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《Eimei「みちしるべ」》

(8月27日から8月31日の週)

ドル円の111円台を背景に週末の日経平均は22500円を超えて22600円台と4日続伸。
日足では200日線と25日線を上に抜けた。
週足では26週線にサポートされた格好で13週線を上に抜けている。
下値模索が続いていたマザーズ指数も切り返し。
週間では約331円の上昇。
週足は2週連続陽線。
23000円台へ4度目の挑戦への素地は固まったということころ。
TOPIXは1709ポイントで節目の1710ポイント目前。
東証1部の売買代金は6日連続の2兆円割れ。
NTレシオは13.22倍と上昇。
25日線(22443円)からは0.7%、200日線(22405円)からは0.9%のプラスかい離。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.56%。買い方▲19.1%。
結局4日連続で売り方がプラスになったところが目先の底だった。
「昨年も9月に売り方がプラス圏に浮上。
翌年1月に向けてマザーズ指数は37%上昇、日経平均も25%の上昇となった」との声。
日経平均採用銘柄のPERは13.08倍。
EPSは1727.96円と前日の1723円を上回り過去最高を更新。
今週は29日(水)が株高の特異日だ。

日経平均想定レンジ

下限は22655円(8月SQ値)〜上限23011円(6月12日高値水準)

相場は局面によって風景も思考も変わるもの。
25日線や200日線を下回っている時は限界値を踏まえながら反発のタイミングを伺うもの。
しかしこれら移動平均線を上回ったら今後は心理とシナリオは一転。
限界値を踏まえながら反落のタイミングを伺うことになる。
下落した途中に買いのタイミングを図り、上昇に転じたら売りのタイミングを図る。
べクトルと逆の動きをしなければならないのは結構難しい。
しかしこの心理は後になってから「やはり」となるケースが多いからややこしい。

8月株式相場では上中旬で株価が軟化。
「今年もそれが再現したかたちとなった」と大和のレポート。
2010年以降8月上中旬の日経平均は今年も含めて9年間で8回マイナス。
ただし・・・。
日経平均の日々終値
ベースでの8月安値を起点にその後の推移は2003年〜2017年では15回中13回で年末に向けて株価が上昇。
その期間での株価パフォーマンスもかなり良い。
上昇した13回中9回では10以上の高い上昇率だ。

(兜町カタリスト 櫻井英明)
過去のレポート
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