だにされなかったこともあった。
しかし提案は全身全霊を打ち込んだもの。
話を聞くだけでなかなか実行しない大手企業には「断ってきた」というプライドもあった。
20%の利回りが信用されない場合は利回りを敢えて引き下げたこともあったという。
金融機関との提携や上場効果は知名度向上につながろう。

★今期3年ぶり以上の最高益更新。
かつ来期も連続更新見通し銘柄群。

楽天(4755)、日立国際(6756)、アルプス(6770)、
リゾートトラ(4681)、レーザーテック(6920)、日清食(2897)、
東京エレ(8035)、サカタのタネ(1377)、住友電工(5802)、
いすゞ(7202)、ゼオン(4205)、三電機(6503)、
イリソ(6908)、富士フィルム(4901)、スタンレー(6923)、
エクセディ(7278)、東京精密(7729)、協和エクシオ(1951)、
マキタ(6586)、富士電(6504)、ニッパツ(5991)、
電通(4324)、TOTO(5332)、トレンド(4704)、
椿本チ(6371)、アズビル(6845)、キリン(2503)、
クボタ(6326)、旭化成(3407)。


(兜町カタリスト 櫻井英明)

過去のレポート
株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。