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《Eimei「みちしるべ」》

(11月19日から11月22日の週)

『平成己亥(つちのとい)三十一年、称元の年の相場予見』

上へ下へと繁茂の株価
絶好調の落とし穴
明るい太陽暗闇新月
多くの糸がもつれ合い
盛の相場も時には中庸

今だけ、カネだけ、自分だけ
買っているのは株・株価?
土を通って清流は
幽玄境地で濁流に
夜霧の空から次世代へ
孤高の樹木は真っ直ぐに立つ

市場関係者のメルマガから。
やはり深い。

相場の流れは何かを見て、その流れに乗る「上がるまでそれほど待たない銘柄」を探すようになりました。
あとは「当たり屋につけ」でいい。
そのときの相場のリズムに合っている人の銘柄や、そこから連想される銘柄を発掘する。
また、その流れの先にありそうな銘柄を見つける努力をする。
相場は最大の師匠ですが、回りの人たち全てが師匠です。
個人投資家の方々も師匠です。
誰からも「学ぶ」。
つまり(銘柄発掘)は「自分独自のやり方を見い出すこと+相場や回りの方々から学ぶこと」です。
面白いことに、相場や回りの方々から学んだことから見つけた銘柄って意外とダブりません。
それは「自分独自のやり方を見い出した方々」に言えることなんですが、
「自分独自のやり方を見い出した」ことからオリジナリティ、好みが出るんでしょう。
ここまで行けば、もっと相場が面白くなります」。

一方で別の市場関係者の言。
「致命傷を受けてしまいましたので退場します、とのメールが来ました。
現物のみで主に新興市場に投資をしていた方でしたが、それでも株運用資産のほとんどがなくなったと・・・
15年以上相場にいた方でしたが・・・
そんなしぶとい方も退場になるほどの相場環境だということです。
ただかなり陰の極に来ているようにも感じます」

日経平均想定レンジ

下限21484円(11月13日安値水準)〜上限22469円(11月SQ値)

15日までに出そろった上場企業1585社(金融を除く) の4〜9月期決算の経常利益は12.1%増。
4〜6月期の16.5%増から減速した。
しかし3月通期予想の経常利益は6.2%増。
4〜6月期の決算発表終了時点の予想2.1%増から小幅ながら上方修正された。
一方、9日までに下期の想定為替レートを公表した131社の集計。
平均値は1ドル=108.60円。
輸出企業を中心に下期の業績には上振れ余地があるといえる。

「45日前通告ルールによる12月決算のヘッジファンド等の解約日は通過」という見方もある。
その45日前ルール。
もともと信頼性にはかける観測。
月末の「ドレッシング観測」みたいなもので本当にあるのかないのは不明。
そもそも換金の必要性はいつ生じるかはわからないもの。
オプションの権利行使のアメリカンタイプとヨーロピアンタイプみたいなものだ。
因みにアメリカンタイプは権利行使日(満期日)までいつでも権利行使できる型。
ヨーロピアンタイプは権利行使日(満期日)のみ権利行使できる型。
バミューダタイプは1週間に1回とか月に1回権利行使できる型だ。
そもそも「45日ルール」は慣例でもある。
もっとも今年のヘッジファンドの運用は悪い。
10月のグローバルヘッジファンド指数は月間下落率が3.1%。
2011年8月以来のマイナスだ。
2011年は年間マイナス8.9%。
7年ぶりの悪い運用となっている。
「成績の悪いファンドは解約される」というのが通説。
だったら今年の秋は解約の嵐だったに違いない。
原油価格の下落はオイルマネーの動きもネガにしたとも推測できようか。

(兜町カタリスト 櫻井英明)


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