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《Eimei「みちしるべ」》

(02月05日から02月09日の週)

20カ月連続で月の第1営業日の株価が上昇。
背景は積み立て投資仕掛ける個人の資金が月初に買い付けに廻る傾向の可能性との指摘。
「需給面での支えとなっている」との解釈だ。
投資信託の積み立てでは「買い付け日を1日に設定する投資家が最も多い」(松井証券)とのコメント。
ファンド関連の入れ替えとか思惑でないとすれば個人の力はやはり大きい。

日経平均想定レンジ

下限21896円(25日線の4%下方乖離水準)〜上限23545円(25日線水準)

「相棒」の杉下右京のように細かいことを気にすれば・・・。
NYは大幅安の割には出来高が増加していない。
通常70億株台のところが53億株。
セリング・クライマックスではないという思考もあろうが、どうも不自然だ。
スキュー指数は126.4とさほど上昇していない。
本来ならば昨年9月の145とか10月の150程度はあってもおかしくはない。
NY下落の要因とされるのは金利上昇懸念。
確かに3%を伺う域となった。
しかし悪い金利上昇ではなく、景気が良いからこその上昇。
雇用統計の悪化を気にした頃と比べれば明らかにストラテジーが違ってきたということでもある。
空売り比率40%超が7日続いたが、いつまでも40%台ということはなかろう。
そして9月安値期日まであと4週間。
所詮東京市場は「炭鉱のカナリア」なのだろうか。
税制、経済、あるいはバブル崩壊処理など常にモデルケースを担ってきたのが日本。
仮想通貨のコインチェックの問題だってそんなケースの印象だ。
株式市場も成熟した後のトレンドを模索させられているのかも知れない。
日本株の位置づけは「世界の景気敏感株」。
かつては「米国の利上げ先送り観測=景気減速懸念)は毒ガスだった。
炭鉱のカナリアの日本株が最もダメージを受けた」。
「だから・・・。
世界景気の先行きに懸念が生じると真っ先にとにかく売られる」というのは過去の解釈。
今は「五里霧中の未曾有の域での未体験ゾーンの開拓」みたいなものだろう。
今度は好材料と悪材料の解釈の違いという点でのカナリア。
「上場基調の悪材料は買い」というのが鉄則。
だが、好材料がウッテ返しで悪材料になっているのが気にかかる。
そもそもカナリアは美しい声で鳴くもの。
歌を忘れたカナリアに成り下がっては行けないだろう。
日経平均株価が2万円を回復した昨年6月以降、先行き警戒感が高まるのは3回目。
「焦点となる米長期金利の上昇は好調な景気を裏付けるのか。
転機を示唆するのか」というのが証券マスコミの論調。
「3度目の正直」なのだろうか。
あるいは「2度あることは3度ある」なのだろうか。
「2度あるころとは3度ある」は偶然の産物。
「3度目の正直」は必然という考え方もある。
ベイズの定理(事象Aが起きた後での事象Bの起きる確率)では・・・。
「2度あることは3度ある」は75%の確率で起こる。
逆に「3度目の正直」は25%の確率だ。

1月効果を受けて堅調だったNYダウ。
12月から年末にかけては税金対策でのウリ。
ウィンターブレイク(節税売り)とも呼ばれる。
1月になると資金は市場に逆流。
だから1月の株価上昇というのが1月効果。
「1月が堅調なら一年通じて堅調」とうアノマリーもある。
そして2月。
有名なのは「節分天井彼岸底」
ターゲットが3月の春分の日なのか9月の秋分の日なのかは定かではない。
それでも2月上旬までの決算発表での買い優勢。
決算通過で材料不足で売られやすくなるというのが通説だ。
ポイントは3月決算に向けた外資勢の動き。
決算月だけにポジション解消やドレッシング買いなどが登場することもある。
45日ルールが機能するとすれば2月14日バレンタインの株高の説明にもなるのかも知れない。
「1月に日経平均は高値を付けて、2月にかけていったん落ち着き。
3月の年度末にかけて株価上昇。
5月までは順調に推移。
5月に大きな売りが入り株価は値段を下げて6月から9月の低調な相場へと移行。
10月から徐々に株価を盛り返して12月のクリスマス後までに株価を大きく上昇」。
これが一般的なリズムではある。
「10月の日経平均が上昇すると年度の下半期を通じて株価が上昇する確率は8割以上」。
1949年以降10月上昇の場合は31勝6敗で上昇確率83.8%、
平均騰落率はプラス14.20%。
11月→3月の平均騰落率でみてもプラス9.6%。
となると・・・。
昨年10月の月足陽線基準は20400円。
月足陽線で9月高→10月高のアノマリーは成立した。
次は「10月高→翌年2月高」のアノマリーに期待したいところだ。
そして「2月は月足陽線になりやすい」というのもある。
また「花見ラリー」という言葉もある。
「節分から3月下旬4月上旬は株価が堅調」というものだ。
第3四半期決算を通過し通期に期待というのが背景と解釈されている。
3月15日の「裏切りの日」というのもある、
ジュリアス・シーザーは予言者の「3月15日に気をつけろ」という警告を無視。
議会の場に姿を現し、ブルータスに暗殺されたという故事に由来する。
なんでもアノマリーになるものだ。

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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