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《Eimei「みちしるべ」》
(7月2日から7月6日の週)

月間ベースでは、日経平均株価は0.5%高で2カ月ぶりの反発。
TOPIXは0.9%安で2カ月続落。
東証マザーズ指数は4.0%安、5カ月続落(累計17.0%下落)。
日経ジャスダック平均は2.0%安、5カ月続落(同9.0%下落)。
東証2部指数は1.3%高、2カ月続伸。

年前半戦の相場は終了。
日経平均が▲2.0%、TOPIXが▲4.8%、東証2部指数が△1.0%。
日経ジャスダック平均が▲2.3%、マザーズ指数が▲11.5%。
東証REIT指数が△6.1%。
同指数は昨年は株式が強い中で独り負けだった。
東証2部指数は東芝が6月に入って切り返したことが寄与した格好。
パフォーマンスが悪いのがマザーズ指数。
ジャスダック平均がTOPIXをアウトパフォームしているのとは対照的だ。
前半戦と後半戦で上昇下落が入れ替わることはよくあること。
今年もこのアノマリーが通用するのかどうかはポイントだ。
また東証1部の売買高は1〜6月に1日当たり15億株強と前年同期比で2割減。
年前半としては2004以来14年ぶりの低水準だった。

日経平均想定レンジ
下限22065円(4月23日安値水準)〜上限23274円(2月2日マド明け水準)

日銀の国債保有残高は約450兆円。
政府の国債発行残高が約1000兆円。
昨年日銀の保有比率は40%を超え、金融機関の保有比率は40%を割り込んだ。
そして長期国債の商い不成立は今年5日。
商いはできなくなるし、売り物がないから価格は下落しない。
逆に言えば金利は上昇しない。
これを株に置き換えたら日銀の保有比率は4%。
まだこれだけと見るか、もうそんなと見るかは別だが、当面は売ることはない。
となると、当然価格は下落しない。
いずれ債券市場における商い不成立みたいな時代が来るのかも知れないが、それは遠い未来のことだろう。

(兜町カタリスト 櫻井英明)
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