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《Eimei「みちしるべ」》

(5月15日から5月19日の週)

先週の日経平均は年初来高値を更新。
週間では438円の上昇。
週足では4週連続で陽線。
「19800円台で週を終えたのは上々の結果」という声も聞こえる。
SQ値は19991円だったがクリアすることができず「幻のSQ値」。
ここを越えれば2万円は目と鼻の先になる。
日経平均採用銘柄のPERは15 .11倍まで低下。
EPSは1315円(前日1288円)と1日で1300円台を回復した。
「2期連続増益へ」というのが土曜の日経朝刊の見出し。
社数で全体の85%、時価総額で92%が通過した時点の18年3月期純利益。
前期比4%増の21兆8196億円。
前17年3月期は21%増の20兆9005億円だった。
ここで考えておきたいのは前期21%増益と言う現実。
円高だなどと悪材料満載の印象でも21%増益。
日本企業の稼ぐ力は間違いなく強化されたきた。
因みに昨年3月終値は16758円、3月月中平均は16897円。
これが1年で21%増益だったのだから概ね20445円と言うのが妥当と考えて良いだろう。
今年3月の月中平均は19440円。
これが4%増益ならば20217円。
少なくとも2万円という数字が望外の希望でないと分かろうか。
5月17日が株高のアノマリーの日というのも気にかかるところ。
25日線(19006円)が75日線(19164円)を上抜くゴールデンクロスはあと1週間程度で発生見通し。

日曜日経では「新興国、株・債券・通貨トリプル高」の見出し。
サブは「米利上げでもマネー注入」だ。
アメリカのバラマキ的金融緩和が世界の新興国市場に流入。
だからアメリカの金融緩和縮小は世界株安になると言っていたのは一昨年。
これがまるでお門違いだったということになる。
何年か経って間違いが是正されるのがマーケットでもあろう。
そして起こっているのは「株と通貨、債券が同時に買われるトリプル高」。
これが25年前の世界の常識だった。
本来の姿であること間違いない。
株と通貨、債券のアンバランスな動きはどこかで是正されるに違いない。

日経平均想定レンジ

19705円(5月8日安値)〜21040円(PER16倍水準)

覚えておきたいトレンドは「毎四半期の始めの月の8日〜18日に日経平均が底入れる傾向」。
昨年は4月8日15471円→4月25日17613円。
7月8日15106円→7月21日16938円。
10月14日16727円→11月1日17473円。
1月18日18650円→1月27日19486円。
4月17日18224円→5月19941円
次は7月8日〜18日ということになる。


自民党の経済構造改革に関する特命委員会の最終報告。
題して「経済構造改革戦略:Strategy5」。
日経では「先端技術の活用と地域活性化を提言」となっている。
具体的に紹介されているのは以下。
★がんや難病治療にAI活用
★先端技術導入に合わせ新慮報酬・介護報酬を見直し
★自動運転など安全な自動車に減税検討
★優れた研究開発に報奨制度
★地域の中核会社2000社に補助金など集中
★IT・ロボットで中小企業の生産性向上

その他の部分にも結構興味深いものがある。
株式投資のために限らず必読するべき代物だ。

☆サンドボックス型特区制度の創設
新たな特区を創設。
近未来技術の活用・実装についてチャレンジできる環境整備。
自動走行・ロボット・遠隔医療・シェアリングエコノミー、ドローン、AI
IoT、ブロックチエーン、フィンテックなどの実装実験などでの規制の大幅な緩和。
☆「G空間情報」の活用など自動走行のためにデータ利活用環境整備
☆革新的「創薬」の支援
☆医師が患者の病歴・薬歴を瞬時に把握できるデータ利活用システムの構築
☆文化GDPの拡大
☆世界トップのESG先進国
☆東京の国際金融プレゼン向上
☆フィンテック時代に適合した新しい金利体系のあり方
☆キャッシュレス社会の構築
☆NISAの普及・発展

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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