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《Eimei「みちしるべ」》

(12月25日から12月29日の週)

12月第2週の海外投資家は現物・先物合計で6週連続で売り越し。
売越金額は累計で1兆4000億円を超えた。
ただ海外投資家は9月第2週から 11 月第1週まで8週連続で買い越し。
買い越し金額は累計で5兆4000億円超だった。
12月第2週の売り越し金額は大幅に縮小。
都合よく読めば「海外投資家が再び買い越しに 転じるタイミングは近い」との声。

現場感覚というのがあまり感じられないのが株式市場だろうか。
決算短信と罫線だけで銘柄を論じることが多すぎるような気がする。
時間がない向きはそれでもいいのかも知れない。
しかしプロである以上、現場に行くことは重要だろう。
PERが何倍。
スクリーニング上位何番目。
罫線がこういう形。
営業利益率上位。
EBTDAがどうのこうの。
ROEが10%以上だ。
それで戦えるのならばAIなど要らない。
逆に言えば、ココで戦ってAIには勝てない。
AIは物理的に動くことはいまのところはない。
だったらAIに欠けている部分を戦闘のフィールドにすることが大切だろう。
それはまだ「動く足」であることは間違いない。
自虐的で自嘲めくかもかも知れないが、セミナーや講演会に出向くよりは会社に出向く方が役に立つに違いない。
業界の会話よりも企業のIRに真実があることの方が多いに決まっている。
バイアスのかかった見方よりも素直な感受性に分があると信じたいもの。
自分で見聞きしたもの、自分で感じたものこそ相場観だ。
他力ではなく、自力。
依存ではなく自立。
ココを取り違えては行けない。
そう考えると貴乃花チックな動き方が相場には求められるのかも知れない。
相場はもともと孤独なもののハズだ。

ある指摘。

東証一部単純平均は2013年3月の水準。
日経平均は「その水準から倍に上昇している」。
つまり、円安が寄与していない銘柄は2013年3月というアベノミクスが始まったばかりの水準で足踏みしている。
日経平均23000円は日本経済の実力ではなく、金融緩和による円安の影響効果。
日本経済全体はアベノミクスが始まった水準で止まっていることになる。
東証一部単純平均の現在の水準は「リーマンショックが起こって二回目の暴落が起こっているときと同じ。
2005年1月の高値は5800円で、現在が2900円。
まだ1900円足りない。
これに対して日経平均の2005年初めは11500円。
今が22900円。
既に11300円もオーバー。
2005年初めから東証一部単純平均は66%しか戻っていない。
日経平均は98%もオーバーしている。


日経平均想定レンジ

下限22819円(12月月足陽線基準)〜上限23382円(11月9日高値)

以下は各社の2018年末株価見通し。

大和 日経平均27000円(18年12月)
GS    同25200円 TOPIX2000P(12ヶ月後)
JP    同25000円     同2050P
メリル   同25000円     同2000P
ソジェン  同24500円     同1900P
クレディ  同24500円
野村    同24000円     同1900P
東海東京  同23500円
日興    同23500円     同1850P
みずほ   同22000円     同1700P
MS                同1820P
HSBC              同1550P


興味深いデータは「2017年のIPO初値投資の検証」。
東証一部   11勝0敗  勝率100% 平均利益率 5.14%
東証二部    5勝0敗  勝率100% 平均利益率 5.23%
JASDAQ 15勝1敗  勝率 94%? 平均利益率12.35%
マザーズ   40勝8敗  勝率 80% 平均利益率10.00%

「掉尾の一振」のアノマリーの検証。
過去20年の大納会前5日間の動向は17勝3敗。
勝率85%で平均上昇幅は239円。

2016年:19114.37円▲313.30円
2015年:19033.71円△147.01円
2014年:17450.77円▼184.37円
2013年:16291.31円△420.89円
2012年:20395.18円△355.85円
2011年: 8455.35円△60.19円
2010年:10228.92円▼117.56円
2009年:10546.44円△168.41円
2008年: 8859.56円△135.78円
2007年:15307 .78円△276.18円
2006年:17225.83円△120.87円
2005年:16111.43円△170.06円
2004年:11488.76円△279.32円
2003年:10676.64円△304.13円
2002年: 8578.95円△172.07円
2001年:10542.62円△109.10円
2000年:13785.69円△358.61円
1999年:18934.34円△472.41円
1998年:13842.17円△62.72円
1997年:15258.74円△459.34円
1996年:19361.35円▼329.11円

セクター別の年末5営業日間の株価動向を検証。
過去10年では化学セクターが9回上昇。
建設、卸売、小売セクターが8回上昇。
逆に不動産セクターは3回だけ。
電気・ガス、証券、保険セクターが4回だけ上昇。
東証2部指数と日経ジャス ダック平均は過去10年の最終5営業日間は全て上昇。
東証マザーズ指数は9回上昇。

因みに・・・。
東京運命学院の「気学運勢暦」によれば、大発会は「戻り売り方針の日。高値を見せても翌日弱し」。
1月は「堰を崩して流れる悪気流。
板子一枚下は暗闇の情報に弱き一色に染まる」と良くない。
平成三十年気学運勢暦によれば、来年の大発会は「戻り売り良しの日。高値を見せても翌日弱し」となっている。

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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