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《Eimei「みちしるべ」》

(12月11日から12月15日の週)

水曜の日経平均は今年最大の下落幅。
前引けが▲202円、大引けが▲445円。
年初来最大の下落幅を伴って下放れとなった。
3月22日が414円安、昨年11月9日が919円安。
いずれも水曜だったことは記憶にとどめておきたい。
市場関係者の分析。
(1)トランプ大統領がエルサレムをイスラエル首都として認定する方針を表明。
(2)日銀・政井審議委員が「現在の金融緩和政策の効果と副作用をきめ細かく見ていくことが必要」と発言。
(3)LME銅市況が中国需要の減退懸念で急落。
しかし実態はメジャーSQ前の荒れる水曜日特有の動きだったのだろう。

「すべては6日の今年一番の大幅下落が原因。
あれで、待機資金が流入した。
米国の暫定予算延長とか、GDP統計の上昇修正等々もっともらしい背景はあるが、基本は需給の変化。
この間の下げを仕掛けた資金がSQ通過でポジションを閉じた。
一方、その下落を待っていた資金が動き出した」という解釈がわかりやすい。
メジャーSQ値は22590円66銭。
金曜の日経平均株価の安値は22625円41銭。
下に「幻のSQ値」となった。


12日〜のFOMCは0.25%の利上げの見通し。
14日〜のEU首脳会議は英国のEU離脱の進捗を確認。
15日の日銀短観は大企業製造業・非製造業ともにDIはプラス24の予想で景況感は改善の方向。
騰落レシオの底は14日という声もある。

日経平均想定レンジ

22590円(12月SQ値)〜23382円(11月9日高値)

週末に政府が発表した新たな経済対策。
「人づくり革命」は半ば選挙対策の匂いがする。
しかし「生産性革命」は従来の延長線の強化に見える。
設備投資額の10%増加。
18年度移行3%の賃上げを達成。
裏返せば「お金を使ってくれれば優遇する」ということになる。
ソサエティ5.0で登場したのは自民党も唱える「サンドボックス」。
規制を緩和して産業を興そうという目論見だ。
ポイントは「自動走行」、「遠隔医療」、「介護ロボット」、「5G」。
これに「ドローン」、「サイバーセキュリティ」、「G空間」、
「ビッグデータ」、「インフラ整備」などが加わってくる。
読み飛ばしてはいけない。

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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