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《Eimei「みちしるべ」》

(7月03日から7月07日の週)

都議選で悪材料出尽くしというのは1950年台や60年台にあったこと。
「3日新甫は荒れる」の7月がスタートした。

6月の日銀短観通過。
企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業製造業でプラス17。
3四半期連続で改善した
3月の前回調査はプラス12。
3カ月後の見通しはプラス15。

2017年上期は終了。
日経平均株価の6月末終値は20033円。昨年末比5%上昇。
TOPIX500を対象にした株価上昇率。
首位はミネベアミツミ。半年で65%上昇した。
昭和電工が3位。
任天堂が4位。
下落率最大は大垣共立銀行。
2位は大日本住友製薬。
下期は金利上昇と市場テーマの独立性の綱引き。
ガラッと相場が変わるかどうかがポイントだろう。
6月急落はなかった。
となると秋までジワジワ上昇高値もみ合いなのかも知れない。


日経平均想定レンジ

20015円(25日移動平均)〜20868円(2015年6月高値)

相場は想像力と記憶力。
記憶力ではAIに負けても想像力では引けを取らないだろう。
重要なのは「何のために投資をしているのか」。
そして「どうしたいのか」。
これが結構明確ではない。
土曜のセミナー。
「メガバンクとか、電気とか、上がってきたんですけど売ったほうがいいでしょうか」。
と投資家さん」。
売りたい理由を聞いてみると、ほとんどない。
「売りたいんですか?お金が必要なんですか」と聞いてみると「そうでもありません」。
「では下がると思うんですか」と聞いてみると「わからないんです」。
「明確な目的と明確な方向を持つこと」。
言葉で言えば簡単だが、ご理解いただけたのかどうか。
これがよくわからない。
でもこういうご婦人投資家が登場してきたところを見ると、相場の第2幕スタートのような気もする。

《主要20業種の天気図。7〜9月産業景気予測》。
「晴れ」4業種(ー)建設・セメント、旅行・ホテル、アミューズメント、人材派遣
「薄日」11業種(+1)化学、通信、家電、リース、電子部品・半導体、ドラッグストア、
            ネットサービス、食品・飲料、産業・工作機械、広告
「曇り」10業種(ー)鉄鋼・非鉄、石油、繊維・アパレル、自動車、精密機械、
           スーパー、外食、医薬、マンション・住宅、コンビニエンスストア
「小雨」4業種(−1)プラント・造船、百貨店、かみ・パルプ、貨物輸送
「雨」1業種(ー)電力

(兜町カタリスト 櫻井英明)


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