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《Eimei「みちしるべ」》

(8月14日から8月18日の週)

全体の97.7%が通過した4〜6月期決算企業の業績。
4〜6月売上高は7.5%増、経常利益は23.4%増、純利益は33.2%増。
通期売上高は5.2%増、経常利益は6.6%増、純利益は13.6%増の見通し。
「上場企業の業績が一段と上向く」というのが金曜日経朝刊の表現。
「期初見込みを3ポイントほど上回り、2期連続で過去最高になる」。
それでもPERは14倍割れなのだから、市場は希望と未来を感じていないということになる。
空売り比率が40%台というのも業績を信じていないことの裏返しなのかも知れない。
自動車セクタ増益、電機セクターの利益拡大。
足元を見ずに見えないものの呪縛にとらわれるのは東京市場の特質でもある。
因みに2018年3月期上場企業の5社に1社が過去最高の純利益になる見通し。
運輸、ゼネコン、食品など内需企業も健闘しているとの味方。
「値上げによる単価上昇で採算改善する企業が目立つ」という活字も滲んで見えてきそうだ。

4〜6月期実質GDP速報値は1.0%(年率4.0%)で着地。
前期は1〜3月は年率換算1%だったから本来は相当なサプライズだ。
予測平均値は前期比年率2.24%増と6期連続プラス成長の見通し。
名目GDPは1.1%(年率4.6%)で着地。


日経平均想定レンジ

下限19569円(26週線)〜上限19985円(8月月足陽線基準)

「小動きの翌月は下落しやすい」というレポートがあった。

1 1980/11 月間変動率1.21% 翌月の騰落率−0.85%
2 1980/10 月間変動率1.23% 翌月の騰落率−0.38%
3 1978/6  月間変動率1.30% 翌月の騰落率1.05%
4 1978/7  月間変動率1.41% 翌月の騰落率−0.28%
5 1980/2  月間変動率1.49% 翌月の騰落率−3.09%
6 1980/6  月間変動率1.62% 翌月の騰落率−0.74%
7 1979/5  月間変動率1.73% 翌月の騰落率−0.09%
8 2017/7  月間変動率1.73% 翌月の騰落率?

SQ値は19825円92銭。
終値ベースではまた「幻」。
もっとも先月も「幻」。
9月SQでダメ押しなのか、期待なのか微妙なところ。
「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。
ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」。
「敦盛」を舞う信長のような心境になってしまうと相場が空しくなる。
所詮、相場は諸行無常なのだからという諦念も近づけたくないところ。

易しいことを難しく語るのが専門家とか市場関係者。
そして割と根拠がないことも多いもの。
例えばPBRとPER。
PBRは純資産倍率だから企業の解散価値を図るのには役立つ。
しかしPERってどういう妥当性があるのだろう。
株価収益率と言われるとなんとなく納得。
でも14倍割れたから割安とか16倍が限界なんて言っても根拠はなく経験則。
「株価÷1株利益」あるいは「時価総額÷純利益」がPER。
それはわかる。
しかしその意味するところは株価と会社の利益の関係。
だからどうなんだという気がする。
「その会社の過去のPERや将来の予想PERと比較すること」には使える。
「同業他社とPERを比較すること」にも使える。
でもそんな指標でしかない。
NYSEでは「伝統的に」14〜20倍程度をコアとした株価収益率の推移を示してきたというのが学説。
しかし日本のバブル崩壊後は40〜60倍と相当割高だった。
新興市場では成長性を期待した取引が中心だから60倍とか100倍もある。
あるいはリーマンショック後は一時無限大の世界。
戻ってきたときは800倍。
こんな可変性のある尺度で物事を測る世界はあまりない。
むしろ・・・。
難しいことをやさしく颯爽と処理できる指標があればそれに越したことはない筈。
ただ、市場にかかわる専門家はやさしさを忌み嫌う傾向があるからややこしい。
所詮、経験則でしかないものに法則性を見つけて理論化するのは罫線も一緒。
大体・・・。
「適正株価水準を説明せよ」なんて課題に仮説の答案は無数にある。
しかしまともに正解できる専門家はいない。
もし「いる」としたらほとんど詐欺師チックなのかも知れなし。
科学的にふるまおうとして論理的から遠ざかってきたような市場。
面白いもの。

投資家さんからのメール。

「夏にご用心」の替え歌でマザーズ指数は1180〜1095まで下落。
「相場の行方は煙の先」の写真で昨日北朝鮮問題で日経平均株価は300円安になった。 
株価は動く変化する。 
仮説をたてた相場の行方は煙の先を想像していく。

説明すると「夏にご用心」の替え歌を紹介したのが7月25日。
自分でもあまり良くないイメージでしたが深層心理に警戒感があった、というのは後付講釈。
SQ値は19825円92銭。
終値ベースではまた「幻」。
もっとも先月も「幻」。
9月SQでダメ押しなのか、期待なのか微妙なところ。
「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。
ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」。
「敦盛」を舞う信長のような心境になってしまうと相場が空しくなってしまいます。
所詮、相場は諸行無常なのだからという諦念も近づけたくないところ。

易しいことを難しく語るのが専門家とか市場関係者。
そして割と根拠がないことも多いもの。
例えばPBRとPER。
PBRは純資産倍率だから企業の解散価値を図るのには役立ちます。
しかしPERってどういう妥当性があるのでしょう。
株価収益率と言われるとなんとなく納得。
でも14倍割れたから割安とか16倍が限界なんて言っても根拠はなく経験則。
「株価÷1株利益」あるいは「時価総額÷純利益」がPER。
それはわかります。
しかしその意味するところは株価と会社の利益の関係。
だからどうなんだという気もします。
「その会社の過去のPERや将来の予想PERと比較すること」には使えるでしょう。
「同業他社とPERを比較すること」にも使えるでしょう。
でもそんな指標でしかありません。
NYSEでは「伝統的に」14〜20倍程度をコアとした株価収益率の推移を示してきたというのが学説。
しかし日本のバブル崩壊後は40〜60倍と相当割高でした。
新興市場では成長性を期待した取引が中心だから60倍とか100倍も存在します。
あるいはリーマンショック後は一時無限大の世界。
戻ってきたときは800倍。
こんな可変性のある尺度で物事を測る世界はあまりないでしょう。
むしろ・・・。
難しいことをやさしく颯爽と処理できる指標があればそれに越したことはない筈。
ただ、市場にかかわる専門家はやさしさを忌み嫌う傾向がありますからややこしくなります。
所詮、経験則でしかないものに法則性を見つけて理論化するのは罫線も一緒といえるでしょう。
大体・・・。
「適正株価水準を説明せよ」なんて課題に仮説の答案は無数にあります。
しかしまともに正解できる専門家はいないでしょう。
もし「いる」としたらほとんど詐欺師チックなのかも知れません。
科学的にふるまおうとして論理的から遠ざかってきたような市場。
面白いものです。

投資家さんからのメール。

「夏にご用心」の替え歌でマザーズ指数は1180〜1095まで下落。
「相場の行方は煙の先」の写真で昨日北朝鮮問題で日経平均株価は300円安になりました。 
株価は動く変化する。 
仮説をたてた相場の行方は煙の先を想像していく。

説明すると「夏にご用心」の替え歌を紹介したのが7月25日。
自分でもあまり良くないイメージでしたが深層心理に警戒感がありました、というのは後付講釈。
8月7日にFBに写真を載せました。
軽井沢のゴルフ場の芝生のベンチに腰掛けてタバコを一服。
付けたコメントは「相場の行方は煙の先」。
まあ、よく見られているものだ。


(兜町カタリスト 櫻井英明)


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