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《Eimei「みちしるべ」》

(12月04日から12月08日の週)


「月の初日高」は18ヶ月連続。
「東京エレクトロンや安川電機などに大きく売られる動きが見られた。
しかし日経平均が大幅安どころか上昇で終えたのは驚きの動き」という声が聞こえる。
11月9日に乱高下。
6日続落で上昇一服が鮮明となったかに見えた。
しかし伏兵のように銀行株が上昇しての3日続伸。
「悪材料に対しては相当耐性がついている」との見方だ。
終値ベースの年初来高値22937円への挑戦権を持っているという印象だ。

さて12月師走。
アノマリーはいろいろある。
★12月の株価は一時的に下げやすい。
国内投資家の損益通算の売りや海外投資家のポジション調整が背景。
また12前半に、海外投資家はクリスマス休暇に備えポジション調整も行う。
★大納会の日経平均株価は上昇しやすい。
直近6年間の大納会は4回上昇(2014年と昨年は下落く)。
★大発会で急上昇した銘柄は1年を通して注目銘柄になる。
★7月上昇→12月上昇。

日経平均想定レンジ

22420円(11月月足陽線基準)〜23382円(11月9日高値)

言葉は厳密な意味で使われなければならない。
特に株式市場では重要なことだろう。
しかし、アルファベット3文字になっているとわかったようなツモリで済ませてしまうことも多い。
たとえばERP。
コンピュータソフトの世界では頻繁に使われる。
しかし「EnterepriseResourcesPlanning」とまで詳しくはない。
日本語では「基幹系情報システム」。
企業経営の基本となる資源要素(ヒト・モノ・カネ・情報)を適切に分配し活用する計画のことでもある。
あるいは「エンデベ」。
正しくは「Embedded System」。
日本語では「組み込みソフト」となる。
よく使うのはSNS。
一般的には「ソーシャル・ネットワーク・サービス」。
「人のつながりを電子化するサービス」だ。
あらたなSNSを登場させたのは日経ヴェリタスの今週号。
「ソニー・任天堂・ソフトバンク」の略だという。
復活鮮明なソニー。
ソフト戦略を再構築しディズニーを追う任天堂。
そして世界投資で「生態系」づくりを進めるソフトバンク。
「和製FANG」になれるか、というのがその問いかけでもある。

電子端末ではNYダウに関する興味深いデータ。
昨年からの上昇率は20%を超えた。
そして今年は下落したのは3月の0.7%だけだった。
NYダウの算出開始は1896年。
この間、年間で下落した月は1回だけというのは1958年の1回だけ。
1958年は2月の2.2%の下落だった。
ということは、12月も下落しなければ、歴史上もっとも押し目が小さい相場になる。
一方で割高を指摘するのはCAPEレシオ。
31.3倍は割高という説に対抗すると・・・。
「CAPEレシオは過去10年に遡って計算するもの。
現在のEPSはリーマンショック後のEPS急減時期が含まれている。
EPSを09年11月からの8年にするとCAPEレシオは27倍に低下する」。
31倍と27倍って言う差はそんなに多いとは思えないのだが、こういう空理空論は市場が好きなようだ。
昭和バブルのPER60倍と今の14倍なら明らかな差となるが・・・。


セカセカと釣り竿の先を上下させるのはイカ釣りくらいだろう。
餌をぐわっと食べる瞬間まではジーと待ちの姿勢。
着実に引っかかってから、リールを巻くのが極意。
株も一緒のような気がする。
リールを巻く瞬間をこよなく楽しむためにはセカセカではいけない。
そうすれば株の太公望になれるような気がする。

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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