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《Eimei「みちしるべ」》

(11月13日から11月17日の週)

日経平均は先週静かに23000円乗せ。
いきなりバブル崩壊以降の半値戻りを達成した。
28年の時間をかけての壮大な展開。
それでも無感動・無関心どいうのは不思議なものの印象。
「半値戻しになれば市場参加者の目は血走り、殺気立ってくるハズ」と言っていたがそんな気配はない。
シラケと言うかなんというか。
両替ゲームも動きが少なくなって存在感が薄くなってきたが、株はそれ以上の存在感薄。
高揚感とか軒高、陶酔、至福、あるいは興奮、闘志。
血が騒ぐとか情熱を燃やす、胸が熱くなる。
なんて言葉とは縁遠くなってしまったのは株だけでは ないのだろうが・・・。
どうにも止まらない」は神宮球場のだけの専売特許ではなかろうに。


日経平均が22000円に乗せたのが10月27日。
それからわずか8日で23000円。
21000円(10月13日)→22000円(10月27日)が10日。
20000円(9月19日)→21000円(10月13日)が20日。
19000円(4月25日)→20000円(6月2日)が25日。
1000円刻みの時間軸は短くなってきた。


荒い動きとなった前週の日経平均。
「25日線から8%近くプラスかい離となれば一度は反落」という声も聞こえる。
1996年6月につけたバブル崩壊後の高値22666円。
史上最高値38915円からその後の最安値7054円までの下げの半値戻し水準は22985円。
注目の節目を上回ったことは瞠目するべきだろう。
「9月8日の安値19239円から11月9日の高値23382円まで、2カ月で4000円強上昇。
ここまでの動きは非常に強い」という指摘も正しかろう。
ポイントはSQ値22531.10円は上回っているかどうか。
「市場はやや諦念モード。
しかし225採用銘柄のEPSは1509円としっかり」という声が聞こえる。


「株価の上昇は怖いですか」という質問に「Yes」と答える人はほとんどがアフターバブル世代。
上昇相場よりも下落相場の経験が多いのでおそらく疑心暗鬼の塊のような心理状態 なのだろう。
シニア世代、あるいはビフォアバブル世代は滅多に手を挙げることはない。
この心理的世代間格差の是正がマーケットには必要だろう。


日経平均想定レンジ

下限22531円(11月SQ値)〜上限23580円(25日線の8&上方かい離水準)


1992年1月以来およそ26年ぶりに2300円を上回った日経平均。
現在の日経平均構成225銘柄のうち92年1月時点でも名を連ねていたのは125柄。


《日本代表として生き残る125銘柄の株価騰落率ランキング》

(上位10銘柄) (下位10銘柄)

銘柄名 上昇率 銘柄名 下落率
スズキ(7269) 9.7倍 パイオニア(6773) 93.1%
信越化(4063) 8.8 日立造(7004) 90.4
日産化(4021) 5.6 東電HD(9501) 86.5
ブリヂストン(5108) 5.2 板硝子(5202) 81.4
コマツ(6301) 5.2 千代建(6366) 80.7
ホンダ(7267) 5.1 ユニチカ(3103) 79.6
武田(4502) 5.0 東京ドーム(9681) 79.1
トヨタ(7203) 4.9 NEC(6701) 74.7
デンソー(6902) 4.7 神戸鋼(5406) 73.8
キヤノン(7751) 4.6 OKI(6703) 71.7
騰落率は92年1月9日から2017年11月8日まで。

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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